• 東方航星譚・設定資料01

    2018-04-01 18:044
    【天羽々斬】あめのはばきり・航宙艦 NCX-101

    全長:450メートル
    主機関:対消滅炉
    超光速推進:次元干渉波推進システム
    兵装:高収束陽子砲、光子魚雷
    基本乗員:360人





    宇宙連邦海軍太陽系方面艦隊旗艦。エンタープライズの代替艦。
    ケレス基地所属。船籍は月。
    艦種は深宇宙探査用途の重巡宙艦、もしくは高速巡宙艦。

    連邦艦の製造を請け負っていた軍需産業企業「ベルクギッフェル重工業」の不正が発覚し、連邦艦の九割に船体構造の欠陥があることが判明。急遽置き換えが行われる。艦艇の不足を補うため連邦内の各惑星が保有していた防衛軍機構を連邦艦隊として再編成することとなった。

    天羽々斬は元々惑星カプリカで計画されていた航宙艦である。
    カプリカでは旧来のバトルスター/宇宙空母による宇宙軍運用が時代遅れになっていたことを懸念し標準的な艦隊編成を模索。汎用性の高い〈エクスキャリバー級〉巡宙艦の建造を進めていた。
    しかしながら要求されるスペックの高度化とそれに伴う仕様変更が重なり、技術と予算が追い付かず建造が頓挫してしまった。
    これに目を付けたのが月の月夜見派貴族の有志である。
    月夜見派は反連邦を標榜する月政局の有力派閥嫦娥派をけん制するためにカプリカと独自交渉。建造中の〈エクスキャリバー級〉の船体を買い取り、月の新技術を盛り込みつつこれを完成させ、連邦艦隊に貸与という形をとる。

    新規採用の超光速推進理論では、ワープ機関が放出し時空連続体に悪影響を及ぼす亜空間の摩擦現象「次元境界面干渉波動」を逆にワープフィールドと船体そのものを帆として取り込むことで従来のワープよりも高燃費、高加速度を得ることが可能となった。
    反面兵装は対ボーグのシールド貫通を主眼とした大型の陽子砲を採用したため位相光線砲列と比べ汎用性が下がり、対多数の戦闘に対応できない等欠点が見え隠れする。
    全体的に中古ベースの急造艦という感は否めない。

    遼艦として同型の〈布都御魂(フツノミタマ)〉が建造中だが、こちらは武装面強化と機関の設計変更の影響で進宙が遅延、艦隊運用計画が先延ばしになっている。



    艦橋。連邦艦の基本レイアウトを踏襲しつつも船体が小ぶりなためかなり手狭。戦闘中も声が聞こえる席の近さ。


    購入させていただいたCGモデル
    https://www.cgtrader.com/3d-models/space/spaceship/scifi-cruiser-protector

    …エンタープライズから置き換える設定をでっち上げるのに時間がかかったのだ。


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  • 椛天鞘剣 第二話 ロケ地をさらそう!

    2018-01-07 20:438
    そんなこんなで第二話公開いたしました。
    待っていて下さった方はありがとうございます。
    新規でご視聴いただいた方もありがとうございます。
    あれですね、病気とかするもんじゃない。

    一話に引き続き解説等々入れていきたいところですが某MMDer様から
    「独自設定とかうちの、とかキモいよね」
    と御教授頂きましたので今回はもうロケ地の紹介だけにしとこうかと思います。
    東方っぽさを求めてほぼ信州ロケ。

    寺子屋
    こちらの木造校舎は飯田市南信濃の山間、旧木沢小学校で(こっそり)撮影させていただきました。旅番組などでも時々取り上げられる有名な場所ですね~。地元の方々が保存活動をされてて基本的に昼間は解放されてて誰でも見学できます。
    ロケをさせてもらった場合元々の場所の特徴を残して映像加工しないようにしているのでよく見るといろんなもの映り込んでいます。

    OP
    冒頭のカットはロケ地選定に半年かかりました。
    オリジナルの紋次郎で使われたのは伊那市東部の山だそうですが「帰ってきた紋次郎」のロケ当時には植林で景色が変わってしまったのだとか。今回は岡谷と松本の間にそびえる鉢伏山山頂付近まで登って撮影してきました。

    (フォトショでオートレベルかけたら本家臭くなった…)
    他にも大鹿村の夕立神パノラマ公園などで撮影したカットもあります。

    博麗神社
    なるべく立派な感じな山の神社、ということで岐阜県串原にある中山神社で撮影。
    こちらは奈良県は吉野の金峯山から権現様を勧請した修験道系の神社。
    昔は犬養/神犬で有名だった場所で現在も立派な狛狼が残されていてお犬様すきーには人気のスポットです。

    中山神社のお犬様。いけめん。


    かもしか
    大桑村の林道を彷徨って撮影してたところ遭遇。
    奴等人間舐めくさってて近付いてカメラ向けても逃げやしないのよ。

    人里
    もみっちゃんが渡る上路トラス鉄橋は阿寺渓谷の林鉄跡。

    うろつく町は妻籠宿と奈良井宿でワンカットだけ木曽ではなく飛騨高山も紛れています。
    ちなみに吊り橋はうちの近所で遭遇した怪しい代物。

    河原
    娘々が怪しい天狗と密談するシーンは遠出ロケする資金が底をついたので近所、
    愛知県新城市作手の山の中をうろうろして行き当った河原で撮影しています。
    ホントに道端。
    紅葉シーズンに行ったらジジババカメラマンで賑わっていて次期ずらしたらみょ~に寒々しい森風景になってしまいました。

    病気の治療で資金がないのと信州ロケは雪に阻まれるため第三話の制作はあったかくなってからになると思います。
    その前にケチが付いてストップしてた幻想大作戦第四話を作ろうかと。
    mtさんにモデルもいただいておりますのでぼちぼち進めていきますよ~。
  • 椛天鞘剣 第一話解説とかロケ地さらしとかそんな感じ

    2016-12-06 22:383



    皆様こんにちは。三流動画屋でございます。
    おかげさまで公開一週間で一万再生ちょっと前という予想外の再生数をいただいております。
    お名前紹介しておりませんが広告口コミも多数、本当にありがたい限り。
    いつも通りに長いは嘘英語だは動かないは、受けない要素満載なんですがねぇ。

    今回は民俗学的な小ネタも虚実織り交ぜてて独自設定も相まって少々分かりにくい部分があるかと思います。
    「神犬って造語?」とか。
    また複数の方から「ロケ地どこやねん」という質問もいただいておりますので、
    少しばかり順を追って解説を入れていきたいと思います。
    折角ブロマガも登録してあるんで使わな勿体ないし。
    【設定】項目はうちの独自設定です。

    ※民俗学部分も私がうろついて集めたガセネタ、独自解釈が多分に交じっております。
     実際の学説と異なる部分、思い込みが混入してますのでご注意願います。
     
     
    老沼  :【ロケ地】愛知県豊田市某所。観光地ではないので三河湖の近くの山中の神社、
         とだけ。と言うかグーグルマップ等で検索しても出てきません。
         山の中をロケハンして「沼のほとりの神社」というイメージに合った場所を
         探し当てました。

    山崎  :【設定】銀魂関係モデルは小兎姫の部下の自警団員モブ。
         うちの動画だとレギュラーなのに出てくるたび突っ込むのは勘弁願いたいところ。

    遺体発見地:【ロケ地】愛知県、本宮山砥鹿神社奥社脇の林道のどこか。
         うろついてたからはっきりした場所は思い出せなかったり。

    妖怪之山:【設定】「大榛寺」は元修験道の行場。
         鬼の御山占拠事件で破棄された後、
         修験道の神である天狗が本拠地として引き継いだ。
         周囲に大小様々な寺社が点在しており天狗中心に大規模な集落を築いている。
         原作と異なり、人間の修行者や猟師、
         樵も許可を得て出入りしているのは劇中でも描写されています。
         【ロケ地】椛とはたてが会話している参道は
         東照宮で知られる奥三河「鳳来寺山」の一角。
         また最後に椛が歩く「犬神家」オマージュのシーンは
         長野県は戸隠神社奥社の参道で撮影しています。

    OP  :当初「椛が人里にとばされて用心棒しながら妖怪の監視任務にあたる」という
         コンセプトだったので、「腕におぼえあり」っぽいかな~ということで。
         市川崑もモチーフだったため木枯し紋次郎が混ざった。

    人里へ :【ロケ地】椛が御山を下りていくところは
         愛知県の設楽町「段戸湖」周辺、および「四谷の千枚田」で撮影。
         原作では明言されてたか忘れましたが、
         妖怪之山から人里の端まで徒歩では数日かかるイメージ。
         尚本作では特定の人物以外飛べません。
         天狗の癖に飛べない椛は実はヘッポコなのかもしんない。
         椛の扮装が石坂金田一耕助なのはご指摘の通り。
         
    神社  :【設定】北谷町羽馬瀬権現社(きたがやまちはまぜごんげんしゃ)。
         人里北端、市街地と農村の境。
         修験道系列の神社で祭神は信州一の大天狗でもある飯綱権現。
         詳しい話は本作と関係ないので省きますが射命丸さんは飯綱権現が苦手な設定。
         迦楼羅炎が全く通じないため。
         【ロケ地】観光地ではないので秘しますが豊川市と新城市のどこか、とだけ。
         本殿まわりはグーグルマップで虱潰しに探せば写真があるかも。

    権禰宜 :「女性でも禰宜ってなれるの?」ってコメントありましたが、
         神社と祭神によりけり。
         現代はおおむねおっけーなんですけど、
         明治の風俗の幻想郷ではどうなんでしょね。
         間宮さんの役職「権禰宜」は事務裏方担当で、
         神職にはあたらないため明治時代でも問題ありません。

    間宮さん:(手毬唄以外の)金田一シリーズでいつもツッコミ担当の旅館の女中さん役。
         のはず。

    陀羅尼助:通称ダラスケ。日本古来の漢方総合胃腸薬。
         修験道の開祖でもある役小角(役行者)が開発したものと言われ、
         山で修行する際必携の薬。
         元は大和の国、吉野や天河の名産だったものが全国に広まった。
         劇中の瓶のデザインは幻想郷の地元、
         長野県木曾の陀羅尼助「御岳百草丸」のコピーです。
         ちなみに椛は大和国出身という独自設定。


    神犬  :劇中ではざっくり説明になっていますが、これは実際に行われていた習慣です。
         山伏が山中で生活するにあたり、
         同じように山中に住み熊や猪という共通の天敵を持つ狼と
         共生関係を持ったのが始まりとされ、
         いつしか狼を訓練し、山神のお使い「神犬」として
         人里の寺や神社にレンタルするようになったと言われます。
         最も古くて有名なのはやはり、「はやたろう」の逸話ですね。
         おおよそ700年前東海道見附宿(静岡県磐田市)で、
         神を名乗る化け猿が子供の生贄を要求し、
         信州駒ケ根から派遣された霊犬疾風太郎(磐田ではしっぺい太郎)が
         猿退治をするという、うしとらでも紹介された有名どころ。
         はっきりした資料はありませんが
         実話を基にしたお話であることは間違いないでしょう。
         私の住む地方では奥遠州の「山住神社」が特に神犬派遣で名を馳せ、
         日本古来の「真神信仰」(真神は狼の古語で転じてオオカミの神格の意)を
         盛り立ててきました。
         しかし明治維新の際、廃仏毀釈と並行して発行された
         「修験道廃止令」によって山伏は一時期壊滅。
         西洋のオオカミ嫌悪文化流入とニホンオオカミ絶滅も重なり
         神犬の伝統も途絶えてしまいました。

    天狗  :そも東方の世界では妖怪扱いされていますが、
         本作では基本的に神に近い側として扱っています。
         天狗の出自はいくつかありますが、大元は確かにバケモノ側。
         由来となった古代中国の伝承では凶事の「流星」、
         その轟音を空の犬の遠吠えに例えたそうです。
         一転本邦においては修行する僧侶を誑かす魔物として故事に登場します。
         神としての扱ったのは修験道が始まりです。
         前述の飯綱権現のように古来の山神が天狗にシフトし、
         また修行を成した行者や僧侶が「天狗」として祀り崇められたりしています。
         白狼天狗は本来白髪となるほど徳を積み重ね、
         山神の使いから神の領域に昇格した狼の筈なんですが、
         残念なことに狼信仰の低迷や登場する文献が天狗を
         妖怪扱いするもの中心なこともあり下っ端天狗のイメージが強いんですよねぇ。
         神でもあり魔物でもあるところが天狗の面白さではないでしょうか。

    光善寺 :【設定】光善寺隼太郎。大榛寺筆頭同心、哨戒天狗差配役で椛の建前上の上司。
         前述のはやたろう。諏訪神奈両神が幻想入りするくらいだから、ねぇ。
         光善寺ははやたろうの実家で、現在も立派なお墓があり参拝者が絶えません。

    九郎  :【設定】度々名前だけ出てくる射命丸の弟分、源九郎義経。
         ”幻想郷にまだ博麗大結界がなかった頃、妖怪之山は怪しい鬼たちに占拠された。
         これに従わない者は恐ろしい祟りに見舞われるという その正体は何か
         八雲藍は鬼の秘密を探るため京の都から三人の鞍馬天狗を呼んだ!”
         という鞍馬天狗の一人。
         退治した鬼側の大天狗になりすまし妖怪之山を取り仕切る苦労人。
         本作では奥州敗走時に頼朝との密約でやって来た射命丸に命を救われ、
         死んだ仲間と平家を供養しつつ修行を重ね天狗となった。
         そのため一般的に美少年な感じが多い彼もうちの劇中ではおっさん。
         八雲紫をして「目を見て話すと落ちそうになる」タイプの眼光鋭いナイスミドル。
         眼帯とか三日月の兜が似合って、射命丸にムーミン的声で
         「九郎!!」って怒鳴られる感じの役者さんなイメージでひとつ。

    護法天輪:【設定】射命丸のウルトラブレスレット。折角モデリングしたのに使やしない。
         護法魔王こと鞍馬僧正坊から借りパクしてる万能兵器。
         本来護法魔王が使うものなので当然
         「宇宙の意思を具現化するエネルギー」で駆動するのが筋なんだけど、
         幻想郷で「ドワォ」なことになってもあれなので
         迦楼羅炎で代用していて燃費が悪い。

    FE2 :Nikonのフィルム時代のマニュアルカメラ。
         高速シャッターを搭載しかつてはF3のサブ機としてプロも愛用した。
         シャッター音を録るために実機を購入したのは秘密でも何でもない。

    首狩り兎:【設定】うちのシリーズ見たことなかった人に一応言っておくと
         鈴仙は玉兎ではなくてムーンレイス。
         たぶん人里ではウサミミコスプレの
         (すぐぶっ放す物騒な)薬売り程度に思われてる。

    人里  :【ロケ地】長野県の大平。伊那谷と木曾谷(飯田市と南木曽町)を結ぶ
         大平街道の宿場町。廃村ではあるが現在も有志の手で保存されている。



         【ロケ地】中山道馬籠宿。岐阜県中津川市。明け方ロケ。
         ちょうど祭礼の日で諏訪神社ののぼりがそこら中にあってもういいや、
         と映したら案の定突っ込まれました。
         長野はどこ行ってもねぇ。馬籠は岐阜に逃げられたけど。



    嶋田久作:「糸川」というのは怪奇大作戦に出演した際の役名。
         今作では犯人ではないし女装もさせないのでご安心ください。

    甘党  :勘違いされがちですがオオカミは肉食ではなく雑食。
         しかも野生でも肉より林檎やら桃やら果物の類が好物だったりします。
         そうですよね、賢狼さま?

    使鬼  :【設定】もしくは式神、式鬼。千里眼とは関係ない。
         鬼(人外)を使役する符術の一種。
         修験道では役小角が前鬼後鬼という鬼達を使役していたことで知られる。
         ちなみにこのシーンで追跡を重視しなかったのは
         後を追っても雇われチンピラで切り捨てられるのが見え見えだったから。

    呪詛返し:(すそがえし)式神を撃墜されたため、
         使役主である椛にも遡ってダメージがあったもの。
         ちなみに鈴仙は量子ビームで傷口を縫合してますが、
         重要なのは「治りました」と宣言したこと。
         呪術的ルールにおいては「あった」ことにされた傷は第三者が
         「治った」と情報を言霊で上書きする必要があったりします。
         これが永琳なら治療などせずに「最初からなかった」と
         事象を遡り因果を捻じ曲げて言葉だけで完治させてたものと思われる。

    ED  :【ロケ地】福井県勝山市の平泉寺白山神社。苔の美しい神社です。
         ちなみに今作で静止画を背景に使ったのは
         このエンディングの止め画ともうあと一か所。
         フォトジェニックという言葉はあんまり当てはまりません。
         

    こんなところですかねぇ。
    本編のストーリーとか今後出てくる伏線的部分以外は極力解説してく方向ですんで、
    なにかあったらコメントいただければ幸いです。

    それでは第二話公開まで今しばらくお待ちくださいませ。