• 2018年第59回宝塚記念(阪神) 予想

    2018-06-23 18:00

    いきなり結論、本命はサトノダイヤモンド。
    ここは頭不動、鉄板の一戦です。

    昨年は、3歳で菊花賞、有馬記念ではキタサンブラック相手に快勝し、活躍を期待されました。
    春の阪神大賞典ではシュヴァルグラン相手に完勝し、次に臨んだ天皇賞は、キタサンブラックが3.12.5の大レコードで快勝。
    2着 シュヴァルグランからクビ差の3着に敗れました。

    これは本質的なスタミナ面の差だけ。
    本来、この馬が走るべき距離は中距離。
    これは母父が仏二歳千二戦のモルニ賞勝ち馬のオーペン。
    その祖父は偉大なるマイラー、BCマイル連覇の偉業を達成したルアー。
    ダンジグ直仔と、かなりスピード寄りの血統構成。
    そして、母のマルペンサはアルゼンチンG1を3勝した名牝で、路盤が非常に硬く速い時計が出るアルゼンチン競馬での一流馬。
    非常にスピード色の強い血統だけに、本質的に三二の距離が合わなかっただけ。
    これで3着ならば、負けて強しの内容でしょう。

    そして、昨秋のキャンペーンは凱旋門賞挑戦。
    しかし、前哨戦のフォア賞、本番の凱旋門賞と、不運にも馬場が荒れてしまい、この馬が持つスピードを生かしきる事が出来ずに惨敗してしまいました。

    遠征と非常にタフな競馬による影響で馬体にかなり疲れが溜まり、復帰したのは今年の金鯱賞から。
    明らかに調子が上がってこない中間内容で、出来八分も無さそうな仕上がり。
    競馬でも反応に乏しく、勝負処で位置取りを下げる形となりましたが、直線残り100からの末脚は流石の速さ。
    3着に敗れはしましたが、ゴール前の脚は勝ったスワーヴリチャード、2着サトノノブレスよりも明らかに良く、出来八分も無くてもこの内容ならばの期待が持てました。

    しかし、前走大阪杯の結果は7着。
    ただ、これは間違いなく度外視の一戦です。
    内枠1枠2番からとなり、道中は内々を追走。 これが仇となりました。
    道中は千米61.1の超スロー、外から捲りを見せたトリオンフにスワーヴリチャード。
    いきなり急流となりますが、すぐ前のスマートレイアーの手応えが非常に悪く、これが壁となってしまい、ズルズルと内々五、六番手だったのが、四角では12番手まで下がってしまいます。

    後半の千米は全て11秒台のラップを刻み、後半のラップは千米57.2。
    これで勝負処12番手まで下がってしまい、最後は最内から大外に持ち出すロスまで。
    中盤からは内々で全く流れに乗れずの競馬、これは度外視です。

    昨年の天皇賞(春)から五連敗となりますが、悲観する内容は全くありません。
    敗因ははっきりしており、普通の出来ならば、ここは明らかに能力上位、あっさりも当然の力があります。

    出来に関してならば、一週間前、今週と三頭併せで最先着。
    しかも、長目からの稽古となっており、池江流の直前半マイル追いでは無く、最終追い切りも終い重点ながら長目三頭併せときっちり動かしてきました。
    その動きはまずまずで、サトノダイヤモンドの能力ならばこの程度は、という動き。
    決して絶好調では無いですが、明らかに金鯱賞、大阪杯よりも上。
    自分の能力をきっちりと出せる仕上がり、これならば大丈夫でしょう。

    展開面では飛ばして行くサイモンラムセスがペースメーカー、ノーブルマーズもいるだけに、大阪杯の様な極端なスローは無い構成。
    紛れは無い流れとなるだけに、地力勝負なら負けられない戦いです。

    馬場状態が懸念になるのでしょうが、路盤が固い日本の重馬場ならば問題無くこなせる馬。
    明日の阪神は絶好の晴れとなり、馬場状態も乾いていくのであれば、全く問題になりません。

    ここは能力的にも、秋に向けても負けられない、自らの復権を賭けた一戦。
    このメンバー相手に出来八分以上ならば、頭不動と見ました。


    相手はパフォーマプロミス。
    前走は休み明けの目黒記念で3着。
    直線の反応がもう少し良ければ勝ちもあった内容ですが、やはり休み明けが響いたか、使われていたウインテンダネス、ノーブルマーズを僅かに捕らえ切れずの内容でした。
    追ってジリジリとした分の敗戦で、内容的には悪く無いもの。
    2.30切りの2.29.8の走破時計なら、上々の滑り出しとなりました。

    今年の日経新春杯を快勝し、漸く本格化してきた遅咲きのステイゴールド産駒。
    このステイゴールド産駒と宝塚記念の相性は指摘したい処。
    過去10年でナカヤマフェスタ、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップ(連覇)のステイゴールド産駒。

    天皇賞(春)も抜群の相性を誇るステイゴールド産駒。
    何度頑張っても勝てないハーツクライ産駒に対し、天皇賞(春)過去10年で3勝し、今年はステイゴールド産駒 レインボーラインが勝った天皇賞(春)。

    相性の良いレースにはとことん強いステイゴールド産駒だけに、この阪神内回り二二の舞台なら非常に楽しみがあります。

    出来に関してはピカイチと言っていいほど。
    リーディングトレーナーの藤原英師が逆算してローテを組んだ背景もあり、きっちりとピークに合わせた印象がある稽古内容。
    一週間前、直前の動きは申し分無いもので、ここは勝ち負けになるでしょう。


    三番手にはミッキーロケット。
    今週の坂路での動きが絶品。
    ダンビュライトとの併せ馬で50.7-36.7-24.2-12.3をマークし、ダンビュライトに0.4もの差を付けて先着。
    この動きは秀逸でした。

    前走天皇賞(春)は4着。
    最内枠を利して内々を上手く立ち回り、勝ったレインボーラインから僅か0.2差。
    キングカメハメハ産駒だけに、本質的に距離は長かったはず。
    それでもこの結果であれば、やはり地力はかなりのものがあります。

    天皇賞後はここへ向けて入念な仕上げ。
    それに相応しい動きを見せたのが今週の栗東坂路の併せ馬でした。

    新装阪神での宝塚記念となり、かつてのロベルト系よりもミスタープロスペクター系が台頭。
    特にキングマンボ系が入った血統が好成績で、近年では12年2着のルーラーシップ。
    15年のラブリーデイ、2着 デニムアンドルビー。
    16年のマリアライト、2着 ドゥラメンテと好走しており、ミスタープロスペクター系の括りになれば更に。

    この馬の父はキングマンボ直仔のキングカメハメハ。
    立ち回り一つで十分に勝機がありそうな馬。
    ゲートが安定してきたのも好感で、勝負処でのササり癖を上手く鞍上の和田が抑える事が出来れば、勝ち負けもあるでしょう。


    昨年の菊花賞馬 キセキ。
    ここ二戦、大敗続き。
    白癬菌の影響で隔離されていた香港の一戦は度外視ですが、前走日経賞の暴走は頂けないもの。

    この一戦を見ても、前に壁を作ってこそのストレッチランナー。
    直線の長い処でこその馬だけに、動き出し早い阪神内回りの一戦はマイナス。
    そして、今回の大外枠も前に壁を作りにくいだけに、枠順も明らかにマイナスとなります。

    稽古は一週間前がやや掛り気味でしたが、今週の追い切りは折り合いスムース。
    ただ、折り合い重点になっている様に、負荷はかなり軽めである事も確か。
    順調に使われた馬達と比べると、変則的に間隔が開いたのもマイナス。
    この先は秋まで目標となるレースが無いなかでの仕上げという点を見ても、完調とは言えないでしょう。

    ここは懸念が多く、消しです。


    前走ドバイターフ2着のヴィブロス。
    昨年のドバイターフ覇者らしく、見事な末脚で2着となりました。

    ただ、メイダンでの走りを見る限り、こちらも明らかにストレッチランナー。
    小柄な牝馬ながら、非常に跳びが大きいのが特徴的で、道中はじっくり溜めて行きたいタイプでしょう。

    それだけに、この動き出し早い阪神内回りの舞台は明らかに不向き。
    ここはマイナスで、ここは消しです。


    昨年の覇者 サトノクラウン。
    こちらは出来の面が明らかに今一つ。
    キャリアハイピークが過ぎた印象があり、昨年、台風の超極悪馬場で激闘を演じた天皇賞(秋)の2着以降、近走は見せ場が全く無し。
    内容に乏しい競馬ばかりで、ここでの一変は難しいかと。
    ここは消しです。


    香港のワーザー。
    初めての急坂となる阪神での一戦。
    路盤が固い日本の舞台での競馬となるのは、適性面から見て疑問。
    シャティンとは明らかに違うだけに、ここは厳しいかと。

    テンからサイモンラムセス辺りが飛ばし、ある程度流れそうな展開面も厳しい印象があり、ここは消しです。



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  • 2018年第21回京成盃グランドマイラーズ(船橋) 予想

    2018-06-19 18:00


    南関生え抜きのキングガンズラングが遂に古馬重賞挑戦。

    これに対するは川崎マイラーズ1~3着のウェイトアンドシー、オメガヴェンデッタ、ムサシキングオー。
    他には重賞3勝のセイスコーピオンに昨年の覇者 リアライズリンクス。
    重賞2勝のトロヴァオ、古豪 タイムズアローらが参戦と、9頭立てながら少数精鋭の印象。
    白熱したレースが見られそうです。


    月曜船橋は終日重馬場。
    6Rから天候は雨へと変わりました。
    月曜全9R中、逃げ切りは僅かに2R。
    全体的に時計が掛かり、重たい印象があります。

    火曜船橋も重馬場で、時計は掛かり気味。
    明日は約70~80%の雨予報もあり、更なる馬場悪化は確実となりそう。

    時計面を予測すると、今の重く時計が掛かる馬場で雨により路盤に水が浮く状態となると、かなり掛かりそうな雰囲気。

    前哨戦の川崎マイラーズは、前日の稍重から良へと回復しての一戦。
    かなり前残り傾向が強くなった馬場での一戦で、これとは真逆の馬場状態となりそうです。


    展開となると、ここもウェイトアンドシーが行く一手。
    ここにオメガヴェンデッタ、ムサシキングオーの前走川崎マイラーズ組に昨年の覇者 リアライズリンクスが絡む隊列。
    ペースは重賞らしく、ある程度流れる形となるか。


    馬場はかなり重く、時計が掛かる馬場。
    差しが十分利く馬場状態。
    そこに水の浮く様な馬場状態となれば、更に。

    展開はウェイトアンドシーが隊列を引っ張り、オメガヴェンデッタ以下が続く流れ。
    ある程度は流れるはずで、スローは無さそう。

    馬場に展開と、差し追い込みが十分に届きそう。

    川崎マイラーズの前残りとは違い、ここはズブズブ決着となるか。


    これを踏まえ、本命はセイスコーピオン。
    前走の川崎マイラーズは、昨年11月のマイルグランプリ1着以来、約半年の休み明け。
    レースは最後方からとなりますが、上がり最速となる39.3を駆使して4着に浮上。

    勝ったウェイトアンドシーとは1.1秒と完敗ですが、当日の川崎は前残り傾向が強い馬場。
    そして、斤量が別定58kgと、ウェイトアンドシーとは3kg差。
    これを休み明けでの内容ならば上々でしょう。
    叩かれた今回は上積み必至です。

    今回は別定56kgと、南関移籍後最軽量となる斤量。
    近六走は別定58kgのこの馬には、この2kg減はかなり恵まれた斤量。
    裸同然とも言っていいかも知れません。

    今の船橋の時計が掛かる馬場は間違いなく合っているはず。
    差しが決まる馬場ならば、この馬の末脚が光る処。
    ここはチャンス十分の一戦でしょう。


    相手はキングガンズラング。
    通算【8-3-0-1】、唯一の着外は昨年の羽田盃6着のみ。
    南関生え抜きの期待馬が四連勝で古馬重賞挑戦となります。

    しかし、この四連勝の相手はかなり軽め。
    四走前に負かしたディアブルーダーこそ連勝していますが、三走目にタイム差無しのアタマ差で負かしたペイシャゴンジセは次の大井記念で11着のブービーと惨敗。
    二走前の2着 フォクスホールは自己条件で足踏み中。
    前走はTCK女王盃2着のブランシェクール相手ですが、そのレースを勝ったミッシングリンクはその後今一つ。
    TCK女王盃の馬場状態が凍結防止剤の影響によるかなり特殊なものだっただけに、このレース自体のレベルにもかなり疑問があります。

    今回、古馬重賞挑戦となりますが、かなり相手が揃った一戦に。
    最内枠からどう馬群を捌くかという面もあり、ここは勝ち負けになりそうですが、頭までは無いと見ました。


    三番手にはトロヴァオ。
    前走さきたま杯は5着と掲示板確保。
    浦和千四の大外枠からと、前に壁を作りにくい条件でしたが、それでも後方から脚を伸ばしての結果ならば、上々でしょう。

    二走前のブリリアントC、三走前の報知オールスターCは、この馬には長すぎる距離。
    しかし、報知オールスターCでは3着となっており、ここでも通用する地力はあります。

    四走前のマイルグランプリは、枠なりに外外を回りながらも4着確保。
    内々で壁を作る形ならば違ったでしょう。

    今回も残念ながら大外枠から。
    しかし、舞台は浦和千四では無く、船橋千六。
    得意のマイル戦で末脚勝負に徹する形になれば、勝ち負けは出来るだけの能力がある馬。
    この条件ならば、楽しみがありそうです。


    川崎マイラーズ1~3着のウェイトアンドシー、オメガヴェンデッタ、ムサシキングオーは消し。
    今回は川崎マイラーズとは全く逆の傾向となっている船橋の馬場状態。

    前走川崎マイラーズは、四角1~3番手がそのまま順番変わらず1~3着となるという、行った行った行ったの前残り。
    今の差しが決まり、時計が掛かる馬場の船橋でこの決着は無いでしょう。

    そのうえ、今回のウェイトアンドシーは前走よりも1kg増の斤量。
    オメガヴェンデッタ、ムサシキングオーは1kg減となりますが、ウェイトアンドシーにはやや負担がある斤量面はマイナスとなりそう。

    今の船橋で前でペースを刻む馬には厳しい馬場。
    そこに雨が降って水が浮く馬場状態ともなれば、更に前には厳しい馬場となるかと。
    この三頭は消しです。


    昨年の覇者 リアライズリンクス。
    昨年は重賞連勝でこのレースを制覇。
    今年は勢いがあった昨年とは違い、休み明けの一戦となるのは明らかなマイナスかと。

    鉄砲実績のある馬では無いだけに、ここは消しです。



  • 2018年第23回ユニコーンステークス(東京) 予想

    2018-06-16 18:00

    土曜府中ダートは不良スタート。
    日曜は天候回復の気配ですが、乾いても稍重までか。
    比較的、軽い馬場状態でのユニコーンSとなりそうです。


    展開となれば、このメンツなら鳳雛Sを逃げ切ったハーベストムーンがハナか。
    他に行きたい馬も見当たらない事からも、ここはハーベストムーンが単騎マイペースでの競馬となりそうです。

    流れは隊列すんなりで淡々とした流れか。
    これで比較的軽い馬場となれば、前が残りそうな展開に馬場となりそうです。


    これを踏まえ、本命はリョーノテソーロ。
    とにかく稽古の動きは圧巻の一言。
    重心低く、前の僚馬を追い掛ける姿は猛獣にも見える走り。
    小気味良い回転抜群の動きであっさりと捕まえ突き放す動きは超抜。
    武井師でいえば、昨年NHKマイルCで2着と穴を開けたリエノテソーロの動きも超抜でしたが、それと遜色の無い素晴らしい内容でした。

    新馬戦ではミスターメロディに完敗の2着でしたが、そこから三連勝で芝のクロッカスSも快勝。
    NZT、NHKマイルCと敗けはしたものの、0.6、0.9差と、惨敗といえる程の差ではありませんでした。

    今回はダートに戻っての一戦。
    マイルは気持ち長い印象がありますが、比較的軽い馬場となり、ハーベストムーンの逃げイチで淡々と流れる展開になるのであれば、溜めて行ける分、距離が持ちそうな印象があります。

    実力はかなりのはずで、持ち前のスピードを生かせれば、今の出来は絶好なだけに楽しみ十分!
    ここは勝ち負けを期待します。


    相手はグリム。
    前走青竜Sでスマハマ、オメガパフューム相手に快勝。
    負かした相手はかなりで、ここも期待十分の一戦です。

    栗東坂路の動きも申し分無く、前に行けるレースセンスもあるだけに、ここは勝ち負け必至かと。


    三番手にはハーベストムーン。
    今回は戸崎へ乗り替わりと、勝負懸かりの印象。
    逃げてのしぶとさは相当で、前走鳳雛Sでは外からグレートタイムの追撃を退けての勝利は見事でした。

    ここは相手に恵まれ単騎濃厚。
    ハナを切ってマイペースの競馬が出来れば、持ち前のしぶとさを存分に発揮しそう。
    府中の長い直線で、何処まで粘れるかとなりそうです。


    昨年の全日本二歳優駿勝ち馬 ルヴァンスレーヴ。
    今年初戦の伏竜Sではドンフォルティス相手に完敗。
    今週の稽古では遅れと、動きも今一つとなり、出来はイマイチの印象。

    府中千六替わりは間違い無く良いでしょうが、叩いて変わった気配が無いのは懸念材料。
    これでは切れ負けする可能性もありそうで、ここは消しです。


    母が名牝 ミラクルレジェンドの良血 グレートタイム。
    終い、レースの反応を見る限り、マイルよりも長い距離の方が向いていそうなタイプ。

    出脚今一つだけに、今回のハーベストムーンが逃げイチと言う展開面、比較的軽めの馬場状態は明らかにマイナスかと。
    ここは消しです。


    抽選突破のコマビショウ。
    伏竜S、鳳雛Sを共に3着と、地力は相当。
    しかし、こちらも距離はどうか。
    マイルは初めての距離だけに、スピードに対応出来るか。

    グレートタイム同様、距離が延びた方が良さな印象があるだけに、ここは消しです。