「小林カツ代と栗原はるみ」(阿古真理)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「小林カツ代と栗原はるみ」(阿古真理)

2020-06-05 00:00

    料理研究家の話でありながら、戦後から現在に至るまでの女性の社会史でもある。雑誌が大きな役割を果たすのが、明治以降の女性を研究する際の特徴であるが、女性購買の市場価値が大きくなったのって、ここ最近のことで大人の女性をターゲットにして定点観測できるアイテムって確かに雑誌だけしかない。男性の場合は政治経済、社会書籍など様々なものがあるのだが。

    こうやって家庭料理の変遷をたどってみると、その時その時の社会情勢に大きく影響されているし、家庭料理が現代の産物という視点は新鮮である。料理が無国籍なのは、戦争によって一度断絶しているからなのか。確かにハンバーグやカレーなんて代々の味なわけないもんな。

    独身男性が増え、結婚したとしても家事も分担が当たり前になっている現代で、料理がどこまで女性と寄り添っていけるのか、料理研究家について論じるときに、今後女性論とリンクしなくなる時は来るのか、続きが読んでみたくなる。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。