旅する人の夜や朝の時間の使い方
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旅する人の夜や朝の時間の使い方

2017-01-06 16:40
    交通にまつわる話題を言いたい放題やるこのブロマガ。
    今回は、地方都市に住む旅人が抱える「移動」と「夜」にかかわる話というより悩みです。

    以前紹介した、福井4:48発の快速敦賀行→新快速のコンボは、現在から見れば便利ですが、実は昔から見れば不便なのです。その原因は、4時前後に福井を出発していた急行「きたぐに」。大阪に6時半ぐらいに着けます。時間差は1時間半。

    これに限らず、夜行列車が消えたが故に近距離深夜移動ができないためにできなくなったことが結構あります。特に早朝から山陽で動き回れなくなったのは結構痛い。
    北陸新幹線ができたせいで系統分割された新潟方面はもうめっきり行かなくなり、行ってもレンタカーです。あの単調な北陸道を走るしかないですが。

    そこで、京阪神や名古屋からわりと近い福井だからやれる技となるのは、金沢・京都・大阪・名古屋発の夜行高速バスの力を借りることです。20・21時発の最終近くの「サンダーバード」で京都や大阪に向かい、そこから高速バス。寝台特急「あかつき」や急行「だいせん」なき今、行き先が様々なバスが発着しています。このうち発車が比較的遅い便を選んで乗るわけです。
    特に三宮を23時台に出る松江・出雲・米子行きや、大阪発着の広島行。あまつさえ、深夜バスとして運行(夜行でないことに注意!)されている岡山・倉敷行も使えます。倉敷着4時前。
    しかし、鹿児島とか熊本とか遠方になるとLCCが怒涛の追い上げを見せるので、最終普通列車を乗り継いで大阪に深夜1時着、3時半のリムジンバスで関西空港に行ったほうがいいことも。
    金沢が入っているのは、臨時(隔日)ながら仙台行が運行され、山形に6時、仙台に7時に着けます。
    「そう焦るな始発まで待て」と思う方もいらっしゃるでしょう。実際、始発乗り継ぎで広島には9時過ぎに着けます。しかし、夜行を使っての7時と始発9時でどう変わるかを考えると・・・。
    観光施設は基本的に営業時間は8時-17時が多いです。(10時に開くテーマパーク類はそもそもほとんど眼中にないです。コスパ悪すぎる)
    始発9時着についても、それは広島駅の話。目的地まではさらに2次アクセスというものがあります。それは芸備線であったり、呉線であったり、宇品港行路面電車であったり。
    もし広島駅から1時間かかったら、最終的な到着は10時。1時間半観光したらもう昼時なのです。
    それを観光施設が開く前の7時-8時に2次アクセスのロスタイムを消化できるので、1時間半観光しても9時半。午前中にもう1箇所行けるわけです。
    そしてもうひとつの考え方があります。それは多くの名所の閉鎖時刻である17時までの残り時間をどれだけ増やすか、減らさないか。減らすにしても譲れない項目と譲れる項目をはっきりと分けられるか。
    過去に行ったお遍路などではこれをフルに適用しました。札所の開山時間は7時-17時。しかし寺院内のお勤めや御朱印を戴く時間、移動中の安全運転に要する時間は絶対削ってはいけないのです(蜂がいたなどやむを得ず読経をやや簡略化した場合のみあり)。では削れるのはどんな時間か。
    それはまさに下調べと準備。寺院の場所をカーナビでサッと調べられるようにして、奉納するお札に事項を記入して用意しておくことです。必要な用品をすぐ出せるようにまとめておくことも大事。
    用品どこだっけとゴソゴソ探すことは1回1分とするとお遍路では1日あたり10分-30分のロスです。これは大きい。このロスタイムは遍路に限らず、普通の商店や改札でも同様です。
    そして食事。ノコノコ飯屋に入れるのは夕飯のときだけ。昼飯時間は特に削れるのでおにぎり2個ぐらいで済ませてしまうと一気に30分が5分以内になるわけです。
    言っておきますが、これはあくまでお遍路初心者での行動。熟練した方は寺院内での動き方からしてもっと速かったりしますから恐ろしい。実際徳島県内では何人も抜かれました。

    朝の大切さをもうひとつ体現するのがスキー。滑走時間8時-16時でリフトが動き出してから営業を止めるぎりぎりまで攻め込むことと、朝家を出て10時に着いて16時まで滑るのでは、まず満足度ややりこみ度に明確に差が出ます。一般的な旅行も同様で、朝を上手く使って2次アクセスにかかる時間を吸収することでその旅行の満足度を一気に押し上げることができます。
    夕方もうまく使うとさらに良くなるかも。そして土日間の大きな移動は19時-23時に済ませておく。移動が無く同じ土地に留まるなら旅館などに泊まって旨い飯にありつき、温泉に入って満足したところで寝る。まさに旅の醍醐味です。
    かつて上野・東京発着の寝台列車がいっぱい走っていたのも、東京発着の夜行高速バスがここまで多くなったのも、現在「サンライズエクスプレス」が活況を呈しているのも、そうした時間の効率的な使い方を求める人が多いからでしょう。

    しかし、これらをもってしてもどうしても早く着けず、高嶺の花と化す場所がいくつかあります。それが福井からの場合、北東北。ここだけはどうしようもなく、新潟に前泊しても8時に酒田に着くのがやっと。名古屋に前泊してFDAの小牧青森・花巻便に乗るか。前述の仙台行で東北新幹線に乗り換えるか(日程限定)。最終北陸新幹線に乗って上野から発車時刻が遅い夜行バス便に乗るか。レンタカーをさらに走らせて日本海東北道を走るか(帰りが大変)。

    東京前泊が必須となる道東などならわかるものの、北東北(主に秋田)はそこまで遠くないはずなのに、朝から動けないので未だに行ったことがない場所が結構あるので悔しい限り。
    しかもちょっと前まで便利な寝台特急「日本海」があったので尚更。

    旅で何急いでるんだと思う方もいるかもしれませんが・・・
    非日常はこれぐらい全力で楽しむものだと思っています。異論はありそうですが。
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