「そんなに読んで、どうするの?」(豊崎由美)
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「そんなに読んで、どうするの?」(豊崎由美)

2020-05-25 21:00

    豊崎由美といえば、「文学賞メッタ斬り!」の著者の一人である。過激な発言の豊崎とそれをフォローする大森のコンビのイメージだったが、読んで最初に思ったのは、豊崎そんなに過激じゃないじゃん。

    袋とじはともかく、前半部分は多少とがったところもあったが、後半に行くにしたがって、特に海外作品の書評に関しては、無難な書評になっている。

    とはいえ、紹介されている本が読みたくなるかといえば微妙。内容がものすごい質の良い感想文で、独自の切り口による分析や分類がないというのが、例えば斎藤美奈子と比較して物足りない所であり、「あの本面白かったー」「わかるー」みたいな書評はもっと普遍性が高い人や有名人のほうが適任なのでは。

    書籍情報や著者情報をゴシップっぽく毒舌に乗せて紹介するのが最適任だし、「メッタ斬り」もそれで売れたと思っているので、袋とじのような芸風が一番読みたいのです。もともと袋とじが読みたくて買った本だし。


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