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  • 週刊藝人春秋Diary 第18回 水道橋博士「〈2017年1月22日〉アリャマタコリャマタ」

    2017-09-07 05:00  
     ボクが“妖怪もの知りボクロ”と呼んでいる、出版界の怪人・荒俣宏は、知の巨人であると同時に、驚異の速読魔神だ。ボクが荒俣ウォッチャー&ハンターになって久しい。
     まず、その人生が奇々怪々であり、古書蒐集家として実に香ばしいエピソードに溢れている。
     向井敏『残る本 残る人』によれば、若き日、本郷の医学専門古書店で、1817年に刊行されたフランスの博物学者キュヴィエの『動物界』を見つけて仰天。店主に値を尋ねると、「かさばるだけでいっこうに売れず、弱っていたところだ、二冊合せて六千円でどうか」と言われ「嘘のような安値で」入手したそうだ。