• シマノのヒルモシリーズはスポーツバイクの光となれるか?(ロードバイク)

    2018-02-23 02:58
    ロード・クロスバイクをオートライト化しよう第二弾

    以前の記事で(ar1098985)クロスバイクやロードバイクなどのクイックリリースタイプのホイールにも、手組でダイナモを組み込めばオートライト化出来るというのを書きました。しかしながら、結局価格が比較的高価な点、ランプの取り付け方法が限定的だという点、など記事としての有用性はそう高くならなかったという点が心残りでした。

    しかしシマノはスポーツに大して新しい製品を出していました。
    これはスポーツバイクのハブダイナモ化につながる救世主となるか?



    DH-C2100 2962円
    シマノ ヒルモシリーズからクイックリリース対応ハブが発売されていました。
    選べるスポークホール数は32Hか36H。



    LP-C2207 センターステー用 1856円
    フロントフォークのクラウン部分から貫通ボルトで取り付けられる。
    また、クイックリリースのナット側にランプホルダーとミノウラのマルチブラケットとを組み合わせれば、無理やり取り付けできる。
    ar1098985を参照)

    LP-C2250 2210円
    そして、ハンドルバーに取り付け可能なランプも発売されていた!
    22mm~32mmまでのハンドル径に対応となっており抜かりない。
    こういうので良いんだよ、こういうので。

    何より1個1個の部品価格が結構控えめだし、ヒルモハブの組みつけられた一般車を見てみると、発電中もなかなか回転が良い。

    これらをリムと組み合わせてホイールにすれば、
    リム4200円程度、ハブ3000円、スポーク2500円、組みあげ4000円~5000円
    ライト2000円、とすれば16000~17000円程度でホイール+ライトが組める。
    以前の記事で書いた時が26000円となっていたのに比べればだいぶんハードルが下がった。

    後はクロスバイクなどの製品にこれらの部品を標準装備した完成品が登場してくれば普及がもっと進むと思うのだが、そのあたりはメーカーとしてはどう考えているのだろうか。
    あくまで従来通りの、ライトやペダル、スタンド、ドロヨケ等はすべてオプションでなんとかしてくれ、のスタイルを貫くのだろうか。

    ミヤタやブリヂストンあたりのクロスバイクでこういうのを標準搭載したものが出てくれればそれに倣う会社も出てくるのではないかと思わなくもないのだが。。。


    シマノはスポーツバイクの光となれるか?
    今後を見守っていきたいところである。

  • 広告
  • 自転車工具…。揃えればキリがないという沼 その3

    2018-02-22 02:08
    その2の続き

    BBクランク周辺関連

    シマノ 左TL-FC36   右TL-FC32 




    BSA やITA仕様のBBを付けたり外したりするために使う工具。
    とりあえずシマノ系BBを使う人はこれが無ければどうにもならない。
    半月の様な形をしたTL-FC32という工具もありますが、かけられるトルク量
    に差が出るので、やっぱり36の方が良いと思います。

    スレッドフィット系は左右のBBカップのエンドにネジ切りがしてあり、
    左右から同時に締めこみが必要という物もあるので、使っている製品によっては2本必要。
    ウィッシュボーンやトライピーク製などは、溝切りが似ている様で全く別物なので
    同メーカーの専用レンチが必要です。

    ウィッシュボーン製などのスレッドフィットBBには非対応

    シマノ TL-FC16


    ホローテック2クランクのクランクキャップを締めこむための工具。
    数百円で買える。地味に無いと困る

    SUPER B PFBB圧入工具

    プレスフィットBBという圧入系BBには必須の工具。BB86、PF30などです。
    ネジ切りボルトに剛性の高い厚いスペーサーを左右からナットで締めて~といった
    自作工具もある様ですが、なんだかんだ専用工具は便利。
    BB86用のシマノ純正工具もありますが結構高い。

    BBB カップアウト BTL-113

    BB86などのシマノ系PFBBをリムーブするための専用工具。シマノ純正が高いので
    こちらで。BBBにはPF30の形状に合わせた別形状の物もあるが、品番が変わらないので仕様をよく見て買い間違えの無い様に。(両方揃えれば問題ないだろって?)
    まずBBのタイプはフレームメーカー毎に乱立気味なので、自分の自転車のスペック表を見て、どこのメーカーのどのサイズが使われているかはチェックが必要

    左 ホーザン S形ヘッドまわし  右 シマノ TL-FC10(コッタレス抜き)



    一般車BBのほとんどはカップアンドコーン仕様になっており、またシャフトが
    四角テーパーテッドになっている物がほとんどです。

    立ち漕ぎなどでガシガシ漕ぐと結構ゆるみガタが出易いのでこれの締め直しが必要ですが

    まずここら辺の整備をするのには、しっかりとした工具が必要です。
    出荷時かなりのトルクで締めつけられているので、相応の工具が無ければ開け閉めすら出来ないので、ここら辺はプロクオリティの工具が必要だと私は思っています。
    特にロックリング回しはトルクがかけられる様な、精度が高いものでないと外れもしません。
    また、一般車においてはS形ヘッドまわしはフロントフォーク取り外し時にも使います。

    そしてコッタレス抜き、と表現されるクランクリムーバーも、シマノ以外を使って
    痛い目を見たことがあります。
    先端の焼き入れが甘いメーカーのものは、BBシャフトの硬度に負けて工具先端の押し出し部が先に潰れてしまい、結局抜けなかったり。えらい目にあったりと中々ろくなことがありません。シマノだとすんなりいったのに。

    ↑えらい目にあわされた工具。B●●製

    あ、クランクリムーバーはモンキーレンチと組み合わせます。
    (シマノ製だけはなぜかペダルレンチが使える)

    シマノ 左 TL-UN74   右 TL-UN66(12.7sqソケット用) カートリッジBB外し


    下の写真の様なカートリッジタイプのBBを取り外すには必要です。この工具もシマノが一番精度が出ていると思うのでこれ以外のメーカーはほぼ除外していいでしょう。
    かなり食いつきます。クロスバイクなどに多く採用されています。
    TOKEN カートリッジBB JISタイプ
    一般車でもタンゲ精機などのカートリッジBBが多く採用されており上の工具が必要な場合があります。こういったBBのベアリングがお亡くなりになった場合はカートリッジ丸ごと交換が必要です。
    で、これも出荷時にかなりのトルクがかけてあり、全くと言っていいほど外れない場合もあります。そういった時にはUN66の方が使えます。

    この写真の工具はスピンナハンドルというもので、先端に12.7sqのソケットが装着でき、また先端の角度が変わる、というもの。また長さも短い物から長い物まで様々あり、これをUN66と組み合わせればかなりのトルクがかけられます。(大体450mmの長さが最適?)
    まあここまでしないと外れない、というレベルなら個人でやるレベルを超えてると思うんですけど(工具の価格的なところで)こういう工具ってやっぱ憧れるじゃないですか

    シマノ TL-UN96-A ロックリング回し

    ロックリング回しの中でもちょっと特殊な奴。DAHONのBB交換には必須なんだとか。
    (私もMu SLXを、HT2クランクに移行したいなあ…。)
    BBやクランクもオクタリンクやISISのシャフトタイプになっているのでまた特殊です。

    ペダルレンチ
    モノタロウ とっても便利な両口ペダルレンチ


    プライベートブランド万歳。1100円くらいで買えるペダルレンチ。
    良いところの(ホーザン)と比べるとちょっと歯が薄いのが違いますが、14~18インチサイズの子供自転車のペダルや、スポーツ車用のフラットペダルは、レンチを噛ませる部分が薄かったりするのでちょうどいい感じ。外す時にも90度横を向いた部分が大活躍。かなりの確率で外せます。

    PWT PW163

    ハイトルク対応型のペダルレンチ。もろパーク製のパチモンです。
    でもいいんです。付けて外せればそれで。1200円くらい。
    この微妙な角度に切られた溝が非常に使いやすいんです。

    KTC デジラチェ 6~30Nm用

    カーボン製品(ハンドルやシートポスト等)の取り付けや、クランク交換時のボルト締め付けや、そのチェーンリングを交換する際のボルトナットの締め付けなど様々なシーンで活躍します。とにかくトルク管理をしなければ安心して力が加えられないが、これがあればビビる必要なし。ラチェットハンドル単品でも買えますが、トルクス(星型)、ヘックス(六角)のヘッドがセットになったタイプであれば買い増しも必要なく、すべてが樹脂ケース内で収まるのでバラつかず便利。KTC製なので工具精度もお墨付き。

    自分が設定したトルクをプリセット登録しておけば、良く使うトルク値をすぐに呼び出し出来ます。そして締めこみトルクが設定値に近付くと、ピッピッピッと音が鳴り、到達するとピーーーーーっと連続で鳴ります。大体6~30Nmであれば大半の部分には対応できます。
    しかし超高価。

    チェーン工具
    シマノ TL-CN28 チェーンカッター



    SUPER B チェーン切 3380


    シマノの純正工具。もうこれさえ買えば怖いものは無し。6~11速すべてに対応しています。
    しかしCN28になってから、チェーンをホールドしておくプレートが薄くなって割れやすくなった気がする。もう私のCN28は2代目だよ。
    下のスーパーBはチェーンをホールドするプレートが可動式になっており、先端のボタンを押したままプレートを手前に広げ、チェーンを噛ませたらボタンを離す。あとはレバーを回してピンを押す、というもの。シマノに比べれば使い勝手は良くないものの、精度そのものは安い割に良く出ていると思ったし、この可動式プレートがなかなか割れず頑丈。歯の数が4枚に増やしてあるからだろう。

    ちなみに私はミッシングリンク系は一切使わず、すべてアンプルピンでの接続でつなげています。やっぱ強度的にはコネクトピン圧入がさいつよ。
  • インナーイヤーイヤホンを買ってきました(64 Audio / tia Fourte)

    2018-01-09 22:172
    64 Audio / tia Fourte (USA)

    久々に新しい音モノが欲しくなり、ヘッドフォンを探していたらなぜかイヤホンに
    たどり着きました。





    正直デザインは好みではない…。



    スペック
    ドライバタイプ: バランスド・アーマチュアドライバ+ダイナミックドライバ
             (ハイブリッド型)
    構成     : 4ドライバー(Low x 1, tia Mid x 1,Mid/High x 1, tia High x 1)
             4way
    感度     : 114db
    インピーダンス: 10Ω
    周波数    : 5Hz - 22kHz
    イヤーチップ : コンプライ T-200 Mサイズ

    耳栓型のイヤホンのなかでは珍しい、スピーカーと同じ構造であるダイナミック型ドライバに、小型化しやすく、高、中、低音それぞれに役割分担させたドライバを複数搭載することでお互いが補完し合い、全域の音をカバーするBAドライバを同時に搭載した機種です。

    そして64オーディオはプロ用イヤホンメーカーの代表格で、「第二の鼓膜(正式名称はapex(Air Pressure Exchange)」と呼ばれる、人間の鼓膜に負担をかけさせないため、余計な音圧を吸収するシステムを搭載していることで広く使用されています(難聴などの障害を防ぐため)。
    また、他メーカーに比べ、BAドライバーを非常に多く搭載した多ドライバ型イヤホンを多く輩出しており、カナル型イヤホンの中で一つ飛び抜けた存在だと言えそうです。
    (同メーカーの製品の中で、BAドライバを片側18機搭載した「U18 Tzar」が存在する)

    日本でカナル型といえばゼンハイザー、シュアー、ソニー、UEやWeston等のメーカーが多くの店で取り扱われているため64オーディオと言われてもすぐにピンとこない様な気がします。

    とりあえず何か視聴してみた。(GRADO RA-1にフォーンコネクタ付けて聞いてみた)

    ウルリッヒ シュナウス(Ulrich Schnauss)/ Goodbye

    この曲は機材が変わると印象がガラっと変わる曲として私の中で印象深く残っている。
    今まで紹介したベイヤーのT1だと低音がやや控えめでスッキリしているので中高音が際立ち、風が頭をすり抜けていくような涼やかな音になり、グラドーのGS1000だと低音が非常に深く、またふわりと広がっていくので空間的な奥行きと温かさを感じ取ることが出来る。ただし中高音で刺さるところが感じられ、ドンシャリ感がある。

    さてこのティア・フォルテの実力は・・・
    なんじゃあこれは…。

    「濃密、細やかく絹の様に滑らか」
    カナル型特有の非常に距離が近いところで音が鳴っている印象。
    出だしの機関車の音が非常にリアル、際立つのが全体的に音の処理が非常に滑らかで繊細
    どの音も別の音を邪魔することなく非常にバランスの取れた音で、レベルの高さが伺える。
    GS1000のような空間的奥行きはないけれど、超低音~中音のボリュームが厚いので音の広がりは同等以上に広い。そしてapex技術によって余計な音圧が抑えられているため、処理が非常に滑らか、ドンシャリ言わない、まるでシルクの様な優しさで、しかし濃密な音のボリュームで耳に届く。高音は伸びやかで必要十分には鳴っているけれど、中高音のボリュームの厚さに比べるとやや控えめ。これが逆に耳に刺さったりシャリシャリ言わないので非常に心地良い。
    あとケーブルが擦れ合ったりした時のカナル独特のノイズ等も無く、使い心地は上々。
    GS1000だって音の分解能力は決して低くないはずなのにこっちのほうがもっと細かく聴こえる。これがハイブリッド型の実力と言うことか!

    欠点を言うと、音量を余りでかくしすぎると高音が負けていくのでそこそこの音量が吉。
    あとコンプライ製のイヤーチップを初めて試したんだけど、初めてだからか装着に四苦八苦。
    あと純粋に高い。(439,776 円)

    ウルリッヒ・シュナウスだと圧倒的にティア・フォルテのほうが好き。

    小型機で大口径ドライバのヘッドフォンと比べるのは正直お門違いかと思っていたが、いや正直恐れ入りました。しかしやっぱり空間的な奥行きとか、深みの部分はGS1000にかなわないところがあって、平面的に聞こえてしまうのは小型ドライバの仕方ないところか。
    でもそんなのどうでもよくなるくらいにシルキーかつ濃密な音でした。

    他ジャンルも聞いてみると、クラシックオーケストラやクラシカルorスムースジャズ、アンビエントやポストロック系の中で甘めな音と非常に相性が良かったです。
    メタル系やトレイラーミュージック、ビッグバンドジャズなどの激しい曲は、耳を痛めないように気持ちよく聞きたければおススメですが、とにかく迫力がほしい時にはGS1000やT1のほうが良いかも。

    カナル型なんてオーバーヘッドに比べたら、と思っていたら全然そんなことはなかったのが認識できました。