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PC9801版の闘神都市IIを遊んで
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PC9801版の闘神都市IIを遊んで

2021-07-28 01:10
  • 2

色々とありまして、PC9821Xc13とPC9821Ce2をいただくことになり、今回はPC9821Xc13とPC-9801-86を利用して、実機にて闘神都市IIを遊ばせていただきました。
闘神都市IIは今現在開発元のアリスソフトの配布フリー宣言の下で、PC98版以外のWinodws版なども無料配布が行われているので、興味のある方は遊んでみるとよいかと思います。

このゲーム、Windows版を何度かプレイしては何度も途中で折れちゃってたのですが、今回やっと自力でクリアに至ることができました。

以下ネタバレあり。

プレイした感想ですが、めちゃくちゃ面白かったです。
RPGとしての完成度がかなり高く、シナリオ、ゲーム性、どちらも非常に優れている作品だと思います。
アリスソフトのゲームは他にランスシリーズなどを遊んできましたが、どれもR-18ならではのシナリオやゲーム性で好きです。

今作もR-18ならではの展開が多く、非常によかったです。
闘神大会における残酷なルールがあるからこそ、このゲームのキャラクターは誰もが魅力的に描かれているように思います。
今作で思うこと、書きたいことは色々とあるんですが、個人的に印象的だったのが、ダイアナの死でした。
ダイアナはトレジャーハンターなお嬢様で、個人的にツボなキャラクターでした。
彼女自身はモンスターと戦う能力を持ちませんが、モンスター避けのスプレーを使い、単独で遺跡の探索を行っています。
作中で強烈な性能を持った武器「人切りの剣」の入手にも彼女が関わってきます。
そんな彼女と生きた状態で会えるのは闘神大会決勝前のラグナード遺跡でした。
闘神大会の優勝後、またラグナード遺跡の中で会えるだろうとは思っていましたが、次に会ったとき、彼女は既に死亡していて、ラグナード遺跡の地下の、地獄で会うことになります。
死んだ理由はモンスターに襲われたのでもなんでもなく、ただ通り魔に殺されたとのことで、あまりにあっさりと描かれた彼女の死には驚きました。
この後、ダイアナは主人公のシードに自分のコレクションの在処、また、そこに入るための合言葉を教えてくれます。


まあ、そんなイベントなのですが、このアリスソフト(というより、おそらくTADAさん)の描く、伏線の少ないキャラクターの死が、とても魅力的だと感じます。
ランスシリーズのミリ・ヨークスなどにも同じようなものを感じました。
物語の進行上、このキャラクターたちが死ぬ必要ってほとんどないんですよね。
普通のRPGだと、キャラクターの死に何かしら意味を持たせることが多く、特にメインやサブキャラクターの死は、何かしら物語に影響を与えることが多いと思います。
アリスソフト(というより、おそらくTADAさん)の場合、そこが特殊で、物語を盛り上げる都合で死ぬカーツウェルのようなキャラクターもいれば、ダイアナのように、キャラクターの都合で死ぬ場合もあると思います。
そもそも物語の本筋に関わらないダイアナが死のうが生きようが、物語に与える影響は少ないわけで、ダイアナの死には一体何の意味があったのかを考えたのですが、おそらくそこに深い意味なんてないんですよね。
ダイアナはトレジャーハンターとして、また学者として成功するが、最後は何でもない通り魔に襲われて死ぬ、それだけの話だと思います。
こういったキャラクターの一生について、本当によく考えられていると思います。
物語のために生まれた駒としてキャラクターが存在しているわけではなく、キャラクターの設定の上に物語が成り立っている感じが本当に好きです。
物語に影響を与えないキャラクターの死と、その儚さについて、私はとても魅力を感じました。



素晴らしいゲームです。
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ー今でも信じてる、意味なく死んだヤツなんて居ないってな!
ーねえよ!意味なんかねえ!死んだらただ悲しいだけじゃねえか!

ていう、とある特撮作品のやり取りを思い出しました。
ダイアナの死、プレイヤーに取ってはあまりに突然で、ただ悲しいだけ。作中シナリオ上での役割を果たして死んでいったキャラには、それだけじゃない色んな思いが詰まって、それが感動と言う形になって心に残る訳ですけど、やっぱり悲しいって事には変わりない。
人の生死に意味なんてないのかもしれないけど、そう割り切ってしまうのもまた悲しい話で、かと言ってそこに意味を見出したとしても悲しい事には変わりない。
人生色々、とは
陳腐な言葉ではありますが、フィクションだからこそ表現できる重みのあるリアリティなのかな、と。
ちなみに上記のセリフ、その後に『だからお前だけでも生きていてくれよ!』という悲痛な叫びに続きます。
2ヶ月前
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>>1
コメントありがとうございます。
正直誰も読まないだろうと思いつつ書き出した内容だったので、反応があってとても嬉しいです。

良い台詞ですね。
死んだらただただ悲しいだけなんですよね。
実際私たちも、いつ病気や事故に巻き込まれて死ぬかわからないわけで、作中の人物にさえ、物語に影響を及ぼさない範囲でそれを当てはめてしまうことに衝撃を受けました。
「フィクションだからこそ表現できる重みのあるリアリティ」という表現がすごくしっくりときます。
2ヶ月前
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