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記事 5件
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第36回「〈2017年12月17日〉スタンダップ! 村本大輔」

    2018-01-18 05:00  
    「お前たちのことだ!」
     ウーマンラッシュアワーの村本大輔がテレビカメラを指差し、観客と視聴者に向かって言い放った。
     昨年12月17日放送のフジテレビ『THE MANZAI』で、このコンビは十八番の「バイトリーダー」のような日常系のネタを封じ、テロや賭けとも言える危険な勝負に出た。
     相方の中川パラダイスの的確なきっかけ台詞を燃料に、村本が高速でまくし立てる芸風は従来のまま、沖縄の米軍基地、北朝鮮のミサイル、福井の原発、日米安保などの矛盾点や隠し事に、青年の主張風に疑問を呈しつつ、客受けする漫才として成立せしめた。 
  • 週刊藝人春秋Diary 第35回 水道橋博士 「〈2013年7月1日〉ファミリーヒストリー 浅野忠信」

    2018-01-10 05:00  
    「今、この問題を解決できるのは、浅野忠信しかいないだろう!」
     昨年末、ボクはそんな軽口を叩いていた。なにしろ、連日テレビのワイドショーは大相撲のモンゴル会殴打事件の顛末を取り上げ、事態は警察沙汰に至り、しかも捜査は手詰まり……。その内紛劇を茶化した。
     浅野は丁度、主演ドラマ『刑事ゆがみ』に出ており、捜査はお手の物。さらに2008年のアカデミー外国語映画賞ノミネート作品『モンゴル』では初代皇帝チンギス・ハーンに扮し、昨年は『沈黙―サイレンス―』で冷徹な通訳を演じただけに、この時事ネタジョークは満更でもあるまい……と思っていたそんな矢先の12月5日、衝撃的一報がもたらされた。
     俳優・浅野忠信の父で所属事務所「アノレ」社長の佐藤幸久容疑者(68)が11月30日に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕。
     
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第34回「〈2017年7月17日〉芝浜(下)春風亭小朝」

    2017-12-27 05:00  
     2017年7月17日――。
     ボクは新幹線の車内で、品川から乗車して来た春風亭小朝師匠と会い、思い掛けない時を過ごしていた。
     落語が冬の時代の1980年、春風亭小朝25歳は、36人抜きという、落語協会の序列のなかで空前絶後の大抜擢で真打昇進を果たした。
     あの頃、ボクは17歳だった。 
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第33回「〈2017年7月17日〉芝浜(上)春風亭小朝」

    2017-12-21 05:00  
    「え――ッ! これって夢!?」
     ボクは思わず二度見した。
     2017年7月17日――。
     ボクはCBC『ゴゴスマ』の生放送へ向かう新幹線の車内で、新刊『藝人春秋2』の上下巻、その長編のラスト、エピローグの推敲を重ねていた。その題は「芝浜」。この立川談志師匠の十八番を巡り、泰葉と談志が最期に奏でた秘話を描いていた。 
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第32回「19××年○月△日〈島田洋七のホラ噺〉」

    2017-12-14 05:00  
    「師匠、おはようございます!」
     毎週金曜日、MXテレビの生放送『バラいろダンディ』で島田洋七師匠と共演している。局の現場でお会いする際、ボクは常に姿勢を正して新弟子のように最敬礼してから、「師匠、今日は東京にお忍びですか?」「アホか、仕事やがな!」「またいつものホラですか!」などと際限なく掛け合いを続ける。
     師匠がこの番組のレギュラー司会に就任してから既に3年が経過した。
     東京のレギュラーはこの1本のみだが、ほぼ毎回、講演先から東京に入り、講演先の地方へ向かっていく。
     約40年前に起きた漫才ブームは、青年期のボクが目の当たりにした、最も大きなテレビ史の転換点だった。