「胡蝶の失くし物」(仁木英之)
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「胡蝶の失くし物」(仁木英之)

2020-07-06 00:00

    この種の旅物語の作品は、シリーズ化されるとどうしてもレギュラー登場人物が増えてしまうものなのであろうか。

    この作品も元々は師弟の二人旅から始まった作品であるが、いつの間にかレギュラーが増えてしまっている。まあ、増えたからと言って何がどうというわけではないのであるが。

    日本ファンタジーノベル大賞のシリーズ化なのであるが、もともとシリーズ化する予定であったのだろうか。作品の性質的に一話完結型でもいいと思うのだが、3巻まで読んでみると、全体として一つのストーリーに沿って物語が進んでいくようだ。

    キャラクターがはっきりしているのだが、キャラクター小説ではなく、しっかりと骨太の主題があるというのが、この作品の良い所である。流石ファンタジーノベル大賞受賞作である。

    別に部隊が中国でなくても成立する物語ではあるが、あえて中国の時代ものにすることで、時代考証を気にすることなく雰囲気を楽しめるところも素晴らしい。


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