「ビジネスエリートの新論語」(司馬遼太郎)
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「ビジネスエリートの新論語」(司馬遼太郎)

2020-07-15 00:00

    終戦から10年後、戦争を経て、社会が大きく変動してきた時期に出版された作品である。特にサラリーマンが勃興し、これから終身雇用制度が確立されていくと思うと、趣深い作品となっている。

    終身雇用制度が崩壊しつつある現在において、逆にこの時代の考え方に近づいているのかもしれない。会社によりかかるのではなく、おのれの才覚と実力を磨き、社会を渡り切っていくのが真のビジネスエリートだと叫ばれて、久しい。

    そうなっていくと、この書を紐解けばわかるとおり、仕事に対する評価は経済的価値だけで評価もできなくなるし、会社への忠誠心など殆ども存在しなくなり、その仕事に対する忠誠心だけが残ることになっていくのだろう。会社が仕事をさせるのではなく、自分たちの仕事から会社が勝手に収益を上げていき、その結果として報酬をもらっていると考える時代が。

    一億総一人親方化する時代が、もうすぐそこまで迫ってきているのかもしれない。


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