• 元シングルレートガチ勢がポケモン界から身を引いた話

    2017-04-28 21:4572
    皆さんこんにちは。

    タイトルのとおり、これは私の日記を兼ねた決意表明だ。長文になるがお付き合い頂けたら幸いである。

    まず私のことを知らない人もいるかと思うので手短に自己紹介をば。

    私はポケモンレーティングバトルのシングルのルールに励んでいた者である。XYの初期から始め歴は3年少し、レートの戦績については、2100超えを7回、2200超えを1回。

    まぁそんなことはどうでもよくて、今回私が筆を取ったのは、

    「ポケモン社会」の構造にいい加減うんざりしてしまった

    からである(私がこれから話すことはシングルレート界の話で他のルールはどうか知らない)。

    この間までポケモンをしていたのになぜ急に?

    と思う方もいるだろう。実はすこし昔から溜め込んでいて、我慢できなくなっただけのことだ。なので「いい加減」という言い方をした。

    それでポケモン界には今のような状態が続く限り、一切足を踏み入れないことにした。ROMも全て売却してきた(ツイートした以外にもXYやサブロムも全て)。

    ネタなのか分からないが「辞める」「引退する」など言っておいて結局だらだらとポケモンを続けている者たちへ言わせてもらう。

    本気で辞めたいならこれくらいのことやってみろ

    できないならそれは妥協している。逃げ道を残しているのだ。私は確固たる意志を持てたおかげでものともしなかった。ほかにやることが見えたのと、このゲームに割く時間も気力も消失してしまった。

    私が見ていた光景は、「ポケモン」というスケールからすれば氷山の一角に過ぎなかったのかもしれないが、今から書くことは事実だ。よければ立ち止まって考えてみてほしい。

    前置きが長くて申し訳ない。本題に入ろう。

    私が何故ポケモン界にうんざりしてしまったのか自問自答した結果、大きく分けて2つの要因があるという結論に達した。

    それは、レート至上主義ポケモンというゲームシステムである。

    (1)レート至上主義

    この世界はレートが高い奴が「偉い」。発言権があり、基本的に何を言っても許される。みんな己の地位を築くためにレートを上げようとしている。レートが低い人は高い人に逆らえないのだ。

    早速この段階で「それは違う」と否定する意見が飛んでくる可能性があるので先に言っておく。

    レート勢が皆当たり前のようにブログを書いていたり、わざわざアカウントを分けて考察ツイートをしていたりするのを私は知っている。シーズンが終わった直後、毎度構築記事が滝のように流れてくるだろう。あれは正に自己承認欲求の具象化である。誰しも、認めてもらいたいという思いが大なり小なりあるのだ。

    こうなるのは「物差し」がレートしかないから仕方ないことだが、中には

    己のレートが高いのをいい事に、ただレートが低いというだけで人を見下す

    連中が一定数いるのである(誤解されないように強調しておくが、ほんの一部の奴らだ。だがそいつらのせいで変な風潮ができている)。私が言うのも説得力がないかもしれないが、昔の自分は幼稚だったと反省している。いま物凄い勢いでブーメランを投げながら筆を走らせているが、とりあえず聞いてくれ(←この言葉覚えていてください。ここから先無限にブーメランを投げ続けます)

    具体的な話を出すと、「好きなポケモンを使ってレート〇〇達成しました」とか、「○○統一でレート○○までいきました」とか言っても、レートが上の奴らからは「マイオナ」だの「縛り」だの言われ蔑まれる。

    これの発展系として、特定のポケモン、パーティを使用する人たちを批判するということも起こっている。私は「受けループ」という構築一筋で戦ってきたのだが、受けループ使いというだけで訳の分からない理不尽なレッテルを貼られ、挙句の果てには人格否定までされることもあった(私だけでなく受けループ使い全体が)。

    要するに価値観の差異である。勝つことに全力か、多少の遊び・こだわりを入れるか。

    しかしこの世界はレート至上主義なので、レートが高い奴の意見が全て正しくなってしまっているのである。そしてその意見に反論する者も少ない。逆らおうものなら「俺のレートより低いくせに」だの「2200も乗せてないのに何言ってんの」だの言われておわりだろう。

    様々な価値観がレート至上主義によって潰されている

    のが現状だ。実際、レートが高いからといってそんな偉いわけではないぞ?レートが高い人は偉いのではなく、レートが高いと偉そぶることができると言った方がしっくりくる。

    それでもみんな欲のある人間であるため、娯楽の域であろうと地位・名誉を得ようとレートを上げるのに必死な面もある。

    私が気になっていたのは、レート勢のレートをしている最中のツイートである。特にシーズン終盤になるとしょっちゅう目にする。

    格下を引いた報告、運負け報告、相手のプレイング批判、エトセトラ。無意識の内に、あるいは「これくらい大丈夫だろう」と思ってしてしまったその何気ないツイート、

    誰からも反応されなくても、みんな見ているぞ。

    特にこれがレート至上主義に拍車をかけている原因に思えて仕方がない。レート強者が怖いとよく言われる所以はここにあるのではないか。

    更に話を掘り下げると、レートマッチング状況の改悪がいまに大きく影響していると考えている。私が7世代で1番クソだと思った要素だ。

    6世代を経験した人たちなら痛感しているはずだ。一瞬でレート300以上下を引いたり数字が近い人となかなか当たらない、あるいはそもそも相手が見つからなかったり。当たりやすいレート差の範囲を広げたのか、完全にランダムに当てるようにしたのかは知らないが、明らかにマッチングシステムがおかしい。

    これにより何が起きるかというと、フェアな対戦ができなくなるのである。格下にとっては、負けてもレートが少ししか減らず勝つとレートを稼げるローリスクハイリターンな対戦と化す。セオリーから外れた行動や、端から運に頼った選択もするだろう。なにせ、レートが欲しいのだから。レート強者が「1800勢(仮)に勝てない」と言うのはこのような側面があると思う。

    正直なところ、皆が上記のようなツイートをしているのも無理はない。こんな薄汚い空気に染められてしまっては。排他的な思想を持つ輩もいる。私が言いたいのは、

    お前らは本当に「ポケモン対戦」を楽しめているか?

    ということだ。数字しか見ていないのではないか。なにもポケモンは数字だけではないと思うぞ。何のためにポケモンをしているのか、1度考えてみてくれ。こどもの頃、純粋にポケモンをやっていたあの無邪気さを思い出してくれ。

    私は「ここ」が凄く息苦しかった。皆どこか殺気立っていた。いつからかレートの楽しみを見いだせなくなってしまった。私はレート上位を目指してきたので、これらの光景を目の当たりにすることは回避不能だったのである。こういう場所もあるということを知ってしまった。

    楽しくなくなった娯楽は己を縛るだけの鎖となった。遊びなのにやらされているこの感覚。いつしか苦痛さえ覚え始めた。こうなったらもうおしまいだ。

    他の者たちも、こうはならないよう気をつけてくれ。肩に力を入れるのも程々にするべきだ。義務モンなんてする必要ないし、辛くなったら休んだっていい。

    (2)ポケモンというゲームシステム

    これは(1)とは打って変わって根本的な話になる。皆さんご存知だろうが、ポケモンはとても時間が必要なゲームである。

    例えば他のゲームでハースストーンやシャドウバースを比較に出すと、あれらはゲーム内資産かリアルマネーを使えば欲しいものが一瞬で手に入る。対してポケモンはどうだ。

    厳選、努力値振り、レベル上げの作業を経て、ようやく1体が完成する。時間にすると1~2時間ほどだろうか。1つのパーティを作るのに、下手したら半日以上もかかるのである。それでやっと対戦を始められるという訳だ。

    スマホなどで手軽に遊べるゲームが大量に存在している中、ポケモンはいま手間が掛かり敷居の高いゲームとなっている。大きなきっかけやポケモンならではの魅力がないと1からポケモンを始める人も少ないと感じている。

    時と金の価値は人それぞれ違うが、ポケモンに多大な「コスト」を支払っているのは間違いない。コストの分だけパフォーマンスも相応であるべきだろう。

    …この辺で締めにかかろうとしていたのだが、書いている途中でまた案件が発生したので3つ目の要因として追記する。

    (3)着地点のない論争

    定期的に起こるこれ。いい加減にしてくれと言いたい。心当たりがあるならそう、お前らのことだ。誰かの発言に対して誰かが突っかかったり、否定的な意見を言うことから事は始まる。

    そこから生産的な話し合いができれば良いのだが、残念なことに、彼らは自分が100%正しいと信じてやまないため、相手の意見を受け入れようとしない。一方がこれならまだしも、両者がこうだと面倒なことこの上ない。屁理屈をこねたり言葉の綾で相手を貶めたり、議論にすらなっていない。

    考えが完璧に一致する人など存在しないし、世界を個人の思想一色で染め上げることなんて不可能だ。万一できたとしてもそれは不気味なこと極まりない。

    冷静に周りを見渡してみろ。誰もいい心地なんてしてないぞ。油を撒いたり火を付けたりしないでくれ。それは私たちの住んでる所まで飛び火する。誰も何も生まない言い争いなんて求めてないし、もう揉め事を起こさないでくれ。こちとら平穏に過ごしたいんだ。

    (1)~(3)で何が言えるか、おそらく分かってしまった人もいるかと思う。威張り散らしている人たちがいて、敷居が高く新規が参入しづらい。そして揉め事も起こる。

    こんな環境でポケモンをやりたいと思えるか?

    プレイヤーがどんどん減っていくだけだぞ。

    その証拠にこれを見てくれ。





    私の投稿した動画の再生・コメント・マイリスト数だ。上がORASのpart1、下がSMのpart1。ちなみに動画のクオリティーは一切変えていない。

    ニコニコの衰退、私の知名度の低下、需要の変化、タイミングの問題など要因は様々考えられるが、再生数の減り方が異常だと感じていた。当然これ一つだけで断定はできないが、ポケモンプレーヤーの減少が影響していることも否定できない。実際にもう進行しているのである。


    以上、だいぶ長々と書いてしまったが私から見た今のポケモン界はこのような感じだった。こんな訳の分からない状況になってるのは上の方の極一部だけだと思いたい。けれども、こういうのが下の方へも伝播していくのは恐ろしいことだ。私ごときではどうすれば良いかわからない。

    かくしてポケモンをやめた私だが、そんな大それたことではない。一人の人間が一つのゲームをやらなくなっただけのこと。マイナス面ばかり言ってしまったが、私もポケモンを通して多くの人と繋がることができた。これは素晴らしいことだ。こんな私だがそれでもよければ今後もよろしくお願いしたい。

    それでは。  執筆期間:4/25-27
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