• クトゥルフ神話と崇拝

    2018-07-26 18:50

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    こんにちは!

    まずは読んでいただきありがとうございます。

    前回、前々回とクトゥルフ神話について思うことを話してきました。

    今回はその続きとして「クトゥルフ神話を崇拝するべき」という話をします。

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    クトゥルフ神話の神々は謎の恐怖であり、

    「クトゥルフ神話を崇拝するべき」というよりはむしろ

    「クトゥルフ神話を誰もが崇拝している」。

    なぜなら誰もが謎の恐怖というものを持っており、

    謎の恐怖を求めながら避けたいと望んでいるのだから。

    という話です。

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    クトゥルフ神話の神々は恐怖であり、謎であるという話は前回しました。

    そして人間は恐怖を避け、謎を求める傾向があるのです。

    ならば謎の恐怖というのは人に避けられながらも求められるという矛盾が生じています。

    だからこそ神秘を感じるのかもしれません。

    それは神話や都市伝説など実際にあるか分からない物語に惹かれることからも分かるでしょう。

    クトゥルフ神話の神々が謎であり恐怖であるのなら人々は興味を持ってもおかしくない、

    私はそう思うのです。

    その興味、好奇心ともいうべき関心を持つ人は総じてクトゥルフ神話の神々を崇拝していると言えるのかもしれません。

    なので「クトゥルフ神話を崇拝するべき」と私が言ったのは、私自身が人として恐ろしい謎に興味を持ってほしいという願望の現われなのかもしれません。

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    人々はときとして分からない恐怖の事実を神のせいにすることにより正当化してきた歴史があります。

    恐怖を未知のままにすることが恐ろしいからなのでしょう。

    そしてそんな神は大系化され様々な神話としてこの世界に存在し続けています。

    神話に詳しくない私がこんなことを話しているのでは鼻で笑われてしまうかもしれませんが。

    なぜそんなことが起こったのか解明した今となっても形として残っているのは素晴らしいことだと思います。

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    クトゥルフ神話の神々もその例に則りこの世界に存在する未知なる恐怖を形作ったものなのです。

    ならば未知の事件や事故が起こり、恐怖を感じて自分の身に起こらないように願ったとするならば、

    それはその事象の原因となった神に祈りを捧げることと同じなのかもしれません。

    ダーレスの四元論的にいうのであれば以下のようなものでしょうか。

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    ・クトゥルフ率いる水の精霊たちによる津波

    ・クトゥグア率いる火の精霊たちによる火災

    ・ニャルラトホテプ率いる地の精霊たちによる地震

    ・ハスター率いる風の精霊たちによる台風

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    あくまでも一例であり、この例が正しいというわけではありませんが。

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    実際にはそれぞれの神々はそれぞれに違う謎の恐怖の現われなのでしょう。

    ・クトゥルフの海産物のような姿をしているのはラヴクラフトが海産物が苦手だったから。

    ・ラヴクラフトの悪夢のなかにニャルラトホテプが現われた。

    その恐怖はどうしてなのか、何となく気味が悪い、見たくない。

    見たくないからこそ、その神に祈りをささげ、

    自らに災いが降りかからないようにするのです。

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    だからこそ自分の恐れているものにはそれに対応する神が存在するのです。

    その神に恐怖し避けようとして努力を続けている限り、

    その神を信仰し、奉仕し、祈りを捧げていることに等しいのだと私は思うのです。

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    人は必ず恐怖を感じるのです。

    怯えていない人なんて存在しないといってもいいことだと思います。

    誰しも認めたくない弱点があり、恐怖があり、謎があるのです。

    そしてそれは一つではない。

    人は崇拝する対象を変えながら永遠に崇拝を続けるのです。

    我々が死後、ウボ=サスラに帰依するというのはそういうことなのかもしれません。

    ならば自らが尊敬する謎の恐怖を見つけ出し、崇拝することこそが、

    人の生きる土台となりうる命題なのではないでしょうか。

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    三日間、言いたいことが言えて少しすっきりしました。

    また心の奥底で何かが渦巻いたときには文章を放出しようと思います。

    具体的にいうと来月の頭くらいでしょうか。

    そのときまで、では。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

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  • 広告
  • クトゥルフ神話と恐怖について

    2018-07-25 23:15

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    こんにちは。

    まず、見ていただきありがとうございます。

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    今回はクトゥルフ神話と恐怖について思ったことを書きたいと思います。

    簡単にいえばクトゥルフ神話の神は恐怖であり謎である。

    だからこそ謎の探求する者、恐怖を望まない者はクトゥルフ神話の神々を崇拝するべきであるという話です。

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    クトゥルフ神話と恐怖は切っても切れない関係にあることは間違いありません。

    それは「宇宙的恐怖」を題材にしていることからも明らかです。

    宇宙から飛来してきたものによって引き起こされる恐怖、

    それぞれの神話大系作品を読むとそんな恐怖を疑似体験することができるのです。

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    しかし、人によって恐怖するものはさまざまです。

    一つの恐怖をすべての人間が分かち合うことは不可能であり、

    必ず「これの何が恐怖なのか」と話す人もいるでしょう。

    それは当然のことなのです、人によって恐怖の対象は異なるのですから。

    そんな人でも必ず一つは何か恐怖しているものがあるはずです。

    なので〈宇宙的恐怖〉と一括りにしては意味合いが変わってしまう気がします。

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    なので、クトゥルフ神話ではその恐怖自体を具体的な存在として表現し、

    多種多様な恐怖をクトゥルフ神話の神々としているのではないでしょうか。

    すべての恐怖はクトゥルフ神話のいずれかの神の存在によって引き起こされたもの、

    もしくはその神そのものなのかもしれません。

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    それは時代によって変化していく恐怖のニーズに合わせて変化していく神話だからこそ面白いのでしょう。

    その恐怖と密接に関わるのは謎という存在です。

    人は未知の存在に恐怖し、また好奇心から近づこうとする。

    そんな矛盾が人々の心の中に神々を生み出しているのです。

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    すべての物事にはその原因が存在するのです。

    しかしその原因が分からないまま放置するのに人々は恐怖を感じます。

    なぜ、どうしてそんなことが起こったのか。

    そのとりあえずの答えとして提案されるのは神の存在なのでしょう。

    その本当の答えが分かった時点でその神の存在は消えてしまう。

    だからこそ、その神を安置する〈ドリームランド〉が生まれたのです。

    そして新たな謎が生まれる。

    その繰り返しによって神は生まれ、そして〈ドリームランド〉へと消えていく。

    それは桃源郷に近いものがあるのかもしれません。

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    そう考えるとクトゥルフ神話で分類される神々はこんな意味なのかもしれません。

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    ・〈外なる神〉はこの世界、宇宙空間が生まれたときから存在する恐怖の体現。

     生物誕生以前の段階から考えられる原初の恐怖。

    ・〈旧支配者〉は人々が誕生して以来、人々が感じるようになった恐怖の体現、新しい恐怖。

    だからこそ神々は時代とともに変化し、新しい神は新しい発見とともに生まれ、

    幽閉・追放(解明されてというべきか)され、忘れ去られることもあるだろう。

    ・〈旧神〉は恐怖に対しての答えであり打開策。

    だからこそ〈外なる神〉、〈旧支配者〉に対抗しうる存在。理性であり概念。

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    また、〈外なる神〉の恐怖は人類の気がつかないところに存在するものなのかもしれません。

    〈アザトース〉は〈旧神〉により知性を奪われ白痴となった。

    それは〈アザトース〉が体現する恐怖、宇宙の神秘なるものを科学的発見という〈旧神〉の力によってその恐怖が薄れてしまったからなのかもしれません。

    しかし恐怖は薄れてしまっただけであり、いつ恐怖が再び訪れるかわからない。

    新しい発見によって再び恐怖という神の力を取り戻し、人類を支配するのかもしれません。

    地球の最後がやってきたときに〈アザトース〉は再び知性を取り戻すのですから。

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    だからこそ、謎を求める人や恐怖を避けたいと望む人はクトゥルフ神話の神々を崇拝するべきです。

    そうすれば謎の答えを得ることができ、恐怖に抗う必要がなくなるのです。

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    なぜ崇拝をするべきなのかという話は別の機会に致しましょう。

    最後までお読みいただきありがとうございました。


  • クトゥルフ神話について

    2018-07-24 22:26

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    こんにちは!こうばしい気配のする私です。

    はじめに見ていただきありがとうございます。

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    ふとクトゥルフ神話とはいったい何だろうか、と考えることがあります。

    単純に小説作品の一つと言ってしまうには惜しい何かがそこにあるからこそ、
    風化せずに今も存在し続けるのだと思いますから。

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    思うにクトゥルフ神話はこの現実世界における宇宙の年代史であり、黙示録なのです。

    過去、現在、そして未来をあらゆる面から記述し、
    謎である部分を埋める鍵となっているのがこの神話なのだと思います。

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    宇宙が存在する前から存在し続け、宇宙の創造主たる外なる神アザトース。

    宇宙の塵から生まれた原初の地球に宇宙から飛来してきて支配した旧支配者やイスの偉大なる一族。

    旧支配者は旧神に幽閉、追放されながらも現在に至るまで地球の再支配を夢みている。

    先カンブリアの時代まで繁栄した古のものに我々人類の大本は創造され、現在に至っては地球を支配しているという事実。

    しかし遠い未来に人類は滅亡し、イスの偉大なる一族が精神寄生した甲虫類がこの地球の次なる支配者となるのです。

    そして最終的にこの世界に飽きたアザトースによって世界の終焉を迎えることになる。

    この世界の誕生から滅亡までの記録こそクトゥルフ神話なのではないでしょうか。

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    この世界は謎に満ちています。

    訳の分からない出来事が起こり、人々は混乱しそれがなぜ起こったのかを考えます。

    それでも分からないことは未解決として闇に葬られることでしょう。

    しかし、それで納得することができないのが人間であり、なにか理由を見つけようとするのです。

    その結果として都合よくこの神話の神々の存在をほのめかすことですべての元凶を見出すことができるのです。

    なぜ地震が起こったのか、クトゥルフの目覚めのときなのだ。

    なぜ火災がおこったのか、クトゥグアの招来に失敗したのだ。

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    それはあらゆる神話で神々の行なった天罰や報いに似ているような気がします。

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    どうして地震が起こるのだろうか。

    どうしてこんなにも酷暑が続くのだろうか。

    どうして我々は今まで、そしてこれからも苦しまなくてはならないのか。

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    それら実害となるものの原因を神話の神々によってもたらされたものだと考えることは謎を謎のままにしたくない思いがあるのでしょう。

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    しかし他の神話の神々と異なる点があるとするならば、
    それは人が何か悪事を働かなくても無慈悲に行為が行なわれることにあり、
    何の罪もない者がなすすべなく殺戮されるという自然の猛威に近いものがあるかもしれません。

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    「大自然の猛威=クトゥルフ神話の神々」、

    もしくは「人の心に巣食う闇=クトゥルフ神話の神々」でしょうか。

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    だからこそ、我々は従者となってクトゥルフ神話の神々に仕え、
    「私はあなたの役に立つ存在なのですから私だけはその脅威からお助けください」
    と祈りを捧げるのかもしれません。

    プラスの影響を求めるために神に仕えるわけではなく、
    マイナスの影響を恐れるがゆえに人々が祈りを捧げなくてはならないのです。

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    クトゥルフ神話はこの世界に蔓延る謎の権現のようなもので時代によって変化するものなのでしょう。

    時代によって新たに導かれる真実や謎、それらによって形を変えてクトゥルフ神話の神々も形を変えることでしょう。

    時代を超えてだんだんと膨大していく神話大系に人々が惹かれるのは、
    その時代・その場所にあった謎の真実が書かれており、
    人々が好奇心を持っているからなのではないでしょうか。

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    皆さんにとってのクトゥルフ神話はどのようなものでしょうか。

    人によって形が違うのもまた面白いのだと思います。

    それではまた遇う日まで、最後まで読んでいただきありがとうございました。