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  • 【ファーストクィーンIV】還暦を超えてなお現役のレジェンドクリエイターとゲーム業界の歴史を紐解く夜【20161205_タダツグ】

    2016-12-05 19:18
    タダツグです。今回のブロマガでは、久しぶりに「つくった人がゲーム実況」の振り返り記事をまとめてみようと思います。

    ということで、今回の記事で振り返るのは9月26日の「つくった人がゲーム実況」。この日ピックアップしたタイトルは、PCやPSで発売された往年の名作シミュレーションゲーム『ファーストクィーンIV バルシア戦記』でありました。あれからもう2カ月ほどの時間が流れているわけですが、いやぁ~、個人的にはまだ2カ月しか経ってないの? くらいの勢い(笑)。それだけ10月、11月のシシララTVの活動が濃密だったってことですかね……自分としてはもう半年くらい前の出来事のような感覚です。

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    この回のつくった人ゲストは超スゴかった! いつも結構すごい人に来ていただけているわけですが、中でもとりわけスゴかったんですよ。お越しいただけたのは本シリーズの生みの親である呉ソフトウェア工房の代表である呉英二さん。なんと、すでに還暦を超えられているにも関わらず、いまだ現役のプログラマーとして活躍なさっている、まさにレジェンド オブ レジェンドなクリエイターさんなのです。

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    くわえてこの日は、元宝塚歌劇団花組娘役で、現在は女優/タレントとして活躍中しており、「なみお」の愛称で親しまれている花奈澪さんも参戦! 往年のヴィンテージゲームを、僕とともに遊んでいただきました。

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    さて、恥ずかしながら僕は(そして当然ながらなみおさんも)この『ファーストクィーン』シリーズはまったくのド素人! かなり硬派なシミュレーションゲームとのことですが……例によってぶっつけ本番、マニュアルすら読むことなくゲームをスタートいたしました。なるようになるだろっ!!

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    うん、いきなり専門用語が飛び交うファンタジー展開! めっちゃ本格的!! プレイヤーはカーリオン国の領主であるアレスとなって自軍を率い、強大な力を持って武力侵攻を押し進めるバルシア国と、その王ゼネルに立ち向かいます。

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    ストーリーは、主人公・アレスが強大な魔力を秘めた敵・ゼネル王を討つために敵城に侵入し、返り討ちにあうところからスタート。おいおい、いきなりやられとるけど大丈夫なのかっ!? 例によって、ここらへんのやりとりから劇団シシララの声当てもスタートします。なみおさんに関しては、本職ということでさすがの順応力。我々をぐいぐい引っ張ってくれるのですが、驚きなのは呉さん! なんと、学生時代は落語研究会に所属されていたとのことで、片手に扇子をお持ちになりながら、まさかの劇団シシララに参戦! ええっ、レジェンドにこんなことまでしてもらっていいんですかってレベルで、スタジオ、コメントともに一時騒然となりましたが、呉さんはそんな我々の無茶ブリにも快く応じていただき、主人公のアレスを演じてくれました。

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    当然だけど、主人公だけあってセリフが多いのなんの。それでも、演じれば演じるほどアレスに感情移入し、演技が闊達になっていく呉さん、マジすごかったです。このエンターテイナーぶりが、長年ゲーム業界に関わってきた呉さんの生き様なんだなぁ……と、ちょっぴり感動してしまいました。

    さて、ゲームのほうはというと。リアルタイムで自軍と敵軍が交戦し、その戦闘結果によって領地を奪い合っていくという、いわゆる「ストラテジーゲーム」の要素が盛り込まれています。

    とくに、本作ならではの特徴といえるのが「戦闘がめっちゃくちゃ乱戦になる」という部分。画面写真を見てください。

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    ね? めっちゃゴチャゴチャしててヤバくないですか?(笑) 「ゴチャキャラシステム」と呼ばれるこの戦闘システム、これだけのキャラが所狭しと戦う様はかなり壮観。プレイヤーは任意でキャラを選んで操作できるのですが、敵も味方もリアルタイムでワラワラと動きまくるので、僕としては大・混・乱!

    「HPがオレンジ色で表示されているキャラはヤラれそうなキャラなので、自分で操作して逃がしてあげるといいですよ」

    など、呉さんからは的確なアドバイスをいただけるものの、僕がうまいこと対応できなくてまぁ……やられちゃいますよね……と。まぁ、仲間は1度死亡すると帰ってこないのですが、名のある将軍キャラ以外などは、そこまで過敏にならなくてもいいのかもな、と。エンディングで死亡人数とか出るのが気にならない人は、ある程度兵の犠牲を乗り越えて進むとよさそうです。敵を仲間に引き入れたりもできますしね。

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    さて、そんな『ファーストクィーンIV』を遊びながら、ゲームDJと呉さんはいつしかゲーマートークへと移行! PC-88時代からの業界トークから、呉ソフトウェアのゲームパッケージ、そして今やお宝間違いなしという各種ポスターを用いての開発秘話まで、なんとも濃密なお話をお聞かせいただきました。本邦初公開の「ボツCG案」などもお見せいただいてしまいまして、なんとまぁ眼福なことよ……。

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    正直、ここらへんはあまりに濃すぎて僕もななおちゃんもまったく知らないお話しばかり。でも、DJと呉さんのトークがとにかくおもしろくて、いつしかゲームプレイの手もとまり、本格的に雑談トークに移行するという、また新たなゲーム実況の形(?)をとることになりました。ゲーム実況なのにゲームを遊ばないんでおしゃべりしてるんだぜ……しかも、それに視聴者のみなさんもグイグイ乗っかってくるというこの相互作用ね。トークを盛り上げてくれたみなさん、本当にありがとうございました!

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    ここらへんのトークについては、ぜひアーカイブ動画のほうで確認してみてほしいところ。最後の1時間とか、マジでほとんどゲームを遊んでないですからねぁ。トークが弾むほどにテンションが上がっていくDJの姿、マジ必見ですぞ。なんでしょう、これも我々ならではいいますか、たまにはこういった配信があってもいいのでは……なーんて思います。

    ちなみに、スタジオで話題の種になったこれらのポスター、なんと呉さんのご厚意で反省会にて視聴者プレゼントすることになったのですが! 「あまりにもおそれおおくてもらえません……」という、まさかのご遠慮メールが届いたりして、我々も思わずビックリ&ニッコリ(笑)。天野喜孝さんとか末弥純さんとか、これまたレジェンドクラスの方々が描かれたポスターですから、その価値は計り知れませんからね……。

    なんというか、シシララファミリーのゲーム、そしてクリエイターに対する尊敬の念を感じた瞬間でありました。見事プレゼントに当選したねじさんも、額装して大事に保管していただけるとのことで……そういうゲーム愛に満ちたみんなが大好きなんだぜ!

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    そんな呉さんですが、いまだにゲームの開発を続けておられるということで、スタジオでは当時開発中であったアプリ版『ファーストクィーンI』についてもお見せいただくことができました。

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    そしてなんとこちら、つい先日より本配信がスタートしたということで、iOS/Android端末をお持ちの方ならスマホで楽しむことができちゃいます! 「なつかしい!」「遊んだことはないけど興味アリ!」というそこのあなた、ぜひダウンロードして遊んでみてもらえれば。ゴチャキャラバトル、奥が深くて楽しいですからオススメですよ!

    それでは、本日はこのへんで~! 
  • 【アイドル八犬伝】現役アイドル&女優がファミコンの“元祖アイドルゲー”をプレイしたありがトーワチキな夜【20161016_タダツグ】

    2016-10-17 00:14

    タダツグです。この1週間はなんだかやけにドタバタしているわけですが、今日もはりきってブロマガを更新しますよ! ということで今回は、『アイドル八犬伝』をプレイしたあの夜を振り返っていきます。

    今回の記事で振り返るのは、シシララTV配信100回記念のアニバーサリー回となった「つくった人がゲーム実況」。ピックアップするタイトルは、なんと100回目にしてついにきました……ファミリーコンピュータのゲームです! そのモチーフはまさかの「アイドル」。といっても、もちろん『アイドルマスター』や『アイカツ!』なわけはなく。往年の名作アドベンチャー『アイドル八犬伝』でございますよ。1989年にトーワチキから発売されたこのタイトル、さすがに「プレイしたことないよ」って人も少なくないのでは!?

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    この回のつくった人ゲストは3名さま! 本作のシナリオ、構成、原案を担当した安藤尚彦さん、キャラクターデザインの近藤ゆたかさん、シナリオアシスタントの森脇広平さんにお越しいただけました。お3方ともに、業界歴の長いクリエイターさんたちです。

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    くわえてこの日は、ゲームDJのはからいで、現役アイドルの未来みきさんと、「アイドルゲー大好き!」な女優の藤嵜亜莉沙さんという、2人の女性ゲストも参戦してくれました! おかげさまで、スタジオがめっちゃ華やかになりましたよ。

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    さて、押しも押されぬ生粋のテキストアドベンチャーである本作。コマンドを選択してフラグをたて、ストーリーを進めていくという王道展開となっております。

    主人公は、ひょんなことからアイドルを目指すことになった天然美少女・西園寺エリカ。彼女は7人の仲間を集めながら、持ち前のアイドル力を武器に、芸能界の影で暗躍する「暗黒イロモノ軍団」と戦うことになります。

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    うん、ちょっとシリアスな文章を書こうと思ったんですが、なんせ敵は「暗黒イロモノ軍団」ですからね(笑)。主人公のエリカもかなりぶっ飛んだキャラになってますし、いわゆるコントというか、コメディ仕立てで物語が展開していきます。ものすごくキャッチ―で楽しい!

    くわえて、いたるところにダジャレや当時流行した時事ネタ、オマージュやギャグなどがてんこ盛り! いい意味でギットギトで濃厚なストーリーを堪能できるという、おっさんゲーマーにはぜひとも遊んでいただきたい逸品となっております。

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    まぁ、VRがブイブイいわせているようなこの時代に、ファミコンのソフトを遊ぶというのは環境的にたいへんだと思いますが……マジでぶっ飛んでるんでね、このゲーム。

    さて、ファミコンのゲームということで当然セリフにボイスは収録されていない本作。久方ぶりに、劇団シシララの本領が発揮されることに。主人公のエリカを担当するのは、もちろん現役アイドルの未来みきさん。藤嵜亜莉沙さんにも、さまざまな女性キャラを演じてもらうことになりました。

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    お2人ともノリノリでキャラを演じてくれて、スタジオも大盛り上がり。クリエイター陣が、自分の娘を……下手すれば孫娘を愛でるかのごとく、ニコニコしながらアテレコを眺めておられたのが随分と印象的でしたね。

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    例によって、とくになんの事前情報も仕入れていなかった僕ですが、未来みきさんの演じるエリカがめちゃくちゃキャラにハマっててびっくり! なんというか、ちょっとヌケてる感じのエリカを、未来さんがうまいこと演じてくれるんですよ。この天然な感じ……これこそが未来さんのアイドル力といえるかも!?

    なんといってもエリカ、突然歌いだしたり踊りだしたりしますからね。しかも、そのシーンでは未来さんがしっかりと(アドリブで)歌を歌ったりしてくれるわけですよ。スゴすぎるよ!! 

    もちろん、藤嵜さんも安定の演技力で我々を魅了してくれるわけで。「もしリメイクするとしたら、声はぜひお2人に……」と、開発陣に太鼓判を押されるほどの演技力、これが現役アイドルと女優の底力か……マジで恐るべしですな。

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    ゲームのほうもこれまたスゴイ。困ったらエリカが歌ったり踊ったりすることで、おもむろに状況が好転することもままあるってことで、ちょっと意味がわからないです(笑)。まさに「考えるな、感じろ」な世界観、ツボる人にはとことんツボりますよこの物語は。

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    ファミコンの晩成期に発売されたタイトルだけあって、エリカが表情豊かに驚いたり、踊ったりするところとか、まるでアニメのように動くからステキ。これだけで一見の価値ありです。

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    未来さんや藤嵜さんも、めちゃくちゃノリノリでした(笑)。物語がテンポよく、とんとん拍子で進んでいくのも秀逸。遊んでいる我々もどんどんノメり込んでいくことになりました。とにかくストーリーの先が気になり過ぎる!!

    先ほども書きましたが、この回は記念すべき放送100回目。でもって我々はテンション↑↑状態……何より、視聴者さんからの「クリアまで遊ぼうぜ!」というアツいリクエストもあって、ゲスト陣には終電ギリギリまで粘っていただきつつ、最終的にはDJと僕の2人だけで久しぶりの「クリアまで実況」にシフトすることに。

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    おかげさまで、見事エンディングまでたどりつき、名曲「君はホエホエ娘」をスタジオで熱唱することができました。か、神曲すぎるぜぇ……。

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    1980年代に、こんなによくできたアイドルゲームが発売されていたとは……すごいよすごすぎるよ、まさにありがトーワチキ! 時代に1つの楔を打った名作だと思うので、みなさんにもぜひ遊んでみてもらいたい。当時のゲーム仲間と、お酒でも酌み交わしながら久しぶりに集まるというのもオツかもしれませんね。

    まだこの回の配信をご覧になっていないという方は、ぜひコチラのアーカイブ動画をぜひご覧ください。当時の開発資料や初期ラフなども公開されていますので、見ていてきっと楽しめると思いますよ!

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    それにしても。タイトルに「八犬伝」と銘打たれておきながら、「南総里見八犬伝」とはまったく関係なかったなぁ……って今更ですね(笑)。それでは、本日はこのへんで!
  • 【結&梨蘭が脳トレに挑戦!】全世界2000万人がハマったゲーム『Brain Dots』は遊び手の個性を覚醒させる【20161007_タダツグ】

    2016-10-07 20:26
    タダツグです。最近、原稿を書いていると訳が分からないレベルでお腹が空くわけですが、この衝動をどう抑えればいいというのか。そうはいっても原稿は書かないといけない。でも食べなきゃ書けない。となると……こりゃバクバク食べてしまっても仕方がなくない? まぁ、2カ月後とかに後悔してなきゃいいんだけど……(汗)。

    さて、今回の記事で振り返ります「つくった人がゲーム実況」のピックアップタイトルは、全世界で2000万人がプレイしているアプリゲーム『Brain Dots』。脳みそをやわらかーく活用してパズルを解いていく、いわゆる“脳トレ”ゲームです。

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    この回はね、スタートからしてちょっと特殊な回だったんですよ。シシララTVではごく稀に起こることなんですが、MCであるゲームDJ・安藤武博がまさかの不在という状況で放送がスタートしちゃったんですからね!(そう、DJはこの日『追憶の青』の生放送に出演していて参加が遅れたのである!!)

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    上のスクショをご覧になれば一目瞭然ですが、僕、この日はドッキドキの心臓バックバクでしたよ。貴重な髪の毛がごっそり抜けたような気もしちゃうくらいガクブルしてましたわ。やはり、DJが隣にいるだけで頼もしさが違う……。

    そうはいっても、孤軍奮闘ってわけではなく。DJは超頼もしいステキなゲストを用意していってくれていました。まずは、「つくった人ゲスト」である相原昴平さん。『Brain Dots』にはエンジニアとして関わったというフレッシュなクリエイターさんで、いたるところでゲームをクリアするヒントを出していただけました。

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    つづいては、スペシャルゲストのこの2人! 『人狼』をはじめとする各種ゲームをこよなく愛するガチゲーマーで、先日、ニコニコチャンネルに「結チャンネル」を立ち上げたばかりという女優/タレントの結さん。そして、シシララTVではもはやおなじみとなった女子ゲーマータレントの梨蘭さんです。

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    いや~、結果的に「シシララTV×結チャンネル」のコラボ企画となったこの日の配信。前半の「つくった人がゲーム実況」をシシララTVで配信し、その後のアフター番組を「結チャンネル」で配信するという、初めての試みに挑戦することになりました。新鮮だったなぁ。

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    そんな結さんは、僕も大好きなゲームである『ニーア レプリカント』フリークということで、めちゃくちゃシンパシーを感じました。「好きなゲームにとことん突っ走る」というそのスタンス、すごくカッコいい。ぜひ貫き通していただきたいです!

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    さて、この日プレイした『Brain Dots』にお話を戻しましょう。このゲームのルールはとてもシンプルで、「画面上にある青いボールとピンクのボールをくっつけることができればクリア」というもの。画面をタッチして線や点を描けば、その場に描いたものが出現し、ボールに干渉します。

    ボール、および描かれて出現した物体は物理演算処理によって挙動が決まるのがポイント。たとえばこうやって線を引き、青のボールの下に坂を作ってあげると……。

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    青のボールが物理法則にのっとってコロコロと転がり、見事、ピンクのボールをくっつけることができる……ということ!

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    シンプルですよね? でもシンプルだからこそわかりやすーくおもしろいんです。これ、解法が1つではないことも多いし、ベルトコンベアーやタッチで線を書き込めないエリアなどのギミックも豊富なので、やり込み要素はバッチリですよ。

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    さて、ゲームを開始した直後に戻ってきたDJを加えて、本格的にプレイスタート。相原さんにサポートしていただきつつ、結さん、梨蘭さん、タダツグが持ち回りで問題に挑戦していくことになりました。

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    遊ぶ前は「いわゆる普通の“脳トレ系ゲーム”でしょ~?」なんてタカを括っていたわけですが、これが思っていた以上に手ごわい。それにくわえて、解き方が色々存在するぶん、プレイヤーそれぞれに個性が出て楽しいんです。なんて不思議でステキなゲームなんだろう。

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    もちろん、個性は3者3様。僕自身はいたって普通というか、これまでに試して成功したやり方をあれこれ試しつつ正解を探していくスタイルでした。よくも悪くも無難というか、堅実というかね。

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    一方、梨蘭さんはけっこうアグレッシブ。「どう考えてもそりゃ無理でしょ~」と、僕なんかは最初から決めつけちゃいそうな手段、「そうはいっても試してみないとわかんないっしょ?」といわんばかりに挑戦してみるスタイルでした。前向きというか、ある意味猪突猛進というか。じつに梨蘭さんらしいというか……ね。

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    でもって結さん。彼女に関しては、僕なんかの思考のはるか斜め上を突き進んでいて、ぶっちゃけ解析不能(笑)。さして悩む必要ないのでは? というところでうーんと頭を抱えていたり、「こうすればいいのでは……」と僕が考えた手法とはまったく別のアプローチで問題に正解したり。まさに予測不可能、その思考に枷はなし。只者じゃないぞこやつめ……なーんて思ってしまいました。

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    ゲーム好きで知られる結さんですが、視聴者を楽しませたり喜ばせたりする技術に長けた、生粋のエンターテイナーであることは間違いなさそう。そして、ただの“脳トレ”にとどまらず、プレイヤーの個性を知らず知らずのうちに引き出してしまうこの『Brain Dots』、その奥深さもまた、タダゴトじゃあなかったわけで。

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    何度も書きますが、ルール自体はシンプルなので、遊び方はすぐにお分かりになるハズ。基本無料で楽しめるゲームですので、まずはダウンロードして遊んでみてもらいたいです。難問に仲間と一緒に挑み、力を合わせて解き方を模索するのも楽しいですよ。飲み会とかで一緒に遊ぶのにピッタリかも?

    ちなみに、線を書く際に使用するペンのコレクションできますので、思わずコレクター魂がうずくやり込み派ユーザーも少なくなさそう。

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    放送ではほとんどお見せできませんでしたが、自分でオリジナルのステージを作成するエディット機能(公開すれば世界中のプレイヤーに遊んでもらうことが可能)も存在しますので、秋の夜長にピッタリのゲームといえますね。

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    まだこの回の配信をご覧になっていないという方はコチラのアーカイブ動画をご覧いただければ、ゲームの魅力が伝わるかと思います。ぜひ見てみてくださいね。それでは、本日はこのへんで!