【初心者のためのDTM作曲教室】016 五度圏と転調
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【初心者のためのDTM作曲教室】016 五度圏と転調

2014-04-11 15:00
    AIR です。

    第16回目は五度圏と転調についてお話します。
    五度圏(ごどけん)は「サークルオブフィフス(Circle of fifths、
    Cycle of fifths)」とも呼ばれます。一言で言えば音の相関図です。
    インターネットで画像を検索していただければ、
    一目瞭然のものが表示されると思います。
    ただし、ときどき違った解釈で書かれたものも見られますから、
    この記事と照らし合わせて見やすいものを選んでください。
    五度圏は、作曲家だけでなく、演奏家にとっても
    とても便利なものです。この図は2つの法則で成り立っています。
    ある位置の右隣は必ず完全5度上のインターヴァルになります。
    ある位置の左隣は必ず完全5度下のインターヴァルになります。
    そして12音分できれいに一周して、元の位置の音に戻ります。
    左周りで見ると、必ず完全4度上であるとの見方もできます。
    キーやエンハーモニックの音を導き出すときも役立ちます。


    ルートがエンハーモニックになっている関係の
    メジャースケールとマイナースケールの調を
    リラティブスケール(Relative Scale)と呼びます。
    メジャースケールからみて「リラティブマイナー」、
    マイナースケールからみて「リラティブメジャー」
    と言います。実例を見てみますと、
    CメジャーのリラティブマイナーはAマイナーです。
    AマイナーのリラティブメジャーはCメジャーです。
    2つともスケールを構成する音は全く同じです。また、
    メジャースケールの6番目がリラティブマイナーの
    ルートになるといった法則があります。


    サークルオブフィフスは右周りに♯が1つずつ増えます。
    サークルオブフィフスは左周りに♭が1つずつ増えます。
    1番目の何も調号がつかない「C」の反対は裏コードで、
    「♭」が6つ付いた「G♭」になります。
    時計回りの右方向に順番に並べてみます。
     C:Am(記号なし)
     G:Em(♯1つ、ファ)
     D:Bm(♯2つ、ファ・ド)
     A:F♯m(♯3つ、ファ・ド・ソ)
     E:C♯m(♯4つ、ファ・ド・ソ・レ)
     B:G♯m(♯5つ、ファ・ド・ソ・レ・ラ)
     G♭:E♭m(♭6つ、シ・ミ・ラ・レ・ソ・ファ)
     D♭:B♭m(♭5つ、シ・ミ・ラ・レ・ソ)
     A♭:Fm(♭4つ、シ・ミ・ラ・レ)
     E♭:Cm(♭3つ、シ・ミ・ラ)
     B♭:Gm(♭2つ、シ・ミ)
     F:Dm(♭1つ、シ)
    リラティブスケールと調号が一目でわかるようになっています。


    せっかくですから、関係調の読み方も覚えておきましょう。
    元の調の完全5度上の調を「属調(Dominant Key)と言います。
    元の調の完全4度上の調を「下属調(Subdominant Key)と言います。
    五度圏で調号が等しい調を「平行調(Relative Key)」と言います。
    それから属調の平行調を「属調平行調」、
    下属調の平行調を「下属調平行調」と言います。
    ルートが等しい調を「同主調(Parallel Key)」と言います。
    上記の「:」は対の関係になっているものを表しています。
    ルートが近いこれら6種類のスケールを「近親調(Related Key)」と呼びます。
    具体的には「C、Am、G、Em、F、Dm」のスケールです。
    近親調を覚えることで、違和感のない転調ができるようになります。
    「転調(Modulation)」とは、演奏中に調が切り替わることです。
    近親調転調を「自然転調」、それ以外は「変格転調」と呼びます。


    このようにサークルオブフィフスは音の相関関係を一目で表した
    作曲者にも演奏者にも役立つ便利な図です。
    演奏者に役立つ理由は、転調で調を行き来するときに
    使えるスケールを直ちに導き出せるからです。
    五度圏にはメジャースケールとマイナースケールの
    24種類のスケールが全て含まれていますから、
    万が一24種類の調を使う楽譜を渡されたときでも、
    演奏者は調号を間違えずに、シームレスに演奏ができます。
    作曲する立場からは、転調する先を求めるときに
    参考にします。初心者のあいだに頭に入れておきましょう。

    【DTM作曲教室の目次】⇒ http://ch.nicovideo.jp/article/ar526451


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