• 特定の牌の放銃率

    2017-08-09 12:50
    どの牌が何%の放銃率になるだとかそういう定量的な話は牌譜解析の領域なので、この牌がどういう形に刺さる、この牌とこの牌はどっちが危ないとかそういう話を。

    長いことうだうだと書いていきますが言いたいことは
    ・良形だけでなく愚形もケアしましょう
    ・他にどれだけ待ちが残っているかを意識しましょう

    の2点です。




    とりあえずまずは対一件立直に限定し、他家の存在は無視することとします。

    特定の牌の放銃率を認識するには3種類の視点から見ていきます。
    1 その牌が刺さるならどのような待ちになるか
    2 その牌以外にどれだけの待ちが残っているか
    3 宣言牌の関連度

    1 その牌が刺さるならどのような待ちになるか
    待ちの種類は
    ①両面
    ②カンチャン
    ③ペンチャン
    ④シャボ
    ⑤単騎
    の5種類にこれらが複合した多面張です。この中から否定できる要素が少なければ少ないほど危険になり、多ければ多いほど安全になります。

    否定するのにも2種類あり
    A 枚数が飛んでいるから否定できる
    B 先切りやターツ固定をしているため否定しやすくなる

    Aについては8sが四枚飛んでれば69s両面はないといった確実な要素を指します
    Bについては不確実ですが、3s先切りからのポンカス字牌切り立直ならカン2sや2sシャボは刺さりにくいといった100%断定できるというわけではないが何も否定できる要素がないよりは安全性を高めることになります。
    当然Aの方が重要視されますが、危険度を比較する・認識するという面ではBも意識する必要があります。特に安牌字牌切り立直や副露からの安牌字牌手出しについては、それ以前に切られた牌の周りに関する愚形についてAに匹敵するくらい強い情報となります。

    複合形についてはいちいち気にしていたら時間が足りないので、どうしても降りたいときにどっちが安全か比べたいときくらいでいいでしょう。切る牌の周辺が切られていれば切られているほどできにくいので、他の要素で差がつかないならそれを気にする程度に。



    例えば下家の立直を見た時まだ通っていない牌は
    123479s2346789p東西北發中

    7sの危険度を見るなら、形上は
    両面・シャボ・カンチャン・ペンチャン・単騎が残っていますが、手順を見ればほとんど両面だけで例外として一通やチャンタ等手役によるペンチャン固定くらいでしょう。
    7pの危険度を見るなら、形上は
    両面・シャボ・カンチャン・ペンチャン・単騎が残っていますが、手順を見ればカンチャン、単騎はほぼ否定でき、両面、ペンチャン、シャボに刺さりえます。

    よって放銃率は7s<7pとなると言えます。


    特定の牌を押すとき、無条件で押せる状況でない限り必ずこの「刺さる形チェックは行います」


    2 その牌以外にどれだけの待ちが残っているか



    先ほどの盤面から巡目が進みこの盤面に。下家の立直に9pはシャボと単騎にしか刺さりません。それしか刺さらないのだから9pの放銃率は大したことないとなるかというとそんなこと
    ありませんね。
    もうすでに両面が全て否定されており、通っていない牌は
    27s39p東
    しか残っていません。こうなればシャボ単騎のみの9pも字牌しか切られていない立直のダブル無筋以上に放銃率が高くなると言えます。


    残り筋カウントは常に行うのは難しいですが少なくとも
    ぼんやりと河の濃い薄いを見て他の待ちがたくさん残ってる少なくなってきているかは意識します。
    残り愚形カウントはさすがに時間が足りなくなってしまうためよっぽど通っていない限り現実的ではないでしょう。


    3 宣言牌の関連度

    宣言牌の関連牌については基本的にそれほど意識する必要はありません。特に内側の牌はくっつきや変化等により関連していなくても引っ張られるケースが多いです。
    逆に外側の牌については、特に安牌字牌より優先して引っ張られている場合はその周りの放銃率を高める要因となります。
    ・字→2の切り順の14、1シャボについては情報のない14、1シャボより危険
    ・字→1の切り順ならカン2、2シャボについては情報のないカン2、2シャボより危険

    これに関しては例に挙げたような顕著なパターンでなければ気にする必要もないでしょう。
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  • 5th十段坂雑記10

    2017-07-24 06:42
    十段になってからの打数は400を越え、検討ブログもこれで10本目。どこまで続くことやら。




    2s出期待の3s切り立直も悪くなさそうだがそもそも脇が降りるとは限らないし所詮は2s2枚出し枚数と高め満確には及ばないか。



    終盤の2件立直は原則両者への無筋は切れない。降り切るのは難しいが、次順の3sは上のカンチャンくらいだしそれなりに逃げ切れる。雑に両者に10%満貫刺さると仮定すれば瞬間のリスクがどれだけ大きいかが認識できる。



    聴牌をとることは言うまでもないが、この段階で發のカン判断をどうするか決めておく。跳→倍のリターンをみて原則カンするが、この段階で決めておくことで状況の変換に素早く対応できる。



    自分の跳満の可能性。上に刺さる可能性、上が降りて下があがってしまう可能性。外しは十分見合ってるでしょう。



    3pツモ以外リーのみになってしまうのでシャンテン戻しのつもりでタンピンを見る



    2p切り
    14p2458s 17枚
    5s切り
    14253p2s 17枚 (13s5枚のカン3p聴牌を除外)
    弱すぎるカン3p聴牌を除外しても先ひっかけにできる分で5s切りの方がよさそう




    打点十分の後手は状況で対応重視と打点重視を切り替える。先手と違い失点のリスクが明確に大きいため、特に点数を持っている場合はスライド待ち変え降り脇からの出あがりを大切に。



    絶対にあがりたい局面なら9s単騎立直がよさそう。共通安牌が割と少なくそれなりに下から拾える。



    下への放銃が重罪な局面。4pは鳴きにくく、1pはノーガードになってしまうためスリムに構える。そもそもこの安牌3枚体制がなければ南を仕掛けていない。



    両面が69pしか残っていないことがきちんと見えていれば愚形がすべて残っている8pや生牌の發を切ろうという発想は浮かばない。極端に良形が飛んでいる時の愚形全残りはかなりの放銃率になる。



    一応7sを残してはいるが、この点数状況なら69は自摸切る。安牌を引いたら7s切り。



    親番でドラ1,2の両面カンチャンくらいなら白はスルー。



    放銃が致命傷になる状況だが、清一色タンヤオどちらも見切れないため仕方なく手ぶくに構える。一手進むと手役が固まるのでそこで安牌を持ちに行く。



    前順カン6pを見切ったが、カン8はチャンタ含みのため見切らない。



    敗着。自摸は非常に痛いがこの局でのトップ終了率はガタ落ちする。飛ばし終了の頻度を上げることは非常に重要。



    ドラなしのため染での打点を大事に。西は仕掛けない。



    出跳は欲しいところだがどちらからの8000も跳満自摸もオーラス現実的な条件が残るため黙っておく。もう少し河がおとなしければ立直打ちそう。



    単騎クルクルはくっつき候補の強さで決める。字暗刻や端順子が弱く、連続している内順子暗刻が強い。これだけ順子が端によってればカン2を見切ってまで待つ価値はない。



    ノーテン率はまだ全然あるが、親満親跳満は致命傷になるので早めに引く。この局で焦る点差ではないし下に差し込みが利く。



    4s暗刻からの空切りはないのであるのは23sから4引いての空切りか23445から1引いての空切り。いずれにせよ染まってないと断定してよさそうだがいずれにせよ筒子を切れないのでここでは役に立たない。



    対面の押しと筒子全無筋飛んでるのが見えてれば迷わずやめられる。



    3s切っても6s6pは愚形2600、4pは待ち選択ができなくなるだけ、7pは待ち枚数が少なくなるが打点は平和両面より上。索子を伸ばして良形確定を見る。



    ストレートに伸びた時にどうするか。
    白のポンテンは打点が足りる。ツモスーに意味はなく両面でそれぞれ何ハンになるかを意識していれば北抜きやカンドラにも慌てずすんなり打牌選択ができる。



    お疲れ様でした。
  • 5th十段坂雑記9

    2017-07-20 06:282



    前巡の白にラグ、8pポン打7s。両面対子から対子固定したところから仕掛けていてほぼ良形聴牌確定で当然降り。下は遅そうなので一応1mから切ってあがり目を残す。

    ここまでが打ってるときの漠然とした感覚で。突き詰めると完全シャンテンからのポンテンならヘッドが8sになってるはずでそれにノーラグだったのはおかしい。7p切りから2回手出し入ってるし七対子との天秤からの面子手移行等の愚形パターンもありそう。いずれにせよ押さないが。



    一応答え合わせ。結局読み切りはできんし役には立たなそうか。



    8p引きで打7pの良型確定にとれない、6p引きでの両面変化を逃すけど索子伸びてのタンヤオを追ったが、1p埋まっちゃタンヤオにならないし変則多面で筒子上のシャボ形が残った時に9pのが強いし7pの方がよさそう。
    ドラ1までで23pが34pなら打9p



    ドラがないので打点優先。点数やドラで打1p3p2s使い分ける牌姿。
    打点不要で降りないなら2s
    打点不要で降りるなら3p
    10000点持ちくらいの断ラスならドラを持ってても1pを切る。

    平場のドラ1以上は3p切り。
    カン3残りの曲げダマ外しは枚数と巡目を見てとしか言えないが8sツモはほとんど聴牌はとる。



    9600、4000オールともかなり偉く降りられなくなることは結構な痛手。



    5200直跳自摸条件。1巡あたりの和了抽選は
    ダマ・・・上からのみ
    立直・・・上からと半分くらい乗る自摸裏、まれに下からの裏裏
    変化も全然ないし曲げても上から全然出るし立直の方がよさそう。



    見逃し。2確判断は「見逃して1回ラスる間に何回トップとれるか」で考えればよい。
    残り1局で上との差は8400、下との差は30900。下にリーチが入っていたとしてもどちらの点差がひっくりかえりやすいかはまあ前者でしょう。



    下から倒せないが6pはよくないし流局して聴牌ノーテンにならなければ満貫条件残るしでダマ押し続行。宣言牌が6p8sでなければ追っかけ立直。



    6p引きを拒否することはない。打南



    さすがにポンテン。索子伸びての3900がもったいないが、ひょっこり南が出ることもあるしくっつきが2sしかないのは狭すぎる。



    打点差は結構あるが9s二枚とびで一通になりにくいしタンヤオで満貫もあるので受け入れマックス。北抜きなしなら打6p



    七対子シャンテンだが面子手もそれなりに見えるしドラ引かないと打点不足になるので抜いておく。ドラ対子なら抜かずで七対子シャンテンにとる。面子手が全く見えないならドラ1枚浮でも七対子シャンテン続行。



    親満自摸NGの状況。親には刺さってでも押し切らなければいけない状況のため、9m1p南はすべて仕掛けてチャンタに向かう。



    ドラもかなり見えてるし染め手ではなさそうだし流局すると下と1対1になるので押す。9pでも満貫になるよう立直を打たないとダメ。



    表は大分見えてるしこれくらいポンテンとっていいか。



    打点上昇+上現物手出し。ほぼ良形のみ。ツモ回数は少し減ったが、さっきのポンテン打7sよりは押せる。2段目も終わりで引く牌次第でやめるし一応現張だしで黙ったが、裏ドラ3種あれば結構打点差あるし立直の方がよさそう。



    3sポン打2s。親が無限に押してくるけどあがりトップだし刺さってもラスが決まるわけでもないし1段目聴牌なら立直



    放送でしゃべってるときも似たような牌姿よく出てて何度かしゃべったけどドラ1までは一通を見る。ドラ2なら受け入れマックス。



    3s押しで既に聴牌とみて一旦3p止め、聴牌が入ったので押し。下が誰かによって3p止める止めないとかポンテンとるとらないは変わりそう。



    5200あるし変化4種13枚あれば和了率で結構な差になるしカン5sダマ。ダマ2600なら七対子に受ける。



    4p残しても残り2枚の1m4pでしか恩恵がないし69pは弱いので変化を見る。



    ラス目だし躱しよりは立直を打ちに行く。平たいなら仕掛けて躱しに行く。



    非常に苦しいが対々和、北抜きを見て仕掛ける。孤立役牌は大事にしたいところだが、北抜きで出あがりは利くし無理には引っ張らない。すぐに北がなくなるようなら対々和に決め打つしかない。カンは忘れずに。



    9pの方が対々和になった時強そうって6p切ったけど、全然ダマテン入ってる巡目だしもう変化
    どころか降りて流局続行に期待しなきゃいけない巡目だしボーンヘッド。