• ぼくと北沢とキャスト投票2018

    2018-02-03 23:21

    ミリシタのボイスドラマ キャスト投票「THE@TER BOOST!」(TB)。
    いたるところで無数のドラマが生まれたイベントでした。
    こちら にみんなの戦記をまとめてくださった方がいるので、ぜひ。

    キャスト投票にはいろいろな遊び方があります。
    自分は今回、できる限りの支援活動をするプレイにチャレンジしてみました。
    別の言い方をすると、ギャンブルの賭け金をつりあげていく火遊びです。
    アホなので支援の方向性は迷子でしたが、これもひとつのサンプルということで。


    担当アイドルは北沢志保。
    戦場はTB三大激戦区のひとつ「ネコ」です。






    ●おさらい:志保側から見たTBの流れ
    ご承知の方は飛ばしてください。

    2017. 12. 15 イベント開始
    野々原茜・宮尾美也、ネコ役に名乗りを上げる。
    北沢志保はコンベンションセンターで意見が割れ、ネコ派vsスタア派の決選投票へ。

    2017. 12. 17 ネコ沢、大地に立つ
    決選投票を制したネコ沢志保、猛追しネコ役トップに。
    その背後にぴたりとつける宮尾美也。
    追う/追われるを入れかえながらの、1ヶ月におよぶキャットファイトが始まる。

    2018. 1. 18 北沢志保 誕生日一斉投票
    志保、24時間で120,000票を獲得し、美也に92,000票の差をつける。

    2018. 1. 20~ 宮尾美也 38時間一斉投票
    美也、驚異のピクニック・ランで差を詰めつづけ、27時間目で逆転。
    そのまま志保に12,000票の差をつけ、なおも差を広げながら最終日へ。

    2018. 1. 22 イベント最終日
    美也・志保ともに100万票を突破し、ミリオンライブ達成。
    志保は投票期間ラスト30分の一斉投票「もう時間がにゃいんです」を開催。
    最後の大一番に挑む。



    ●支援活動のこと
    こうして賭け金を積んでいきました。

    TAでは、投票イベント自体に妄想ドラマをアテレコする遊び方をしました。
    それだけでも無限にごはんがすすみました。
    当時書いた戦記 があるので、よかったら。

    TBでは、もうちょい深く関わったら、もっと楽しいかなと思い立ちました。
    イベントに能動的に関わると、脳内ドラマも馬力が違います。
    ライブでコールを入れるとテンションが上がるのと同じですね。

    【1.なんかつくる】
    とりあえず、おえかきソフトをインストールして色々つくってみました。
    絵とか素材とか、GIFアニメとかまんがとか。
    https://twitter.com/i/moments/955770038304219136

    あと、上にまとめたのと同じくらいの数のクs… コラージュも。


    【2.企画会議にかかわる】
    少しだけ、コンベンションセンターでの企画づくりにも混ぜていただきました。
    ぼくはアホなので、にぎやかし企画くらいしか提案できませんでしたが。
    それでも、形になったものもありました。
    コンベやハッシュタグを通してみんなが乗ってきてくれると、うれしかった。



    ●目標とか願望のこと
    根っこのスタンス的なもの。

    投票イベントは単にボイスドラマの役を決める手続きではありません。
    イベント自体がひとつの群像劇です。

    たとえば、白石紬の全役ランクインや、七尾百合子の箱根ブースト。
    元大女優役の決選投票や、次女役の壮絶な鍔迫り合い。
    挙げきれないほどの物語が残りました。

    結果として勝っても負けても、そのときそこで戦っていたアイドルがいる。
    それらはみんなまとめてアイドルマスターの物語そのものです。

    加えて、戦った姿がみんなの記憶や記録に残ることは、有形無形の財産になります。
    アイドルは自身の存在価値を証明しつづけなければいけません。

    てなわけで、自分の担当アイドルにも財産をつくってやりたい。
    TBの舞台で、北沢志保からドラマをめいっぱい引き出したい。
    勝ちたいのは当たり前です。
    でも何より、いい試合、力のある物語をみんなに見せてほしい。
    っていうか、ぼくが見たい。

    志保には、最後の瞬間まで戦っていてほしいと願っていました。
    投票期間ラスト30分は、TBでも最大の熱と注目が集まるアイドルアルティメイト。
    その大舞台に挑む北沢志保を、見たいし見せたい。

    そんなことを考えていました。

    さあ、いい感じにガンギマリです。



    ●戦記:踊る阿呆の見た景色
    ガンジャがキマっておりますと、ひとつひとつの出来事が刺さること。
    特にキたところを挙げてみます。

    【1.誕生日一斉投票「しほあつめ」】
    一進一退、激しいキャットファイトの中で迎えた1/18。
    ネコ沢はTBトップクラスの得票速度をマークしました。
    追いきれないほどの祝辞やイラストが流れてきました。
    北沢がこんなに祝われて、この日の酒はうまかった。

    【2.みゃおの猛攻・38時間一斉投票】
    志保が美也に大差をつけた直後のこと。
    「来るな」「来い」の両方を感じていました。

    宮尾美也が追ってこないはずはない。
    美也と美也Pに対して、妙な信頼のようなものがありました。



    しかしどうだろう、9万票以上の差が埋まるのか。
    このまま勝ててしまうんじゃないだろうか。
    TAで敗れて2年、くすぶっていた「勝ちたい」という気持ち。

    でも、戦う相手が最高の強者だって信じたいじゃないですか。
    北沢のやつが頂点を賭けて最強に挑むところを見たいじゃないですか。

    ぼくがアイマスに一番求めているものは、少年漫画なんだなあ。

    果たして宮尾美也は、やってくれました。
    逆転された瞬間、最高に興奮したのを覚えています。
    楽しすぎて、ちょっと泣きました。
    ああ、いまアイマスしてるなー!と。

    アホって幸せやな。

    【3.応援企画「100万票めざすねこ」】
    志保誕直後から始まった、得票100万をめざそう!企画。



    1/19・0時の時点でネコ沢票は83万。
    すでに投票権配布は終わり、手持ちも誕生日でかなり吐き出したあと。
    100万は遠い。

    でもそれは志保ひとりならの話。ここには美也がいます。
    ミックスアップが起これば、辿りつけるかも。

    最終日20:25、ネコ沢志保はミリオンに辿りつきました。
    BGMは「STANDING ALIVE」でお願いします。

    【4.ラスト30分一斉投票「もう時間がにゃいんです」】
    コンベンションセンターに他アイドルたちのPが駆けつけてくれました。
    TAで志保と用心棒役を争った、福田のり子Pの姿もありました。
    この光景も、北沢志保が5年間で獲得した財産です。

    そして試合開始。
    ぼくは完全に丹下段平と化していました。


    (この例え、縁起悪いな?)

    ここは地獄のオーディション。
    どれだけがんばっても負ければチャラ。
    賭けたものが大きいほど熱い。
    これを最高と言わずして何として言うのか。
    (一般にこういう人間を「最低」と呼びます)

    でも、負けたあとにも、ちゃんと何か残っていたりします。
    だからやめられないんだなあ。



    ●一人きりでは見えない景色
    志保と美也、それから二人を応援してくれた皆さんに感謝。

    志保は最終的に110万以上の票を得てTBを終えました。
    彼女ひとりの力でここまで来られるわけはありません。
    たくさんの人が北沢志保にドラマを見てくれたから。
    そして宮尾美也がいてくれたからです。

    北沢。景色、きれいだったか。



    というわけで、こういうロールプレイも楽しいよという話でした。
    志保がどれだけの財産を得たか、それはまた今後に期待。
    この記事がTCにあたって何かの足しになれば幸いです。

    さて、正式な結果発表までは、まだ時間があるんです。
    それまではシュレディンガーのネコということで。
    (これが言いたかった)



    ※2018. 2. 14追記




    みゃお、おめでとう!


    北沢、今日は何でも好きなもの食っていいぞ!

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  • 【ミリシタ】紗代子の初対面コミュのはなし

    2017-11-25 17:40

    今日も元気に天井の木目を数えていますか?

    ミリシタもリリースから早5ヶ月。
    コミュ解放も落ち着き、最近は初対面コミュなどを見返しています。
    いいですよね初対面、ご飯がすすみますよね。

    いろいろと強烈な子もいました。
    逆ナンから自分をねじこんできた茜ちゃんとか。
    浅野真澄もかくやという営業力です。

    そんな中、個人的に印象深いのが紗代子。
    彼女の採用理由はちょっと特殊だったように思うのです。


    ●39プロジェクトの採用基準
    そのアイドルの何を見て採用したか。
    ミリシタの初対面コミュでは、それが一人ひとり描かれています。
    Pが合格判定を出す基準は大まかに2つのようです。

    ①能力・資質(アイドルに向いていること)
    歌やダンスの技能、人を惹きつけるカリスマや個性、誰かを応援できる人柄などなど。
    「クッソ美人だから」とか「おっぱい大きいから」でもいい。いいんだ。

    ②動機・熱意(モチベーションの源が明確であること)
    アイドルへの純粋な憧れを買って、というパターンが多いでしょうか。
    そのほか「家族を支えたい」でも「歴史の教科書に載りたい」でも、背景が明確ならOK。

    いやあ、就活だなあ。

    どのアイドルも、①・②のいずれか、あるいは両方を満たして採用となっています。
    紗代子も分類するなら②のタイプではあるのですが……


    ●高山紗代子の採用理由
    紗代子は、39プロジェクトのオーディションに応募し、熱意を買われて合格しました。
    熱意「のみ」をです。

    彼女は面接で、私はどうしてもアイドルになりたいのだと述べます。
    それが自分の夢だと。



    しかし、その背景については何ひとつ語りません。
    ただひたすら、お願いします、アイドルにしてくださいの一点張り。
    これでは審査する側としては困ってしまう。
    現に彼女は、他のオーディションもいくつか受けて全敗しています。

    Pも紗代子の気迫は受け止める。
    けれどアイドルとしての魅力や可能性は見えてきていない。
    かろうじて、真面目な性格ではありそうという程度。

    アイドルとして目立った適性が見えず、モチベーションの源もまったく分からない。
    彼女は不合格となっても仕方のない候補者でした。

    しかしPは、彼女の熱意にウソがあるとは思えないと賭け、採用に踏み切ります。

    プロデューサーはアイドルの一人目のファン、というのが765プロのお約束。
    そんな765らしからず、同時にとても765らしい初対面コミュだと思います。
    高山紗代子というアイドルは、この事務所でなければ成立しえなかった。





    紗代子は、生きることが死ぬほどヘタクソなのだなあと感じます。
    どうしてもアイドルになりたいのに、相手を納得させる手段を講じられない。
    何でもできる覚悟があるのに、それを伝える方法を考えられない。

    だからプロデューサーが必要なんですね。
    育てなきゃ…


    ●その武器は両手に装備できます
    虹色ミラクルで歌われているように、ここは、右手に憧れ・左手に情熱の世界。
    憧れと情熱さえあれば夢が夢でなくなる世界だと思っています。
    まるでブラック企業の言い分だ。

    その中で、右手に情熱、左手にも情熱の高山紗代子はどう生きるのか。
    がぜん彼女が気になってきました。
    意志の力が頼みの徒手空拳系アイドルに弱いです、はい。


  • おまじないとヒーローと矢吹可奈のはなし

    2016-11-23 17:38

    ミリオン2ndライブ上映回も近づく今日この頃、ふたたびLTHがアツイ。



    てわなけで、ちょっとLTH曲を掘ってみたくなりました。
    お題は2ndライブのソロMVPと私の中で名高い「おまじない」
    LIVE THE@TER HARMONY 07に収録された矢吹可奈の曲です。



    個人的に「おまじない」はある種のヒーローソングだと思っています。
    そのへん歌詞に沿って掘りつつ、可奈のパーソナリティにも迫っていけたらなと。



    ●ホワッツおまじない

    そもそも歌詞にある「おまじない」とは何ぞや。
    これを最初に押さえておいた方が見通しがよさそうです。

    すぐにわかるのは、「おまじない」とは歌のことらしいということ。
    歌は「私」にとって、嬉しいことを忘れず、悲しいことを笑い飛ばすためのもの。
    そうやって歌が「私」を「守ってくれたから」と語られています。

    もうちょい踏み込んでみます。

    1番を読むと、「私」は幼い頃にある教えを受けています。
    曰く、誰にも負けないたったヒトツの「おまじないを持て」
    ここで言う「おまじない」は、矜持やアイデンティティのような意味合いでしょうか。
    「私」にとっては歌がその「おまじない」にあたるものでした。
    歌は可奈にとってそれほどに大きな存在なのですね。



    ●今日もどこかでヤブキマン

    「おまじない」の解釈を念頭に、歌詞のストーリーを追ってみます。

    1番は「私」が歌と出会って歌に守られた経験をする話。
    「本当は臆病な私」「優しい歌」から勇気をもらいます。
    そうして「私」は自分自身のための「おまじない」を作り上げました。

    2番では「私」が「おまじない」を人にもかけてまわるようになります。
    「絶対大丈夫 怖くない」と「きみ」にも勇気を与え、「背中を押すよ」
    かつて自分を守ってくれた歌を、今度は自分がみんなに届ける存在になったのです。
    矢吹可奈がアイドルになった動機としてぴったり。

    そうして「私」は「いつでも どこでも」歌いつづけていく、と曲がしめくくられます。

    まるでヒーローの誕生秘話と活躍をつづった物語のようです。
    悪を断つ強いヒーローではなく、人々に勇気を分け与える優しいヒーロー。
    おまじないで涙を笑顔に変えてまわる、魔女っこ可奈ちゃんです。



    Cメロ明けでは、変われた今の「私」には無敵の「おまじない」があると歌われます。
    みんなに歌を届けてきた経験が「私」を成長させ、たしかな誇りを生んだのです。
    これね、泣けちゃうくらいかっこいいの。

    しかし、その姿にはどこか孤独も感じてしまいます。
    「私」が助けてきた「きみ」の隣にはいつも「私」の歌が寄り添ってくれる。
    なのに「私」の隣に寄り添う誰かの存在は描かれず、あるのは「私」自身の歌だけ。

    勇気をふりまく明るく優しい姿と、そこに隠れたかすかな孤独のにおい。
    それがこの曲に不思議なヒーローソングとしての魅力を与えているのだと思います。



    ●矢吹可奈にとっての歌

    「おまじない」の曲中では「私」と歌との距離感が豊かに語られています。
    そこから矢吹可奈にとって歌とはどういうものなのか探ってみたいなと。
    これがなかなか独特の可奈ワールドでおもしろい。


    【可奈の歌の原点:生活習慣としての歌】

    可奈の歌の原点は、嬉しいことを忘れず、悲しいことを笑い飛ばすためのもの。
    彼女はもともと、誰かに向けてではなく、自分に向けて歌う子でした。

    この点、Vo属性のツインタワーである天海春香や如月千早とは対照的です。

    春香・千早の歌の原点は、ともに聴き手ありきのものでした。
    (春香さんなら歌のお姉さんやまわりの友達、千早なら弟が聴き手)
    長じてアイドルになってからも、春香さんの歌は自身の気持ちを、千早の歌は作曲者の意図を人に媒介するためのものという傾向が強いように思われます。

    一方、「おまじない」の1番で語られた可奈の歌の原点には、聴き手の姿がありません。
    (だから「ヘタクソでもデタラメでも」いいんだい、と強がっています)
    ゲーム中でも、聴き手の有無を特に気にせず、四六時中歌っている姿が見られます。
    歌は可奈にとって、ごはんやトイレと同じような生活習慣のひとつなのでしょう。
    「いつでもそうくちびるには歌を」ですね。


    【可奈の歌の到達点:聴き手の気持ちを歌う】

    さらに可奈が特徴的なのは、自身が「世界一の作曲家」である点(いわゆるDJ KANA)。
    これが、アイドルとして人のために歌うときに、おもしろい効果を発揮します。

    「おまじない」の2番、「きみの涙の秘密も キレイな物語にして」からのくだり。
    「きみ」の感情を「私」が歌の形に変換して贈り返すという、独特のスタイルが描かれます。
    可奈が歌うのは、自身の気持ちでも作曲者の気持ちでもなく、聴き手の気持ちなのです。

    ここに、ずっと自分のために歌ってきた可奈の経験が生きています。

    可奈は自分の気持ちを歌にしたからこそ、自分にとっての「おまじない」を作り上げられた。
    だから、聴き手にとっての「おまじない」を作るには、その人自身の気持ちを歌にする。
    可奈の気持ちを聴き手に伝えるのではなく、可奈が聴き手の気持ちを汲みとって歌にのせる。
    それがアイドルとしての矢吹可奈のスタイルなのですね。
    (DJネタが意外に核心という)

    可奈がこのスタイルをとれるのは、感情を歌に変換することに長けているからでしょうか。
    普通は訓練でやっと身につける技術でも、可奈にとっては当たり前の生活習慣なのですから。
    一部で天才と呼ばれる所以が、ちょっとわかったような気がします。

    まあ、その代わり「ヘタクソでもデタラメでも」式でやってきたツケはあるんですが。
    がんばろう矢吹可奈。



    ●おわりに:矢吹可奈とプロデューサー

    歌で人々に「おまじない」をかけ、勇気を与える。
    そうやって、アイドル矢吹可奈はヒーローになることができます。
    でも、ヒーローの孤独を埋め、可奈自身を守る「おまじない」もまだまだ必要そう。



    プロデューサーが可奈を守る「おまじない」になる。
    そして可奈が人々を守る「おまじない」をかける。
    それが矢吹可奈とプロデューサーの在り方なのかもしれません。


    でもさすがに鼻水チーンしてくださいって頼んでくるのはやめような。