「荀彧」(風野真知雄)
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「荀彧」(風野真知雄)

2020-07-04 00:00

    三国志である。日本でも人気で数多くの名作が著され、多くのファンを獲得している作品である。こういうビッグタイトルを前にすると、通説に挑戦してみたくなるのだろうか。本作も新解釈に挑戦している。

    作者は有名なエピソードを書き換えたことに対して畏れを感じているようだが、それ以前にいろいろと書き換えすぎていて今更である。

    通説に挑戦したくなるのはよくわかるのだが、出来事を書き換えてしまってはいけない。自分の意見に整合性を持たせるために、事実を変えてしまうのは、支持を得られないと思う。

    通説は結局事実の整合性が取れているから成り立つのであって、そこに挑戦したいのであるならば、別な観点から整合性を見出さなければならないのである。その論理性が通説と比較して説得性を持つか持たないかというのが、大事なのである。ミステリーが謎の解明にあたって読者の知らない新事実が出てきてしまうと、興ざめしてしまうのと同じことである。


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