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アニメって、ラジオだ!——吉田尚記が企む「生アニメ」とミドルメディアの可能性 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.117 ☆
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アニメって、ラジオだ!——吉田尚記が企む「生アニメ」とミドルメディアの可能性 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.117 ☆

2014-07-18 07:00

    アニメって、ラジオだ!
    ――吉田尚記が企む「生アニメ」と
    ミドルメディアの可能性
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2014.7.18 vol.117

    7/14より放送開始となる史上初の生アニメ、「みならいディーバ」。本日の「ほぼ惑」では、製作総指揮であるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんに、お話を伺いました。さらに実際に生放送で行われたゲネプロにも潜入! ラジオに情熱を傾ける"よっぴー”さんが、アニメへ進出した意外な理由とは。そして前代未聞の生アニメのポテンシャルとは――?

    ▼「みならいディーバ」

    「それは、史上初かもの生アニメ。
     そしてこれはもう、アニメじゃないッ!」

    音声合成ソフト「ヴァーチャルディーバ」シリーズの蒼井ルリと春音ウイ。まだ無名で誰にも曲を作ってもらえない2人が、大先輩・葉山シェリーのような人気絶頂の歌姫になるべく“自作自演”を決意!「何かヒット曲があれば有名になれるはず!」と自分たちで代表曲を作って発表することに。毎回、専用アプリでフリーの楽曲を製作し、テーマ、タイトル、詩を自分たちで相談しながら考案! エンディングでは出来上がったばかりの曲を生歌唱して披露! 見習いヴァーチャルディーバ2人のサクセス(?)ストーリーです。
     

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    ▼プロフィール
    吉田尚記(よしだ ひさのり)
    ニッポン放送アナウンサー。慶応義塾大学文学部卒業後、ニッポン放送に入社。北京オリンピックの現地リポートなどを務める。放送業界でも有数のオタクとしても知られ、「ミュ〜コミ+プラス」
    「吉田尚記がアニメで企んでる!」
    などを手がける。「みならいディーバ」では製作総指揮。

     
    ◎聞き手:宇野常寛/構成:池田明季哉
     
     
    【吉田尚記インタビュー】
     
    ■『みならいディーバ』はアニメというより、「アニメに擬態したラジオ」
     
    宇野 今日は例の「みならいディーバ」という生アニメについて聞こうと思ってインタビューに伺いました。そもそも、吉田さんはなぜ「生アニメ」をやろうと思ったんですか?

    吉田 いろんな説明の順番があるんですけど、まず僕はアニメが大好きです。アニメ市場の面白さって、何よりも情報流通が綺麗に整理されてるところだと思うんですよ。つまり、三話くらいまでをみんなが平等に見て、ちゃんと批評を加えて、僕らアニメファンの意見として世の中にプレゼンする能力が、アニメの業界にはちゃんとあるんです。昔文学に論壇があったように、今はアニメに論壇があると思うんですよ。

    でもラジオというのは、ここ十数年、まったく世の中でブレイクすることがなかった。伊集院光さん以降は、最近の久保ミツロウさん&能町みね子さんが久しぶりにちょっと話題になったくらいじゃないかな。

    宇野 伊集院さんや、ナイナイさんとかもそうだと思うんだけど、90年代はまだメジャーに対してのカウンター、つまり「サブカルチャー」としてラジオが機能していた。でもそういう消費のされ方が、2014年の今になってもアップデートされずに止まってしまっているんだよね。

    吉田 でも僕は、ラジオというメディアってものすごい面白いと思うんですよ。たとえば今日の夜の放送のことすらも僕はまだ決めていないんですが、それくらい小回りが効いて、しかもある程度以上のパワーを振りかざせるメディアって、ラジオの他にないんです。こういうメディアってすごく面白いのに、あまりにも世の中に注目されていない。

    そのときに、僕がアニメが好きなこともあり、アニメに擬態したラジオをやったら、もしかしたらアニメの目線で見たときにものすごく新しいものに見えて、ブレイクするんじゃねーの!? って思ったんですよ。だから実は、僕はラジオがやりたいんです、アニメを使って!

    宇野 ラジオって、もっとも個人的なことをもっとも公共性の高いメディアで流すことができる装置だと思うんだよね。今は個人的なものならインターネットでいくらでも垂れ流せるけれど、それを公共の電波に乗せることはできない。逆に公共の電波もテレビに関しては多チャンネルになっているけれど、そこはもうコンプライアンスだらけで、個人の情念や思いの丈のようなものはいっさい乗っけられない。今、ラジオだけがその両方を併せ持っていて、本当は可能性がすごくあるはずなのに世間からは注目されていない。そこを突破したいということなんだね。

    吉田 もちろん、そうなってしまっているのはラジオ側の怠慢もあるし、ラジオのことを世の中が舐めているというのも両方あると思うので、なんとかしないといけないと思っていますね。
     
     
    ■『ピンポン』『蟲師』『シドニア』……今のアニメに正面から切り込んでも勝てない
     
    吉田 例えばPODCASTで再生が数百万という人もいるのに、それを誰かが話題に上げることすらしない。それは本当によろしくないなと思っていて。ラジオって瞬間的には素晴らしいんだけど、後から振り返ったりとか、そういう機能が全然ない。

    宇野 そうそう、ラジオってアーカイブがなかなか残らないんだよね。だから続くことでしか影響力を保持することができなくて、番組が終わってしまうと、とたんに何も残らなくなってしまう。本と違ってアーカイブされていかないんだよね。

    吉田 そう! 「アーカイブされないからいい」っていう考え方もあるとは思うんだけど、アーカイブされていくものもないといけない。アーカイブを積み上げていって、世の中に「こんなに面白いよ!」って言えるものが必要なんです。

    ゼロからそれをやろうと思ったとき、最も爆発力があって、今の僕らのレベルで手が出るコンテンツが何かと言えば、アニメだと思ったんですよ。それも超低予算の。

    宇野 そっかー! 僕はてっきり、アニメに介入したいんだと思ってた。

    吉田 いや、アニメにも介入したいんですよ。両方やりたいんですけど……ただアニメに関しては、例えば『ピンポン』『蟲師』『シドニアの騎士』とかを見ていると、もう素人が入り込んだところで、やることがないんですよ。

    宇野 あの絵があのレベルで動いているという時点でもう降参です、という。

    吉田 もう船で言えば技術の粋(すい)を集めた戦艦大和ですよ! それに対して僕らはとりあえず「うん、バルサ材は水に浮くね?」っていうレベルの知恵しか持っていない。でも、僕らの知恵でも、ギリギリ筏は作れる。そこで、バルサ材の代わりにペットボトルが浮くことがわかった。だから「CGというペットボトルを使って、筏を作ります」というのが、僕らが『みならいディーバ』で今やっていることなんです。

    宇野 アニメって、もう本当に「作り込む」ものだよね。作家の意図したもの以外絶対入り込めない世界で、辛うじて声優のアドリブが偶然性として機能している。『みならいディーバ』はその可能性を広げて、もっとアニメを生っぽい動いているものにするためにやっているのかなと思っていた。でも実は逆で、ラジオの方に重きがあるんだね。

    吉田 ラジオって、物事の汽水域なんですよ。いろんなものの境目――カオスエッジにあるので、いろんなことが起きる。そこが面白さなのに、オーセンティックにやろうとしてしまう人が多いんです。でも、ラジオはもともとゲリラメディアなんだから、ゲリラらしくやれることをやりたい。その最先端が、アニメと組み合わせることかなと思ったんです。

    宇野 今ラジオに必要なのは、ゲリラ的に大きい花火を打つことなのかもしれないね。
     
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    ■「ネットが電波を使うことで進化する」というシナリオ
     
    吉田 すべての放送の手法って、ラジオが先導してきたんです。最初はラジオにしかなかった生放送という手法を、後からテレビが始めました。ニッポン放送の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」という24時間のチャリティー放送が先鞭をつけてから、「24時間テレビ」も始まったわけです。

    予算の大きさで何かをやるということはテレビが得意なんですが、放送の本質だけで何かをやるということは、ラジオが先にやらないといけないんですよ。でも90年代に「電波少年」が出てきて、アポなし取材で現実を動かす、という手法を始めたことで、ラジオはテレビに完全にキャッチアップされてしまった。今はラジオが死んでいるから、テレビも死んでしまっているとも言えると思うんです。まずラジオが先に進化しないと、放送は進化しないんですよ。

    宇野 テレビがまだやっていなくて、ラジオが先にやれる放送の進化、と言われて僕が思いつくのは、パブリックアクセスだね。つまり電波の一部を市民に開放する。これから大きな問題になってくることのひとつはそれだと思う。例えばアメリカなんかでは、市民がどこかの電波帯を使って、時事問題とかをひたすら喋っているものがあるわけ。

    吉田 今コメントで「ニコ生がある」って言ってくれてる方がいますね。(※このインタビュー記事は、ニッポン放送にて宇野常寛が吉田さんと突発で放送したニコ生を元に構成しています)

    宇野 でもネットとラジオの違いって、ザッピングしてるだけで引っかかるとか、偶然聞く奴がいるかどうかってことなんだと思う。ニコ生って、なんだかんだ言って自分でクリックしないと聞かないじゃない?

    吉田 ニコ生は偶然性が低いんですよね。そこは確かに問題なんです。

    宇野 僕はアナウンサーの高島秀武さんの「朝ラジ」に出たことがあって、それが僕とニッポン放送さんとの付き合いのはじまりだったんだよ。で、最初はゲストで呼ばれて、それで秀武さんが僕のこと気に入ってくれたらしくて、彼が休んだ時の代打パーソナリティをやった。そこにたまたま(ANNの)プロデューサーの節丸さんがいて「こいつにオールナイトニッポンの二部をやらせたらいいんじゃないか」と思ったらしい。それが僕がオールナイトニッポンゼロに出るきっかけになっているんですよね。

    吉田 それこそ、まさに偶然ですよね!

    宇野 インターネットって、「必然のメディア」なんですよ。自分の意志でクリックしたもの以外になかなか辿り着けない。そこにどう偶然性や乱数的なものを持ち込んで行くのかが勝負になる。そうなったときに、ラジオみたいな安く使える電波とどう組んでいくのかっていうことは、実はネットの課題でもあると思う。

    ラジオが生き残るためにネットを使おうという議論はさんざん聞くし、テレビが生き残るためにネットを使おうという話もいっぱいあるけれど、逆に「ネットが電波を使うことではじめて進化できる」という考え方もあると思うんだよね。

    吉田 僕はオールナイトの半年分くらいの一枠を、ニコ生の勝ち抜き制にすればいいと思っているんですよね。本当に面白かった奴らがちゃんとガチで勝ち抜いて、オールナイトに登場すればいい。

    実際にこの間、オールナイトニッポンゼロは、一度YouTubeで公募をしたんです。YouTubeで5分間の動画を作る、というレギュレーションで。そのときに大学4年生のふたりを採用して、1年間彼らに電波を開放してやってたんです。

    宇野 その大学4年生の後番が僕ですよ! 「あのふたりを返せ!」って、ハッシュタグですっごいディスられたもん!(笑)

    吉田 素人オールナイト、面白かったですからね(笑)。だから、あそこから才能が出てくるっていうのもアリだったと思うんですよ。彼らは「継続的にやるよりは就職しよう」ってことになったらしいんだけれど、別にタレントになろうと思えばなれたと思う。そういうことがもっとあっていい。ちょっと割合として少なすぎる気がしますね。

    宇野 そう、最初は擬似的なパブリックアクセスとして、部分開放していってもいいなと思う。最近、自分がこの先やりたいことについて考えたときに、コミュニティFMをひとつ作るとか、CSをひとつ買うとか、そういうことをやりたいなと思うんだよね。それで朝から晩まで僕のセレクションで、僕の見たいものとか、僕が今面白いと思っている人を全部出したい。

    朝にアナウンサーの堀潤にニュースを読んでもらって、僕はワイドショーは大嫌いだから、そこは昔のアニメとかをガンガン放送していって、深夜には『ミュ~コミ+プラス』みたいな番組をやってもらうとかね。

    吉田 やや余談ですけどそれで言うと、ドワンゴがCSを買うという話もありましたね。

    宇野 僕は、ドワンゴはそれをやるにはもう大きくなりすぎていると思う。ニコニコ超会議ぐらいがもう限界で、あれよりも大きくなっちゃうとカラーが消えていく気がする。だから僕は、今のドワンゴよりも対象を狭めて、もっとパーソナルな、セレクトショップのようなものをやりたい。
     
     
    ■ミドルメディアが正しく世界を分断していくべき!
     
    吉田 「これからはミドルメディアの時代になる」という予測は正しいと思うんですよ。ミドルぐらいのメディアがたくさんあって、それが合従連衡して、色々な意見や物事によって色合いが分かれていくのが自然だと思うんです。

    宇野 いきなり変な話するかもしれないけど、僕は「すべてのものはもっと分断されるべきだ」と思ってるんだよね。

    吉田 宇野さんからすると、現状でもまだ分断されきっていない、と。

    宇野 そう、まだ分断されきっていないね。20世紀って総力戦とかをやっていたし、社会福祉も行き届いていなかったから、一億人ぐらいの規模を無理矢理まとめないと社会が運営できなかった。でも今はもうそんな時代じゃない。だから無理矢理、同じ夢を見せるとか、同じ話題を提供して人々を繋げる必要はないんだよ。

    吉田 ラジオって結局、本当にマスメディアだったのは、テレビが誕生するまでの5年くらいの間だけですからね。それ以降はサイズ的にはマイナーメディアなんですよ。

    宇野 テレビみたいなマスメディアって、災害情報とか、「税金変わりますよ」とか、「日本脳炎が流行っているので予防注射をちゃんと打ちましょう」とか、そういう知らなかったら損をしてしまうようなベーシックな情報を放送するだけでいいと思うんだよね。

    文化的なこととか趣味的なことって、それぞれの嗜好や年齢や世代や住んでる地域でバラバラになっていい。バラバラのニーズに、ミドルメディアやパーソナルメディアが対応すればいいと思う。その方が、絶対に自分の感性にフィットしたものに積極的にコミットして生きて行くライフスタイルが広がると思うんだよね。だから文化のことを考えるとマスメディアを捨てて、いかにミドルメディアにコミットしていくかが大事な気がしている。大事なのはアナーキーな感性がいかに検索以外の回路で広がる回路を持ち得るか、じゃないかと思う。

    吉田 それが同時に、偶然を生み出すものとセットになっていないといけないってことですね。いろんな手段を複合して、そこに辿り着かないといけない。

    宇野 パーソナルなメディア、つまりネットだけだと、必然だけになってしまって、偶然の出会いもなく、閉じたコミュニティになっていってやがては滅ぶしかない。新陳代謝を起こすためには開いていなければいけないので、僕は放送を限界まで小さくするためにはどうしたらいいのかということをすごく考えるんだよね。

    吉田 そういった意味では、ラジオは限界まで小さくできるメディアですよね。やろうと思えば3人でもできる。オールナイトだって、全国放送してるのにスタッフは10人くらいしかいないですからね。

    宇野 要するにミドルメディアであるラジオのようなものがうまく機能する必要がある。ニッポン放送ぐらいの大きさのところが、もっと大きな発信力を持っていかないといけない。今は一人当たりができる仕事量が、コンピュータ技術によってすごく上がっている。そこを上手く使って、ラジオ局のようなメディアがガンガン発信して強くなっていくことが世界を面白くすると僕は思っている。

    吉田 いやー、実際そうだと思いますよ。だからこそ今ラジオの人たちはそれをやらないといけないんです。『みならいディーバ』は、そういうラジオ的な問題意識を持ってつくっています。ですので、良かったら見て、聞いてください!
     
    (了)
     
     
    ■【『みならいディーバ』ゲネプロレポート】
     
    そしてさらにPLANETS編集部は、放送に先駆けて行われた『みならいディーバ』のゲネプロ(通し稽古)を取材。アニメなのにゲネプロがあるということ自体が驚きです。史上初と目される生アニメ、果たして何が起きてしまうのでしょうか。

    みならいバーチャルアイドルの、ルリとウイ。ふたりがトップアイドルとなるべく、視聴者の協力の元にオリジナルの曲を作る、というのが基本的なストーリーです。

    重要なのは、全てが「生」で行われるということ。ルリ役の村川梨衣さんと、ウイ役の山本希望さんの動きは、全てモーションキャプチャーセンサーでキャラクターに常に反映されており、本人たちの動きに合わせて、画面上のキャラクターも所狭しと動き回ります。村川さんも山本さんも、自分の動きがそのままキャラクターの動きになることが楽しいようで、突然踊り出したり、よっぴーさん演じるキャラクター「ごぼうちゃん」をボコボコに殴ったり(!)、自由すぎる行動が炸裂していました。
     
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    ▲全体の構成。ルリ役の村川梨衣さんと、ウイ役の山本希望さんはもちろん、監督の石ダテコー太郎氏、製作総指揮のよっぴー氏をはじめ、さまざまなスタッフがリアルタイムにやり取りをしながら進んでいきます。
     
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    ▲とにかく終始楽しそう
     
    さらに歌詞もその場で制作。twitter上でハッシュタグ「#みならいディーバ歌詞応募」をつけたつぶやきをモニターに表示し、それをピックアップしながら、ルリとウイがメロディーに歌詞をつけていきます。そして最後は、今まさにできあがったばかりの曲をふたりで歌う。全てがリアルタイムに進行する、まさに「生アニメ」です。twitterの歌詞応募は、当然のことながら予定調和一切なし。石ダテコー太郎監督も、制作総指揮のよっぴーさんも、そしてルリとウイを演じる村川さんと山本さんも、生アニメならではのさまざまな予想外の展開を楽しんでいるようで、笑いの絶えない現場でした。その雰囲気はアニメの制作現場というよりは、確かにラジオに近い空気がありました。
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    ▲メロディーの演奏を聞きながら歌詞を作っていきます。もちろんこれも生。
     
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    ▲混沌とした歌詞の応募。予想外のオンパレードです。
     
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    ▲そしてできあがった歌詞を、実際に歌うルリとウイ(村川さんと山本さん?)。タイトルはなんと「裏ワザ窓ふきおじさん」。
     
    その後、ルリとウイ、そして村川さんと山本さんの4人が記者からの質問に答えてくれました(このパートも秒単位で放送の枠内に収まっているとのこと)。劇中のキャラクターと演じる声優、それぞれに質問できるという前代未聞の質疑応答です。ふたりは自分の顔写真が印刷されたプレートを持っており、声優として答える場合はそれを顔の前に持ってきて答えることで、画面中のキャラクターが声優として答えていることがわかる、という非常にややこしくも面白い状態になっていました。
     
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    ▲記者からの質疑応答。シュールな絵面です。
     
    記者からはモーションキャプチャーなどについての技術的な質問が多く寄せられましたが、個人的に興味深かったのは村川さんの答え方です。ルリとして答えるときの方がリラックスして素に近い状態で受け答えをしていて、自分自身であるはずの村川梨衣として答えるときの方が、むしろ変なキャラを演じている、という奇妙な逆転が起きていました。身体の動きがシンクロすることによって、かつてないキャラクターとの関係性、虚構と現実との距離感が生まれているように思いました。
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    ▲最後はキメ。演じる声優とキャラクターが一体になっています。
     
    この『みならいディーバ』による史上初の試み「生アニメ」は、ラジオ的な面白さをはらみつつも、アニメの歴史におけるひとつのエポックであることは疑いようがない。そう感じさせられるゲネプロでした。

    この記者会見の動画は、こちらのチャンネルでも公開予定!
     
     
    『みならいディーバ』は、7/14(月)21:00からスタートしています。NOTTVとニコニコ生放送、そしてTOKYO MXでも放送されます! 

    【次回予告】

    我らがメールマガジンに惑星開発委員会が放った次なる刺客は、國分功一郎!

    果たして〈暇と退屈〉という視点から考えるオリンピックとは!?
    そしてインタビューに乱入した濱野智史と、
    まったく違う思考プロセスを経ながらも同じ結論に辿り着いていた
    「いま、哲学が本当に考えるべき課題」とは?

    次回、ほぼ日刊惑星開発委員会

    「〈暇と退屈の倫理学〉から考える東京オリンピック2020 
    ―ー哲学者・國分功一郎インタビュー」

    に、ご期待ください!

    (来週月曜日の「ほぼ惑」は海の日のためお休みです。配信は火曜日から再開予定!)

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