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magomeさん のコメント

安倍氏の靖国神社参拝に米国と欧州連合が失望を表明したという情報を聞いてふと思ったのですが、米国も欧州連合も自国の政治家や軍人を含む、自国民が過去に靖国神社に訪れて参拝したのをご存知ないのでしょうか?
笹師範も英国人と議論を交わした結果、その英国人が首相の靖国神社に反対したそうですが、戦後から平成17年までに欧米の司令官、駐在武官や士官候補生ら軍の幹部を含む、国の要人が靖国神社に度々公式に参拝しているのですが、この史実について、米国や欧州連合はどのように捉えているのでしょうか?
例えば、戦後から平成17年までに米国はGHQの要人、在日米軍司令官や駐在武官、士官学校生、12回も参拝していて「A級戦犯」合祀後でも7回参拝しています。同じく、戦後から平成17年までにEUでも英国の3回を含む、フランス、旧西ドイツ(後の統一ドイツ)、ポーランド、リトアニア、ルーマニア、オーストリア、イタリア、フィンランド、スロベニアからも首相、駐在武官や士官候補生、大学教授などの各国の要人がなんと、合計で41回も靖国神社に参拝しています。このうち、「A級戦犯」合祀後にも26回も参拝し、英国はこの内2回も在日大使館付け駐在武官が参拝しています。
 靖国神社は前身である招魂社の時から現在に至るまでもその形態は一切変わっていません。そして、欧米の要人は幾度にもわたってその靖国神社に公式に参拝してきました。それなのに、現在、安倍氏が参拝したことに失望を表明したということは、欧米の要人も自国の歴史を忘れてしまうほどの愚か者だということなのでしょうか?
もし、靖国神社に「A級戦犯」が合祀されているから駄目だと言った英国人がその「A級戦犯」が合祀されている神社に自国の在日大使館付け駐在武官が「A級戦犯」合祀後に二回も公式に参拝している史実をしったらなんと答えるのでしょうか?そして、どのような感想をお持ちになるのでしょうか?
 欧米各国の要人が靖国神社に参拝したという史実を知っての上で失望を表明している時点で、自国の要人を失望の対象として見ていることに欧米各国が思っているようでは、この史実を我が國が世界のためにも発言していくべきなのではないのかと思えてならないのですが、この点、ライジング読者と道場師範方がどのようなお考えなのか実に気になります。

なお、詳細は「外国要人 靖国参拝」で検索していただければ靖国神社に参拝した欧米各国の要人についての詳しい情報が簡単に得られますのでご興味ある方は是非、検索してみてください。
No.74
125ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
(号外 2013.12.28発行)   ゴーマニズム宣言 「失笑!安倍首相の靖国参拝は『不戦の誓い』だった!」   首相の靖国参拝はもう新たな局面に入ったのではないだろうかと思っている。 どうせ来月発売の自称保守&ネトウヨ系の言論誌は、安倍首相よくやったと絶賛一色だろうが、国際的な感覚が全くない、内弁慶な議論でしかない。  以前のように朝日新聞や左翼が中韓にご注進に及んでこの問題をこじらせてきたとか、中曽根総理が「公式参拝」を言い出すまでは普通に靖国参拝していたとか、その頃は中韓も文句を言わなかったとか、そういう歴史的事実を述べても、アメリカを始め世界に対して説得力を持つレベルではなくなった。  安倍首相の靖国参拝を受け、在日米大使館は「失望した」と声明を出したが、それを安倍政権が軽く受け止めていたため、米国務省がさらに同じ内容の声明を出して、米政府の姿勢を明確にした。  日米防衛相の電話会談も延期になって、ようやく日本政府も事の重大さに気づき始めたようだ。  アメリカだけの話ではない。欧州でも安倍政権は失笑されている。  一国の首相にしては世界からの視線に鈍感過ぎるのではないか?  安倍首相は世界中から異様なタカ派だと見られている。  フランスの極右政党党首ルペンや、ロシアの極右政党党首ジリノフスキーのように、短絡的で偏り過ぎた極右の首相と思われているだろう。  わしの目からは、もはや完全な ネトウヨ首相 だ。ネトウヨと同レベルの国際感覚なのである。  慰安婦問題もそうだが、首相の靖国参拝は、もう国際的には新たな局面に入ってしまって、自称保守論壇の内向きな強硬意見は、日本を孤立させるだけの自慰行為になってしまった。  そもそもわしは小泉純一郎の首相在任中の靖国参拝の時も警告を発していたのだが、新自由主義・グローバリズムで、日本の国柄を破壊する政策を遂行するために、ナショナリズムは利用されるようになってしまった。   靖国参拝はもはや新自由主義の隠れ蓑になってしまったのだ。  この矛盾がどうしても自称保守&ネトウヨには理解できない。靖国参拝さえしておけば愛国者と認定する単細胞が、今の自称保守&ネトウヨなのである。  しかもこの連中は皇位継承問題では「男系Y染色体固執」で団結しており、天皇陛下の御意思も踏みにじって恬として恥じない。皇統断絶の危機を招来している一群なのである。   つまり「天皇なきナショナリズム」だ。  天皇のため、郷土(クニ)のために戦った英霊たちは、悲嘆に暮れていることだろう。  しかも自称保守にしても、かつて小泉が8月15日を避けて参拝した時には批判していたはずである。  だが今回の12月26日という無意味な日の首相参拝には、なぜかこぞって称賛の声を挙げている。  いつの間にやら靖国参拝のハードルはすっかり下がり、いつでもいいから、とにかく行きさえすりゃいいということになってしまったようだ。  さらに肝心なことは、首相が靖国神社をどういう場所と捉え、何のために参拝するのかという意識である。  安倍は今回どういう意識で靖国神社を参拝したのかを、談話で発表している。その談話のタイトルは 「恒久平和への誓い」 というのだ! http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/discource/20131226danwa.html  これだけで、安倍は靖国神社がどういうところか一切理解していないということが明らかである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!