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「『ゴー宣道場』の白熱議論・枝野私案について」小林よしのりライジング Vol.235
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「『ゴー宣道場』の白熱議論・枝野私案について」小林よしのりライジング Vol.235

2017-08-08 17:20
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第235号 2017.8.8発行

「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)

【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…豪華2本立て!◆8月6日、法哲学者の井上達夫氏と民進党衆院議員・枝野幸男氏を迎え、第65回ゴー宣道場「9条に自衛隊って本気か!?」を開催した。井上氏と枝野氏の議論は、今までの道場の中でも最もエキサイティングで深いものとなった。今回の議論の白眉は、自衛隊を合憲とする枝野氏と、違憲とする井上氏の意見の衝突だった。枝野氏の政治家としての力量に刮目せよ!!
◆まだまだ続く「不祥事一覧」連載!ようやく2016年に入った。2016年1月時点での安倍内閣の支持率は毎日新聞調査で51%。安保法制強行採決後の前年8月の世論調査では同じく毎日新聞調査で32%まで落ちていたのに、もう完全回復していたのだ。今となっては、狂気の沙汰としか思えないのだが。2016年の不祥事を記憶せよ!
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…小川榮太郎が事務局長、百田尚樹が代表をつとめる「放送法遵守を求める視聴者の会」は、これまで何度も異様な言論弾圧活動を行ってきた。そして遂に、今後は法人格になって放送局やスポンサー企業の株主となり、株主総会で経営者に直接圧力をかけることを目指す、という声明を発表!“言論弾圧総会屋”を目指す「視聴者の会」を監視せよ!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!疲れていても仕事しなければいけない時はどうしてる?子供が何人かいたとして平等に可愛がる自信はある?自分の個人情報を意識するようになったのはいつ頃から?除夜の鐘や風鈴の音すらうるさいと苦情を言う人にはどうしたら良い?ペンネームでデビューすればよかったと思うことはある?共産党との共闘は本当に必要?…等々、よしりんの回答や如何に!?


【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第240回「『ゴー宣道場』の白熱議論・枝野私案について」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第44回「危険!“言論弾圧総会屋”を目指す『視聴者の会』」
3. しゃべらせてクリ!・第193回「へぎゃお~ん!助けてクリませ、ぽっくん泳げましぇ~ん!の巻〈前編〉」
4. ゴーマニズム宣言・第241回「第2次・3次安倍政権&自民党不祥事一覧 第8回」
5. Q&Aコーナー
6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
7. 読者から寄せられた感想・ご要望など
8. 編集後記




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第240回「『ゴー宣道場』の白熱議論・枝野私案について」

 8月6日、法哲学者の井上達夫氏と民進党衆院議員・枝野幸男氏を迎え、第65回ゴー宣道場「9条に自衛隊って本気か!?」を開催した。
 とにかく凄かった。
 井上氏と枝野氏の議論は、わしも含めて師範方が思わず割って入るのを躊躇するような激しさで、今までの道場の中でも最もエキサイティングで深いものとなった。
 
 井上達夫氏の一切の欺瞞を許さない主張は全てが凄まじかったし、相手の言ったことを即座に分析して切り返す頭の回転の速さには驚嘆した。
 しかも、あれだけ厳しく攻めていながらもユーモアがあり、時折見せる笑顔がチャーミングだといった感想もあって、この一日でかなりファンを増やしたようだ。
 わしとしても、最高の論客が出てきたなと素直に嬉しくなる。
 
 一方の枝野氏は、まずこのタイミングで道場に来てくれたこと自体が凄かった。
 枝野氏に民進党憲法調査会の会長として登壇を依頼した時には、まさか蓮舫氏が代表を辞任し、枝野氏が次期代表候補に名乗りを上げることになろうとは予想もしていなかった。
 思いもよらず代表選を控えた微妙な時期となってしまったのだから、枝野氏は登壇を断っても全くやむを得なかったし、実際、枝野氏の周辺では断った方がいいという声もあったらしい。
 ところがそんな中でも来てくれたのだから、それだけでも感謝である。

 しかもこの状況の中での議論で、枝野氏は完全なハンディキャップ・マッチを強いられることになった。
 これから、代表選に出馬するためには国会議員20人以上の推薦人を得なければならず、さらにそれから党員・サポーターによる選挙を戦わなければならない。この時期には、少しでも誤解を生んだり、支持者の反発を買ったりしかねないような微妙な発言はどうしても避けなければならず、自ずと発言の幅は狭められてしまう。
 いわば枝野氏は、両手両足を縛られた状態でリングに上がっていたようなものだ。しかも相手はあの井上達夫氏である。まるでアリ対猪木戦みたいなものだったのだ。
 ところがそんな状態でも枝野氏は、井上氏の意見に対して怯むこともなく、これを真正面から受け止めて、互角の議論をして見せた。しかも、その発言は極端に狭められたストライクゾーンのギリギリを突いて、外れることはなかったのだから見事としか言いようがない。
 これだけの胆力と説明能力を持った政治家は、そうそういるものではない。 少なくとも、安倍晋三には決してできない芸当である。
 あの議論を聞いて、枝野氏の発言に物足りなさを感じた人もいるかもしれないが、こういう背景があったのだと理解すれば、印象も変わるのではないか。

 そして今回の議論の白眉は、自衛隊を合憲とする枝野氏と、違憲とする井上氏の意見の衝突だった。
 憲法第9条の条文は、普通の国語力で読めばどう考えたって自衛隊を合憲と解釈することはできない。
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 わしはこのことを何度も言ってきたし、思想的に捉えれば、自衛隊合憲論は成り立たないと思っている。もちろん井上氏も同じ意見で、自衛隊合憲論の欺瞞を小学生にもわかるような表現で指摘した。
 だがこれに対して、枝野氏はこう反論した。

 憲法違反なら、自衛隊やめなきゃいけないんで。憲法違反なのに、自衛隊の予算に賛成したら、それこそおかしなことになるので。じゃあいま自衛隊の予算全部やめますか、自衛隊すぐに廃止しますかって話には、やっぱり責任ある政治としては乗れない。
 それはやっぱりその、法解釈には一定の幅があるので、じゃあ私学助成金いま出しているのは何なんだと。まあ(私は)大学の憲法のゼミで「私学助成金違憲論」書いたんですが、いまは認めますよ。

 ここでいきなり「私学助成金」の話が出てきたので説明しておこう。
 憲法89条に、こういう条文がある。
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

 この条文を普通の国語力で読めば、どう考えたって私学に公金で補助したら憲法違反になるのだが、実際には私学助成金は支払われている。自衛隊と全く同じ構図になっているので、9条問題を論じる際には度々引き合いに出されるのだ。
 その上で枝野氏はこう言う。

 だって、そういう一定の幅の中でそういう解釈をして、それが定着しているから、その定着したものとして、縛られている側としてこういう解釈ですねって、長年積み重ねてきたから、私が与党になった時も私学助成金憲法違反だからやめろとは言いませんでした。
 それと同じように、これで合憲だということで積み重ねられてきたものは、それは尊重しなければ、今度は憲法以外の政治の正統性が、それは僕は失われると思うんです。
 
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小林よしのりライジング
更新頻度: 毎週火曜日
最終更新日:2017-08-17 00:00
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他165件のコメントを表示
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三浦瑠麗さん絶賛炎上中ですね。映画監督から新潟県知事から菅野完まで総ツッコミが入ってて、あずまんだけがフォローしてる状況です。そこかしこで「櫻井よしこ二世」の称号でも呼ばれてますな。
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高森先生のブログ読みました。
非現実的です。
この考えだと負けた場合、戦争を終われません。日本の国土と共に日本人が全滅します。
今の憲法下だと、天皇も戦争を止めれません。
最近の安倍政権の現状をみると、一時の流行で徴兵制が通る可能性もあります。
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配信ありがとうございます。
憲法は国家権力への国民からの命令書であるなら、国民が読んで頭に?が浮かぶような命令書であってはいけないと思います。
法解釈には一定の幅があるのは分かります。
しかし解釈の仕方によって右へ行ったり左へ行ったりすることが出来るようになっているのならば、
その憲法は国家権力への国民からの命令書足りうるのか、という疑問が拭えません。
政治家としての枝野さんの発言には重みがありますね。どこかの政治家とは大違いです。

ストップウォッチで逐一チェックするなんて狂気の沙汰とは思えませんね。
参考人招致された前川喜平氏の発言は理路整然としており、若干の記憶違いはあったとは思いますが十分に信用に足る発言であるから報道が多いのは当たり前です。
上念司……どっかで見たことがあると思ったら、チャンネル桜に出ていた人ですよね。
人はどこまで墜ちるのですかね……。

生放送、朝ナマ面白かったです。
急に思い出したかのようにやってきた、オドレら正気か?は笑いました(笑)。
今週もありがとうございました。次号も宜しくお願いします。
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今日は8月15日で終戦記念日だ。とは言っても別段、変わった事はしない。いつもの様に飯を食って仕事するだけだ。
だが、ゴー宣読者としては仕事の合間に過去の状況を想像し思いを馳せたりはする。
過去の日本人と今の日本人はどう違うのか?
本日の靖国神社の状況、テレビの報道特集はどうなっているか等、興味は尽きない。
気に食わないが、安倍晋三の靖国参拝も気になる。見送ったみたいだが。

そういえば終戦の日は頭は使うが身体は使っていないな。
今の自分には靖国神社に行く暇も気力もないからなあ。
とりあえず近所の墓参りにでも行って、手を掌わせるとしよう。
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道場にも参加させていただきましたが、枝野議員は本当に素晴らしい方でした。
間違いなく首相の器であると思います。

民進党内がちゃんと党として一致して政権を争えるような体制になれば、枝野議員が率いて自民党を倒してくれると信じています。

井上先生の語るものは理想論で、枝野議員が語るものは現実論だと思います。
今はそこに乖離がありますが、いずれその二つは近付いて行き、ほぼ同じになって憲、法もまた理想と現実を両方体現したものとなることを願います。

そのために一番の障壁である、理想的にも現実的にも間違いまくっている安倍政権をまずぶっ潰すと言うのは正しいと思いました。

応援したいと思います!
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>>171
私には、加齢臭とういう武器があるから、クマは近づかないと思いますw

でも、知ってました?クマって結構美味しいんですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
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>>169
小野寺防衛相が荒井選手に電話したことを批判しましたが、銀メダルでした。謝った情報で世間を混乱させた行為に遺憾の意を表明し深く謝罪したい。
今日はNEWSで北朝鮮の話題が多すぎる。安倍が北のお陰で元気でやんの。不快指数100%だ!
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切通さんのブログ拝読しました、まさに!だと思いました、陛下が自ら何故「反省」を口にされるのか?を、昨年陛下のお言葉をオールスルーされた方々は今一度考えて欲しいものですね。
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前原誠司、A級戦犯分祀しろと言ってますね。
はっきり言ってこんなのに期待しない方が良いでしょう。
小澤一郎の分祀論と同じです。
政局にしようと企んでいるだけです。

なーんにも分かってない人が国会議員をやっているのです。
前原誠司をゴー宣道場に呼んで確認させた方が良いんじゃないかと思ってしまいます。
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>>177
知らなかったです。
Σ(°ロ°;
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