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記事 6件
  • 伊集院静の「悩むが花」 第330回「日本の歌謡曲は演歌に限るよ」

    2017-11-16 05:00  
    Q 年の離れた主人は東北の出稼ぎ農家の生まれ。幼い頃から貧しく、食卓のわずかなおかずを兄弟で奪い合ったのが心の傷なのだそうです。苦学し、収入ある身となった今、食べきれなくとも食卓にはたっぷりのおかずを並べて欲しいと求められ、結婚したときから従っています。しかし夫婦ふたりの食卓ですから、大皿に料理を並べても、いつも食べきれずに残します。毎回余らせて捨てるのは勿体ないし、無理に食べるのは身体にもよくない。考えを改めてもらうことはできないでしょうか。(45歳・女・主婦) 
  • 伊集院静の「悩むが花」 第329回 「“結ばれる”ってどういう意味かね」

    2017-11-09 05:00  
    Q 一年間片想いをしている男の子がいます。その子には彼女がいるのですが、それでも私は友達として彼と会話するだけで胸がときめくし、毎日のパワーになっています。でも、私の周囲の友達にはみんな両想いの恋人がいて、幸せそうな友達の姿を見ると「このまま叶わぬ恋をし続けていいのかな?」と不安になります。他の男の子から何度か告白をされているのですが、彼を想う気持ちが強く断っています。たとえ結ばれなくても、相手を想うことで心が穏やかになれるならこのままでよいでしょうか。恋愛初心者の私に、先生の見解を聞かせてください。(14歳・女・中学二年)
     
  • 伊集院静の「悩むが花」第328回「奥さんが立派な身体なのは家庭がしあわせな証拠だよ」

    2017-11-01 05:00  
    Q ハンドルを握ると人が変わる夫が怖いです。普段は温厚で真面目な人なのに、運転すると「自転車のおばちゃん、そのまま!」「ホイホーイと抜きますからね~」と一人で盛り上がり、「ビュイ~ン」と言って加速、「入ってくるな~!」と叫びながら車線変更……。助手席の私は落ちつかないし、事故でも起こしたらと心配です。夫は「自分は冷静。車の限界を知った上で完璧に制御している」と自信満々。聞く耳を持ちません。(34歳・女・会社員) 
  • 《ブーム白熱!「松本清張の世界」》連載陣イチオシ!「清張 私の一冊」

    2017-10-26 05:00  

    『点と線』の簡潔なる名文
    作家 黒川博行

    『点と線』は私が初めて読んだ清張作品であり、手にしたのは四十六年も前、文庫化の直後だった。
     この作品は有名な「四分間の空白」がクローズアップされることが多く、実際斬新なアイデアだと思う。しかし、清張がそれまでのミステリー作家と決定的に違っていたのは、トリックの質ではなく、圧倒的な文章力に裏打ちされたディテール(最初に情死ではないのではと疑わせる要因になった一人分の列車食堂の受取証)や、推理の進め方の上手さと、その的確さだったのではないか。 
  • 伊集院静の「悩むが花」 第327回「道草を知らない人生はつまらんものだよ」

    2017-10-26 05:00  
    Q 主人の食事のスピードが速すぎることが不満です。私は料理が大好きで、いつも主人の身体のことを思って献立を考え、食材も調理法も工夫しています。なのに主人は帰宅するとすぐテーブルにつき、何も言わずに食べ始め、あっという間に食べ終えて、気が付くと寝室でグーグー寝てるんです。結婚して六年になるのに、何が好き、何が嫌いという好みさえ知りません。私はもっとゆっくり味わってほしいし、できれば料理の感想も聞かせてほしい。楽しくお喋りしながら食事をしてみたいんです。(32歳・女・主婦)
     
  • 伊集院静の「悩むが花」 第326回「男が愛想笑いなんか覚えるんじゃないよ」

    2017-10-19 05:00  
    Q 最近、遅い結婚をしました。夫とは結婚相談所で出逢いましたが、何となく恥ずかしくて、家族や友人には「人の紹介」と伝えています。親しい友人は、阿吽の呼吸で察してくれていると思います。ところが夫は無頓着で、結婚相談所の詳細なシステムに至るまで、あけすけに周囲に喋るのです。「やめて」と言っても、私が何を気にしているのかわかってくれません。世の中「秘するが花」ということもあると思うのです。恥ずかしいと思う私が間違っていますか。(42歳・女・会社員)