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  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第24回「〈2007年11月11日〉蔵書バカ一代」

    2017-10-19 05:00  
    『蔵書一代』――。
     松籟社(しょうらいしゃ)より7月に出版された著述家・紀田順一郎の新刊で、副題には「なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」と書かれている。
     巻を措く能わず。否。巻を集(つ)む能わず! 活字中毒者にはサスペンスの如く鬼気迫り、身につまされる。
     1935年生まれの著者とは面識はないが、書籍蒐集を主題にした紀田の著作には10代の頃から接してきた。また今回、岡山に一度居を移したことを知り、その地がボクの生まれ故郷であるが故に強く惹かれた。
     本作は、著者が80歳を超え、伴侶との余生を大切にしようと、蔵書3万冊超の中から600冊だけ残して一括処分に至る経緯を綴ったものだ。