兵糧丸から食の話へ
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

兵糧丸から食の話へ

2015-12-15 10:36
    【国際交流のパーティーへ兵糧丸を差し入れました】



     先日、様々な国籍の方が集まるパーティーへ兵糧丸と室内用手裏剣を差し入れてみました。
     私も参加したかったのですが、当日別件がありまして、せめて差し入れだけでもさせて下さとお願いした次第です。
     参加人数はリストから見て約30名。
     アジア圏の方からは懐かしい味がすると感想をいただきました。
     『「忍者メシ」を食べた』と感動されていた方もいた様です。
     子供たちが美味しいと言ってかなりパクついていた様ですので、今回高麗人参などの生薬を入れてなくて正解だったですね。
     室内用手裏剣に関しては男性と子供たちが楽しんでいたと報告をいただきました。

    【今回差し入れた兵糧丸のレシピ】
     説明ができる人間がいなかったので、説明書きを用意しておきました。以下コピペ。

    ~~~~~~~~~~
    【兵糧丸について】

    1つ食べれば1日は腹を満たせると言われた兵糧丸。忍者マニアの方々にはよく知られるアイテムです。

    実際は戦国期に関西から関東方面にかけてよく作られた携帯食で、現在のカロリーメイトを想像されると良いかと思います。鹿児島においては「あくまき」がそれに相当する物と考えて良いでしょう。昔は大切な食糧でしたが、現在は郷土菓子といったものになっています。

    穀物類をベースに作られた食品で、天日干しをする事により保存性が備わります。


    今回製作した兵糧丸のレシピ・調理法は次のとおり

    ★玄米・白玉粉・小麦粉・そば粉・きな粉・すりごま(全て1:1の割合)、砂糖(左記1材料あたり1に対し1,5。2~2,5でも良かったかも?)。

    ●料理酒と水を1:1で割ったもので粉を混ぜ合わせ団子状に。

    ●30分程度蒸して完成。

    ●保存食にする為1日天日干し。(武将メシ 永山久夫著 参照・味を良くする為、少しアレンジを加えました。)


    少し話が逸れますが、昔から日本人は脚気という病気に悩まされていたと言います。

    これはビタミン不足により引き起こされる病気なのですが、江戸時代だと参勤交代で地方から江戸に出てきた侍が。戦時中は日本軍の兵隊が主にこの病気で苦しんだそうです。

    江戸時代での原因は地方にいる時は玄米食だった食生活が江戸に出てくる事で白米食になってしまうのが原因と言われ、食生活が変わった戦時中は続出する脚気者が元で、病気の原因を突き止め、世界に先駆けて近代的なサプリメントの開発を行っております。(教科書には載っていない大日本国の発明 武田知弘著 より参照)

    さつま忍者研究会代表:清永 秀樹

    ~~~~~~~~~~

     基本的には穀物団子ですね。
     その地域性に応じ、穀物を配合すればご当地兵糧丸ができるのではないでしょうか?
     あと現在ではお菓子の一種と考えても良いかもしれません。多めの砂糖は食物の保存に効果を発揮しますからね。用途に応じて生薬を配合しても良いかと思います。
     参考ページ:A 菓子 武田兵糧丸(やまなし物産ガイド)
           砂糖で保存(食の知恵)
     兵糧丸とは基本的に食糧であり、薬ではありません。意外に勘違いされている方がいらっしゃる様ですので付け加えておきます。

    【兵糧丸から郷土食の話へ】
     薩摩では兵糧丸という食品は無い為、それにあたるであろう保存食「あくまき」を紹介しました。
     忍者の話からその土地にまつわる文化や風俗を紹介するのは効果的です。
     「あくまき」に話しをつなげれば、そのまま食の話しを展開しても良いですし、「あくまき」を巻く竹や笹の文化話につないでもおもしろいでしょう。
     観光地での話はもてなし料理や殿様料理など豪華な話に行きがちで、兵糧や当時の民衆文化といったものは見逃されがちになってしまいます。
     言葉はおかしいかもしれませんが、こういった泥臭い文化にも意外とおもしろい話が残っていたりしますので、話のサルベージに忍者の話しを使うのはおもしろいですよ。
     参考ページ:オオサンショウウオ 忍術に応用された生態 味はフグ似(毎日新聞)
     







    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。