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チーム8に熱狂を!~「新メンバーお披露目握手会」で感じたこと
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チーム8に熱狂を!~「新メンバーお披露目握手会」で感じたこと

2019-10-15 12:20

    パシフィコ横浜で行われた10.14『サステナブル 』大握手会において、チーム8新加入メンバー10名の握手が行われました。今回、新メンバーたちに関して多くの人たちがまず感じたのは、名前の難読ぶりでしょう(笑)。

    秋田県/布谷梨琉(ぬのや りる)
    岩手県/井上美優(いのうえ みゆう)
    福島県/長谷川百々花(はせがわ ももか)
    新潟県/塩原香凜(しおばら かりん)
    静岡県/鈴木優香(すずき ゆうか)※「青春高校」の皆川優香
    三重県/松村美紅(まつむら みく)
    兵庫県/福留光帆(ふくとめ みつほ)
    鳥取県/徳永羚海(とくなが れみ)
    岡山県/蒲地志奈(かまち ゆきな)
    宮崎県/上見天乃(うえみ そらの)
    *福井県はオーディション選考中


    難読ネーミングが流行り始めてずいぶん経ちますが、これはなかなか目がチカチカするラインナップです。上見天乃などは、月足天音と組んで「羽衣天女」というユニットを組んでみてはどうでしょうか(笑)。

    それはともかく、今回の10人の印象は、48ジャーナルNEX的クラスター分類法(※注)で言えば、〈ニュータウン系〉っぽいメンバーが目立っていました。チーム8〈ニュータウン系〉と言えば、小田えりな吉川七瀬などが挙げられますが、それをもっと押し進めた感じがします。〈モール系〉とでも言いましょうか。ショッピングモールのフードコートやペットショップに絶対いそうなタイプ。これはチーム8新メンバーだけでなく、他のグループの最近の新加入メンバー全般に見られる傾向です。
    高橋みなみを筆頭とする〈ヤンキー系〉から始まった
    AKB48は、やがて渡辺麻友、指原莉乃らの〈オタク系〉の時代へと移り、いまや〈ニュータウン系〉〈モール系〉48グループ全体に急増しています。
    これは余談ですが、握手会の朝、STU48第2期生のアピール動画をチェックしていたのですが、チーム8新メンバーたちを見た途端、記憶が完全に混ざりました(笑)。まさに向井地美音総監督が言う「日常的AKBに、どんどんなってきています。



    お披露目握手会のレーンには、いわゆる「本店推し」の人たちが多く見受けられましたが、彼らの嗜好的には、井上美優(岩手)、長谷川百々花(福島)、鈴木優香(静岡)、上見天乃(宮崎)あたりが引っ掛かったのではないかと推測します。

    そんな中、初期からチーム8を追って来たネイティブ・エイターたちは、違うメンバーを見ています。それはすなわち、松村美紅(三重)です。
    身長が低く、あまり見慣れないヘアスタイル。福留光帆(兵庫)がアグレッシブに捌いている横で、彼女の怯えたような眼は、ゾロゾロ流れて来るオタクたちに恐れおののいているようにも見えました。終盤は慣れて来たのか、絶え間ない笑顔を見ることは出来ましたが、それでもやはり、ソツのない〈ニュータウン/モール系〉メンバーたちの中にいて、強烈に危うい異彩を放っており、そんなテイストがネイティブ・エイターたちの関心を引きつけないわけがありません。分類するとしたら、山田杏華御供茉白などと同じ〈地場産系〉になるかと思いますが、まさにネイティブ・エイターの大好物と言っていいでしょう。

    でもって個人的には、岡山県代表の蒲地志奈を挙げておきたいと思います。
    横溝正史や岩井志麻子といった怪奇系文学の聖地である岡山県は、排出するアイドルも独特です。稲垣香織藤原あずさ沖侑果・・・ややはみ出したような独特の個性は、ハマると病みつきになります。当然、岡山新メンバーの蒲池も注目に決まってます。一見物静かに見えますが、よーく見ていると、何を考えているのか測りかねる目線を注いでいる瞬間があります。特技のジャグリングを黙々と披露する姿なども、一芸というよりは、何かの儀式にすら見えてきます。とにかく、蒲池志奈のことは、常に意識の片隅には置いておいてください。

    注目と言えば、今回、選考が間に合わなかった福井県が、ある意味いちばん気になるところかもしれません。長久玲奈という、チーム8初期メンバー最大の怪物を生んだ、最も奥深い北陸の地。選考が完了しなかった理由は不明ですが、女性人口の少ない上位5県(鳥取、島根、高知、徳島、福井)は、やはりアイドル資源において厳しい結果になりがちのようです。いつ、どんなメンバーが登場するのか、意味もなく期待感が高まります。


    ぼくは昨年あたりから「チーム8のポストモダン化」ということを言っています。簡単に言うと、全員が何かを目指している熱量の時代が終わり、安定的なムードの中で箱推し的な感覚が薄れて個別化し、メンバーもファンもお約束事として消化(消費)していく状態を指します。それは社会の縮図のようでもあり、初期メンバーの相次ぐ卒業もあって、いずれにしてもチーム8の輪郭が曖昧になることは不可避であったと思います。「このままチーム8 は溶けていってしまうのではないか」と懸念した人たちも少なくないでしょう。

    ところが、決して溶解の流れに任せているわけではないことが明らかになりました。代表不在県の合同オーディション開催は、空白がどんどん増えていくプロフィールページに危機を感じていたファンたちへの大きな朗報でした。

    そして今回のお披露目。
    卒業した都道府県から順番に補充されていくよりも、明らかに歴史の動きを感じました。それがどのような「動き」なのかは、先程述べたメンバーのクラスター分類を参照することで説明できます。

    今のチーム8を分類的に俯瞰すると、AKBの歴史を丸抱えにしているかのような構造が見えてきます。ヤンキーのメッカである茨城代表の岡部麟を高橋みなみ的と仮定し、さらに前田敦子的なセンター属性を小栗有以、ストイックだけど愛嬌のある大島優子ポジを倉野尾成美、アイドルとして自らをチューニングしていく渡辺麻友ポジを坂口渚沙・・・とするならば、創成期のメンバーに新進のニュータウン系メンバーが、「世代交代ではなくダイレクトに接続」されたことになります。それによってふたたび大きな地図が描かれるかどうか、どんな地図が描かれるかは、今後の展開にかかっています。


    ポストモダン化(日常化)したチーム8 において、個々のメンバーレベルで世代間の繋がりが保たれている様子は、AKB48 Team8 1年間のキセキ 5th lapにも克明に描かれています。(そこに焦点を絞った高橋栄樹監督はさすがです)
    しかし、それはまだバックヤードでのことです。表舞台での輪郭を取り戻すには、まだまだ時間とエネルギーが必要です。そこでぼくが、新メンバーがテーマのこの文章で、あえて名前を挙げておきたい期待のメンバーが、歌田初夏です。

    世代間に大きく立ちはだかる中央地溝帯、チーム8のフォッサマグナに位置するメンバーが、ピンポイントで初夏だと思うのです。彼女は、初期チーム8のゲリラ戦的野性と、ポストモダン的な再帰性2周目感)を合わせ持っています。努力家でありながら、いびつであること(個性的であること)を見失わないスタイルに、ポストモダン化による均質化に抗うような強い意志を感じ、ぼくはそれを強く支持します。

    時代とともに状況が変化していくことは、誰にも止められません。しかし先程、「STU2期候補生とイメージが混ざった」と書いたように、ポストモダンの流れに従順すぎると、それぞれのグループカラーが希薄になってしまいます。とは言え、ポストモダンというのは、革命などでは絶対に壊せないものです。むしろ、ゲリラ戦をメインとしたチーム8の基本遺伝子を、どう次世代的にアレンジしていくかがポイントではないでしょうか。企業などでも、真にサステナブルな改革は、時間をかけて行われるものです。しばらくはメンバーもファンも根気のいる時期になるでしょうが、そこは耐えるしかありません。

    地中に3000年間眠っていた古代蓮の種が、ふたたび地上で大輪の花を咲かせたように、いつかまた、チーム8にクレイジーな熱狂を!

    (了)


    (※注)参考文献 2019.5.27放送「週刊48NEX」より-

    ①「48グループ勢力分布図」
    (視聴者の意見を反映して名前を除外した部分は空白)

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    ②選抜総選挙史に見る勢力交代
    ヤンキーの時代(赤)からオタクの時代(青)へと推移していく様子がハッキリ見て取れる。
    驚くべきは、偶然の要素が強い「じゃんけん大会」にまで波が及んでいることである。

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