• けものフレンズSecond ~1期と・記憶と・改変~

    2019-07-03 22:54
    キュルル「ふぅ、付いたねぇ。あれ?乗り物の中で何話してたっけ。」
    僕たちは駅に降り話した内容を思い出す。
    ①まずさっきのフレンズは何者だったのか、お話ししたけど結局分からずじまい。でも見てるだけで心がざわつく。僕は彼女を助けたい。そういう会話をしていた。(レベルUp!キュルルは「カノジョの知り合い」の称号を獲得した!)
    ②スケッチブックを眺めながら次の場所を相談したお話。しかし見ても思い出せないため結局は見てからのお楽しみだね、と話を切る。
    ③カバンさんなるフレンズの名前を聞けたけど誰も知らないという。しかし、サーバルちゃんは何か思うところがあるようでだんまりになっちゃった。
    ④あとカバンさんなる存在と合わせて昔に人がたくさんいたころ教授と呼ばれる人が「ジャパリ遺跡」を発見、その中には保存状態の良い壁画が多数発見された。今はそれを確認する方法はないが、その壁画の内容によると、「大昔にサンドスターの噴火によってカヴァンなる叡智の神が誕生したとのこと。その後にカヴァン神と呼ばれるようになった存在はまずサーバァル神と出会う」というお話らしいが、このジャパリパークとは別ではないか、という教授がいたこと。その証拠として、サンドスターが噴出した火山がまず存在しないということ。住んでいる神が全く違うこと。それらを持ってこのジャパリ神話は結局は作り物の類またはこの憎しみにまみれた世界とは別のお話じゃないかという意見が一般化したらしい。
    ということでこれだけお話した記憶を呼び起こしてみたけど、たいして進みはしなかったな。
    カラカル『そんなところね。サーバル?ずっと黙ってるけど大丈夫?』
    カラカルちゃんはサーバルちゃんを心配している。カバン?の名前を聞いた時からずっと黙ってるし。
    サーバル『ゴメン、何か思い出しそうなんだ・・・でも思い出せそうにないや、とりあえず先に行こうよ!』
    僕たちは乗り物を下りジャングルエンに向かおうとする。
    キュルル「うん、ここ、かもね。」
    僕はスケッチブックを開き次なるエリア、ジャングルエンを訪れる。それにしても、このスケッチブックに描かれている絵は一体だれが・・・まぁ恐らく多分僕なんだろうけど、今は考える必要はないか。
    ???『あれ?あなた方、何していらっしゃるのですの?ムシャムシャ。やっぱりジャパリマンは美味しいですわ^^。』
    僕たちは歩いていると石の上でジャパリマンを貪っている白黒の新たなフレンズがいる。
    キュルル「あ、初めまして、僕はキュルル、こっちはサーバルとカラカル。ここら辺にカバンさんっていうフレンズがいるって聞いて来たんですけど、ご存じないですか?あとこの絵のところもご存じないですかね。」
    僕は絵とカバンさんの所在を聞いてみる。
    パンダ『そうなのですの?うぅん、カバンさんはわかりませんが、この絵なら見たことありますわよ。あ、私はパンダ。よろしくお願いしますわね。』
    パンダさんは機嫌がいいのかすらすらと知ってる事を言ってくれる。これなら捜している間に逢えそうな気がする。
    レッサーパンダ『あれ?パンダちゃん?その子たちお友達?初めまして、僕はレッサーパンダっていうんだ。初めましてだね。どこ調べてるの?あ、ここって・・・あそこだよね?ね、パンダちゃん!』
    レッサーパンダと名乗る新たなフレンズと出会う。僕はこの園には本当いろんな仲間がいるんだなぁ、と改めて感じている。
    キュルル「よろしくね、レッサーパンダさんと、パンダさん!」
    カラカル『別になんでもいいけど、ちゃんと案内しなさいよね!』
    カラカルがお決まりのこれから起こるであろう不安に怒りを炸裂させている。
    キュルル「ごめんねー、この子猫ちゃん、ちょっと心配症でね。別に実害はないから気楽に案内してくれていいからね。」
    僕は少々フォローを入れつつ絵の場所を探してみる。
    カラカル『ちょっとキュルル!それどういう意味よぉ!』
    サーバル『あはは!キュルルちゃんいうねぇ!』
    カラカル『サーーバルゥゥゥゥウゥ!!!!』
    サーバルちゃんとカラカルちゃんはミャーミャー言いながら後ろからついてくる。
    数分後
    レッサーパンダ『あったぁぁぁぁ!!ここだぁ!』
    レッサーパンダが叫ぶとそこは開けた広場みたいなところだった。
    パンダ「あれ・・でもこの絵の立て物??はないよう・・・ですわね・・・。」
    パンダさんは絵と広場を見渡すとそこには崩れた建造物がいっぱい散乱している。ざっと見たところこれは遊び道具、かな。
    キュルル「ここにカバンさんは・・・居られないみたい。まぁ、そうだよね、カバンさんはこのスケッチブックを持ってないんだし。それにしてもこの残骸たちは可哀そうだよね・・・ちょっと直してみようよ!」
    僕はどうせ暇だから!と少し落ちてるものを拾ってみる。これは滑車???かな。僕は手に持つ。
    レッサーパンダ『いいねぇ!パンダちゃんは歩きすぎて疲れたでしょ?少し休んでて良いんだよ!』
    レッサーパンダちゃんはパンダの事をよく知っているみたいで少し休むよう促している。歩きすぎると疲れちゃうフレンズさんなのかな。
    パンダ『レッサーパンダさん・・・ありがとう、後キュルルさん、ごめんなさいね・・・少し横になってきます・・・ふぁ、zzz。』
    パンダさんは少し横になると落ちている輪っかみたいなものを寝床にするようだ。どこでも寝られる特技でもあるのかな・・・?
    カラカル『で、直すったって、どうやって直すのよ!適当な事言ってたら怒るわよ!雷震脚、浴びせてやるんだから!』
    カラカルはじれったいのが嫌いなのかさらに不機嫌になっている。さて、適当な事言ったら本当に雷震脚を食らわされそうだ。しっかり考えないと。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃    scene select!!     ┃
    ┃→適当な事を言って雷震脚を受ける。┃
    ┃→素直に言って嘘っぽい!と雷震脚を┃
    ┃ 受ける。            ┃
    ┃→何も言わずに雷震脚を受ける。  ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
    ってちょっと!全部雷震脚を受けるばっかりじゃないか!まぁしかたない、雷震脚を受けないように素直に言うか。選択肢ないけど・。・;
    キュルル「うん、大丈夫そう、概ねここにあるもので作れそうだし、問題はないと思うよ。」
    僕は素直に置かれている現状を説明する。
    カラカル『なんか嘘っぽいわねぇ!やっぱり雷震脚を・・・!!!!』
    カラカルは闇のオーラを全身から噴出させている、まずい、何か、雷震脚を受けずに過ごせる最善の一手を・・・考えろ、考えろ・・・!!!
    サーバル『ねぇねぇ!これは?』
    サーバルちゃんは何かを見つけたようで、気にしているようだ、助かった、そっちに逃げるとしよう。
    キュルル「ん?!サーバルちゃん、何か見つけたの?!」
    ヘタレだって?良いよ、好きに言いなよ!僕には何のことだか分からにゃあ!
    カラカル『何を見つけたのよ、サーバル?』
    カラカルも闇のオーラを霧散させ普通の顔に戻る。
    サーバル『これだよ、これこれ。』
    足元にはほかの何者かがいた痕跡を発見する。そこにはフクロウのような羽根と、何か入れる予定だったのだろうか、小瓶が二つあった。
    キュルル「これは・・・羽根かな・・・?あとは瓶・・・?これは・・・。」
    ???「それはサンドスターだよ。君も見たことはあると思うんだけど。」
    後ろから誰かの声が聞こえる。その人の声は知らないはずなのに、僕は知っている。それでいて懐かしいような、僕は目を閉じその様相を思い浮かべてみるが残念ながらやっぱり思い出せない。
    キュルル「あ、あなたが・・・カバンさん・・・なのですね・・・お久しぶり?初めまして?まぁ、どちらでもいいですね。僕の名前はキュルルと言います。別の名前があったはずなのですが、忘れてしまったのでキュルルと名乗らせてもらってます。」
    僕は振り返る。そこには胸元から赤いシャツ、黒いジャケットを着ておられる。帽子には赤い羽根と青い羽根が刺さっている。腕には緑色に光っている何かが見えるがそれが何かはわからない。
    カバンさん「キュルル君??・・・そうなんだね。初めまして、私の名前はカバン、初めましてだね。・・・あれ・・・サーバル・・・ちゃん・・・?」
    カバンさんは自己紹介した上でサーバルちゃんの名前を呼ぶ。
    キュルル「あれ、サーバルちゃんの事、ご存じなんですか??」
    僕は気になりカバンさんに尋ねる。
    カバンさん「うん、前に旅してた仲間に姿が似てたから、そうかなって。でも・・・違うみたい。」
    サーバル『カバン・・・ちゃん・・・?カバンちゃんだよね・・・!あれ・・・おかしいな・・・早起きしちゃったからかな・・・あれ、おかしいな・・・。』
    サーバルちゃんはボロボロ涙を流している。やっぱり・・・カバンさんは違うって言ってたけど、そういうこと、だよね。
    キュルル「僕、聞いたことがあるよ。セルリアンに食べられて、ケモノに戻った子が再フレンズ化すると、記憶があいまいになるときがあるって、そうだったよね、サーバルちゃん、ね、そうだったよね・・・カラカルちゃん!!」
    僕は少し寂しいけど、カラカルちゃんたちに話を振る。
    カラカル『っ?!そう・・・そうよ。サーバルも言ってたじゃない、前に、ちょっと特殊なフレンズと旅してたって、その記憶に、嘘はなかったはずよね?ね、サーバル?』
    カラカルも僕の糸を諮ってか諮らずか分からないけど、サーバルに援護射撃してくれる。いるべき居場所はみんなに決めてほしいし、僕の元を去ってほしくない、欲しくないけど、それぞれのいるべき場所があるはずだから、それは大事にしたいと思う。僕の今の目的は「今の時間を知りたい」だけど、カバンさんから聞けたらこの後はどうするべきか、どういう道を行けばいいのかは分からない。とりあえず家の場所を探すことになるだろうけど、サーバルちゃんたちが付いてきてくれるかもわからないし。
    サーバル『でも・・・カバンちゃんとの詳しい記憶が正直無いの。懐かしいっていう思いなんだけど、今はごめん、思い出せるの・・・それだけなんだ。』
    サーバルちゃんは記憶がないと言っているが本当かなぁ・・・僕はいびつなサーバルちゃんを見ながら考えてしまう。あれ、そう思うってことは僕の記憶喪失もそう思われてる???思い出したことがあったら言って行こう・・・。
    キュルル「そう、大丈夫?」
    サーバル『うん!大丈夫大丈夫!!あ、カバンちゃん!また思い出すから!その・・・今は待ってて。お願い。』
    サーバルちゃんは気丈にふるまっているが声が少し震えている。
    カバンさん「うん、わかったよ。そういえば君たちは何でこんなところにいるんだい?私は、ここらへんでフレンズに似たセルリアンを見かけたって仲間に聞いてね。探してたところだったんだ。君たちも注意してね。」
    カバンさんは何かしら不思議な単語を話してくれる。え、そんなフレンズに似たセルリアンだって・・・?
    キュルル「何ですか、それ。セルリアン型フレンズ???でしたっけ??」
    僕は驚きながらカバンさんに尋ねてみる。
    カバンさん「セルリアン型のフレンズじゃないよ、フレンズ型の、セルリアン。フレンズの「輝き」を奪うセルリアンの存在は知ってる?そのセルリアンが2~3か月ほど前から突然フレンズたちの姿を取るようになり始めてて、その本体を私はみてなくてね、ずっと探してるんだけど、なかなか見つけられなくて、最近ここらへんで見かけたって聞いてね。調査してたんだ。あとこの地方の事もね。後そのセルリアンの力は思いの強さに比例するみたいで、大した被害もなくすんでいるけど、もしかしたら思い入れの強い物から生成されると強くなってしまうかもしれない。」
    カバンさんはすらすらとセルリアンの特徴やフレンズ型のセルリアン最終目撃地点を調査しているみたいだ。
    キュルル「情報ありがとうございます。僕たちはあなたに逢いたくてこのジャングルエンに来ました。今の時間を知りたい、その思いだけで。ご存知なら、教えてくださいませんか?お家や記憶、なにも思い出せませんが今は、それが知りたい。お願いします。」
    僕は当初の目的、今の時間を知りたい願望をカバンさんに投げかける。2~3か月前っていう単語を使っていらっしゃったから、時間の基礎知識はあるということにつながるからね。
    カバンさん「ん?今の時間かい?ラッキーさん、今何時か教えて?そう、13:30なんだね。分かった、ありがとう、お待たせ、今の時間はね13:30、日付もいる?今日は○月○日だよ。」
    カバンさんは曜日まで教えてくれたのだろうがあれ、思い出せない、言われたばっかりなのに時間しか思い出せない、あれ・・・おかしいな・・・。
    キュルル「あれ、カバンさん、日付が聞こえないけど・・・仕方ない。今は13:30程度なのですね。ありがとうございます。あ、あとこの遊具、ですかね、直したいのですが、何かいい方法ないですかね??」
    僕はカバンさんにお礼を言い、とりあえず現状悩んでいることを相談する。
    カバンさん「あぁ・・・これかぁ、この前もさっき言った仲間に手伝ってもらって直したんだけど、やっぱり壊されてたか・・・ここはね、何故かサンドスターがよく地面から発生しているみたいなんだ、いわゆるホットスポットってところだね。それにつられてセルリアンが寄ってくるみたいなんだよね。その調査がこの蓋のしてない逆さ向けのガラス瓶だったんだ。半月ほど設置してたんだ。うん、そうだね、この遊具もう一度直そうか。私も手伝うよ。」
    カバンさんは手近にあった丸い物を拾い近くに持って行く。つられて僕もあわてて手伝いに行く。
    キュルル「これは・・・ここに立てかけるのでしょうか・・・あれ?サーバルちゃん、カラカルちゃん、手伝ってよー!」
    僕はさっきから置いてけぼりなカラカルちゃんとサーバルちゃんを呼び手伝ってもらう。
    サーバル『良いの?!やった!さっきから良く分からない会話ばっかりやってるからあきちゃったよ!』
    カラカル『もう終わったの?人の話って長いのねぇ。私たちには関係なさそうだったからパンダたちと遊んでいたわよ。で、時間はわかったのかしら?』
    さすがは猫なのか興味のない会話にはついてこないらしい。カラカルちゃんは興味無さそうに時間が分かったのか聞いてくる。さすがネコ科。あれ・・・猫飼った記憶ないんだけど・・・まぁ、良いか。
    カバンさん「キュルル君、この棒持ってもらえますか?」
    キュルル「サーバルちゃん、これ、あそこに持って行って?」
    サーバル『何これ何これぇ!わぁ、すっごーい!』
    カラカル『ちょっとキュルル!へばってないでこっちも手伝って!』
    パンダ『よいしょ、よいしょ、重たい‥‥ですわね、レッサーパンダちゃん。』
    レッサーパンダ『うにゅにゅにゅ・・・つぶれる・・・つぶれるよぉ・・・ふにゃぁ!<ガシャーン!』
    僕たちは思い思いに作っていく。そしてついに・・・
    皆「「『『『『できたぁぁぁぁぁぁ!!』』』』」」
    僕たちはその場で万歳しながら出来上がった公園を眺めている。時間がかかったけど、暗くなる前に直せてよかった。
    キュルル「まだ時間ありそうだし、ちょっと遊んでいかない?」
    僕はみんなに提案する。少しぐらい遊んでもいいよねwww
    カラカル『本当に大丈夫なの??私たちが乗っても・・・』
    サーバル『うわぁぁぁぁい!楽しみぃ!』
    パンダ『楽しみだね、レッサーパンダちゃん。』
    レッサーパンダ『うん!本当だね!』
    僕たちはしこたま遊び切り、少し休憩する。僕はスケッチブックを取り出し遊んでいる絵を付け足していく。ちょうどその絵もあったから僕はパンダさんとレッサーパンダちゃんを付け足す程度にとどめておく。
    カバンさん「キュルル君、何描いてるの?絵?へぇ、旨いんだね。」
    カバンさんが聞いてくる。
    キュルル「あ、はい、僕がいたカバンの中に入ってたんです。たまたまここの絵があったのでこれに描き込んでますよ。」
    僕は軽く説明し、ちぎってまずカバンさんに見せる。
    カバンさん「そうなんだね、旨いなぁ、私は絵は描いたことないから何とも言えないんだよね。これずっと持ってるの?」
    カバンさんは次から次へと質問してくる。気になることが多いんだね。
    キュルル「えぇ、目を覚ます前の記憶はないのでわからないですが、おそらく持ってたんだと思います。あれ・・・そうだとしたら・・・このスケッチブックの絵を取り込まれたら・・・それが僕が強いと思い込んでるこの絵だとしたら・・・・!!!」
    僕は散りばめられたピースを嵌める為にあれこれ考えてしまう。
    カバンさん「・・・もしそうだとしたら・・・これ以上は・・・描かないで・・・欲しい・・かな・・・。出来たらでいいから。」
    カバンさんは言葉を濁しながらもこれ以上手間をかけないでほしそうにおっしゃられる。
    キュルル「そう・・・ですよね・・・。」
    カバンさんを見ながら言葉を濁していく。サーバルちゃんたちは遊具で楽しそうに遊んでいる。僕は塞ぎ込み、言葉が出なくなってしまう。
    カラカル『ちょっとキュルル!何しょげてるのよ!カバンだっけ、何か変なこと言ったんじゃないでしょうね!』
    カラカルちゃんはフシャーっと尻尾を立てて威嚇している、可愛いなぁ、もうw
    キュルル「カラカルちゃん、そんなに尻尾立てなくても大丈夫だよ、カバンさん、わかりました。でも今まで渡した物だけは、勘弁してください。3枚、3枚だけ渡しました。1枚目はカルガモの子供たち、2枚目はここに来る前に分かれたカルガモの先生、3枚目は今ここにある遊んでいる絵になります。その3枚だけです。」
    僕は今までの事を思い出し事細かに場所までその絵の場所を教える。
    カバンさん「分かった、ありがとう。後で確認するね。その3枚目はちゃんと渡してあげてね。それじゃぁ私は行くよ。またね。」
    カバンさんはすっと立ち上がり立ち去ろうとする。すると・・・
    急須型セルリアン「フレフワァァァァァン!!」
    何処からともなくあらわれたセルリアンは今度は急須の形を模して登場する。
    キュルル「せ、セルリアン?!今度は急須かな?!サーバルちゃん!カラカルちゃん!大丈夫?!行ける?!」
    僕はサーバルちゃんとカラカルちゃんを呼び臨戦態勢をとる。
    カバンさん「・・・」
    カバンさんは一歩下がって様子見するようだ。
    サーバル『うん!やるよ!カラカル!』
    カラカル『うぅ、あんまり参加したくないけど・・・やるしかないわよね、キュルルは何かある?』
    カラカルちゃんはやっぱり一歩引いてぼくが何か考えているのか聞いてくる。特に何もないんだけどな。まぁ、いいか。
    キュルル「うん、向こうは数の暴力だからこちらも殲滅で行こう!追撃が来るかもしれないから殲滅戦かつ、体力温存で。行きましょう。カバンさんは何かいい方法ありますか?」
    僕は完全に下がってしまったカバンさんに知恵を求める。
    カバンさん「うん、それでいいと思うよ。あと私が付け足すならレッサーパンダさんやパンダさんにも手伝ってもらえばいいと思うよ。手伝ってもらえそうならね。」
    キュルル「分かりました、ありがとうございます。レッサーパンダさん!パンダさん!ここを守りたいので手伝ってもらえますか?!」
    僕はパンダさんとレッサーパンダさんに戦闘のお誘いをする。しかしパンダもレッサーパンダもあまり戦闘得意そうに見えないのはなぜだろう・・・。
    レッサーパンダ『パンダちゃん、どうしよう・・・。』
    レッサーパンダさんはあまり乗り気じゃない。
    パンダ『分かりましたわ、私も行きましょう。』
    パンダさんがパーティーに加わった!
    キュルル「ありがとうございます!レッサーパンダさんはカバンさんの近くに居て!パンダさん!行きましょう。」
    僕はレッサーパンダさんに退避しておくように伝えカバンさんのもとに行くのを確認する。僕たちはカラカルちゃんとサーバルちゃんに駆け寄っていく。
    パンダ『お待たせしましたわ!サーバルさん!カラカルさん!私も戦いますわ!』
    サーバルちゃんとカラカルちゃんはセルリアンをお互い遊具を挟んで陣取っている。これが遊具狭間の戦いか・・・!!!なんて馬鹿な事言ってないで戦いに参加しますか。あれ、意外と僕って戦闘凶???
    カラカル『ていやぁぁぁぁぁ!!食らいなさい!雷震脚!』
    サーバル『みゃぁぁぁぁぁぁ!!ウミャミャミャミャミャーーーー!!!!終わりぃ!』
    パンダ『やった、ですわ!あとは・・・あいつですわね。』
    フレンズたちは思い思いの技を繰り出していく。一通り倒せたらしく後ろに陣取っている巨大なコップ型のセルリアンと対峙している。
    キュルル「あいつ、完全にこっちを見てるね、遊具は後回しなのかも。あわよくば壊せればって考えてそうだね。」
    僕はサーバルちゃんたちに思ったことを伝える。
    カラカル『そんな、壊す優先順位を私たちにシフトしたってこと?!そんなことって!』
    キュルル「いや、ありえない話じゃないと思う。カバンさんからセルリアンの事聴くまで今までが不思議だったんだ、何故輝きを奪うセルリアンがフレンズを襲わずに固形物ばっかり壊して回ってたのか、それはきっとこのセルリアンたちはフレンズを捕食するという考えに至らなかったから、とにかくサンドスターによってもたらされた微弱なものを摂取していたけど、中に恐らくだけど、サンドスターの塊であるフレンズを狙うように指示した存在がいるのかもしれない。目の前のコップ型はその命令を受けた僕たちが初めて見る個体なのかもしれない。気を付けて!どんな攻撃をしてくるか分からない!とりあえず遊具から引き離して戦おう!カバンさん!何かありますか?」
    僕は考えたことをすべて伝える。その後カバンさんに助言を求める。
    カバンさん「うん、それでいいと思う。やっぱり、フレンズ型のセルリアン・・・?」
    カバンさんはこれと言ってアドバイスはくださらないようだ。
    キュルル「・・・わかりました。サーバルちゃん!左側から攻めていこう!パンダさんは押し止められそうですか?!カラカルちゃんはとどめの雷震脚で!」
    僕たちはセルリアンを止め、サーバルちゃんが遊撃、カラカルちゃんがフィニッシャーとして動いてもらう。
    カラカル『わかったわ!サーバル!パンダ!行くわよ!』
    カラカルちゃんはフィニッシャーっていうのが気分がいいのか気乗りしない戦闘をノリノリでサーバルちゃんたちに指示を出している。うん、良い感じだ。それに引き換え僕は・・・人だからなのかな・・・なんて強欲なのかな・・・僕は少し人としてのいやな部分を認識してしまう。自分は手を汚さず、周りに働かせる・・・やっぱり、人は強欲だ。
    キュルル「無理はしないでね・・・!!!」
    僕はただただけがをしないように祈るしかできない僕が苦しい。
    カバンさん「キュルル君、ちょっと。」
    カバンさんに呼ばれ一時戦線を離脱する。
    カバンさん「もしかしたらバックからしか有効打無いかもしれないし、少しこれを覚えておいてほしい。」
    カバンさんは僕に紙を渡してくる。カバンさんはさっと折って行く。僕は見様見真似で一緒に折っていく。出来上がったものは翼のある紙飛行機、になるのかな。僕には記憶にないアイテムだな。記憶しておこう。タグ添付、収集完了。紙飛行機を覚えた(レベルUp!キュルルは称号:「紙飛行機の織り方」を覚えた!)
    キュルル「こう・・・かな・・・?あ、出来た。」
    僕は折り方を再現する。すぐに思い出せる簡単な作りだったから特に問題なく折っていく。
    カバンさん「私たちには私たちのできないことをやって行こう。君にも「考える力」があると思うから。皆が楽に戦える地場を整えてあげて。お願いね。」
    カバンさんは折った自分の紙飛行機も僕に預けていく。
    キュルル「分かりました。お預かりしますね。」
    僕は紙飛行機を持って戦線に復帰する。
    カラカル『こいつ!!!硬い!!』
    サーバル『うみゃぁぁぁぁん、壊れないよぉ!』
    パンダ『いったん退きましょう!無理に殴りこんでも壊れないのであれば別の作戦を考えたほうがいいですわ!』
    皆は苦戦しているようで、コップセルリアンから距離を取っている。前からの攻撃は効かないみたいだ。
    キュルル「みんなー!大丈夫?!前からの攻撃は効かないみたいだね、カバンさんから戦い方聴いて来たから!ちょっと集まって!」
    僕はみんなを呼びいったん退いてもらう。
    サーバル『キュルルちゃんおっそーい!』
    カラカル『聴いた戦い方で勝てるの?!』
    パンダ『助かりますわ!』
    皆が集まってくる。僕は作戦会議と称して少し細工をする。もちろん食いつかすための仕掛けだから今は内緒。
    キュルル「僕がしくじればみんなに迷惑かけちゃうことになるけど、投げるだけだから問題ないと思うけど、頑張るよ。」
    僕は皆と打ち合わせ後投げるポーズに入る。それを見てみんなも走り出す準備を始める。投げるポーズを見てコップセルリアンも興味があるのかじっと見つめて動かない。
    キュルル「みんな、行くよ!せぇのぉ!それぇぇぇぇ!!」
    僕は紙飛行機をふわぁぁ!っと投げる。
    コップセルリアン「ガァァァァァァァァァ!!!」
    コップセルリアンは言葉にならない声を上げて飛行機を追いかけていく。それを追いかけてサーバルちゃんとカラカルが追撃する。パンダちゃんも追いかけていくがネコ科には追いつけない様子。その間にサーバルちゃんとカラカルちゃんは紙飛行機を回収し前からセルリアンを押しとめる。その瞬間パッカァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!とパンダちゃんが背後から強烈な一撃を加える。
    キュルル「やった!!やったぁ!サーバルちゃん!カラカルちゃん!ぱ・・・パンダちゃん!こっちこっち!!ハイ!!タァァァァッチ!!」
    僕はサーバルちゃんとパンダちゃんとハイタッチをして、最後に追いついたカラカルちゃんとハイタッチをする。するとカラカルちゃんが震えだしていることに気が付く。
    キュルル「か・・・カラカルちゃん・・・?」
    プルプルプルプルプル!!!!という擬音が聞こえそうなくらい震わせている。
    サーバル『今のなぁぁぁぁぁ!!!にぃぃぃぃぃ!!!あのタッチするの!!!私ぞくぞくしちゃった!!!何あれ!!何あれ!!!カラカルもそう思ってるんでしょ!!そうでしょ!』
    サーバルちゃんはテンションが変な方向にシフトしている。カラカルちゃんの事も言いくるめようとしてるし。
    カラカル『えぇ!そうよ!何のつもりなのよ!あれは!キュルルのくせに生意気なのよ!!!雷震脚!!!』
    キュルル「クウェェェェェェェェェェイ!!!」
    僕は奇語を巻き散らしながら退避する。あの色の雷震脚は受けちゃまずい!!!逃げなきゃだめだ!逃げなきゃだめだ!!!
    カラカル『おとなしく雷震脚を受けなさい!逃げるな!キュルルーーー!!!!』
    サーバル『あはははは!!キュルルチャーン、頑張れぇw』
    レッサーパンダ『はわわわわわ!!キュルルさんがんばって逃げてくださーい!!』
    キュルル「孤立無援ってこの事ぉぉぉぉ!!!カラカル――!!!や――だ――!!!キュルルをいじめちゃやぁァぁぁぁだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
    カラカル『待ちなさぁぁぁぁぁぁぁい!!』
    キュルル「雷震脚受けたくないので待ちたくないです!!!反転退避ぃ!!!」
    カラカル『え?!ちょっと!!!はわわわわわわ!!!!』
    僕は180度転換してカラカルの方に逃げる。急に近づくものだからカラカルも対応できないのか足を滑らしてしまう。
    キュルル「カラカルちゃん!!!」
    僕は雷震脚を纏ったまま滑りそうになっているカラカルちゃんの手を引っ張る。雷がバリバリ体を直撃してるけどこけたりしたら可哀そうだし。
    カラカル『あ、ありがとう・・・いきなり向かってくるからびっくりしちゃった・・・。ってあれ、まずい・・・・雷震脚が・・・暴走する・・・!!!うきゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』
    僕は助けた反動なのか拡散型雷震脚の暴走をまに受けてしまう。
    キュルル「ぎぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
          ――――――――――――――――――――――――――――――
              ――――――――――――――――――――――
    キュルル「・・・・はっ!ゆめ?!おっと、カラカルちゃんは?!」
    僕は目を覚まし周りを見渡す。僕はベンチに横たわっていたみたいで突っかかって落ちそうになる。
    カラカル『あ、キュルル・・・さっきはその・・・ごめん・・・怪我、してない・・・?』
    カラカルちゃんはバツが悪そうに謝ってくる。
    キュルル「大丈夫だよ。僕もさっきはごめんね、戸惑わせちゃって。カラカルちゃんこそ怪我してない??」
    僕は男?だから問題ないけど、やっぱりカラカルちゃんは女の子なんだし、心配する。
    カラカル『わ。私はその・・・大丈夫・・・だよ・・・。うん、・・・ありがとう・・・。』
    カラカルちゃんは耳は真っ赤で、顔も赤くして口はパクパクしている。あれ、何でだろう。もじもじしているカラカルちゃんちょっとかわいい。
    キュルル「そ!その・・・フレンズとはいえ、女の子なんだから、無茶はしちゃだめだからね・・・?お、お願いだよ。」
    僕も少しどもりながらカラカルちゃんを気に掛ける。
    カラカル『うん、わかった・・・。そ!それじゃあ私行くね!』
    カラカルちゃんはバツが悪そうに離れていく。顔が真っ赤だったけどもしかしてフレンズとして傷つけちゃったかなぁ。戦いに身を置く彼女たちには侮辱に耐えがたい事だったのかもしれない・・・・悪い事しちゃったかなぁ。
    サーバル『キュルルチャーン、大丈夫ー?あれ?カラカル??・・・???まぁいいか。』
    サーバルちゃんがパンダちゃんとお話が終わったみたいで、こっちにやってくる。
    キュルル「あ、サーバルちゃん、心配かけてごめんね。そっちは大丈夫だった?」
    僕は寝てる間の情報収集を行う。
    サーバル『うん。私のところまでは飛んでこなかったから大丈夫だよ。』
    サーバルちゃんは問題ないよ。と手のひらを振っている。
    キュルル「そっか、それはよかった。あ、そうだ、戦ったときのけがはない?大丈夫?」
    僕はサ―バルちゃんを気遣う。
    サーバル『うん、戦い自体でもけがはしてないよ!あ、カバンちゃん!大丈夫だった?』
    サーバルちゃんは話を切り上げてカバンさんのところに走っていく。やっぱり、記憶は失っても絆は消えない・・・彼女のように、何度でも。僕は守り切ったブランコたちを眺める。守り切った絆は・・・不滅・・・か。
    キュルル「・・・お腹空いたなぁ・・・。」
    僕は一人、空を見上げる。
    カバンさん「あ、キュルル君お腹空いてるの?!よかったら今から集めた情報まとめに研究所に戻るから朝ごはん食べよう?」
    カバンさんはサーバルちゃんに抱き着かれながらこっちに顔を向けてくる。
    キュルル「え、良いんですか?!やった!サーバルちゃん?ちょっと離れてあげて?僕はカラカル探してくるよ。」
    サーバル『うん、わかった!行ってらっしゃーい。』
    サーバルちゃんは手をひらひら振りながらカバンさんとお話しするみたいだ。まぁ、他のセルリアンもいないみたいだし、僕はカラカルちゃんを呼びに行く。
    キュルル「あ、カラカルちゃん、いた。大丈夫・・・?今からカバンさんのケンキュウジョ?にご飯食べに行くんだけど・・・。カラカルちゃん???」
    僕がカラカルちゃんを見つけ呼びかけると反応はあるのだが言葉を返してくれない。喋ってる途中でずんずんやってくるカラカルちゃんに戸惑っている。
    カラカル『・・・・くッ・・・ん!』
    カラカルちゃんは僕のほっぺに唇を当ててくる。僕は絶句してしまう。
    キュルル「カラカル・・・ちゃん・・・?」
    僕はアワアワしているのが顔にまで出ているかもしれない。さっきから心がざわつく。心拍が速い・・・何だこれ・・・。
    カラカル『さ!戻ろ?サーバルが待ってるんでしょ?』
    カラカルちゃんはぼーっとしている僕をよそにカラカルちゃんは先々行ってしまう。
    キュルル「あ・・・カラカルちゃん!まってよぉ!」
    僕はカラカルちゃんを追いかけていく。
    サーバル『あ、キュルルちゃんカラカルおかえりー。で、これからはどうするの?結局時間しかわからなかったし。』
    サーバルちゃんはこれからどうなるのか不安なのか質問してくる。さっきのカバンさんとの会話を忘れたのか次は僕にニャーニャ―引っ付いてくる。
    キュルル「わかったわかった!いう、言うからちょっと待って。次の行き先は決まってるんだ。カバンさんについていって、研究所っていうところがあるからそこにお邪魔することになってるよ。それでいいですかね、カバンさん??」
    僕はカバンさんにお邪魔する了承を得る。
    カバンさん「うん、それでいいよ。朝ごはんまだなんでしょ?一緒に作っちゃうからサーバルちゃんとカラカルちゃんも来てくれるよね?」
    カバンさんはカラカルちゃんとサ―バルちゃんを一緒に招待してくれる。
    カラカル『あなたの邪魔にならないならいいわ。一緒についていってあげる。』
    サーバル『やったぁぁぁぁ!ごっはんー!ごっはんー!』
    二人ともよほどお腹が空いてるのかカラカルちゃんまでそわそわしながらツンを発動している。
    キュルル「それじゃぁカバンさんよろしくお願いしますね!」
    カバンさん「うん、それじゃあ移動しようか、こっちだよ。」
          1話後編「さいかい」完!
    ED:
    次回予告:第2話「あたらしいあさ」
    カバンさん「さぁ、召し上がれ!」
    カラカル『これダメじゃない?やっぱだめでしょ。』
    サーバル『・・・(カラカル)???』
    キュルル「水・・・ミズゥゥゥゥ!!」
    ???『フフフ、止まらなくなるのですよ。』
    ???『ワレワレは辛くなる理由を知ってるのです!!しかしそれにしてもこいつは食いつくのです。』
    カラカル『こんな辛いの食べさせるんじゃないわよ!キュルル!』
    キュルル「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

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  • けものフレンズSecond ~1期と・記憶と・改変~

    2019-06-27 22:37
                     第1話「きおくのかなた」
    OP:
    前編
    ギィィィィ・・・・ガシャァァァァァン!!!
    何かが壊れたような音が鳴り響く、
    ???「う・・・うぅん・・・。」
    その物音に気付き僕は周りを見渡す。ここはなんなんだろう・・・考えるけど頭が痛い・・・僕はそこから逃げるように光が差している方に歩き出す。これを引けばいいのかな・・・僕は取っ手を取り、外に出る。
    ???「ふわぁぁぁぁぁ・・・・。」
    目の前には壮大な平原が広がっている。どこまでも続いていそうなそんな印象だ。足元には何か看板みたいなものが落ちている。僕はそれを拾いほこりを払う。
    看板「ようこそじゃパリパークへ!」
    と看板には書いてある。読める・・・僕はこの文字を知っている。読めるだけの知識はあるんだな・・・良かった。ちょっと現状落ち着いてきたから自分の現状を少し思い出してみよう。このまま進むのもいいかもしれないけど、無暗に分からないところを歩き回るべきじゃない。
    肩にはショルダーバッグがかかっている。中には・・・鉛筆、かな。鉛筆か・・・何かカカレルベキモノがあったのかな・・・?しかしショルダーバッグの中にはこれと言ってめぼしいものはないからもしかしたら近くに何かあったかもしれない、捜してみるか。
    僕はさっきの建物の中に入り目を覚ました場所を探してみる。中にはスケッチブックが置いてある。あ、これか・・・多分僕が書いていた物・・・中にはいろいろ描いてあるけど、どこの景色か全くわからない。たぶんここの絵だと思うんだけど、思い出せない。あれ、自分の名前も思い出せない・・・どうしよう・・・。仕方ない、とりあえずこれは持って行こう、もしかしたら絵を知ってる人に会えるかもしれないかな・・・うん、そうしよう。その周りには謎に光る石??砂かな?が転がっている。食べられるんだろうか・・・いや、見た目が固そうだからやめておこう。なめる・・・なめる。
    ???「ぺろっ・・・うぅうぇぇい・・・まっず・・・。ぺっ!ぺっ!」
    なめてみたが案の定不味かった。やめておけばよかった・・・。僕はなめたものをケースに戻す。(Lvうp!!「彼」は「サンドスターをなめる者!」を獲得しました。)
    ???「・・・これ以上は捜しても・・・ない・・・かな・・・。」
    独り言のようにつぶやくが誰も返してくれない。数十分ほど探したけど、スケッチブック以外真新しいものは見つからない。ここには時計・・・はないのか・・・あ、合ったけど壊れているみたいで秒針が動いていないから正確な今の時間ではないだろう。その時計は一応9時13分を指している。21時の可能性もあるが太陽が出てるから少なくとも夜ではないな。
    ???「今、何時なんだろう。まぁ騒ぐほど・・・いや、意外と騒いでも良いのじゃないだろうか、この状況。とりあえず日時をしってそうな人・・・探さないと・・・。」
    僕は歩き出す。幸いさっきも思ったけど太陽が昇っているし夜ではないから探し回るなら今のうちだ。
    ???「と言っても・・・どこから探すべきなのか・・・とりあえず・・・考えてても仕方ないか。」
    僕は建物を出て、行く当ても無く探し回る。にしても広いなぁ・・・あの山、何だろう・・・槍みたいな結晶、なのかな、良く分かんないけど。
    ???「はぁ・・・はぁ・・・体力・・・無いなぁ・・・。」
    僕が今幾つなのか、生まれた年も思い出せないって・・・でもこの体の身長でここまで考えがまとまるって意外と僕自身は歳を取ってるのかもしれない・・・うわぁ・・・そう考えるとやだなぁ、思考は大人!体は子供!じゃないか・・・そこまで年取ってないって思いたいけど、これ考えてる時点で歳よ(ry
    ???「はぁ・・・アッツ・・・キスカ・・・撤退・・・?駄目だ・・・。あそこに隠れよう・・・暑すぎる。」
    僕は少し疲れ茂みに入る。木陰なら少しは体力の減りも抑えられるかもしれないと思い、木陰に入る。
    ???「こんなに独り言を喋ってるのに・・・誰も寄り付かないとか・・・まさか独り言だから警戒されてる・・・??まさか・・・ショック・・・。」
    僕は一人で愚痴り、一人でショックを受けている。そりゃそうか、僕だって、一人で喋ってる人に近寄りたいとは思わないしな。独り言をぶつぶつ言ってる人の同類とはだれも思われたくないだろう。ひゅん!!ひゅん!!
    ???「ん・・・?んん・・・?うわぁぁぁぁぁぁぁ?!!くうぇ?!」
    風切り音が聞こえ僕は周りを見渡す。葉が風になびかれ揺れているだけだったが、後ろを見ると別の顔が近づいておりじっと僕を見ている。僕は叫び後ろに倒れこんでしまう。
    ???『食わないわよ、あなた、見かけない顔ね、私はカラカル。あなたは何のフレンズなのかしら?』
    矢継ぎ早に僕に質問してくる。カラカル・・・?フレンズ・・・・?なんだそれは・・・・食えるのか?!いや、食えないか。食わないって言ってるからな。フレンズ・・・目の前にいる女の子は特徴的な茶色の全身、これまた際立った特徴的な耳の黒い毛。もしかして目の前の子が「フレンズ」に含まれる子なのだろうか。
    ???「フレンズ・・・いや、多分違う・・・僕は多分人、かな・・・?あと名前は・・・思い出せない・・・ゴメンね。君は、カラカルちゃんっていうんだね。そういう、フレンズ???なのかな?よろしく。あ、そうだ、僕今時間を知りたくて、いろいろ捜してたんだけど、今何時か、わかる??って・・・後ろ、何あれ・・・・何あれ!!はわわわ!!!!」
    僕は謝りつつ時間がわかるか尋ねる。すると無機物の何かがこちらをぎょろぎょろ見ている。無機物なのに見ることできるの?!なんで?!しかも形はあれはカメラのようだ。
    ???『あちゃぁ・・・ここに一匹来ちゃったかぁ・・・。あれはセルリアン、攻撃受けちゃだめだからね。待ってて、あれぐらいならすぐ倒して見せる・・・よ。』
    カラカルちゃんは走り出しセルリアンなる存在に立ち向かっていく。情けないことに僕は足がすくんで動けない。
    ???「そんな?!無理だよ!逃げようよ!」
    僕はヘタレっぷりを晒すが命以外には代えられないし、フレンズ、と複数形だったから多分自分以外の「何か」がいるはず。
    カラカル『大丈夫、すぐ倒すから―!!!ていやぁぁぁぁ!』
    カラカルちゃんは敵の頭に跳び上がり爪でセルリアンなる存在をワンパンする。そこかしこにさっきの建物内で見た光の石が飛び散る。
    ???「あれ・・・この光・・・さっきの建物にも・・・ペロッ、うぇぇぇぇ・・・。」
    僕はひとり呟くように散らばったものを拾いなめる。案の定不味い。やっぱり砂をなめてるみたいだ。
    カラカル『え?!サンドスターをなめるの?!おいしくないよ?!ってあれ・・・なんか別のがもう一匹が近くに居る・・・?ちょっとこれは・・・難しいかな・・・。』
    カラカルちゃんは自慢の耳、なのか遠くの音が聞こえているみたいだ。僕には全く聞こえない。しかしカラカルちゃんもちょっと難しいみたいだし、本格的に逃げようかな。
    パッカァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
    遠くから欠片が飛んでくる。飛んで来たサンドスターもどきをなめる。うぇぇぇぇ・・・
    カラカル『だからまた舐めて!おいしくないって言ったでしょ!ってそんなに舐めるってことはおいしいのかしら・・・うぇ・・・。』
    やっぱりおいしくなかったのかカラカルちゃんはぺっ!ぺっ!っと唾を捨てている。
    サーバル『カラカルぅ!大丈夫?!カラカル・・・何やってるの・・・?』
    新しく来たフレンズはサーバルというのか、カラカルちゃんが唾を捨ててるのを見て怪しい目をしている。
    カラカル『あ、サーバル!よかったぁ、ちょっと疲れてたから助かったわ。』
    カラカルちゃんは疲れたぁぁぁぁって雰囲気を出して地面にへばりこむ。結構カラカルちゃんもいっぱいいっぱいだったんだなって、思い直してしまう。もともとのカラカルキャットとしては意外と臆病、なのかもしれない。
    ???「カラカルちゃん・・・その・・・名前も知らないのに守ってくれて、ありがとうございました。」
    僕は考えたことを言葉にする。これはしっかり言わないといけない気がして。
    カラカル『あ・・・その・・・別にいいわよ・・・!!!その、逃げ出さずにいてくれて、ありがとう。』
    カラカルちゃんは最後の方がごにょごにょ言っているがお礼を言っているのはしっかり聞こえた。
    ???「いえ・・・こっちこそ・・・僕の名前・・・きゅるるるるるる・・・・あ。」
    僕の名前を言ってなかったのにと言いたかったのにお腹の音に邪魔されてしまう。
    サーバル「あぁ!分かったぁ!君の名前はキュルルっていうんだね!よろしくね!キュルルちゃん!」
    サーバルちゃんは突然降ってわいたようにキュルルを僕だと決めつけ話してくる。サーバルキャットは意外と好奇心旺盛、なのかもしれない。
    キュルル「キュルル・・・キュルルか、まぁ、それでもいいかな・・・どっちにせよ、名前を思い出せない以上、それっぽい物が必要だったし。最悪名無しでもいいかなって思ってたんだけど、キュルル、良いね。それで名乗らせてもらうよ。」
    僕は名無し改めキュルルという名前をもらった。(Lvうp!称号「キュルルを冠するもの」をゲットした!)
    サーバル『よろしくね!キュルルちゃん!』
    僕とサーバルちゃんは手を握る。お腹空いたけどw
    カラカル『そういえばキュルル!「ジカン」を探してるって言ってたけど、それは見付けたのかしら?!』
    あ、そういえばそうだった、今の日時を知りたくて歩いていたんだった。セルリアンやらフレンズやらの怒涛の波に圧倒されていたことを思い出す。
    キュルル「あ、そうだった、忘れてたよ、カラカルちゃん・・・。」
    僕は少しどもりながらカラカルちゃんの事を呼ぶ。早速僕の名前は呼び捨てだったし、いいよね。
    カラカル『ちゃ・・・ちゃん・・・?!ま・・・まぁ!そんな風に呼びたいなら呼べばいいじゃない!』
    カラカルちゃんはあわあわしている。言葉遣いが汚くなっていますが。
    キュルル「ありがとう、サーバルちゃん、カラカルちゃん、よろしく!あ、そうだ時間。今日は何月なのかなって。知ってる?二人とも。」
    僕は当初の目的、時間を知らないと。
    サーカラ『わかんないわね。(や。』
    二人して声が同時。さすがカラカル属に属するだけある。あれ?何でサーバルキャットがカラカル属っていうのを知ってるのだろう・・・まぁ、良いか。
    キュルル「とりあえず、時間を知りたいからどこか時計があるところか、今の時間を知ってる人に逢いたいんだ。」
    僕はカラカルちゃん、サーバルちゃんに今置かれている現状を説明する。
    サーバル「あ、もしかしたら、カラカル!ロバちゃんの所に行こうよ!もしかしたら置いてるところになかったっけ?それに、お腹もすいてるからジャパリマン食べに行こうよ!」
    サーバルちゃんはロバなる新たなフレンズの名前を持ち出してくる。
    キュルル「ロバ・・・?その子も、フレンズなの?」
    僕は道中歩きながら質問する。記憶がないっていうのは結構心に来るもんだな。
    サーバル『うん、そうだよ。とっても力持ちなんだ。ジャパリマンとか、いろんな荷物を持ち運びできる力自慢の子なんだよ!』
    サーバルちゃんはいろいろフレンズの事を教えてくれる。最後に「得意な事はフレンズによってさまざま、それぞれなんだよ!」と笑顔で言ってくれる。カラカルは少し苦い顔をしている。どうしたんだろう。
    キュルル「カラカルちゃん、どうしたの?そんな顔して。」
    僕は普通に尋ねる。
    カラカル『サーバルあんたねぇ、この子がそんな得意なことあるわけないじゃない!今までだってずっと私たちの足引っ張ってるのよ?!背中に羽はないし、フード被ってないから蛇の子でもない!ジャンプ力は私たちみたいに跳べないし!走っても速力は全くない、セルリアンに逢ったら逃げようとか言いだすし!この子に得意な事なんてないわ!』
    と少し空気が変わってしまう。
    サーバル「またそうやってフレンズの悪愚痴ばっかり、私は見つけたよ!こんな暑い中でも私たちみたいに舌を出してはぁはぁしなくてもいいし!気になったものは触ってみる!?ジカン?、だっけ?一つの事に一直線なのは良いことだよ!ね!」
    サーバルちゃんは屈託ない笑顔で僕の事をのぞき込んでくる。サーバルちゃんは長所を見つけることに長けてて、カラカルちゃんは・・・
    キュルル「サーバルちゃん、ありがとう。カラカルちゃんも、ありがとうね、心配してくれて、カラカルちゃんは、慎重なんだね。だからいつも気にかけてくれる、サーバルちゃんのまっすぐな性格にカラカルちゃんの一歩周りを見渡す性格、正反対の二人で丁度バランスが取れてる、本当に君たちは友達であり仲間なんだね。うらやましいよ。」
    僕は思ったことを恥ずかしげもなく言ってしまう。言い終わった後急に恥ずかしさがこみ上げ帽子を深くかぶり「ウゥゥーゥゥゥゥー;;」と謎の声を出してしまう。
    カラカル『うぅぅぅぅ!!!!ばん!ばん!』
    カラカルちゃんも顔を真っ赤にしてサーバルちゃんをバンバン叩いている。
    サーバル『カラカル!痛い!痛いよ!キュルルちゃんも助けてよ―;;』
    僕たちは落ち着くまで不思議な空間に包まれている。
    キュルル「ふぅ・・・恥ずかしかった・・・。」
    僕たちは数分後やっと落ち着きを取り戻し、再び歩き出す。目の前には別のフレンズたちが歩いている。
    キュルル「あらぁぁぁ!こんにちわー。」
    僕は柄にもなくフレンズに話しかけている。僕って意外とサーバル寄りな性格なのかもしれないな・・・。
    ???『あら?初めましてぇ、皆ぁ!ストップぅ!あいさつしましょうね!』
    新たなフレンズたちは立ち止まってくれる。
    ???『こんにちわぁぁ!』
    キュルル「うわぁぁ、皆えらいにぇぇ!ちゃんとあいさつができるんだぁ!すごいにぇ!これからどこかにどかけかにゃぁ?!」
    僕はこころが壊れたのか語彙が崩壊している。まぁ、かわいいからいいか。
    ???『うん!ロバのお姉ちゃんのお店にみんなで行くんだぁ!お兄ちゃんたちは?お店に行くの?!』
    輝いた眼で僕たちを見渡してくれる。あれ、そういえばお互い自己紹介するの忘れてるね。先生を介して言えばいいか。
    キュルル「僕たちもそうだよ!先生は何のフレンズなのかな!教えて!僕はキュルル!、後ろにいるのは友達の、カラカルちゃんと、サーバルちゃんだよ!よろしくね!」
    僕は自分の名前から紹介する。
    カルガモ『私たちはカルガモ幼稚園のカルガモだよ!』
    カルガモちゃんたちは元気よく自己紹介してくれる。
    キュルル「それじゃぁ!皆でロバのお姉ちゃんのお店に行こぉ!」
    カルガモたち「はぁぁぁぁい!!」
    僕たちはロバの店に向かって一緒に歩き出す。もちろん場所がわからないため先頭ではなくカルガモたちの後方で待機している。
    キュルル「ごめんなさい、勝手に一緒に行こう!なんて言っちゃって。」
    僕はカルガモ先生に謝っている。
    カルガモ先生『大丈夫ですよ。子供たちも喜んでいますから。』
    カルガモの先生はゆっくり僕たちの前を歩いていく。
    キュルル「ありがとうございます。カラカルちゃん、ここからお店は遠いの?」
    僕はカラカルちゃんに今後の道程を尋ねる。
    カラカル『もうちょっとよ。』
    サーバル『ねぇねぇ!なんで私には聞いてくれないのー!』
    サーバルちゃんが「ウミャミャミャミャミャ!!!」って爪を研ごうとしている。
    キュルル「えぇ、だって多分サーバルちゃんに聞いても『わかんないや!』って言うと思ったから(笑い)」
    僕は思ったことを伝える。
    サーバル『ひっどーい!』
    カラカルやカルガモ先生は笑いながら前を歩いていく。
    カルガモたち『ついたぁぁぁぁぁ!!』
    カルガモたちは付いたことを知らしたかったのかみんなで大きな声で伝え合っている。
    キュルル「着いたー!ささ、並んで並んでw」
    僕は手に持っていたスケッチブックを取り出し新しいページにカルガモを描いていく。あれ、これさっき通ってきた場所ばっかり描いてある。やっぱり、ここで描いたことには間違いはなかったのか。でもこれは時計には関係ないし、別に良いか。
    サーバル『何これ何これぇ!何か書いてるの?!』
    サーバルちゃんが気付いて近寄ってくる。僕はサッサっと描いていく。周りを見て切り取りたいシーンを決める。ロバがいるお店とカルガモたちをさらさら書いていく。その書いたものを一番元気な子に渡す。
    カルガモ『わぁぁい!ありがとう!』
    ロバ『終わりましたか?ロバのミミへいらっしゃいませ!何が欲しいのかな?』
    皆は思い思いのものを取っていく。サーバルちゃん、カラカルもめぼしいジャパリパン?を手に持ってる。その後カルガモたちとは別れロバに僕たちの本当の目的「今日の日付と時間」を尋ねる。
    ロバ『いえ・・・ごめんなさい、分からないです。そういえばさっきカバンさんを見かけたよ。もしかしたら時間を知ってるかもしれないね。ジャングルエンに行くとか聞こえたよ。話してないからゴメン、聞き間違いかもしれない。ジャングルエンはこの先にラッキーさんが運転する乗り場があるから行ってみるといいよ。』
    ロバさんは次なる情報を手わしてくれる。フレンズ、悪くはない。記憶も無いのに・・・なにも覚えてないのに、頼りになるな。
    キュルル『ロバさん、ありがとうございます。では行ってみます。』
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    そのころ研究所跡地にて
    ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!
    ???『此処から出ていったことには違いないようですが・・・・・アルマーさん!!!ちょっと!!!うるさいのですよ!!!僕たちはここにいた対象者を逃してしまったのですよ!遊んでないで!手伝ってください!!あのこのためなら何でもするって!誓ったじゃないですか!』
    キュルルが目覚めて完全に誰もいなくなった研究所跡に黄色いフレンズが二人。一人はアルマーさんと呼ばれているようだ。この二人にも何か使命が課せられているようだ。逃げ出すとは、どういうことなのか、あの子とは誰なのか、今は謎だ。
    アルマー『でもでもー!これ楽しいよぉ!しかも逃げ出したと思うその箱、私たちではどうしようもなかったじゃない!しかもサンドスターもこんなに充満させられてるから、きっと記憶の方も大丈夫だよ!でも探すのは早いに越したことはないよね。センちゃん!行こう!』
    もう一人はセンちゃんと呼ばれている様だ。アルマーとセンちゃん、この二人にいったいどのような使命が降っているのか、今はまだ。内緒だよ。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    そのころのキュルルたちは・・・
    キュルル「ここ、かなぁ・・・あれ、ここも・・・あ、やっぱり、ここだ。」
    僕はスケッチブックを広げ絵の場所を確認する。そこには風車があり、ちゃんと道が描かれていた。しかし今は荒廃しており、風車のみしかその姿の面影を見ることはできない。
    カルガモ先生『キュルルさーーん!!』
    後方よりキュルルを呼ぶ声が聞こえる。カルガモの先生だ。
    キュルル「あ、カルガモの先生!どうしたのですか?」
    カルガモ『あ、あの、子供たちが間違えてあなたの色鉛筆を黙って持ってきてしまったみたいで、慌てて持ってきたんです。ごめんなさい、持ってきた子には言って聞かせてきたのでまた会ったとき許してあげてもらえませんか・・・?』
    カルガモの先生は震えながら僕に色鉛筆を渡してくる。
    キュルル「いえいえ、大丈夫ですよ、僕も今無くなってたことに気が付きましたから、大丈夫ですよ。?!うわぁぁ!あれぇ!」
    僕は問題ないと伝える。すると風車の方から巨大なセルリアンがのそりのそりと出てくる。あ
    れは・・・三脚・・・?
    サーバル『うわぁぁ!おっきぃねぇ!』
    サーバルちゃんは見て暢気な感想を言っている。
    カラカル『サーバル!何暢気なこと言ってるの!何とかして倒す方法を・・・うあぁぁん、やっぱり無理ぃ;;』
    カラカルは一瞬は戦う意思を見せるが、三脚セルリアンの岩盤粉砕攻撃に怯んでしまう。
    キュルル「カルガモ先生逃げますよ!」
    僕はカルガモ先生を引っ張ろうとする。
    カルガモ先生『大丈夫です!何とかして逃げますから!』
    カルガモ先生は大丈夫大丈夫と言っているが、やっぱりだめだ。
    キュルル「やっぱりだめです。一緒に来てください!僕にも考えがありますから!通用するか分かりませんけど!」
    僕たちは2階に上がりセルリアンが来ることを確認する。僕はサーバルちゃんとカラカルちゃんを呼ぶ。
    カラカル『え、それって・・・。』
    サーバル『たのしそう!どうやって思いついたの?!』
    僕が提案したのはカラカルが気を引いて屋根から飛び移ったサーバルが決める。という簡単な陽動作戦。もちろんカラカルちゃんはすぐに逃げ込んでくれることを信じていることを伝えるとカルガモ先生も『私も私も!』とすごく乗り気。
    キュルル「たまたまだよ、ちょっと思いついただけ、僕も手伝うからね!さぁ!行きましょう・・・!!!!」
    サーバル『おぉー!!』
    カラカル『仕方ないわねぇ!』
    カルガモ先生『お手伝いします!』
    僕は乗り物を見ながらまだこれに乗るわけにはいかない。と考えている。もちろん、全て、解決してからだ・・・!!!
    キュルル「・・・皆、Ok??」
    僕は壁に隠れセルリアンの出現を待つ。カラカルちゃんは反対側のホームに陣取っている。セルリアンがいた反対側から屋根に上ったサーバルとカルガモの先生が待機している。全体の流れとしては僕とカラカルがセルリアンを両サイドから引き付ける、その間に上空からサーバルちゃんとカルガモ先生が急降下で粉砕、その流れで行く。もちろん不安要素はこの僕。失敗するわけにはいかない。時間がわからない以上どうしようもないからね。あれ、なんで僕ってこんなに時間に執着してるんだろう・・・。まぁ、今はそれは後回しだ。
    サーバル『(オk!)』
    カラカル『(大丈夫)』
    カルガモ先生『(おkです!)』
    皆準備完了したようだ。さぁ、あとは出てくるのを待つだけ・・・。
    セルリアン「ゴォォォォォォ!!!」
    案の定セルリアンは待機している側から出没する。
    僕はカラカルとアイコンタクトする。
    キュルル「こっちだ!!」
    セルリアンは線路をたどってやってくる。カラカルはまだじっとしている。まだ大丈夫な領域なんだろうか、僕より周りをしっかり見てるなぁ。と思いながら僕はホームの内を走る。
    キュルル「サーバルちゃんたち!!!今ですぅぅぅぅ!!!」
    僕は急停止してサーバルちゃんに合図を送る。
    ???「ウゥゥゥゥガァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
    サーバル『ウーミャーーアァァァァァァァァ!!!ミャミャミャ?!!!』
    カルガモ先生『?!!!サーバルさん!!危ない!!ていやぁぁぁぁぁぁ!!!』
    突如降ってわいた怒声に耳を塞いでしまう。カルガモ先生とサーバルちゃんは?!現状確認するが耳がキーーん!!と頭も痛くなる。
    キュルル「サーバルちゃん、カルガモ先生?!何があったんですか?!カラカルちゃん?!大丈夫?!」
    僕は張り裂けそうな頭痛を抑え周りを確認する。セルリアンの居た方には何もおらずつんざくような怒声を浴びせてきた存在も見つからない。
    カラカル『キュルル!大丈夫?!今の叫び声って・・・』
    カラカルちゃんは無事なようでもう僕の隣にいる。よかった。あとは、サーバルちゃんとカルガモ先生・・・大丈夫かな。
    キュルル「分からない、セルリアンも、居ないし、とりあえず下に降りて確認するよ。」
    僕ははやる気持ちを抑えゆっくり降りていく。建物から出る。
    キュルル「これは・・・あの子は・・・!!!」
    カラカル『え、あの子・・・!!!見たことない・・・フレンズ・・・?』
    目の前にはセルリアンと手に鎖を付けた謎のフレンズが戦っている。あの子の事も気になるけど、今はサーバルちゃんとカルガモ先生だ。僕たちは周りを見渡す。
    カラカル『キュルル、あそこに!』
    サーバルちゃんとカルガモ先生は休憩している様だ。
    キュルル「サーバルちゃん!カルガモ先生!」
    僕はセルリアンたちに聞かれない程度に呼びかけ駆け寄る。
    サーバル『ゴメンねぇ、ちょっと、先走っちゃった・・・邪魔されちゃったよ。でもカルガモのおかげで無事だよ!心配かけてごめんね。』
    詳しく話を聞くとパンチと急降下で倒そうと思ったら飛んで来た彼女に吹き飛ばされてカルガモ先生が助けてくれたとのこと。彼女は助けようとしてくれた・・・?僕はセルリアンと謎の彼女の戦いを見ているが何か違和感を覚える。
    キュルル「なんだかあの子、戦いづらそう・・・何だろう、どう言っていいのか分かんないんだけど、とっても戦いづらい感じが見える。気のせいでしょ?って言われたらそこまでなんだけど、ゴメン、最後まで彼女の戦いを見ていきたい。見てなきゃいけない気がする。そんな気がするんだ。」
    僕は溢れる感情をそのままに、一方的にしゃべって一方的に会話を終了してしまう。サーバルちゃんたちも同意してくれたのかわからないけど僕は見続けている。
    カラカル『がんばれ・・・。』
    サーバル『がんばって・・・!!!』
    カルガモ先生『がんばって!』
    皆も心の中で彼女の戦いが気になるみたいで応援を送っている。彼女・・・写さなきゃ・・・写さないといけない気がする。
    キュルル「・・・シャッシャッシャッシャッシャ!!!」
    僕は筆を執り絵を描いていく。セルリアンはぼかしながら彼女を詳しく描いていく。彼女の容姿としてはまずトラ見たいな縞々模様、腕には手錠みたいなものがぶら下がっている。全身からは紫色のオーラが漂っており時折サンドスターが見受けられるが、それでも黒いサンドスターっぽいものに塗りつぶされていく。僕は全体を描き終え少し息をつく。僕はそれをちぎり前の彼女と重ね合わせる。彼女を見ていると心がざわつく。放っておけない、呼吸が速くなる。
    カラカル『相変わらずうまいわね。特徴を捉えられてる。絵の事は私はわからないけど、うまい事には変わらないわね。』
    カラカルちゃんが近づいてくる。僕は無視して彼女を見守る。
    ???「ウゥゥゥゥガァァァァァァ!!!」
    彼女は叫び声を上げ拳に力を込めていることが見て取れる。彼女は拳に力を籠め、足に光が収束していく。すると次の瞬間セルリアンに光の線が縦横無尽に描き込まれていく。それはまるで自分の持ってる線をなぞっているようだ。セルリアンの全身にZの文字が浮かび上がり彼女はZの中心を殴るように釘を打ち込むようにぶん殴っている。耐えきれなくなったセルリアンは粉砕されている。
    キュルル「やった、終った・・・!!!あ、あの子・・・!!!」
    僕は彼女にお礼が言いたくて、あの子に近づいていく。
    カラカル「何やってるのキュルル!逃げなきゃ!」
    カラカルは案の定僕を止めようとする。でも僕はいかなきゃ。あの子にお礼を言わなきゃ。見捨てることなんてできない!
    ???「・・・がるるるるるる・・・・」
    彼女は野性味丸出しで僕をにらんでくる。やっぱり、フレンズじゃ・・・無い・・・?
    キュルル「助けて・・・くれて・・・ありがとう・・・。僕はキュルル・・・君は・・・?」
    僕は自己紹介し、尋ねてみる。
    ???「う・・・うるさ・・・い・・・!!!ぐるるるるるる・・・!!がぁぁぁぁぁぁ!」
    彼女は立ち上がり息を整えると苦しそうにその場を後にする。・・・僕は・・・。
    キュルル「カラカルちゃん、ごめんね。無視して。」
    僕は戻りカラカルちゃんにお詫びをする。
    カラカル『良いのよ、あんたが無事だったら。それより、何か話せたの?』
    カラカルちゃんは無事だったことを確認すると何か聞き出せたのか尋ねてくる。
    キュルル「何も・・・どっか行け!って言われちゃった。彼女は一体・・・。」
    僕は言われたことを伝える。ただのフレンズじゃない。その言葉がグルグル頭を回っていた。もちろん僕の目標今の時間を知ることも大事だけど、彼女の事、何とかしたい。そう思いながら僕たちは駅構内の乗り物前まで歩いていく。
    キュルル「カルガモ先生、手伝っていただいてありがとうございました。これ、良かったら先生個人に渡したくて。どうぞ。」
    カルガモ先生とはここでお別れだ。また出会うかもしれないが、僕は風車の絵のページを切り取り先生に渡す。絵にはセルリアンとカルガモ、サーバル、カラカルと僕の共同作戦の景色を描いて渡す。
    カルガモ先生『あ、ありがとうございます!家に飾らせていただきますね!また!お会いしましょう!』
    僕たちはその言葉を皮切りに乗り物に乗ろうとする。悩んでいると手のアイコンが光ったためそのアイコンのところに手をかざすとドアが開く。
    キュルル「こちらこそありがとうございました!また!どこかで会いましょう!」
    びーーーー!!!!とブザーが鳴るとドアが閉まる。
    ボス『シュッパツシマーーーース!』
    僕たちは次なるエリア「ジャングルエン」へ向かって出発する。カバンという人を探して。そして彼女の事、次合うときには何かわかるのだろうか・・・。そんな不安と、この仲間なら大丈夫という期待を乗せて、それが僕たちのジャパリパークへの旅立ちだ!
    1話前編「きおくのかなた」完!

  • けものフレンズSecond ~Modification story~ 予告。

    2019-06-03 11:30
    皆さん初めましての方は初めまして、過去のブログ閲覧してくださった人はお久しぶりです。流星です。今回はけものフレンズ2を見てこれだけは変えなきゃ!と使命感に襲われ今回の予告と相成りました。現在(2019年6月3日現在)作業中プロットは9話まで進んでおります。本編は一切手を付けておりませんが、完成次第1話ずつ投稿していきますのでよろしくお願いします。また駄文、説明不足、描写不足、誤字、脱字、様々な小説におけるネガティブ要素が登場すると思いますが、出来る限り描写不足が起こらないようには注意しますが、「まったく!ここの意味が全然分からないよ!」という場合はコメントしてくださると幸いです。ツイッターも張り付けておきますのでよろしくお願いします。
    ツイッター垢→https://twitter.com/absol89(@absol89)
    あ、やっぱり投稿方法を1話1ページから1話前編(OP~CMまで)と後編(CM後~EDまで)に変更します。※前後編1ページで書くと膨大な文字数になると思ったため。


    追記:2019年6月06日   (10話突入しました。

      :2019年6月10日   (11話突入しました。

      :2019年6月25日   (12話突入しました。
      :2019年6月27日  プロット作成完了しました!先生の次回作にご期待ください!(嘘
      :2019年6月27日  1話前編「きおくのかなた」執筆開始しました。
      :2019年7月02日  1話前編「きおくのかなた」のブロマガ投稿完了しました。
      :2019年7月02日  1話後編「さいかい」執筆開始しました。
       : 2019年8月01日 『悲報』:プロットの改変6話以降のプロット消滅しました;;
                 まぁ騒ぐほどでも・・・何やってんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
                 俺ぇぇぇぇぇぇぇ!!!
    : 2019年8月18日『速報』1話後編「さいかい」ブロマガ投稿完了しました。
    同日 2話前編『あたらしいあさ』執筆開始しました。