薩摩藩公認の忍者屋敷に潜入!
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薩摩藩公認の忍者屋敷に潜入!

2015-02-04 13:10
    忍者文化を語る時はまずは武術・兵法・手裏剣術等を分解して研究する事が必要。
    今回のお話は忍者屋敷(からくり屋敷)。

    鹿児島県南さつま市坊津にいまだ現存する忍者屋敷(からくり屋敷)があります。
    万延元年(1860年)に3代目・森吉兵衛が建てた『旧密貿易屋敷跡(倉浜荘)』。

    坊津は古来より南の貿易地として発展しますが、享保8年(1722年)に島津家が行った「唐物崩れ」により密貿易が一斉摘発され大打撃を受けます。
    しかし島津家お墨付きで1860年に密貿易事務所を立ててから昔の賑わいを取り戻した様です。

    現在は住居としても使われている為住みやすい様に改造されていますが、昔の仕掛けを今も見る事ができます。(入館料200円・家主がご在宅の時のみ見せていただけます)

    昔の裏口から中に入ります。
    (現在は表玄関です)



    左手に行くと急な階段が…









    幕府方の隠密に踏み込まれた時の対策としてからくり屋敷を密貿易事務所にしていた様です。
    こういった「からくり屋敷」を作る考え方や技術が1860年頃の薩摩にはあった事になりますね。
    この取り外しが可能な階段は、非常時等には2階の隠し部屋に引き込んでいた様です。


    隠し部屋である2階(密貿易事務所)はこんな感じ。
    中央にあるテーブルは1860年頃からある物と言われています。










    今は住居として活用しているので障子戸やガラス窓がついていますが、当時は板戸で外観からは平屋の建物に見える構造になっていました。(船底天井)
    障子戸の上にある隙間から外の様子や港の様子を伺っていた様です。






    建物の外はすぐ港です。




    今は壊れて公開出来ないという事でしたが、この正面の壁にはからくりがあって、この奥に貴重品を隠していたと言われる4畳半の部屋があるそうです。




    襖で仕切られた隣の部屋には密貿易の品々が収容されていたとの事。
    2階に踏み込まれた際は、この2階を半周くらい取り囲んだ部屋を通って屋外へ脱出出来る様になっているそうです。







    2階から1階を見た様子。




    1階から2階をみた様子。画像からでは判り辛いのですが、天井がかなり高く、板戸に見せた襖を閉めると2階に生活の出来る部屋がある様には見えません。




    現在の外観。2階の窓ガラスが昔は板戸でしたから外からは平屋に見えます。
    ここは昔の裏口(今の正面玄関)で港に面しています。
    (昔の正面玄関側は生活の主となっているので見学は出来ません。)



    この建物。現在は8代目森家の方が守っているのですが、坊津がだいぶ寂れてきており、住居として暮らすのも8代目で最後だろうというお話でした。


    場所:鹿児島県南さつま市坊津町坊5874



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