• ニューダンガンロンパV3の個人的感想(ネタバレあり)

    2017-08-08 20:00
    久しぶりのブロマガ。最後に投稿した記事の日付を見ると約1年半ぶりの更新となる。
    その更新が本ブロマガの中心であった日常生活の「愚痴日記」ではなく、ゲームのレビューならぬ「個人的感想」というのは如何ともしがたいものはあるが、そんなことはいちいち気にしていられない。
    さて、何故今回このような形で更新するに至ったか。それは「ニューダンガンロンパV3」をプレイし終えて、本ゲームに関する評価と合わせて思ったことが出てきたためだ。
    普段ならこうしたゲームの感想は自分の「個人ラジオ」にて話すのだが、今回はその内容が複雑で自分のトーク力ではちゃんと伝えられる自信がなかったため記事に起こすことに相成った訳だ。だからといって文章でもちゃんと伝えられる自信はないのだが、幾分かはマシであろうと思う。
    ここまで一切「ニューダンガンロンパV3」について触れていないが、本記事のタイトルにある通り本記事内はネタバレが多分に含まれている。ここまでの文章はその為の前置きでもある。ここから以降一切の前置きなしでネタバレがされていくのでこれからやる予定の人や今まさにプレイしている人はプレイし終えてから本記事を読むことを強くオススメする。





    ーーーーーーーーーーーーネタバレの壁ーーーーーーーーーーーーーーーー





    では、「ネタバレの壁」を超えた今早速本題に入る訳だがその前に一旦、僕が「ニューダンガンロンパV3」をプレイするに至る経緯を書いておく。
    「ニューダンガンロンパV3」が発売されたのは年明け早々の2017年1月12日のことである。本作が発売されるのを聞いて、以前から「ダンガンロンパシリーズは面白い」という評価を聞いていた僕は「やってみたい」という衝動に駆られていた。しかし、僕の「続きモノをやるなら前作から」という厄介な性格から購入するかどうか決めあぐねていた。そうやって二の足を踏み続けていた頃、新しい情報が飛び込んでくる。
    「PS4でダンガンロンパ過去作がリメイクされるらしい」
    その情報を頼りにゲーム発売日スケジュールを確認してみると2017年5月18日に「ダンガンロンパ1・2 Reload」が、2017年6月29日に「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」が発売されると聞いて、「これなら一気に買って一気に出来る!」と決意出来た僕は「絶対絶望少女」の発売とともにPS4で出たダンガンロンパシリーズを全て購入し、「ニューダンガンロンパV3」をプレイするに至った訳だ。
    ダンガンロンパの暗く絶望的な状況から真実と希望を生み出す魅力的な作風に虜になった僕は一気にプレイして、2017年8月7日現在全てプレイし終えてこの記事を書いている。
    ここからようやく本題に入るわけだが、結論から言うと「ニューダンガンロンパV3」を本作の評価通り「これは分かれるな」という納得のものだった。
    僕個人としては「これはこれで有りだな」とは思ったが、これは恐らくひとつのダンガンロンパシリーズに対する「思い入れの強さ」に比例するのではないだろうか。

    ダンガンロンパ作品はゲームだけに留まらず、様々な派生作品が生まれている。ゲーム作品として出てきた「ダンガンロンパ1」「絶対絶望少女 ダンガンロンパ」「ダンガンロンパ2」「ニューダンガンロンパV3」の他に「ダンガンロンパ霧切」「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園(絶望編)」「ダンガンロンパ十神」「ダンガンロンパゼロ」「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園(未来編)」の全部で9作品にも及ぶ。
    「ニューダンガンロンパV3」を除く8作品全てを購入してどっぷりとダンガンロンパの世界にハマった人にとっては恐らく「今までの『ダンガンロンパ』は嘘でした」という結末はとてもじゃないが受け入れることは出来ないだろう。
    ゲームだけではなく他の媒体でも追っかけてきたにも関わらず、追っかけるよう仕向けた側が「嘘でした」とバッサリ切り捨てられて納得など出来るはずもない。そもそもこれだけの作品数をだしておきながら「全てが嘘」とはさすがに思い切りが過ぎる。
    だが、逆に僕のようにゲームだけを追っていたならば、まだダンガンロンパの世界にハマりきっていないため「今までのダンガンロンパは嘘」という結末にも「有りなんじゃないか」と受け入れることが出来るのではないだろうか。

    だが、「有りなんじゃないか」と感想を抱く僕にもあの結末に対して思うところがある。
    まず「プレイヤーの立ち位置」だ。「ニューダンガンロンパV3」の評価を見るに「プレイヤー=コロシアイを観戦する視聴者」という見方になっていたが、プレイヤー自身の操作や目線からするとその視聴者達とは「違う存在」に感じられる。
    「みんなが求めているから『ダンガンロンパ』が生まれる」
    この言葉は確かにそうかもしれない。「ダンガンロンパをもう一度プレイしたい」という気持ちがあの凄惨な「コロシアイ」を生んでいるのだから。しかしそれだけではないはずだ。プレイしている間は「参加者の一人」としての立場としてプレイしている。つまり、プレイヤーの視点はあくまで「観戦者」ではなく「参加者」なのだ。
    「参加者」として「コロシアイを止めたい」「真実を暴きたい」という気持ちをゲームのキャラクターと共有して学級裁判に挑んでいるこの状態は、あの結末に出てきた観戦者たちとは違う「別の存在」であるはずだ。そう考えていくと、この「プレイヤー」という立場をちゃんとした位置に座らせておいたほうがもっと盛り上がるものになったのではないだろうか。
    かつてバイオショックで「Would you kindly(恐縮だが)」と「命令されて」動いていた主人公のように。
    次に最後の学級裁判中に流れた各キャラクターの「ダンガンロンパ出演オーディション映像」の存在だ。
    あの映像が存在する以上、本来あの話の中で「フィクションのキャラクター」であるはずの最原を始めコロシアイの参加者たちは「現実に存在している」ということになる。
    フィクション上でオーディションが行われ、フィクション上で選ばれて、フィクション上で記憶を消され、フィクション上でコロシアイをさせられる。
    あの映像が上記の通りの流れの中で撮影されたものならば、余りにも無駄な行程が有りすぎる。なぜなら、彼らが「フィクションのキャラクター」であるなら最初の無の状態からコロシアイを開始すれば済むはずだ。それともこの行程を踏んでこその、最後のどんでん返しが成立するのだろうか。にしてもそれは「バレる前提」になる訳で、そもそも主催者(黒幕)側は最後の2人になるまで続けて欲しいはずだし、キーボの暴走は「予想外の出来事」のはずだ。だとするとこの行程の無駄さは説明出来ない。
    現実世界に行われたオーディションにてコロシアイ参加者として選ばれ、「ダンガンロンパ2」のような新世界プログラムと似たシステムによりコロシアイの世界を再現していた、と考えなければあの映像の存在そのものが不明なのである。
    あれも「嘘の映像」と断じてしまえばそれまでだが、作中は「記憶の嘘」はあったものの「映像の嘘」に関しては一切触れられていない。そう考えると実は「ニューダンガンロンパV3」というのは「ダンガンロンパの世界が平和になった後の『仮想世界』の話」なのではないだろうか。
    アレ程の地獄を味わった後に訪れた平和、しかし平和ゆえの退屈によって絶望的な刺激が求められ、過去に江ノ島盾子によって行われた「コロシアイ」が注目され「ダンガンロンパ」という「リアルフィクションシステム」が作り上げられてしまい、それを見て熱狂した人々も参加した彼らも一様に「平和という退屈に絶望した人々」だった、このように考えると先の「オーディション映像」の存在にも納得出来る。

    いずれにしても今ここで僕が挙げたものはあくまでただの疑問点であり、「今までのダンガンロンパは嘘」という真実を受け入れるしかないのだろうか。
    今まで積み上げたものを自らがテーブルごとひっくり返しているため、正直次回作の望みはかなり薄いが、もし出てくるのであれば期待は大いにしたい。
    何よりあのシステムをここで終わらせるのは非常にもったいない気がする。
    「ダンガンロンパ」とは違う形でもあのシステムにもう一度触れる機会があるのなら僕はそれを強く望む。
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  • パソコンパーツを組み立てる(後編)

    2015-12-25 20:00
    愚痴です。そして前回の続きです。

    CPUの規格は違ってもCPUクーラーの規格は同じだ、という思い込みにより取り返しの付かない事をしてしまった僕は、既に骸となっているCPUクーラーのプッシュピンに哀悼の意を捧げ、以前使っていたようにネジで固定出来るクーラー取り付け用の新たなバックプレートを購入しようとお店へと向かう。
    店内へと入りお目当ての商品を探す。これが意外とすぐに見つかるが、同時に愕然とする。
    これから組み立てるCPUの規格はLGA1151というもの。それが店内にあるバックプレートの「対応規格」にどこにも記載されていないのだ。
    以前使っていたバックプレートが使えないと知った時、2つの選択肢が思い浮かぶもその片方は即廃棄し残った「バックプレート購入」を選んだのだが、その片方の選択肢が再び脳裏に浮かび上がる。
    一縷の望みをかけて「これなら使えるか?」と思うバックプレートを手に取り店員さんに訪ねてみる。店員さんは熱心に調べてくれたが結果は「NO」。
    ガクッと肩を落とし、バックプレートを元の場所に戻す。こうなったら残された選択肢はひとつしかない。
    「新しいCPUクーラーを買う」
    CPU購入時に付いてきた純正品のクーラーが使えなくなってしまった以上、組み立ての続きを行うためには新しくクーラーを買うしかない。
    だがCPUクーラーはどれも軒並み高く、そして最大の難点が「僕自身CPUクーラーに興味がない」ということだ。
    パソコンパーツを購入するときはワクワクしたものだが、CPUクーラーには一切のワクワクも感じない。
    なぜなら僕の使用用途ではCPUが膨大に発熱することなどほとんどないからだ。
    大抵純正品ではなくCPUクーラーを別に買う人はオーバークロック(本来の性能より高めること)をする人かもしくはCorei7といった発熱量の高いCPUを使う人ぐらいだろう。
    そのどちらでもない僕には何の魅力もない。ないのだが購入する以外に手立てはない。
    「このまま全てを忘れて組み立てるのを辞めようか」
    心折れ、そういったことも視野に入れながら熟考の末購入することを決め、「なんでこんなことになったんだろう」と嘆きながら家路へと急ぐ。

    19時、作業を再開する。が、まずは買って来たCPUクーラーの組み立てから始めなければならない。
    僕が今回購入したCPUクーラーは可変式で、それぞれの規格に合わせてピンを調節することが出来るのだ。
    しかし、その調節がなんとも原始的で、ピンとクーラーが分かれており、規格に合わせてピンを設置しネジで固定していかなければならない。
    これがまた大変な作業で、普通ネジをはめればネジ自体がある程度固定されて回しやすくなるのだが、これの場合はネジで固定されることなくゆるゆるの状態でドライバーを回していかなければならない。
    この手の作業を行うときに便利なドライバーがあるのだがあいにくとそれを持っておらず、悪戦苦闘しながらなんとか取り付けることに成功した。
    この後恐らく想像するのが「せっかく固定したのに穴に合っていなくて取り外す事になる」というハプニングだろうが、クーラーにピンをネジで固定する際、ひとつひとつ確認しながら行っていたのでその点はクリアーされている。
    ハプニングを期待している人には残念なお知らせだろうが、こちらとしてはたまったもんではない。
    先程から「ピン」と表現している通り、この買って来たCPUクーラーもプッシュピン式である。だがバックプレートを付けられない以上プッシュピンでいくしかない。
    慎重に取り付け始める。しかし、最初に行った自作の時とは違って割りとあっさり付く。ホッと一息。
    が、ここでふたつのミスに気がつく。ひとつはグリスを塗ってないこと、もうひとつは取り付け時の向きが違うこと。
    自分の馬鹿さ加減にウンザリしつつせっかく取り付けたクーラーを外す。
    CPUクーラーにグリスが付属されていたのだが、今回は試しに「熱伝導シート」というものを使用してみる。
    粘着性のあるもので付いている保護用のシートを外すのに多少手間取ったが、手は全くと言っていいほど汚れず、また粘着性もあるので簡単に取り付けることが出来た。僕のような不器用な人でも楽に取り付けられるのでオススメだ。
    今度は向きもちゃんと確認して取り付ける。こうしてなんとかCPU周りは終了した。

    次にメモリ、グラフィックボード、その他電源コネクタ等の装着を行う。
    ここまで来ればプラモ感覚で行えるので、手早く作業を終えることが出来た。
    全ての取り付け作業を終えパソコンケースの蓋を閉め、いざ電源を付けてみる。
    本来はここで青く点灯し電源の供給がしっかり行われている合図が出るはずなのだがうんともすんとも言わず。ただじっと佇んでいる「パーツの組み合わせ」があるだけ。
    「押しが甘かったのかな?」と思い電源ボタンを再び押してみるも何も言わず。
    「ハハハッ、そんな馬鹿な」と引きつった笑いを浮かべながら電源ボタンを押す。何も言わない。
    「・・・・・・・・」
    何度目かの心がへし折れるイベント発生。
    もう何もかも忘れてインテリアとして飾っておこうかとすら本気で思うも、気持ちを奮い立たせてもう一度分解する。
    初期不良の可能性も否めないため、どこに原因があるのかひとつひとつ確認していくことに。
    まずCPUと電源ユニットのみの構成。電源部分をマイナスドライバーでショートさせ確認してみる。すると見事に反応。異常なし。
    そのままメモリ、グラフィックボード、ハードディスクと確認するもどれも異常なし。各種パーツの初期不良の可能性はなくなるも、今度は新たな可能性が生まれてくる。
    パソコンケースのコネクターが壊れている可能性。
    こうなるとパソコンケース自体を買い換えなければならない。もうそうなったら完全にインテリアコースまっしぐらだ。
    それがないことを必死に祈りつつ各種コネクターを装着。電源を付けてみる。が、先程までに起動していた電源が入らない。
    可能性は徐々に現実味を帯びてくる。脂汗がにじみ出始めるもここは至って冷静に努め、まずはどのコネクターが原因かを探る必要がある。
    そうやって確認してみた結果、なぜ電源が入らないのかの原因を突き止めることに成功した。
    実に簡単な話だった。結果から言えばパソコンケースの各種コネクターに一切の異常はなく、原因はパソコンケース付属のファンだった。
    通常ファンケースはマザーボードに直接コネクターで接続するタイプだが、この付属のファンは電源ユニットから直接電源を供給するタイプで、その際にマザーボード上でファンの回転数等を管理させるためコネクターを接続するのだが、この「コネクター」を接続することによって電源が入らなくなってしまうのだ。
    蓋を開けてみれば「なんだそりゃ」というトラブルだが、どんなものでも「トラブル」というのはそんなものであろう。
    無事電源も入り、BIOSも何の問題もなく立ち上がったのを確認した後、OSをインストールし終え、ようやく完成と相成った。

    今回インストールしたOSだが、当初は「Windows7」にしようとしていたが、知り合いのアドバイスもあり比較的新しい「Windows8.1」にした。
    決め手は「Windows7」より3000円も安かったことと、グラフィックボードなどのドライバーを自動でインストールしてくれることだった。
    まぁ後日談になるが結局手動でインストールしているのだが、それでも便利なことには変わりない。
    また、事前情報として「OS自体が軽い」という話を聞いていたのだが、実際に使ってみた感想としては「分からない」。
    確かに軽く、起動時やシャットダウン時の速度は早い。だが、一応メモリは最新のDDR4を搭載しているのでこれがメモリのおかげなのかはたまたOSのおかげなのかが分からないのだ。
    それとシャットダウンの位置だがスタートボタンを押してなぜ右上にあるのだろう。そこまでカーソルを持っていくのが非常にめんどくさい。一応右クリックでシャットダウン出来るのだけど・・・。
    余りにも前に使っていたOSの「VISTA」に慣れすぎたためこれらのところに対応出来ていないだけだが、慣れてくると使いやすさが見えてくるのだろうか。
    それはこれからということで、今は完成した喜びと新パソコンの性能に酔いしれることにしよう。
    へし折れた心も修復しないといけないし。
  • パソコンパーツを組み立てる(前編)

    2015-12-18 20:00
    ようやく新パソコンの組み立てが終了した。今まで使っていたパソコンパーツから新品に置き換わったパソコンでこのブロマガを書いている。実に気持ちが良い。
    だが、買い換えようと決心し、注文してから手元に届いて組み立てるまで実に3週間も経過していた。
    まさかこれほどまでに時間がかかろうとは。
    まぁ注文の段階で「在庫あり」と表記されているにも関わらず、いざ注文してみたら「在庫切れです」と言われ、「商品の確保までに1~3ヶ月かかります」となればそこをキャンセルして違うところで注文して、なんてことをやっていたらそりゃあかかります。
    パソコンパーツが手元に届くまでの間に結構なトラブルが続き、「せめて組み立て時にはなんのトラブルもなくスムーズにいってくれ」なんて祈り倒したのだが、そんな虫けらの祈りなど通じず「案の定」トラブルが起こり続けた。
    一体何が起こったのか、それを2回に分けてこれから書いていこうと思う。なぜわざわざ2回に分けるのか。理由は「もったいない」から。お金結構かかってるし、何回か心挫けてるし。

    本編を書き始める前に言っておく、これは愚痴です。愚痴を延々と垂れ流すだけでそこに中身なんて一切ありません。
    さて、話は手元に全てのパソコンパーツが届いてから始まる。
    18時、早速パソコンパーツの組み立てに着手したいが、パーツだけは全て新しい物に取っ替えるものの、それ以外のモニターやパソコンケースはそのまま流用することにしていた。つまり、組み立てる前にまずやることは、これらから旧パーツを外すところから始めなければならない。
    ただ、組み立てる時ならいざ知らず、全て替えよう、しかも買い換えたのは現在ついているパソコンパーツのどれかの故障が原因であるので、いわゆる故障品を取り扱うことになる。
    壊れていないならともかく故障品であれば丁寧に扱う必要はなく、多少手荒に取り外しても構わない。
    となれば何らの気にする必要もなく、例え「バキバキ」と嫌な音を奏でていたとしても知らぬ存ぜぬで「気にしない気にしない」と一休さんのテーマソングでも口ずさみながら次々と粗雑の限りを尽くして外していく。
    なんて書くと凄い画を思い浮かべているかもしれないが、実際は丁寧に取り扱っており、コネクターの脱着も接続部分のピンが折れないように慎重に抜いていたりする。ココら辺がチキンだね。電源ユニットも交換するしケース関係の部分さえ無事なら後はどうなってもいいはずなのに、生来の貧乏性というやつですな。

    全てのパーツを取り外し終え、パソコンケース内に溜まったホコリを除去した後ようやく新パーツの組み立てを開始する。
    最初に行ったのが、マザーボードにCPUを取り付ける作業だ。これが実は一番神経を使う。
    CPUは静電気に大変弱い。ましてこの寒い季節。通常は手術用のゴム手袋などを着けて作業するのだが、そんなものは持っておらず「漢ならそんなものに頼らず裸一貫で勝負せんかい!」というとても機械によろしくないスピリットにおいて素手で作業をしているため、静電気を逃したりしながらの作業は緊張を極めた。
    ただ、CPUを取り付ける作業自体は、指定のところに向きなどを合わせて「ポンッ」と置くだけでいいので楽である。
    緊張の中、手早くCPUを取り付け終える。「ふぅ」と安堵の息を漏らし、このままコーヒーブレイクでもしようかと思うもまだまだ作業の序盤。戦いは始まったばかりだ。
    続いて待っているのがCPUクーラーの取り付け(CPUクーラーとは、CPUの作業時に発生する熱を逃がす装置。見た目はただの扇風機)。このCPUクーラーの取り付けも大変である。
    CPUクーラーの取り付けは「プッシュピン式」と呼ばれ、マザーボードについている4つの穴にクーラーのピンをはめ、そこから「カチッ」とはまる音がするまで押す。
    こう書くと簡単そうだが、これが中々に力が入る作業で、やり過ぎるとマザーボードがたわみ大変なことになるので慎重に作業を行わなければならない。
    また、僕が初めて自作をした時は、他3箇所のピンがはまって「さぁ最後のひとつ」と力を入れてはめようとすると、他のピンが抜けてしまいその抜けたピンをはめようとするとさっき入れたところが外れ・・・なんてことが繰り返されていた。
    当時はそれで何度も挑戦するも上手くはまらず、先に自作を行っていた友人に相談をすると、「バックプレートっていうやつがあるから、それならネジで固定するものだし楽だよ」というアドバイスを貰ったので早速購入し装着してみる。
    「そんなに楽なのか?」などと疑いながら行うもこれが驚くほど楽で、マザーボードの裏にこのバックプレートを装着し、そこにCPUクーラーのピンの部分を取り外して出来た穴にネジを差し込んで回すだけ。これで簡単にCPUクーラーを取り付けることが出来たのだ。あの苦労は一体・・・。
    今回もバックプレートを使用しての取り付けを行おうと思い、旧パーツにくっついていたバックプレートを取り外し、その後CPUのパックに付いていたクーラーのピンを取り外す作業に移る。これが中々難航した。
    初めて自作をしてから実に7年もの歳月が経過しているため、やり方を完全に忘れており、ピンの構造を見ながらあれやこれや試行錯誤を繰り返す。
    ピンは白と黒の2つのパーツから出来ており、白の出っ張りに黒の引っ掛け部分を噛みあわせることでくっつけているようである。ならばこの黒の引っ掛け部分をへし折れば外せるのではないか。
    早速実践し野獣が如く次々とへし折っていく。その勘は見事当たりで4つのピンを全て抜き終えた。が、この作業だけで1時間ほどかかっている。

    さぁいざCPUクーラーを取り付けようとバックプレートをマザーボードの裏に装着してみる。だが、どうやっても穴に合わない。明らかに大きさが足りないのだ。ここで「ハッ」と気がつく。
    「CPUの規格が変わっているからCPUクーラーの規格も変わっているのか」
    このブロマガでもそこについて書いたが、「思い込み」というのは本当に恐い。CPUの規格が変わっていてもCPUクーラーの規格は同じだ、と思い込んでいたのだ。
    規格の違いに気づくも完全に後の祭り。すでにしてプッシュピンは取り外されており、再度つけようにもへし折っているため取り付けは不可能。
    こうなると残された選択肢はたったひとつ。新しく規格に合ったバックプレートを購入すること。
    とにかくこのままでは作業は進められない。最寄りのパソコンパーツを販売しているお店に行って購入しようと思うが現時刻は21時、どこのお店も閉まっている。
    投了を向かえた僕はこの日の作業を諦め、次の日に回すことにするがこの時先ほどへし折ったピンと同じように僕の心もへし折れているので続けられるかどうか。
    とにもかくにも次の日にならなければどうすることも出来ないためパーツをそれぞれ安全なところに入れこの日の作業は終了した。
    次の日新しいバックプレートを購入しようとお店に向かうのだが・・・。
    続きは次の投稿で。