101匹こぁちゃん
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

101匹こぁちゃん

2014-01-26 22:00

    あるところに、小悪魔で溢れかえっている家があった。パチュリーはそれを見つけると外縁の結界を抉(こ)じ開け、片っ端から小悪魔を捕らえまくった。
    小悪魔たちは変態魔法使いの配下になるのを恐れて、屋根裏に逃げ込むと力を合わせて強力な結界を張った。パチュリーは小悪魔が全く収穫できなくなってしまったので、その場で腕を組みあれこれ思案した。そうして、パチュリーは魔力が切れたのを装い、フローリングの上にへなへなと倒れ込んだ。
    一匹の小悪魔が恐る恐るパチュリーに近づいてきた。
    「たとえ貴方が塵と埃になっても、絶対に近寄りませんよ」
    小悪魔は冷ややかな声を浴びせ、静かに立ち去ろうとした。そのとき、パチュリーはむくりと起き上がってその小悪魔の尻尾を掴んだ。

      おわり


    『ネコとネズミたち』より


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。