MagicalStoneについて
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MagicalStoneについて

2016-03-28 12:55
  • 2

昨日、つまり2016年の3月27日に存在が発表されて、
そのままβ版配布が始まったゲーム「MagicalStone」について。

<3/29 1:40追記>
記事に関して、推測部分が非常に多く含まれます。一部誤解を生む表現もあるかもしれません。予想以上に反響を頂いてしまったようなのですが、思っていた以上にこのMagicalStoneの件が大きな動きとなってしまっており、また現状SEGA様の動きや表明もありそうなことが予想されます。以上のことから、MagicalStone発表時配信の発言書き起こしは残しておこうと思いますが、その他の部分に関しては削除の可能性があること、ご了承ください。
</ここまで

<3/31 0:00追記>
ねとらぼ様がこの件の両社の見解を記事にしています。部分的な書き起こしだけでなく発表全体を通したものもありますので、書き起こしの詳細を見たい人はそちらを参考にすると良いかもしれません。
</ここまで>

  • れそ氏の配信中発言の書き下し
https://www.twitch.tv/momoken7/v/56924596
3:46:30~MagicalStone告知動画開始
3:52:00~MagicalStoneの経緯についてれそ氏による発言
3:57:00~MagicalStoneとSEGAの関係について(ここの書き下し)


 私はSEGAに法人窓口を介して連絡をいたしました。その時対応してくださったのは、ぷよぷよはもちろん、龍が如くやソニックなどのゲームのドロップアウトの責任者の方でした。その場で私は簡単に自己紹介をさせていただき、ぷよぷよの開発をガンダムぷよと同じ要領でOfficialにやらせてほしい旨、現状ぷよぷよコミュニティが抱えている複数の課題点・問題点、単純にこの素晴らしい競技性を持つこのゲームでなんとかしてプロスポーツ化を目指したい、その旨、それらを解決し実現するために必要な具体的な計画案、などを説明し、ライセンスの貸出でもジョイントベンチャーの設立でも、どんな形態でも構わないのでぜひ僕達にやらせてください、とお願いをしました。
 しかしながら答はNG。理由は至極単純で、「御社は東証一部のゲーム制作会社ではないですよね。万が一にも我々が築き上げてきたこのぷよぷよのブランドに傷がつくことは許されないんです。」といったものでした。
 これまで僕達が遊ぶ環境をご用意してくださったこと、コンパイルさんSEGAさんには本当に感謝してもしきれません。しかしながら僕は一緒にぷよぷよを遊んでくれる仲間や、一緒にぷよぷよを遊ぶコミュニティにも感謝をしています。SEGAさんにとっては取るに足らない一部のコアユーザーかもしれません。ですが私にはこれが全てなんです。もしどちらかにしか恩返しができないのであれば、私は、後者をコミュニティの方を選びます。具体的には、先ほどご提案させていただいた内容で、私達の方でパソコン版の開発をさせていただきたいと思います。
 すると、責任者の方がこう仰られました。「まあそれは法の下に許されている範囲でどうぞご自由にやられてみてください。知っているとは思いますが、ゲームの対戦ルールに著作権はありません。ストーリーやキャラクター、商標などを侵さない範囲でどうぞやられてください。ただし、御社のそのぷよぷよは成功しないと思いますよ。なぜならば、我々SEGAはキャラクターを通じてぷよぷよシリーズをブランド化しているからであり、競技性にばかり注目しているあなた達にはそれは出来ないでしょう。」
 ではもし、万が一に、もし万が一にですよ、私達のパソコン版が大成功し、ゲームのプロスポーツ化が実現できたとしても、その時は御社のキャラクターブランド、これを覆すだけの競技性という部分での我々の経営努力があったことをお認めいただいた上で、民事裁判も刑事裁判も一切起こされないということでよろしいでしょうか、と。
 「まあそれはその時は仕方ないでしょう。ただ、もしそんなことが実現できたのであれば、それはさぞかし素晴らしいぷよぷよなのでしょうから、その時は逆に私達の方からキャラクターの統合であったりといった業務提携をご提案させていただくかもしれません。」
 こうして話し合いは終了いたしました。

<追記分>以下はもともと記事として書いていた内容です。今回の件の動きを見つつ削除の可能性があります。</ここまで>
  • Magical Stoneとは?
ざっくりと言ってしまえばぷよぷよ通(アーケード版)のクローン。
スタンスとしては、
「ぷよぷよの権利を抱えるSEGAに新作を願ったけどダメだったので自分たちで作りました」
といったところ。

  • れそ氏の発言から見られる経緯まとめ
発言の全文を書き下したので気になる人は一番下までどうぞ。

 まず、SEGAに企業対企業としてのライセンスの貸出などの手法での公認のぷよぷよの開発の打診を行う。これに関してはブランドイメージの低下を懸念しNGという公式の回答を得る。しかしながら、「ゲームのシステムには著作権はなく、キャラクターやブランドを侵さないなら開発は自由にやってよい」という見解をもらう。
 ぷよぷよの競技性を抜き出したMagicalStoneが大きなビジネスになってもSEGAから裁判が起こされることがないことを確認する。SEGAとしては、ぷよぷよというゲームは「キャラクターやストーリー、ブランドに基づくものであってゲームの競技性により完成しているものではない」という見解であるためだ。
もし仮にMagicalStoneが成功した場合、キャラクターの統合などを含めた業務提携をSEGA側から打診する可能性があると告げられる。

  • つまり?

 MagicalStoneは成功するか失敗するか知らないから、そう簡単に「ぷよぷよ」を名乗らせるわけにはいかない。でも、ゲームのシステム部分が同一のMagicalStoneの開発やゲームの発表・運営に関して、法的な手段を取ることは無い。仮にMagicalStoneが成功したなら、その時は改めて業務提携の話をして「ぷよぷよ」ブランドとして統合できる可能性があるよ。

 正直に言えば、SEGAさんは非常に優しい対応だと思います。馬の骨ともわからない会社にブランドを売るなんてできないというのも当たり前のことで、そんな中で開発運営を黙認し、それだけでなく将来的にぷよぷよとして名乗れる可能性を示唆するというのは、そう簡単に取れる態度ではないと思います。

  • テトリスのクローン問題と比較して

 おそらく、今回のMagicalStoneの話を聞いて、テトリスのクローン問題などを思い浮かべた人は多いんじゃないでしょうか。ゲームのアイデア部分は著作権保護の対象とならないというのは先程も書いたとおりですが、過去に米国ではテトリスのクローンが違法になったことがあるようです。その時は「10x20のフィールド」「7種のテトリミノ」などが計算の上で完成されたシステムであったことを理由にしていたそうです。
 テトリスは様々なクローンが出まわり騒動となったことがあります。この時は、ゲームとして完成している所以が「ゲームシステム」に拠っているという開発側の見解で、それを真似されるのは問題であることが大きかったのではないかと思います。実際テトリスのブロックやグラフィックといった部分についてはあまり独自性が認められるものではなくて、ゲームシステムそのものがテトリスの独自性なのではないかと思います。
 今回のMagicalStoneに関しては、ぷよぷよがぷよぷよであるのは「ストーリー」や「キャラクター」、築き上げてきた「ブランド」に拠るものであって、「ゲームシステム」に拠るものではないというSEGA側の見解のようです。ゲーマーとしての視点だと非常に理解が困難な気がしますが、現実を見ればシステムが同一で中身が違うゲームがこの世に多く存在している(RPGなんかは最たる例だし、カードゲーム型のソシャゲとかも全部一緒だよね)わけで、ゲームシステムよりもそっちがブランドを形成しているものという認識が一般的なのかもしれません。
 ぷよぷよ関連でSEGAさんに話を聞いたとか、そういう噂を知っている人ならば、様々なことで黙認のスタイルを取っていることを知っていると思います。今回の件も表向き上は完全にスルーということになりますが、このMagicalStoneの話を裏側でSEGAさんに通しているあたり、企業としての見解をしっかり聞かれればNGとなって、でも内部では公認というパターンになっているのではないかと推測されます。

  • いろいろと
 売り出し方や広報に関しては、初日サービス開始時の時点で突然の発表にも関わらず数千人のアカウントが作成され、数百人がオンラインで対戦をしていたことを考えると成功しているかと思います。テトリスフレンズのArenaのオンライン人口とほとんど変わらねえ
 また、6月に賞金総額250万もの大会の開催を行うことも発表され、注目度は結構高いんじゃないかと。大会で参加費とって賞金を出すと賭博関連の問題が面倒なのですがきちんと解決してるんですかね...。まあ抜け道は結構あるので適当に解決してるとは思いますが。
 あとはSamuraiFrontierGaming、ぷよぷよ通のプロチームって告知だったのにいつの間にかMagicalStoneのプロチームとしても告知されてるんですが。そこら辺も協賛企業との関係を含めて大丈夫なのか心配になるところ。
 ゲームシステム自体はまだベータ版ですし、サービス開始直後は問題だらけでしたが当日夜にはかなり安定していたので取りあえずは大丈夫そう。これからどんどん良くなっていくといいね。特にUI。
 ぷよぷよのトッププレイヤーに対しての事前の打ち合わせや、権利問題に関して弁護士に記事を書かせるなど、いろいろと用意周到な感じもあり、まだまだ足りていないところもありでMagicalStoneがスタートしたわけですが、少なくともこのゲームがぷよぷよコミュニティに影響を与えないことはまずないので、スタートしてしまったのならあとは共倒れにならないことを祈るだけです。これがゲームシステムとしてのぷよぷよの活性となるか終焉となるかは本当に運営次第。せっかくこれだけの規模のコミュニティがあるのだからより良い方向に向かって欲しいと願います。


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