藤井聡太四段の詰将棋を解いてみた 2問目 
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藤井聡太四段の詰将棋を解いてみた 2問目 

2017-06-17 19:49




    この詰将棋は、藤井聡太四段が色紙に書いて公表しているものです。

    かかった時間   10時間以上

    正直この詰将棋は、変化も膨大で、初手もどうやって入ればいいのかも考えづらく、1問目と比べて異次元に難しかったです。

    おそらく、自分が今まで自力で解いた詰将棋では一番難しかったと思います。



    感想 
     まず初手をどうするかでかなり迷った。1四角からいろいろ考えたがどうしても詰まないので、4一角しかないのではないかと結論に至る。7手目には2三角成と開き王手したくなるが、それはどうしても詰まない、そこで一見詰まなくみえる5二角成を考えると、桂馬の使い道が成捨てて2三から打ちなおすくらいしか見えないので、そこで成捨てて4三に空間を作り、馬や銀をそこにいかせる変化があるのかなと気付く。それで4三に銀不成でいけば綺麗な詰み形が見え本手順は詰んだかなと思ったら、最後に角合で打ち歩だと気付く。それならば5二を不成にしようと思う。すると8手目に合い駒される変化がさらに難しくなる。それをクリアして晴れて本手順に至る。
    とにかく変化の合駒を読むのが大変な詰将棋だと思う。




    本手順、変化を記してみたいと思います。

    本手順
    4一角 同玉 7一飛車 3二玉 4一角 2一玉 5二角不成 5一歩 同飛成 同銀 3一桂成 同玉 2三桂 3二玉 4三銀不成 2三玉 4一角不成 3二角 同角不成 1三玉 1四歩 2二玉 2三角成 同玉 4一角 2二玉 3二角成 まで27手詰


    変化
    4手目 5一歩(香、桂)合の変化
    2三角 
     ⅰ 3二合 5三桂 5二玉 6一飛成まで
     ⅱ 5二玉 7二飛成 6二合 6一角まで

    4手目 5一金合の変化
    2三角
     ⅰ 5二玉 7二飛成 6二合 6三桂まで
     ⅱ 3二桂(香)合 5一桂成 
      イ 3一玉 4一成桂 2一玉 3一金 同銀 同成桂まで 
      ロ 同銀 5三桂  5二玉 6一飛成 4二玉 4三金 まで
     ⅲ 3二角合 5一桂成 
      イ 3一玉 4一成桂 2一玉 4二成桂 4一合 3二成桂   まで
      ロ 同銀 5三桂 
       春 5二玉 6一飛成 4二玉 4一金 同角 同角成まで
       夏 4二玉 4一金 同角 同角成 まで
       秋 3一玉 6一飛成 4一合 同桂成 同角 同龍 まで

    4手目 5一飛合の変化
    5一金合 と同様

    4手目 5二玉
    7二飛成 
     ⅰ 6二合 6三角まで
     ⅱ 4一玉 2三角 3二合 5三桂 同銀 6一龍まで

    7手目 5二角成の変化
     ⅰ 3二玉 4一馬 2一玉 3一馬 同銀  
     ⅱ 3一合 同桂成 同銀 同龍 同玉 4二銀 2一玉 4三馬 3二合 同馬 同玉
       3三銀行成 2一玉 2二歩 同銀 同銀成 まで
     ⅲ 5一(歩以外)合 同飛成 同銀 3一桂成 同玉 2三桂 3二玉 4三銀不成 2三玉 
       4一馬 1三玉 1四or1五にもらった合い駒を打つ 2二玉 3二馬まで 
     ⅳ 5一歩 同飛成 同銀 3一桂成 同玉 2三桂 3二玉 4三銀不成 2三玉 4一馬
       イ 1三玉 1四歩 2二玉 3二馬まで
       ロ 3二(角、歩以外)合 同馬 1三玉 1四or1五にもらった合い駒を打つ まで  
       ハ 3二角合 同馬 1三玉 3一角 2二歩 で打ち歩詰めとなり不詰み

    よって5二角不成を考える必要が出てくる
    するとさきほどの3一合の変化で5二の角が不成となっていて4二銀と打っていく変化ができなくなるので、またかなり変化を考えなければいけない。

    8手目 3一飛(金)合の変化
    同桂成 同銀 同飛成 同玉 2三桂 4二玉 4三銀成 5一玉 6一飛(金)まで

    8手目 3一角合の変化
    同桂成 同銀 同飛成 同玉 2三桂 4二玉 4三銀成 5一玉 7三角 6二合 4二銀打まで

    8手目 3一桂合の変化
    同桂成 同銀
    A 4三角成
     ⅰ 3二桂(香、角)合 3一飛成 同玉 4二銀 2一玉 3二馬 同玉 3三銀行成 
       2一玉 2二歩 同銀 同銀成まで
     ⅱ 3二飛合 3一飛成 同玉 2三桂 
      イ 2一玉 1一桂成 
        a 同玉 2二銀打 同飛 同銀成 同玉 2一飛車まで
        b 3一玉 2一成桂 4一玉 5三桂 5一玉 6一馬 4二玉 4三銀成まで
      ロ 4一玉 5三桂 5一玉 6一馬 4二玉 4三銀成まで
     ⅲ 3二金合 3一飛成 同玉 2三桂 2一玉 1一桂成 
      イ 同玉 2二銀打 同金 同銀成 同玉 3三馬 1三玉 2三金 1四玉 2四馬まで 
      ロ 3一玉 2一成桂 同玉 2二銀打まで
    B同飛成 同玉 2三桂 4二玉 5三銀打 5一玉 6三桂まで

    ABどちらでも詰み 

    8手目 3一香合の変化
    同桂成 同銀 4三角成 3二飛合 同馬 同玉 3一飛成 同玉 4三桂 4一玉 5一飛 4二玉 5三銀打 3二玉 3一飛成 2三玉 3三龍 1四玉 2四龍まで

    この香合の変化が一番苦労しました。4三桂と打つところで、本手順の変化が頭に入ってるせいでどうしても2三桂と打ってしまっていて、4三桂がなかなか見えませんでした。


    遠回りしていたり、同じ詰み筋でいけるのに合駒によって違う手順を選んだりしている順もありますが、思考のログとして残しておきます。

    読んだ手数は、ここに記した本手順、本手順に関わる変化のみで270手ほど。
    他にも詰まない手を永遠読んでたりしてたので、読んだ総手数は400手くらいになるのではないかと思います。




    最後に解答図を掲載します。



    解答図 3二角成 まで


    実際の盤駒を持っている方は、鑑賞として並べてみるだけでも詰将棋を楽しめると思います。
    持っていない方はpc上で使える盤駒としてフリーソフトのkifu for windows やShogi GUIがおすすめです。
    この局面の画像はShogi GUIのものです。













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