東京電力福島第一原発4号機の燃料棒取り出し作業が始まった。極めて困難な作業が少なくとも来年いっぱいまで続くことになる。
　取り出した長さ４．５メートルもの長さの燃料棒をクレーンで引き上げ、次にキャスクという金属容器に収納して、ビル五階分の高さを下ろすという作業を繰り返すことになる。燃料棒の数は1533本。気の遠くなる作業だ。
　

いま思うと余計なことだった。TBSは「半沢直樹」を放映している局であることが「ブラックジョーク」に思えるほど半沢直樹的人物の存在を許さない組織だとは夢にも思わなかった。
　

みの氏に向けられた「真の批判」とは、息子の犯罪ではなく、みの氏自身、及びみの氏を報道番組のキャスターとして採用し、使ってきたテレビ局（TBS）の体質にあるのである。
　

みのもんた氏が報道２番組（ともにTBS）を降板してから3週間が経つ。
降板理由は次男の「犯罪」が契機だった。
10月26日に開かれた約70分に及ぶ記者会見でも、盛んにみの氏は「子育て責任論」に触れていた。
どうにかして「子育て」という議題にもっていき、降板の理由を「子育ての失敗」に落とし込みたいという思惑が透けてみえる。
だが、残念ながらそれは難しいだろう。
なぜならば、今回、みの氏が批判されている最大の理由は子育て論とは無関係のものだからだ。