けものフレンズSecond ~1期と・記憶と・改変~
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けものフレンズSecond ~1期と・記憶と・改変~

2019-06-27 22:37
                     第1話「きおくのかなた」
    OP:
    前編
    ギィィィィ・・・・ガシャァァァァァン!!!
    何かが壊れたような音が鳴り響く、
    ???「う・・・うぅん・・・。」
    その物音に気付き僕は周りを見渡す。ここはなんなんだろう・・・考えるけど頭が痛い・・・僕はそこから逃げるように光が差している方に歩き出す。これを引けばいいのかな・・・僕は取っ手を取り、外に出る。
    ???「ふわぁぁぁぁぁ・・・・。」
    目の前には壮大な平原が広がっている。どこまでも続いていそうなそんな印象だ。足元には何か看板みたいなものが落ちている。僕はそれを拾いほこりを払う。
    看板「ようこそじゃパリパークへ!」
    と看板には書いてある。読める・・・僕はこの文字を知っている。読めるだけの知識はあるんだな・・・良かった。ちょっと現状落ち着いてきたから自分の現状を少し思い出してみよう。このまま進むのもいいかもしれないけど、無暗に分からないところを歩き回るべきじゃない。
    肩にはショルダーバッグがかかっている。中には・・・鉛筆、かな。鉛筆か・・・何かカカレルベキモノがあったのかな・・・?しかしショルダーバッグの中にはこれと言ってめぼしいものはないからもしかしたら近くに何かあったかもしれない、捜してみるか。
    僕はさっきの建物の中に入り目を覚ました場所を探してみる。中にはスケッチブックが置いてある。あ、これか・・・多分僕が書いていた物・・・中にはいろいろ描いてあるけど、どこの景色か全くわからない。たぶんここの絵だと思うんだけど、思い出せない。あれ、自分の名前も思い出せない・・・どうしよう・・・。仕方ない、とりあえずこれは持って行こう、もしかしたら絵を知ってる人に会えるかもしれないかな・・・うん、そうしよう。その周りには謎に光る石??砂かな?が転がっている。食べられるんだろうか・・・いや、見た目が固そうだからやめておこう。なめる・・・なめる。
    ???「ぺろっ・・・うぅうぇぇい・・・まっず・・・。ぺっ!ぺっ!」
    なめてみたが案の定不味かった。やめておけばよかった・・・。僕はなめたものをケースに戻す。(Lvうp!!「彼」は「サンドスターをなめる者!」を獲得しました。)
    ???「・・・これ以上は捜しても・・・ない・・・かな・・・。」
    独り言のようにつぶやくが誰も返してくれない。数十分ほど探したけど、スケッチブック以外真新しいものは見つからない。ここには時計・・・はないのか・・・あ、合ったけど壊れているみたいで秒針が動いていないから正確な今の時間ではないだろう。その時計は一応9時13分を指している。21時の可能性もあるが太陽が出てるから少なくとも夜ではないな。
    ???「今、何時なんだろう。まぁ騒ぐほど・・・いや、意外と騒いでも良いのじゃないだろうか、この状況。とりあえず日時をしってそうな人・・・探さないと・・・。」
    僕は歩き出す。幸いさっきも思ったけど太陽が昇っているし夜ではないから探し回るなら今のうちだ。
    ???「と言っても・・・どこから探すべきなのか・・・とりあえず・・・考えてても仕方ないか。」
    僕は建物を出て、行く当ても無く探し回る。にしても広いなぁ・・・あの山、何だろう・・・槍みたいな結晶、なのかな、良く分かんないけど。
    ???「はぁ・・・はぁ・・・体力・・・無いなぁ・・・。」
    僕が今幾つなのか、生まれた年も思い出せないって・・・でもこの体の身長でここまで考えがまとまるって意外と僕自身は歳を取ってるのかもしれない・・・うわぁ・・・そう考えるとやだなぁ、思考は大人!体は子供!じゃないか・・・そこまで年取ってないって思いたいけど、これ考えてる時点で歳よ(ry
    ???「はぁ・・・アッツ・・・キスカ・・・撤退・・・?駄目だ・・・。あそこに隠れよう・・・暑すぎる。」
    僕は少し疲れ茂みに入る。木陰なら少しは体力の減りも抑えられるかもしれないと思い、木陰に入る。
    ???「こんなに独り言を喋ってるのに・・・誰も寄り付かないとか・・・まさか独り言だから警戒されてる・・・??まさか・・・ショック・・・。」
    僕は一人で愚痴り、一人でショックを受けている。そりゃそうか、僕だって、一人で喋ってる人に近寄りたいとは思わないしな。独り言をぶつぶつ言ってる人の同類とはだれも思われたくないだろう。ひゅん!!ひゅん!!
    ???「ん・・・?んん・・・?うわぁぁぁぁぁぁぁ?!!くうぇ?!」
    風切り音が聞こえ僕は周りを見渡す。葉が風になびかれ揺れているだけだったが、後ろを見ると別の顔が近づいておりじっと僕を見ている。僕は叫び後ろに倒れこんでしまう。
    ???『食わないわよ、あなた、見かけない顔ね、私はカラカル。あなたは何のフレンズなのかしら?』
    矢継ぎ早に僕に質問してくる。カラカル・・・?フレンズ・・・・?なんだそれは・・・・食えるのか?!いや、食えないか。食わないって言ってるからな。フレンズ・・・目の前にいる女の子は特徴的な茶色の全身、これまた際立った特徴的な耳の黒い毛。もしかして目の前の子が「フレンズ」に含まれる子なのだろうか。
    ???「フレンズ・・・いや、多分違う・・・僕は多分人、かな・・・?あと名前は・・・思い出せない・・・ゴメンね。君は、カラカルちゃんっていうんだね。そういう、フレンズ???なのかな?よろしく。あ、そうだ、僕今時間を知りたくて、いろいろ捜してたんだけど、今何時か、わかる??って・・・後ろ、何あれ・・・・何あれ!!はわわわ!!!!」
    僕は謝りつつ時間がわかるか尋ねる。すると無機物の何かがこちらをぎょろぎょろ見ている。無機物なのに見ることできるの?!なんで?!しかも形はあれはカメラのようだ。
    ???『あちゃぁ・・・ここに一匹来ちゃったかぁ・・・。あれはセルリアン、攻撃受けちゃだめだからね。待ってて、あれぐらいならすぐ倒して見せる・・・よ。』
    カラカルちゃんは走り出しセルリアンなる存在に立ち向かっていく。情けないことに僕は足がすくんで動けない。
    ???「そんな?!無理だよ!逃げようよ!」
    僕はヘタレっぷりを晒すが命以外には代えられないし、フレンズ、と複数形だったから多分自分以外の「何か」がいるはず。
    カラカル『大丈夫、すぐ倒すから―!!!ていやぁぁぁぁ!』
    カラカルちゃんは敵の頭に跳び上がり爪でセルリアンなる存在をワンパンする。そこかしこにさっきの建物内で見た光の石が飛び散る。
    ???「あれ・・・この光・・・さっきの建物にも・・・ペロッ、うぇぇぇぇ・・・。」
    僕はひとり呟くように散らばったものを拾いなめる。案の定不味い。やっぱり砂をなめてるみたいだ。
    カラカル『え?!サンドスターをなめるの?!おいしくないよ?!ってあれ・・・なんか別のがもう一匹が近くに居る・・・?ちょっとこれは・・・難しいかな・・・。』
    カラカルちゃんは自慢の耳、なのか遠くの音が聞こえているみたいだ。僕には全く聞こえない。しかしカラカルちゃんもちょっと難しいみたいだし、本格的に逃げようかな。
    パッカァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
    遠くから欠片が飛んでくる。飛んで来たサンドスターもどきをなめる。うぇぇぇぇ・・・
    カラカル『だからまた舐めて!おいしくないって言ったでしょ!ってそんなに舐めるってことはおいしいのかしら・・・うぇ・・・。』
    やっぱりおいしくなかったのかカラカルちゃんはぺっ!ぺっ!っと唾を捨てている。
    サーバル『カラカルぅ!大丈夫?!カラカル・・・何やってるの・・・?』
    新しく来たフレンズはサーバルというのか、カラカルちゃんが唾を捨ててるのを見て怪しい目をしている。
    カラカル『あ、サーバル!よかったぁ、ちょっと疲れてたから助かったわ。』
    カラカルちゃんは疲れたぁぁぁぁって雰囲気を出して地面にへばりこむ。結構カラカルちゃんもいっぱいいっぱいだったんだなって、思い直してしまう。もともとのカラカルキャットとしては意外と臆病、なのかもしれない。
    ???「カラカルちゃん・・・その・・・名前も知らないのに守ってくれて、ありがとうございました。」
    僕は考えたことを言葉にする。これはしっかり言わないといけない気がして。
    カラカル『あ・・・その・・・別にいいわよ・・・!!!その、逃げ出さずにいてくれて、ありがとう。』
    カラカルちゃんは最後の方がごにょごにょ言っているがお礼を言っているのはしっかり聞こえた。
    ???「いえ・・・こっちこそ・・・僕の名前・・・きゅるるるるるる・・・・あ。」
    僕の名前を言ってなかったのにと言いたかったのにお腹の音に邪魔されてしまう。
    サーバル「あぁ!分かったぁ!君の名前はキュルルっていうんだね!よろしくね!キュルルちゃん!」
    サーバルちゃんは突然降ってわいたようにキュルルを僕だと決めつけ話してくる。サーバルキャットは意外と好奇心旺盛、なのかもしれない。
    キュルル「キュルル・・・キュルルか、まぁ、それでもいいかな・・・どっちにせよ、名前を思い出せない以上、それっぽい物が必要だったし。最悪名無しでもいいかなって思ってたんだけど、キュルル、良いね。それで名乗らせてもらうよ。」
    僕は名無し改めキュルルという名前をもらった。(Lvうp!称号「キュルルを冠するもの」をゲットした!)
    サーバル『よろしくね!キュルルちゃん!』
    僕とサーバルちゃんは手を握る。お腹空いたけどw
    カラカル『そういえばキュルル!「ジカン」を探してるって言ってたけど、それは見付けたのかしら?!』
    あ、そういえばそうだった、今の日時を知りたくて歩いていたんだった。セルリアンやらフレンズやらの怒涛の波に圧倒されていたことを思い出す。
    キュルル「あ、そうだった、忘れてたよ、カラカルちゃん・・・。」
    僕は少しどもりながらカラカルちゃんの事を呼ぶ。早速僕の名前は呼び捨てだったし、いいよね。
    カラカル『ちゃ・・・ちゃん・・・?!ま・・・まぁ!そんな風に呼びたいなら呼べばいいじゃない!』
    カラカルちゃんはあわあわしている。言葉遣いが汚くなっていますが。
    キュルル「ありがとう、サーバルちゃん、カラカルちゃん、よろしく!あ、そうだ時間。今日は何月なのかなって。知ってる?二人とも。」
    僕は当初の目的、時間を知らないと。
    サーカラ『わかんないわね。(や。』
    二人して声が同時。さすがカラカル属に属するだけある。あれ?何でサーバルキャットがカラカル属っていうのを知ってるのだろう・・・まぁ、良いか。
    キュルル「とりあえず、時間を知りたいからどこか時計があるところか、今の時間を知ってる人に逢いたいんだ。」
    僕はカラカルちゃん、サーバルちゃんに今置かれている現状を説明する。
    サーバル「あ、もしかしたら、カラカル!ロバちゃんの所に行こうよ!もしかしたら置いてるところになかったっけ?それに、お腹もすいてるからジャパリマン食べに行こうよ!」
    サーバルちゃんはロバなる新たなフレンズの名前を持ち出してくる。
    キュルル「ロバ・・・?その子も、フレンズなの?」
    僕は道中歩きながら質問する。記憶がないっていうのは結構心に来るもんだな。
    サーバル『うん、そうだよ。とっても力持ちなんだ。ジャパリマンとか、いろんな荷物を持ち運びできる力自慢の子なんだよ!』
    サーバルちゃんはいろいろフレンズの事を教えてくれる。最後に「得意な事はフレンズによってさまざま、それぞれなんだよ!」と笑顔で言ってくれる。カラカルは少し苦い顔をしている。どうしたんだろう。
    キュルル「カラカルちゃん、どうしたの?そんな顔して。」
    僕は普通に尋ねる。
    カラカル『サーバルあんたねぇ、この子がそんな得意なことあるわけないじゃない!今までだってずっと私たちの足引っ張ってるのよ?!背中に羽はないし、フード被ってないから蛇の子でもない!ジャンプ力は私たちみたいに跳べないし!走っても速力は全くない、セルリアンに逢ったら逃げようとか言いだすし!この子に得意な事なんてないわ!』
    と少し空気が変わってしまう。
    サーバル「またそうやってフレンズの悪愚痴ばっかり、私は見つけたよ!こんな暑い中でも私たちみたいに舌を出してはぁはぁしなくてもいいし!気になったものは触ってみる!?ジカン?、だっけ?一つの事に一直線なのは良いことだよ!ね!」
    サーバルちゃんは屈託ない笑顔で僕の事をのぞき込んでくる。サーバルちゃんは長所を見つけることに長けてて、カラカルちゃんは・・・
    キュルル「サーバルちゃん、ありがとう。カラカルちゃんも、ありがとうね、心配してくれて、カラカルちゃんは、慎重なんだね。だからいつも気にかけてくれる、サーバルちゃんのまっすぐな性格にカラカルちゃんの一歩周りを見渡す性格、正反対の二人で丁度バランスが取れてる、本当に君たちは友達であり仲間なんだね。うらやましいよ。」
    僕は思ったことを恥ずかしげもなく言ってしまう。言い終わった後急に恥ずかしさがこみ上げ帽子を深くかぶり「ウゥゥーゥゥゥゥー;;」と謎の声を出してしまう。
    カラカル『うぅぅぅぅ!!!!ばん!ばん!』
    カラカルちゃんも顔を真っ赤にしてサーバルちゃんをバンバン叩いている。
    サーバル『カラカル!痛い!痛いよ!キュルルちゃんも助けてよ―;;』
    僕たちは落ち着くまで不思議な空間に包まれている。
    キュルル「ふぅ・・・恥ずかしかった・・・。」
    僕たちは数分後やっと落ち着きを取り戻し、再び歩き出す。目の前には別のフレンズたちが歩いている。
    キュルル「あらぁぁぁ!こんにちわー。」
    僕は柄にもなくフレンズに話しかけている。僕って意外とサーバル寄りな性格なのかもしれないな・・・。
    ???『あら?初めましてぇ、皆ぁ!ストップぅ!あいさつしましょうね!』
    新たなフレンズたちは立ち止まってくれる。
    ???『こんにちわぁぁ!』
    キュルル「うわぁぁ、皆えらいにぇぇ!ちゃんとあいさつができるんだぁ!すごいにぇ!これからどこかにどかけかにゃぁ?!」
    僕はこころが壊れたのか語彙が崩壊している。まぁ、かわいいからいいか。
    ???『うん!ロバのお姉ちゃんのお店にみんなで行くんだぁ!お兄ちゃんたちは?お店に行くの?!』
    輝いた眼で僕たちを見渡してくれる。あれ、そういえばお互い自己紹介するの忘れてるね。先生を介して言えばいいか。
    キュルル「僕たちもそうだよ!先生は何のフレンズなのかな!教えて!僕はキュルル!、後ろにいるのは友達の、カラカルちゃんと、サーバルちゃんだよ!よろしくね!」
    僕は自分の名前から紹介する。
    カルガモ『私たちはカルガモ幼稚園のカルガモだよ!』
    カルガモちゃんたちは元気よく自己紹介してくれる。
    キュルル「それじゃぁ!皆でロバのお姉ちゃんのお店に行こぉ!」
    カルガモたち「はぁぁぁぁい!!」
    僕たちはロバの店に向かって一緒に歩き出す。もちろん場所がわからないため先頭ではなくカルガモたちの後方で待機している。
    キュルル「ごめんなさい、勝手に一緒に行こう!なんて言っちゃって。」
    僕はカルガモ先生に謝っている。
    カルガモ先生『大丈夫ですよ。子供たちも喜んでいますから。』
    カルガモの先生はゆっくり僕たちの前を歩いていく。
    キュルル「ありがとうございます。カラカルちゃん、ここからお店は遠いの?」
    僕はカラカルちゃんに今後の道程を尋ねる。
    カラカル『もうちょっとよ。』
    サーバル『ねぇねぇ!なんで私には聞いてくれないのー!』
    サーバルちゃんが「ウミャミャミャミャミャ!!!」って爪を研ごうとしている。
    キュルル「えぇ、だって多分サーバルちゃんに聞いても『わかんないや!』って言うと思ったから(笑い)」
    僕は思ったことを伝える。
    サーバル『ひっどーい!』
    カラカルやカルガモ先生は笑いながら前を歩いていく。
    カルガモたち『ついたぁぁぁぁぁ!!』
    カルガモたちは付いたことを知らしたかったのかみんなで大きな声で伝え合っている。
    キュルル「着いたー!ささ、並んで並んでw」
    僕は手に持っていたスケッチブックを取り出し新しいページにカルガモを描いていく。あれ、これさっき通ってきた場所ばっかり描いてある。やっぱり、ここで描いたことには間違いはなかったのか。でもこれは時計には関係ないし、別に良いか。
    サーバル『何これ何これぇ!何か書いてるの?!』
    サーバルちゃんが気付いて近寄ってくる。僕はサッサっと描いていく。周りを見て切り取りたいシーンを決める。ロバがいるお店とカルガモたちをさらさら書いていく。その書いたものを一番元気な子に渡す。
    カルガモ『わぁぁい!ありがとう!』
    ロバ『終わりましたか?ロバのミミへいらっしゃいませ!何が欲しいのかな?』
    皆は思い思いのものを取っていく。サーバルちゃん、カラカルもめぼしいジャパリパン?を手に持ってる。その後カルガモたちとは別れロバに僕たちの本当の目的「今日の日付と時間」を尋ねる。
    ロバ『いえ・・・ごめんなさい、分からないです。そういえばさっきカバンさんを見かけたよ。もしかしたら時間を知ってるかもしれないね。ジャングルエンに行くとか聞こえたよ。話してないからゴメン、聞き間違いかもしれない。ジャングルエンはこの先にラッキーさんが運転する乗り場があるから行ってみるといいよ。』
    ロバさんは次なる情報を手わしてくれる。フレンズ、悪くはない。記憶も無いのに・・・なにも覚えてないのに、頼りになるな。
    キュルル『ロバさん、ありがとうございます。では行ってみます。』
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    そのころ研究所跡地にて
    ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!
    ???『此処から出ていったことには違いないようですが・・・・・アルマーさん!!!ちょっと!!!うるさいのですよ!!!僕たちはここにいた対象者を逃してしまったのですよ!遊んでないで!手伝ってください!!あのこのためなら何でもするって!誓ったじゃないですか!』
    キュルルが目覚めて完全に誰もいなくなった研究所跡に黄色いフレンズが二人。一人はアルマーさんと呼ばれているようだ。この二人にも何か使命が課せられているようだ。逃げ出すとは、どういうことなのか、あの子とは誰なのか、今は謎だ。
    アルマー『でもでもー!これ楽しいよぉ!しかも逃げ出したと思うその箱、私たちではどうしようもなかったじゃない!しかもサンドスターもこんなに充満させられてるから、きっと記憶の方も大丈夫だよ!でも探すのは早いに越したことはないよね。センちゃん!行こう!』
    もう一人はセンちゃんと呼ばれている様だ。アルマーとセンちゃん、この二人にいったいどのような使命が降っているのか、今はまだ。内緒だよ。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    そのころのキュルルたちは・・・
    キュルル「ここ、かなぁ・・・あれ、ここも・・・あ、やっぱり、ここだ。」
    僕はスケッチブックを広げ絵の場所を確認する。そこには風車があり、ちゃんと道が描かれていた。しかし今は荒廃しており、風車のみしかその姿の面影を見ることはできない。
    カルガモ先生『キュルルさーーん!!』
    後方よりキュルルを呼ぶ声が聞こえる。カルガモの先生だ。
    キュルル「あ、カルガモの先生!どうしたのですか?」
    カルガモ『あ、あの、子供たちが間違えてあなたの色鉛筆を黙って持ってきてしまったみたいで、慌てて持ってきたんです。ごめんなさい、持ってきた子には言って聞かせてきたのでまた会ったとき許してあげてもらえませんか・・・?』
    カルガモの先生は震えながら僕に色鉛筆を渡してくる。
    キュルル「いえいえ、大丈夫ですよ、僕も今無くなってたことに気が付きましたから、大丈夫ですよ。?!うわぁぁ!あれぇ!」
    僕は問題ないと伝える。すると風車の方から巨大なセルリアンがのそりのそりと出てくる。あ
    れは・・・三脚・・・?
    サーバル『うわぁぁ!おっきぃねぇ!』
    サーバルちゃんは見て暢気な感想を言っている。
    カラカル『サーバル!何暢気なこと言ってるの!何とかして倒す方法を・・・うあぁぁん、やっぱり無理ぃ;;』
    カラカルは一瞬は戦う意思を見せるが、三脚セルリアンの岩盤粉砕攻撃に怯んでしまう。
    キュルル「カルガモ先生逃げますよ!」
    僕はカルガモ先生を引っ張ろうとする。
    カルガモ先生『大丈夫です!何とかして逃げますから!』
    カルガモ先生は大丈夫大丈夫と言っているが、やっぱりだめだ。
    キュルル「やっぱりだめです。一緒に来てください!僕にも考えがありますから!通用するか分かりませんけど!」
    僕たちは2階に上がりセルリアンが来ることを確認する。僕はサーバルちゃんとカラカルちゃんを呼ぶ。
    カラカル『え、それって・・・。』
    サーバル『たのしそう!どうやって思いついたの?!』
    僕が提案したのはカラカルが気を引いて屋根から飛び移ったサーバルが決める。という簡単な陽動作戦。もちろんカラカルちゃんはすぐに逃げ込んでくれることを信じていることを伝えるとカルガモ先生も『私も私も!』とすごく乗り気。
    キュルル「たまたまだよ、ちょっと思いついただけ、僕も手伝うからね!さぁ!行きましょう・・・!!!!」
    サーバル『おぉー!!』
    カラカル『仕方ないわねぇ!』
    カルガモ先生『お手伝いします!』
    僕は乗り物を見ながらまだこれに乗るわけにはいかない。と考えている。もちろん、全て、解決してからだ・・・!!!
    キュルル「・・・皆、Ok??」
    僕は壁に隠れセルリアンの出現を待つ。カラカルちゃんは反対側のホームに陣取っている。セルリアンがいた反対側から屋根に上ったサーバルとカルガモの先生が待機している。全体の流れとしては僕とカラカルがセルリアンを両サイドから引き付ける、その間に上空からサーバルちゃんとカルガモ先生が急降下で粉砕、その流れで行く。もちろん不安要素はこの僕。失敗するわけにはいかない。時間がわからない以上どうしようもないからね。あれ、なんで僕ってこんなに時間に執着してるんだろう・・・。まぁ、今はそれは後回しだ。
    サーバル『(オk!)』
    カラカル『(大丈夫)』
    カルガモ先生『(おkです!)』
    皆準備完了したようだ。さぁ、あとは出てくるのを待つだけ・・・。
    セルリアン「ゴォォォォォォ!!!」
    案の定セルリアンは待機している側から出没する。
    僕はカラカルとアイコンタクトする。
    キュルル「こっちだ!!」
    セルリアンは線路をたどってやってくる。カラカルはまだじっとしている。まだ大丈夫な領域なんだろうか、僕より周りをしっかり見てるなぁ。と思いながら僕はホームの内を走る。
    キュルル「サーバルちゃんたち!!!今ですぅぅぅぅ!!!」
    僕は急停止してサーバルちゃんに合図を送る。
    ???「ウゥゥゥゥガァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
    サーバル『ウーミャーーアァァァァァァァァ!!!ミャミャミャ?!!!』
    カルガモ先生『?!!!サーバルさん!!危ない!!ていやぁぁぁぁぁぁ!!!』
    突如降ってわいた怒声に耳を塞いでしまう。カルガモ先生とサーバルちゃんは?!現状確認するが耳がキーーん!!と頭も痛くなる。
    キュルル「サーバルちゃん、カルガモ先生?!何があったんですか?!カラカルちゃん?!大丈夫?!」
    僕は張り裂けそうな頭痛を抑え周りを確認する。セルリアンの居た方には何もおらずつんざくような怒声を浴びせてきた存在も見つからない。
    カラカル『キュルル!大丈夫?!今の叫び声って・・・』
    カラカルちゃんは無事なようでもう僕の隣にいる。よかった。あとは、サーバルちゃんとカルガモ先生・・・大丈夫かな。
    キュルル「分からない、セルリアンも、居ないし、とりあえず下に降りて確認するよ。」
    僕ははやる気持ちを抑えゆっくり降りていく。建物から出る。
    キュルル「これは・・・あの子は・・・!!!」
    カラカル『え、あの子・・・!!!見たことない・・・フレンズ・・・?』
    目の前にはセルリアンと手に鎖を付けた謎のフレンズが戦っている。あの子の事も気になるけど、今はサーバルちゃんとカルガモ先生だ。僕たちは周りを見渡す。
    カラカル『キュルル、あそこに!』
    サーバルちゃんとカルガモ先生は休憩している様だ。
    キュルル「サーバルちゃん!カルガモ先生!」
    僕はセルリアンたちに聞かれない程度に呼びかけ駆け寄る。
    サーバル『ゴメンねぇ、ちょっと、先走っちゃった・・・邪魔されちゃったよ。でもカルガモのおかげで無事だよ!心配かけてごめんね。』
    詳しく話を聞くとパンチと急降下で倒そうと思ったら飛んで来た彼女に吹き飛ばされてカルガモ先生が助けてくれたとのこと。彼女は助けようとしてくれた・・・?僕はセルリアンと謎の彼女の戦いを見ているが何か違和感を覚える。
    キュルル「なんだかあの子、戦いづらそう・・・何だろう、どう言っていいのか分かんないんだけど、とっても戦いづらい感じが見える。気のせいでしょ?って言われたらそこまでなんだけど、ゴメン、最後まで彼女の戦いを見ていきたい。見てなきゃいけない気がする。そんな気がするんだ。」
    僕は溢れる感情をそのままに、一方的にしゃべって一方的に会話を終了してしまう。サーバルちゃんたちも同意してくれたのかわからないけど僕は見続けている。
    カラカル『がんばれ・・・。』
    サーバル『がんばって・・・!!!』
    カルガモ先生『がんばって!』
    皆も心の中で彼女の戦いが気になるみたいで応援を送っている。彼女・・・写さなきゃ・・・写さないといけない気がする。
    キュルル「・・・シャッシャッシャッシャッシャ!!!」
    僕は筆を執り絵を描いていく。セルリアンはぼかしながら彼女を詳しく描いていく。彼女の容姿としてはまずトラ見たいな縞々模様、腕には手錠みたいなものがぶら下がっている。全身からは紫色のオーラが漂っており時折サンドスターが見受けられるが、それでも黒いサンドスターっぽいものに塗りつぶされていく。僕は全体を描き終え少し息をつく。僕はそれをちぎり前の彼女と重ね合わせる。彼女を見ていると心がざわつく。放っておけない、呼吸が速くなる。
    カラカル『相変わらずうまいわね。特徴を捉えられてる。絵の事は私はわからないけど、うまい事には変わらないわね。』
    カラカルちゃんが近づいてくる。僕は無視して彼女を見守る。
    ???「ウゥゥゥゥガァァァァァァ!!!」
    彼女は叫び声を上げ拳に力を込めていることが見て取れる。彼女は拳に力を籠め、足に光が収束していく。すると次の瞬間セルリアンに光の線が縦横無尽に描き込まれていく。それはまるで自分の持ってる線をなぞっているようだ。セルリアンの全身にZの文字が浮かび上がり彼女はZの中心を殴るように釘を打ち込むようにぶん殴っている。耐えきれなくなったセルリアンは粉砕されている。
    キュルル「やった、終った・・・!!!あ、あの子・・・!!!」
    僕は彼女にお礼が言いたくて、あの子に近づいていく。
    カラカル「何やってるのキュルル!逃げなきゃ!」
    カラカルは案の定僕を止めようとする。でも僕はいかなきゃ。あの子にお礼を言わなきゃ。見捨てることなんてできない!
    ???「・・・がるるるるるる・・・・」
    彼女は野性味丸出しで僕をにらんでくる。やっぱり、フレンズじゃ・・・無い・・・?
    キュルル「助けて・・・くれて・・・ありがとう・・・。僕はキュルル・・・君は・・・?」
    僕は自己紹介し、尋ねてみる。
    ???「う・・・うるさ・・・い・・・!!!ぐるるるるるる・・・!!がぁぁぁぁぁぁ!」
    彼女は立ち上がり息を整えると苦しそうにその場を後にする。・・・僕は・・・。
    キュルル「カラカルちゃん、ごめんね。無視して。」
    僕は戻りカラカルちゃんにお詫びをする。
    カラカル『良いのよ、あんたが無事だったら。それより、何か話せたの?』
    カラカルちゃんは無事だったことを確認すると何か聞き出せたのか尋ねてくる。
    キュルル「何も・・・どっか行け!って言われちゃった。彼女は一体・・・。」
    僕は言われたことを伝える。ただのフレンズじゃない。その言葉がグルグル頭を回っていた。もちろん僕の目標今の時間を知ることも大事だけど、彼女の事、何とかしたい。そう思いながら僕たちは駅構内の乗り物前まで歩いていく。
    キュルル「カルガモ先生、手伝っていただいてありがとうございました。これ、良かったら先生個人に渡したくて。どうぞ。」
    カルガモ先生とはここでお別れだ。また出会うかもしれないが、僕は風車の絵のページを切り取り先生に渡す。絵にはセルリアンとカルガモ、サーバル、カラカルと僕の共同作戦の景色を描いて渡す。
    カルガモ先生『あ、ありがとうございます!家に飾らせていただきますね!また!お会いしましょう!』
    僕たちはその言葉を皮切りに乗り物に乗ろうとする。悩んでいると手のアイコンが光ったためそのアイコンのところに手をかざすとドアが開く。
    キュルル「こちらこそありがとうございました!また!どこかで会いましょう!」
    びーーーー!!!!とブザーが鳴るとドアが閉まる。
    ボス『シュッパツシマーーーース!』
    僕たちは次なるエリア「ジャングルエン」へ向かって出発する。カバンという人を探して。そして彼女の事、次合うときには何かわかるのだろうか・・・。そんな不安と、この仲間なら大丈夫という期待を乗せて、それが僕たちのジャパリパークへの旅立ちだ!
    1話前編「きおくのかなた」完!

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