「ジョージ・ジョースター」(舞城王太郎)
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「ジョージ・ジョースター」(舞城王太郎)

2020-10-19 00:00

    メフィスト賞といえば新本格の賞というイメージが強いが、舞城王太郎もメフィスト賞出身である。新本格をミステリとするかどうかには議論が残ると思うが、少なくとも構造そのものはミステリである。ただその謎解きが現実世界に立脚していないだけだ。

    この作品も新本格であるが、新本格を読むたびに思うのだが、ミステリを解くことに意味などあるのであろうか。ミステリの構文そのものを楽しむか、ミステリでもない何かを楽しむしか無いのであろうか。

    舞城王太郎に関して言うのであれば、三島由紀夫賞を受賞していることからもわかるように、ミステリ作家というよりも、その文体にこそ評価が高い。純文学として、ストーリーなんか無視して楽しむのもいいだろう。筋を追わずに、読み進めるほどにドライブがかかる文章をただただ追いかければいいんじゃないかと思うのだ。新本格を読むときには、ミステリーを気にしすぎると、ストレスが溜まるだけだと思うのだ。


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