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記事 5件
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第28回「2017年10月25日〈不滅の男 遠藤賢司〉」

    2017-11-16 05:00  
    ♪ワッショイ! ワッショイ!
    甘ったれるなよ! 文句を言うなよ!
    嫌なら出てけよ 俺は好きさ
    すすす好きさ東京 おお我が街
    おお我が友、トトト……
    東京東京東京 ワッショイ!
     2017年10月25日――。
     紀尾井町、文藝春秋の一室に立て籠もって、この連載の読み合わせを担当編集者と共に進めていた。
     いつも四方山話や冗談に興じて、終了時間を遅らせるボクだが、この日は、なるべく時間を前倒しに終わらせようと先を急いでいた。
     敬愛する「純音楽家」が慶大病院に運ばれ、危篤に陥り、関係者から「最後に一目だけでもお会いしませんか」と連絡を受けたのは昨晩遅くだった。そのため夕方までにこの仕事を終わらせたいと胸に期していた。 
  • 週刊藝人春秋Diary 第27回 水道橋博士「〈2017年10月8日〉博士の『遺書』」

    2017-11-09 05:00  
    「ズルいのは水道橋だわ! 自分の手を汚さず人を焚き付けてるよね」
     2017年10月8日――。日曜日の朝、フジテレビ『ワイドナショー』の冒頭で松本人志さん(以下、敬称略です)が獅子吼した。
    「アイツは悪い! 水道はシメたらなあかんわ。1滴も出ないように、しっかりシメないと!」
     その横で司会の東野幸治は「水道橋さん聞いてますか? シメます!」と楽しげに悪ノリ報告した。 
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第26回「〈2017年11月3日〉欽ちゃんはどこまでやるの!」

    2017-11-01 05:00  
    「僕は田原総一朗に憧れてテレビ界に入りました! あの頃のドキュメンタリーが忘れられないんです!」
     2012年4月16日――。当時55歳だった日本テレビの土屋敏男が、78歳の田原総一朗に熱い想いを打ち開けた瞬間だった。
     この日、田原が東京12チャンネル(現テレビ東京)の社員時代に作った半世紀前のドキュメンタリー作品をまとめたDVDシリーズのお披露目会が秋葉原のイベントホールで行われていた。ボクは、この企画の立ち上げメンバーであり、番組MCとして2年以上も発掘作業に関わっていた。 
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第25回「〈2017年10月4日〉たけしのズル休み」

    2017-10-26 05:00  
    「たけしさん! くれぐれも次はズル休みしないでくださいね!」
     2017年10月6日、金曜日――。
     朝日が差し込むテレビ東京、11階の楽屋前、1週間の早朝生放送の共演を終えた爆笑問題・太田光が殿(ビートたけし)に直訴した。 
  • 週刊藝人春秋Diary 水道橋博士 第24回「〈2007年11月11日〉蔵書バカ一代」

    2017-10-19 05:00  
    『蔵書一代』――。
     松籟社(しょうらいしゃ)より7月に出版された著述家・紀田順一郎の新刊で、副題には「なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」と書かれている。
     巻を措く能わず。否。巻を集(つ)む能わず! 活字中毒者にはサスペンスの如く鬼気迫り、身につまされる。
     1935年生まれの著者とは面識はないが、書籍蒐集を主題にした紀田の著作には10代の頃から接してきた。また今回、岡山に一度居を移したことを知り、その地がボクの生まれ故郷であるが故に強く惹かれた。
     本作は、著者が80歳を超え、伴侶との余生を大切にしようと、蔵書3万冊超の中から600冊だけ残して一括処分に至る経緯を綴ったものだ。