• ニコニコ超会議で展示してみた 5of5

    2016-04-13 02:20
    5of5 エピローグ
    ⦁ abst.
    感謝。準備。反省。心構え。
    ⦁ 謝辞
     ニコニコ超会議に3回参加して、その間にとても多くの方にお世話になった。直接、行動を共にした方でも十数人になるし、お会いした方・間接的にお世話になった方は3~4桁に上るだろう。そうでなければここまで来れなかった。改めてお礼申し上げます。少しでもお礼の足しなればと思ってここまで述べてきたが、最後にまとめておきたいと思う。もっともここに書いてある事は全てではないし、読者に当てはまるかもわからない。参考程度にしてほしい。
    ⦁ 下準備
     企画を考え始めてから前日まで、自分の場合は半年くらい見積もっている。半年前に思い付きを固めて、4か月前くらいに主なメンバーにオファーをかける。2か月前までに企画の概要を決定して微調整を終わらせておき、1週間前までに手続きは済ませる。当日はただ、スケジュールに従って動くだけで済むようにする、というのが定石だ。本当は当日、僕はただ立って質問に答えるだけというのが理想だ。が、そこまで大人数になることもないのでこだわってはいない。手続きを僕が一括して行い、「自分にいつでも(いちいちどこにいるか探さずに)質問できて、即答できる体制を整える」のが役割だからだ。もちろんイベントの流れは全員に伝えるが、伝えきれない部分もでてしまう。
     5W1Hに沿って考える、というのも前に述べた。イベントというのは多岐にわたるルールや考え事がある。それを整理しておかないと混乱するし、必要な伝達事項が漏れる可能性も高くなる。加えて言うなら、頭の中で時系列の表にして「~までにこれを(5W1Hで)しておく」というのを把握できるようにしておくと良い。
     たびたび述べている通り、トラブルは起きるものだ。「手続きができていない」「荷物・展示物に不備がある」「参加者の扱いで壊れる」のはしょっちゅうだ。最終手段として紙だけで説明できるよう準備しておく、というのはいつも感じている。あとは養生テープ。DIY店やホームセンターで売っているものだが、梱包から展示品の固定、破損部分の補修まである程度使える。適度な粘着力で扱いやすいので、常に一本忍ばせている。もちろんガラス面など、貼る場所によって跡がつくこともあるので注意が必要だ。
    ⦁ 当日の注意
     当日、注意することはそこまで多くない。強いて言うなら自分の体調管理と、来場者のケガなどだ。しかし超会議2・3で大きな企画をした時は、自分のブースの目の前で人の滞留が起きて立ち入り禁止にしている場所に入りこみそうになり、非常に神経を使った。できればスタッフの増員をしたいところだが、確たる必要もないのに増やすわけにもいかない。そうなると必要なのは「起きそうになるのを察知する」だろう。立ち止まっている人(写真を撮る人)がいたり、集団(グループで回っている人)が通り過ぎると「壁」ができやすい。その前に声をかけるのがベストだが、できた直後なら「立ち止まらないでください」とはっきり声を出せば何とかなることが多い。これは人に向かって言う必要はない。駅員のように「場」に向かって声を投げかけるだけだ。ここまでは応援企画の話。一般に、自分のブース外に手を出すのはやめておく。そこでトラブルになるとややこしいからだ。自分のブースと周りだけ守っておいて、それ以外は責任者に問い合わせよう。一つアドバイス。周りの人や管理者へ、到着したらすぐに挨拶する。いざという時に声をかけやすいからだ。
     トラブルの回避手段は用意しておく。それでも歯が立たないこともある。そういう時でも、壊れたものでもいいから展示する。技術部などつくってみた系を見に来る来場者は「わかっている人」がほとんどなので、反省は必要でも心配する必要はない。直前まで何も問題がなかったのに、始まると動かなくなるのはロボコンでも超会議でもステージでも同じだ。壊れたものでも、僕はその原因を知りたいと思うし、壊れることが悪いことだとも思わない。

     失敗したとき、嘲笑う人は必ずいる。確かに的を得ていることも多いし反省する必要はあるが、それを気に病む必要は全くない。

     あなたは素晴らしいものを展示しているのだから。
     
     伝えたいことはざっとこんなものだろう。全5回に渡る長文を読んで頂きありがとうございました。

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  • ニコニコ超会議で展示してみた 4of5

    2016-04-13 01:35
    4of5 ニコニコ超会議2015でつなげてみた
    ⦁ abst.
     よくよく考えてみると、大学生活は「春の超会議」と「夏の水中ロボコン」の2足の草鞋を続けていた。社会人になりお金もありそうだし、「その二つをつなげたら面白いんじゃね?」と応募してみる。結果、ほぼgagaさんに頼り切りの展示になる。
    ⦁ 大学と超会議と僕と水
     僕が大学内外でやっていたことといえば、だいたい「機械工学」「チームマネジメントの実践(座学なし)」「超会議」「水中ロボコン[*15]」の4つだろう。機械工学はそのまま就職先で使っている。残りの3つを合わせたのが超会議2015「水中ロボット作ってみた」である。
     初めに断わっておくと、 ・・・いや、ここまで読んだら気づいているかもしれないが、僕はどちらかというと「何かモノをつくる」より「モノを作っている方たちをまとめる」方がマシらしい。ついでに社会人になり、関西に就職。超会議が一気に遠くなった。なので自分で新たにモノを作るのは最悪、辞める判断をして、実績のある展示を集める方向にして、プランEくらいまで保険をいくつかかけておく。そういう風にして超会議に参加することにした。そして、これを区切りにして、イベントへの企画はやめようと誓った。
    ⦁ 「ニコつく」と「まるなげひろば」
     この説明をしないと、わけが解らないという方も多いと思う。私感から説明すると、「まるなげひろば」というのは「カッコ」で区切らないと他のひらがなと混ざって、ひらがなばかりになってしまう、厄介な単語である。



     「まるなげひろば」というのは「ニコつく」[*16]が運営するブースのことで、超会議の他にも闘会議、町会議、ニコニコ本社などで開催されている。主にユーザーが参加して長机(180cm×60cm)の半分を1スペースとして展示するスタイルをとっている。電源やパーテーションなどは別料金である。(2015年4月当時)
     知っている人に向けて言えばニコつくは「コミックマーケット準備会」[*17]みたいなものである。そこにニコニコ運営が「ブース運営をまるなげ」している。一応、ユーザーがまとめている格好になる。ユーザーと運営のwin-winに見えるシステムである。
     実のところNT系(Nico-Tech:ニコニコ技術部。あるいはニコニコでつくってみたなどをしている人たち)、要は「ニコつく」ができる前からニコニコ技術部などで活動している人からは不評だ。お金を取る割にスペースが狭く、制約が大きく、大物展示や大きな電流・電圧・圧力・火器類を用いた作品は展示できない(NT京都やNT金沢といったイベントでは開催者と相談となる)。これには原因があって。
     ニコつくができた当時、過去のイベントを調べなかったらしい。つまりNT系のイベントは全く考えられなかった。そして「コミケ」を参考に作ったため、1サークルのスペースなどは当然「冊子」や「手芸品」、「電子工作」などの頒布・販売を基本とした大きさになる。部屋いっぱいを占める作品も当然な技術部などには窮屈である。何か販売できればブース代も稼げるかもしれないが、技術部でそういう目的の作品はかなり少ない。当然、大物展示は遠のいた。
     そこで超会議3では「ユーザー応援企画」という別の方法を立てた。これは運営からスペースをはじめ様々な応援を受けられる代わりに、審査や折衝などを経ないといけないというものである。スペースについて支援を受けられるので当然、大型の企画展示を行えるし、ニコニコ運営と直接相談できる。
     ニコニコ超会議3では、この要綱に沿って運営支援を受けた。でもいかんせん、手続きが分かりにくかったようだ。たまたま「ニコニコ運営の中の人」「ニコつくの中の人」「ニコニコ技術部で展示したい人」を知っていたこともあり、たびたび相談を受けてアドバイスした。
     わかりやすく当時の申し込み種別を書いておこう。今は違うかもしれない。
    ・「展示」はただテーブルを与えられるだけ。料金がかかるし、制約もある
    ・「販売」も条件は同様
    ・「ユーザー応援企画」はスペース他、いろいろニコニコ運営に相談できる。ただし審査があり、審査に落ちても「展示」に振り分けられるので最低2つの案を用意しておく必要がある。参加中止は基本的にない。
    ・「まるなげストリート」はストリート上の指定スペースを使う。超会議2015では無料。コンセントも1つある。
     この情報は2015年4月のものなので、各自で確認してほしいが、ざっとこんな感じである。
    ⦁ プランをたてる
     話をもとに戻す。最初に「水中ロボコン」と「ニコニコ超会議」を合わせてみようと思ったのは、「超会議2」の後だった。2年越しの計画である。しかし一般に「水中」関連は認知度も人気も高くない。だが、超会議2・3と水モノ(しんかい6500[*18]やダイオウグソクムシ[*19])が人気を出していたので、チャンスであると思った。
     企画の概要は、水中ロボコンでも安定性の高い機体をプールでデモし、ほかにも水中ロボコンの機体を数機、打診しようと考えていた。もっとも、一番の課題はユーザー応援企画の審査で、それまでは企画を詳細に詰めるのは難しかったので、実際に打診はせず検討するにとどめておいた。
     また、僕は水中ロボコンで禄に機体を動かせた経験がない。そんな中で親しかったgagaさん[*20]に企画を相談したところ、快い返事をいただいた。gagaさんの機体「Mark3」は2大会で優勝・準優勝を飾っており、トラブルにも強い。これをメインにして他にも当てを付けられたので、ユーザー応援企画をプランA、審査落ちして展示するのをプランB、ほかに機体トラブルなどに備えたプランCやDを作っておき、1か月以上の調整と事前のプレゼン練習をもって審査に挑んだ。もちろん全てをマニュアル化せず、そして適度に尤度をもって。虎の威を借りる狐なのは格好悪いし悔しさもかなりあるが、良い機体で良い大会なのだ。やると決めた。
    ⦁ 審査に落ちる
     原因は簡単で、「水が用意できない」とのことだった。幕張メッセで水を使うのはいろいろと大変なそうである。もちろんほかのイベントで大きなプールを使っているのは知っていたので応募したのだが、コストに見合うメリットは提案できなかったようだ。ここでプランBへ移行したが、新社会人生活はことのほか負担が大きく、最終的にはgagaさんに機材関係などほとんどを任せて僕は手続きをするだけになってしまった。毎度のごとくメンバーに迷惑を掛けて、やはり「今年で区切ろう」と誓ったのは間違いではないと思いつつ、「できること」を「できるだけ」する事にした。書類などは期限に余裕を持ち、考えられる対策はしておき、それでもトラブルは起きたので事前に対策したもので対応した。
    ⦁ 当日までの段取り
     これまでは関東圏に住んでいたので、1時間程度かけて会場へ通っていた。しかし関西からであることとgagaさんの負担も考えて、ホテルを取ることにした。幕張から東京方面へのホテルは予約も埋まっていたし、朝の大勢の客に紛れて行動しなくてはならないので千葉市寄りのホテルを取った。この判断は正解で、かなり余裕をもって当日通うことができた。基本的な企画や出展物については当初新規作成も考えていたが、二人の状況を勘案して過去にgagaさんが使用したものを使うことになった。これは運送も含めて過去に経験があるので、当日もあまり苦労はしなかった。審査に落ちたので事前の計画通り2スペースで展示することにし、「Mark1」を水槽へ入れて、ほかは動画・ポスター・チラシを用いる。
    ⦁ 当日。起きたトラブルと対処
     トラブルは起きるものだ。一番最初はニコつくの出展者入口が解らないというものだった。準備日である金曜日、僕は会社があり準備はgagaさんに任せることにしていた。なのでトラブルを把握して、ニコつく関係者の連絡先を教えて直接やり取りをしてもらった。次は宅配の状況で、宅配業者から荷物が一向に届かない。実は荷物が大きく、事前に宅配業者が「荷物のルートを見ていると、ほかのニコつく荷物のルートと違う」ということを把握してもらっていたので、gagaさんに「証拠となる伝票など」すべて持っておいてもらい、当日搬入担当の宅配業者スタッフに問い合わせてもらうということになった。幸運なことに荷物は届き準備はできたが、破損しているものがあった。一応説明しておくと、イベント時には引っ越しの比でないレベルで大量の荷物が行きかう。業者としてもてんやわんやになる。そこまで考えて梱包はかなり厳重にしたうえで、必要なラベルは見やすく大きく貼るなど工夫が必要だ。
     当日になると、思いのほか評判が良かった。絶えず人が往来するので声をかけなくてもある程度見てくれるし、こちらから積極的に声掛けしたので時として10人くらい並んでいることもあったと思う。役割分担としては僕が声掛けと簡単なデモ・体験操縦の案内。gagaさんが詳しい解説と機体修理。僕が初心者向け、gagaさんが専門者向けの内容ということだ。
     超会議にはちびっこもたくさん来る。今回は配置にも恵まれてヘボコン・Splatoon・ポーカー近くの角地だった。人がたまってもそうそう通路をふさぐことはないので、積極的に体験操縦をして頂いた。なので機体は常に動きっぱなしで、ちびっこは操縦も乱雑なのでモーターがすぐに焼けた。驚いたのは、今までのデモで一度も壊れたことがなかった(gagaさん談)モータードライバが壊れたことで、スラスタを一つ動かせなくなった。もちろんこのトラブルも織り込み済みで、gagaさんが修理している間僕が対応をすればよいだけの話だった。できれば僕も機体を作って予備機にするなりしたかったが、精神的に難しかった。また途中、コスプレイヤーがブースの目の前で撮影会を始めようとした。さすがに迷惑なので、まだ人のいないヘボコンブース側へ「あちらの方が空間が開いてますので」とやんわり誘導した。内心は「そんなとこでやるなボケ」だ。途中でチラシも底をついてしまったので、会場内にある設備で印刷した。こうなることも予想できたので、ポケットの中にUSBメモリと小銭を忍び込ませて、ビジネスカウンターへ行く。それだけで追加のチラシをつくれるのだ。値段が高いのと、キャパシティが低いのでできれば使いたくないが、使うべき状況だった。
     超会議の出展者で忘れてはならないことはいくつかあるが、「記録をとる」のも一つだろう。写真があれば後で反省できるし、何より楽しかった記憶がいつまでも残る。そんなわけでいい感じの写真を何枚か撮っておいた。会場の設営風景・人だかりができているとき・修理中の写真などなど。取材も何件か受けたが、今だに記事をみていない。そんなものだろうか。

     安定感のあるgagaさんと安定感のある機体に身を任せ、時の流れるまま超会議出展は終わった。
    リンク

    水中ロボット作ってみた:http://ch.nicovideo.jp/verde/blomaga/ar893951

    [*15]水中ロボコン:ここでは、現・日本水中ロボネットなどが主催するイベントの一部を指す。水中ロボコン自体は世界中で行われている。:http://underwaterrobonet.org/event.html
    [*16]ニコつく:http://nicotsuku.com/
    [*17]コミックマーケット準備会:http://www.comiket.co.jp/
    [*18]しんかい6500:http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/
    [*19]ダイオウグソクムシのニコニコ大百科:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%82%B7
    [*20]gagaさんのブロマガ:http://ch.nicovideo.jp/gaga_robot/blomaga/ar752891






  • ニコニコ超会議で展示してみた 3of5

    2016-04-05 00:00
    3of5 ニコニコ超会議3でコラボしてみた
    ⦁ abst.
     ニコニコ超会議2を踏まえて、半年前から準備に取り掛かる。仕切り役をやってみたものの、新しい枠組みに戸惑う。自分の企画「1/1空挺戦闘車を作ってみた」を進めるも「2/3」大成功して「1/3」大失敗する。
    ⦁ 反省を踏まえて
     ニコニコ超会議の運命、それは「準備時間が少ない」ことではないだろうか。開催が1年おきなのは多くのイベントもそうだが、募集発表が4か月くらい前、一般での公募がそのあととなると、一般参加者は忙しい。応募要項を作って募集となると当然の話なのだが。
     初回の超会議の反省も踏まえて、半年くらい前に準備を始めるのがよかろうとツイッターで話が上がった。そしてIRCへと呼びかけ、そのまま仕切り役になった。新規性が出なくて、目玉展示もうまく進まず途中いろんな人と喧嘩もした(という感覚をまだ持っている)が、なんとか当日までやりきる気でいた。
     去年の感覚をもとに、いろいろと大きな企画をしようとしていたところ、ニコニコの運営から連絡が。どうも仕切り役で昨年の参加者ということで、白羽の矢がグサリと刺さったらしい。
    「今年からニコニコ技術部含め、ユーザー企画をまとめます」という旨だった。前回はいろいろ企画が乱立し、どこに応募したら良いのかわからない状態だったという。
    実質、自分たちの企画がつぶれる。反感があるのは間違いない。「見切り発車です」と断りを入れていたとはいえ、全体のマップを作れるくらいまでは進んでいたのだから。
     まとめ役は、諫め役になった。時期は前後しているかもしれないがこのころ鬱っぽくなり、どこも体に不調がないのに心のせいで体が動かないこともしばしばだった。(どんなに健康でも、動かないものは動かない。)その原因だった大学での課外活動はほぼすべて辞め、それでもうまく単位を取れず留年を避けられないまでになっていた。でも、超会議のミーティングだけは続けた。しかしミーティングも必要なくなり、新しくできた「まるなげひろば」制度へ各自で応募することになった。
     諌め役は、相談役になった。運営と電話できる(=一番早く回答が来る)のは自分だけだったので、僕が応募者の意見や質問をまとめて運営へ。帰ってきた運営の回答や「ニコつく」の情報、前回の経験をもとに返す。
     鬱っぽいのは今でも続いている。イベント出展が怖くなったのもこのころだ。今は生活にも仕事にも、ほぼ影響ない。
    ⦁ 1/1空挺戦闘車がやってくる
    「プラモデルを1/1で作る会」(通称:プラいち)[*10]という団体がある。過去にいろいろ作っているが、その時形を見せていたのがドイツ軍「wiesel」空挺戦闘車だ。ドイツ軍の公式サイト[*11]に車両の説明が載っているのでここでは割愛する。その空挺戦闘車[動画リンク]を1/1で再現したものを、超会議に持って来たらどうだろうか、という企画だった。確かIRC最中の話だったと思う。
     前回は10式戦車が隣にいたんだし、今回はユーザーが戦闘車両(ただし戦闘目的はない)をもってきても何ら不思議ではないだろう。ただ、それだけじゃ今までの展示と変わらない。幸いなところ、前回の「溶接してみた」などでツイッターの相互フォローは増えていたから、その中で1/1のもの・・・Kanjuさんに1/1シャドーボックスをお願いすることにした。当時ガルパンが流行っていたからキャラをお願いしたかったが、権利の関係で難しかった。そこでイラストレーターを探して、完全新規製作になった。「まるなげひろば」の「ユーザー支援企画」へ応募し、場所と予算を確保する前提で企画を動かした。この企画が本格的に動き出すとき、運よくほぼ全員で「実際に会って」ミーティングすることができた。これはとても大切で、後で全員が実感をもってネットで摺合せできるようになったと思う。
     また射撃体験できたら面白いと思い、流行り始めたOculus DK1[*12]をつかって砲塔の制御をする、という企画も立てた。大学の後輩2人を誘って1人がハード、1人がソフトと回路担当ということにした。
     戦闘車本体、シャドーボックスによるオリジナルキャラ、射撃装置体験という、3本の企画をコラボさせることにした。
    ⦁ 空挺戦闘車を運び込む
     さて、話を続けよう。ここからは、3本の企画をそれぞれ説明する。
     空挺戦闘車は過去の展示実績もあり、メンバーも経験豊富。搬入搬出の作業は任せ、僕は手続きに徹した。つまり運営と輸送費やブースの詳細について折衝する。昨年自衛隊ブースで聞いたことも考慮に入れて、空挺戦闘車の周りに一定の空間を設けることで安全性の確保を行った。時間帯についてはブース大枠の設営が終わり、ほかの一般参加者が設営する前(だったと思う)に時間設定した。超会議の「会期中」は発動機など内燃機関一切の使用が禁止だが、準備するときには別に使っても構わないとのことで、準備に参加したメンバーは1/1ヴィーゼルの自走シーンに立ち会った。
    ⦁ シャドーボックスを運び込む
     詳しくはKanjuさんの動画[*13]を参照していただきたい。シャドーボックスについては、イラスト引き渡しのスケジュール管理と金銭の管理だけ行った。Kanjuさんは「つくってみた」では最古参[*14]のメンバーなので、余計な手出しは不要だった。シャドーボックスの元のイラストについては、これもツイッターで相互フォローしている方に頼み込んだ。
    ⦁ 射撃装置の開発と大失敗
     射撃装置は、オキュラスというバーチャル・リアリティ用のゴーグルと海上自衛隊の艦船などにも装備されている「ファランクス」っぽい外観のピンポン玉射撃装置を連動させて、的を撃つ体験をしてもらうというものだった。
     結局。超会議の最後までまともに動くことはなかった。・・・いや、1人だけ体験していただいた。(3つの企画のうち、1つは失敗したという事だ)
     原因は、僕の力量不足。後輩2人の実力や経験を把握しきれなかったことにある。当初、僕はかかわらず2人に任せる方針でいたが、遅れやスケジュールを僕が管理できず、また自分自身の経験不足もあった。結果、デバッグの時間がなく、くみ上げたばかりでロクにテストできていないものを運ぶことになった。動かないのも当然である。
     動かないことが判明し、不覚にも泣いてしまった。一緒にやっている空挺戦闘車・シャドーボックスの問題もあるので泣きながら展示中止を申し出たところ、プラいちの方から「そんなことは問題ではない。最後まであきらめるな」と叱咤激励をいただいた。そこから2日間、ブースの片隅で不具合を修正し、2駅離れたホームセンターで材料と工具を買い、ひたすら後輩と3人で作り続けた。最後の最後、終了の時報が鳴って、超会議3は外を見ることなく終わった。
     超会議3当日、ロクにブース管理できないまま自分の作業に専念できたのは、プラいちで経験豊富な方々に上手くしていただいたおかげである。いまでも、感謝してもしつくせない。

     ニコニコ超会議の空挺戦闘車とシャドーボックス(つまり3つの企画のうち2つ)は、大好評を戴いた。空挺戦闘車は超会議の新聞に載ったりして更に有名になったように感じる。
    リンク:

    http://ch.nicovideo.jp/verde/blomaga/ar487313

    [*10]プラモデルを1/1で作る会:http://blog.goo.ne.jp/fullscalemodelers
    [*11]ドイツ軍の車両:http://www.deutschesheer.de/portal/a/heer/!ut/p/c4/04_SB8K8xLLM9MSSzPy8xBz9CP3I5EyrpHK9jNTUIr2S1OSMvMxsvezUkpJUvfLM1OLUHCP9gmxHRQDYJF7f/
    [*12]Oculus社:https://www.oculus.com/
    [*13]オリジナルキャラクター:http://ch.nicovideo.jp/verde/blomaga/ar487371
    [*14]最古参:http://www.nicovideo.jp/tag/%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F?sort=f&order=a