音MAD作者4人でリレー小説作った【じゃれ本】
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音MAD作者4人でリレー小説作った【じゃれ本】

2020-01-27 01:37

    先日音MAD作者4人が集まるアナログゲーム会で、とあるゲームを遊んできました。

    それがこちら「じゃれ本」です。

    ◆「じゃれ本」の遊び方

    ※画像は公式サイトより

    「じゃれ本」は複数人でリレー小説を描いていくゲーム。だいたい1人で50字くらいで物語を順番に書き、次の人に渡す。このとき、次の人は前の人が書いた文しか見ることができません。

    これを順番に繰り返し、8ターンで一つの物語が完成します。

    題名は思いついた名詞とそこから連想される言葉をデタラメにつないで作る。ページの端には切れ込みがあり、常に題名が見える状態で参加者は物語を書く。

    これが思いも寄らないカオスな物語が生むので、とても面白いのです。

    今回、各人の許可を頂いたのでゲーム会で完成した4つのリレー小説をこちらの記事で掲載します。

    ◆参加者一覧(敬称略)

    19-885

    ruiji/RGV

    け@Reourom

    ケフィア


    ◆「赤い玄関」 題:ケフィア

    私の家で主人が殺された。
    自宅である209号室の扉を開けているところで通り魔にあったのである。開けている主人の背後からナイフで

    犯人は彼をめった刺しにした。血で染まった玄関には変わり果てた主人の姿と不釣り合いなほど綺麗に並べられた靴があった。傍らにはダイイングメッセージと

    チョリソソーセージが置かれていた。ソーセージはともかくダイイングメッセージには丸や三角などの記号しか書かれておらず、とてもメッセージとは読めるものではなかった。そこで警察は

    探偵の派遣を決めた。ダイイングメッセージの解読には2、3時間を要したが、探偵は遂に答えに辿り着いた。警察も安堵した。探偵いわく、「この暗号は、

    全ての文字をかな入力することで暗号が解けるようになっている。その内容は、『私はフランスにいる』」私たちはパスポートなどを持ち、すぐにフランスに行くため空港に向かった。

    機内で眠れない夜を明かした私たちを待っていたのは1人の男だった。「お待ちしていました。そしてご苦労さまでした」私に話しかけるのもそこそこに私の後ろに居た男に聞き慣れない言語で話しかける。「<<<♀☆@∀Ψ고ЊЖ

    ☆〛@Ж.」「☆∀Ψ.」すると私の後ろの男が持っていたトランクからおよそ一億円は超えるであろう現金を取り出した。「おめでとうございます。あなたはこの戦いの勝者となります」目の前の男が話す。

    「ありがとう、でもお金はいらないわ。私は貴方が欲しい」「いや、それは...」「このゲームに参加すれば貴方に会えると聞いてね」こうして2人は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

    ソーセージは何だったのか。そこはフランスではなくドイツなのではないかという感もありますが、いかんせん前の文しか見えないので仕方ありません。記号だけのダイイングメッセージが後の謎言語と無意味にシンクロしています。


    ◆「デジタルカレー」 題:19-885

    現代人の間では、バーチャル空間で生活することが一番の流行な今、そのバーチャル空間でしか味わうことのできない「デジタルカレー」なるものが存在するらしい!

    私も一度味わってみようと、バーチャル空間内の友達と、デジタルカレーを探すことにした。ところが、そこら辺のバーチャル食堂には置いていないようだ。そこで通りすがりの人に「デジタルカレー」がどこにあるか聞いてみた。

    「デジタルカレーだと?そのようなものはここで生成されたことはないぞ」「それなら今から作ることはできないのか?バーチャル空間なんだからできるだろう」通りすがりの人は頭をかかえた。続いて

    その隣から声が飛んだ。「私に考えがあります。最高のデジタル米とデジタルスパイス、デジタル肉にデジタル芋を合わせて究極のデジタルカレーを作りましょう」ノイズ混じりの少女が

    私に語りかけていた内容はとても無茶と言えるようなものであった。デジタル米やデジタル芋は無料で手に入るほどに大量にバーチャル空間に存在するが、デジタルスパイスはバーチャルインドにしか存在しない代物となっており、バーチャルヒンディー語を学ぶ必要があった。

    しかしながら、ここでデジタルカレーをあきらめる訳にはいかない。私はバーチャルヒンディー語講座を受講し1年かけてバー(略)語を取得。続いてデジタルスパイスを手に入れるためにバーチャルインドでデジタルスパイスを栽培するバーチャル農家を3年かけて説得した。

    すでに私は30になっていた。私とバーチャル農家によって完成されたデジタルスパイスを持ってバーチャルインドを飛び出した。バーチャル日本にはそれらを使い念願のデジタルカレーを完成できるバーチャルコックがいるだろう。私は彼らに託した。

    ついに完成したデジタルカレーは本当のカレーとは似ても似つかないものだったが、贅沢は言っていられない。もはや本物のカレーを口にすることは出来ないのだから。ただ翌日のカレーは一段と美味しかった。

    友人と少女はどこかに行ってしまいました。バーチャルヒンディー語って何だよ!


    ◆「違法なコーンフレーク」 題:け@Reourom

    昨年、政府が作った法律が我々の生活を一変させた。ある種のコーンフレークの所持、食用が禁じられ、それを破った者は厳しく罰せられる。困ったことにそれは

    群馬のスーパーマーケットに売られているために関東地方では普通に見かける事になってしまっていた。これには政府の皆さんも頭を抱える!もはや罰することに意味がなくなってしまうため、製造元の会社員は全員

    死刑にした。近く行政が会社に立ち入り全員収容する予定だ。しかしここである問題が。警察により社員全員が確保されたと思いきや、会長のみ違法コーンフレークを抱えて逃亡したというのだ。

    会長は逃亡に手慣れていた。今までも違法コーンフレークを作り続け、問題になり、社員が捕らえられるということを何度も経験している。コーンフレークをどのように整理すれば、簡単に逃げることができるのか熟知していたのだ。

    「いつもの手はずで頼む」「はっ、かしこまりました」彼の右腕が慣れた様子でアジトの後始末にかかる。「そこまでだ、残念だったな」「だ、誰だ!?」目をやった先にいたのは

    群馬県の原住民の群れだった!「我々の宝であるコーンフレークをそうやすやすと渡すわけにはいかねえなァ!」群馬の原住民は野生のクマに勝るほどの戦闘力を持っている。我々にできることは、そう、一つだけだ。それは

    米軍を派遣することだ。当初こんな事で米軍が動くのか不安だったが、「私の主食を独占することは万死に値する」と米大統領がノリノリであった事から、最終的に群馬人を絶滅寸前まで追い込み、コーンフレーク20袋の押収に成功した。

    これにより世界に平和は訪れた。合法コーンフレークだけが流通し、安心してコーンフレークを食せる世界になったのだ。コーンフレークが世界を救ったのである。

    完全なるディストピアものになってしまいました。群馬県に何の恨みが...


    ◆「羊自慢」 題:ruiji/RGV

    私の祖父は羊を飼っており、毎日何かにつけて自慢の電話をよこしてくる。しかし今日の祖父の声のトーンはいつもと違っていた。開口一番、祖父はこう言った「

    「なんでわしの庭に羊がいるんだ。わしは羊が嫌いだというのに」受話器を取っていた私の手は震えていた。つい昨日と言っていることがまるで違う、祖父は続けた。

    「あの羊は出来損ないだ、毛量があまりにも多すぎるし毛並みも悪い」そんな馬鹿な。私の計画が感づかれたのだろうか。そう、私は秘密裏にあの羊を

    培養液に浸した状態で一年以上放置していたのだ。この羊を利用して地球上で最も強い生物を完成させることが私の目標であった。ここで私の計画を台無しにされては困る。そこで私は

    お前を消すことにした。もうまもなく、実験体がお前を殺しにやってくるであろう。私が計画を成し遂げる前に、お前に最後の自慢をしたかったのだ。許しておくれ。それじゃ」そう言って二度と電話は繋がらなかった。

    私は頭が真っ白になった。このままでは実験体に殺されてしまう。私は逃げることにした。しかし祖父からは「私が殺される」こと以外、何もわからなかった。どのように殺されるのだろう。そして実験体とは一体何なのか...?

    その時、実験体の豊かな羊毛から私は祖父の隠した記録メディアを抜き取って逃げ出した。かねてより祖父が私に口伝えしていたものだ。かながら逃げ出した私はその中身を見て「羊」とは何だったのか、真実を知った。






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