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古小屋くらし
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古小屋くらし

2021-04-13 08:01

    今日もよろしくお願いします。
    私は小金暮さんに言った。
    「おう、グッドモーニング」
    彼は元々アメリカ育ちの帰化した人。
    私は毎日、朝散歩した時に挨拶している。
    帰ってきたら私の愛猫が来た。彼女は華。家庭で一番寄り添ってくれている、白猫。
    その後、いつものことが待っている。耐え難い嘲笑と苦闘。
    私は疫病や諸々で今の経営が厳しい、自営業。
    小さな住まいで家庭というものも支えるのも、いつまでもつか。
    持病がでた。古い記憶のフラッシュバック。だがそれは大切な思い出だ。
    その時ふと、レコードを思い出した。とても汚い。私は元々薄汚い人間だ。お似合いだろう。
    古小屋の押し入れから、蓄音機を必死に探した。
    あった。
    華にも聞かせよう。華は嫌がるのか、自分からは招かなかった。
    レコードを鳴らした。
    「ああ、これだ。ベートーヴェンの交響曲第7番」
    華は来なかった、五月蠅かったのか。
    そっと針を外して、華を撫でたら彼女は安堵したのか、ひと眠りした。
    猫の仕事は寝ること。
    これからは音量に気を配ろう。
    そっと蓄音機とレコードをある日まで仕舞った。


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