「大帝の剣2 神魔咆哮編 凶魔襲来編」(夢枕獏)
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「大帝の剣2 神魔咆哮編 凶魔襲来編」(夢枕獏)

2020-09-28 00:00

    頁数が多く、分厚い本のように見えるのだが、読み始めると一気呵成に読み終わってしまう。夢枕獏の作品はどれにも共通する特徴である。短文の改行で畳み掛けるので、思ったより文章量が少なかったりするのだ。ライトノベル草創期には短文が多く、下半分が白紙だと揶揄されたものだが、夢枕獏も短文が多い。凡百の作家と違うのは、それがリズムとなって読書が加速し、トリップするようにいつの間にか物語を読み終わってしまっているという点だ。

    物語の細かいあらや考証など気にすることなく、力技で一気に読み切らせてしまう。流石の筆力である。冷静になって考えてみると、4巻も読んで物語はようやく人物紹介と物語の大まかな流れが紹介され、いよいよこれから佳境に入っていくところである。普通であれば冗長であると思うところだが、この作品に限って言えばこれで丁度いい。まあ、ストーリーなど大まかでいいから活劇シーンを読みたい人向けの作品なのだ。


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