• 藤田菜七子騎手における騎乗依頼仲介者(エージェント)の変更による競走成績の変化

    2018-07-18 22:01

    2018年7月12日発表 JRA騎乗依頼仲介者一覧美浦所属騎手の騎乗依頼仲介者一覧(PDF)を確認すると藤田菜七子騎手のエージェントが中村剛士氏から空欄になっていた。2018年1月発表のJRA騎乗依頼仲介者一覧では川島康孝氏から中村剛士氏に変更になっていたので、半年で契約解除になった格好である。エージェント契約解除になった経緯については今週号のアサヒ芸能で報じられているが信憑性は定かではない。

    エージェント契約・契約解除はよくあることで特に騒ぎ立てる必要はないが、競馬データ分析のネタとしては面白そうなので、藤田菜七子騎手における騎乗依頼仲介者(エージェント)の変更による競走成績の変化をTARGET frontier JV で調べてみた。

    データ分析の対象期間は2017年1月〜6月と2018年1月〜6月である。

    騎乗数は2017年の157頭に対して、2018年は262頭と約100頭の増加、所属厩舎の根本調教師の管理馬の騎乗数は2017年と2018年と変化が無いので、所属厩舎以外の騎乗依頼を多く獲得している。勝ち鞍は5勝→9勝、連対数は8頭→18頭、複勝数は9頭→27頭と成績が向上していることが分かる。

    【調教師で集計】

    このデータを視座を調教師から馬主と生産者に変えるとエージェントの影響力が窺える。

    【馬主で集計】2017年は非社台系馬主、2018年はノーザン系馬主

    【生産者で集計】2017年は非社台系、2018年はノーザン・社台系

    中村剛士氏とエージェント契約したことでノーザンファーム系列の馬主クラブの騎乗数が目立つ。

    視座を外厩に変えるとエージェントの影響力がハッキリする。太いパイプを持つノーザン天栄・ノーザンしがらきで調整した馬の騎乗依頼数が増えていることが分かる。

    中村剛士氏と契約解除したことで、ノーザンファーム系の騎乗依頼数は減ると思われる。これが競走成績にどのように影響するか、彼女の2018年後半の競走成績に注目したい。
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  • 競馬道Onlineデータベース作成ツールKOL Database Creatorで馬体重が一番重い馬の勝率と回収率を調べてみた。

    2018-07-01 12:57
    競馬道Onlineデータベース作成ツールKOL Database CreatorTARGET frontier JV では検索出来ない、複雑な条件のデータを検索する時に使おうと考えている。

    例えば、出走表で馬体重が一番重い馬の勝率と回収率を調べる場合、TARGET frontier JVでは標準機能を使って調べることはできない。馬体重を外部指数ファイルに変換して、外部指数の集計機能を使えば調べることが可能であるがプログラムを作る必要があり、素早く調べることは難しい。

    こんな時は、KOL Database Creatorで作成されたデータベースをSQLで検索することで素早く調べることができる。
    馬体重が一番重い馬の総頭数を求める。1レースで複数頭いる場合がある。
    SELECT count(*)
    FROM sei2s AS m
    WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1 FROM sei2s AS s
    WHERE
    m.sei1_cd = s.sei1_cd AND m.batai < s.batai
    )
    馬体重が一番重い馬の勝数と単勝配当の合計を求める。
    SELECT count(*), SUM(thai1) FROM sei1s INNER JOIN
    (
    SELECT sei1_cd,umaban
    FROM sei2s AS m
    WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM sei2s AS s
    WHERE m.sei1_cd = s.sei1_cd
    AND m.batai < s.batai
    )
    ) AS sei2 ON
    sei1s.cd = sei2.sei1_cd AND sei1s.tuma1 = sei2.umaban
    馬体重が一番重い馬の同着2頭目の勝数と単勝配当の合計を求める。
    SELECT count(*), SUM(thai2) FROM sei1s INNER JOIN
    (
    SELECT sei1_cd,umaban
    FROM sei2s AS m
    WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM sei2s AS s
    WHERE m.sei1_cd = s.sei1_cd
    AND m.batai < s.batai
    )
    ) AS sei2 ON
    sei1s.cd = sei2.sei1_cd AND sei1s.tuma2 = sei2.umaban
    馬体重が一番重い馬の同着3頭目の勝数と単勝配当の合計を求める。
    SELECT count(*), SUM(thai3) FROM sei1s INNER JOIN
    (
    SELECT sei1_cd,umaban
    FROM sei2s AS m
    WHERE NOT EXISTS (
    SELECT 1
    FROM sei2s AS s
    WHERE m.sei1_cd = s.sei1_cd
    AND m.batai < s.batai
    )
    ) AS sei2 ON
    sei1s.cd = sei2.sei1_cd AND sei1s.tuma3 = sei2.umaban
    1. 競馬道Onlineデータ(KD3形式 2007年〜現在)において、出走馬表で一番馬体重が重い馬の総頭数は、39402頭。
    2. 勝数は3705勝、単勝配当合計額は3,065,330円
    3. 同着2頭は1勝、単勝配当合計額は690円
    4. 同着3頭目は該当無し
    以上の検索結果から、出馬表で一番馬体重が重い馬の勝率と回収率は以下の通りになる。

    勝率 9.4% 回収率 77.8%

    競馬場・芝ダ別・距離別に調べると面白い結果が得られるかも。



  • 競馬道Online データベース作成ツール KOL Database Creatorを使ってみた

    2018-06-30 19:06
    KOL Database Creatorとは競馬道Online有料会員または競馬道データ会員向けに登録制で配布されている。データベース作成ツールである。
    • 競馬道データ会員

      競馬道OnLineデータが電子メールで配信される有料サービス。料金は2年契約で月額1500円。競馬道OnLineデータは競馬専門紙のケイバブック社のデータをもとにしたもの。出馬表や成績、競走馬、騎手、厩舎といった基本的なデータだけでなく、レース後コメント、調教タイム、各馬のレース前半3ハロンタイムといったKOLならではの予想に直結したオリジナルデータが掲載されている。

      競馬データ会員 https://www.keibado.net/kdata/

    KOL Database Creatorは競馬道OnlineデータをWEBから自動的にダウンロードして、SQLite形式のデータベースに格納するのみである。TARGET frontier JV のような初心者でも簡単に競馬データを検索する機能はない。競馬予想などでデータを活用するには自作プログラムを作ってデータを検索するか、SQLiteに対応したsqlitespyなどクライアントソフトを利用することになる。KOL Database Creatorを使いこなすにはデータベースおよびSQLに精通している必要がある。
    参考図書 SQLite入門
    KOL Database Creatorのインストールおよびデータベースに作成はオンラインヘルプに説明があるので誰でもデータベースまでは簡単に作成できる。


    データベースの利用方法はKOL Database Creatorのサイトに後日掲載されるらしい。

    KOL Database Creatorで作成されるデータベースのパスを指定することは出来ない。データベースのパスは固定でC:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\KolDBCreator\db¥kd3.dbとなっている。

    データベースのファイルサイズは競馬道OnlineのKD3形式データファイルを2017年〜2018年7月1日現在まで格納して約4GB程度である。ユーザ独自のテーブルなどを作成することでデータベースのファイルサイズは増加する。

    Cドライブはシステム領域なのでメモリのページングファイルなどがあり十分な空き容量を確保しておかないとPCの動作が不安定になるので注意が必要である。

    KOL Database Creatorで作成したデータベースは自作プログラムまたはSQLクライアントからファイル名「C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\KolDBCreator\db¥kd3.db」をオープンすることで使用することができる。KOL Database CreatorはWindowsのみのサポートであるが、作成されたSQLite形式のデータベースファイルはMacなどのWindows以外のプラットフォームからでも使用することができる。

    sqlitespyでデータベースの内容を確認すると、複数のコードマスタとデータのテーブルで構成されている。各テーブルの仕様書はオンラインヘルプ等に後日掲載されると思われるが、競馬道Onlineデータフォーマットのコード仕様・レコード仕様とほぼ同じであるので、これを参考にすることでデータ検索することができるが、レコード設計がイケてないのでSQL単独で検索〜データ表示はSQLに精通していても難しいモノがある。