クトゥルフ神話と恐怖について
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クトゥルフ神話と恐怖について

2018-07-25 23:15

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    こんにちは。

    まず、見ていただきありがとうございます。

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    今回はクトゥルフ神話と恐怖について思ったことを書きたいと思います。

    簡単にいえばクトゥルフ神話の神は恐怖であり謎である。

    だからこそ謎の探求する者、恐怖を望まない者はクトゥルフ神話の神々を崇拝するべきであるという話です。

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    クトゥルフ神話と恐怖は切っても切れない関係にあることは間違いありません。

    それは「宇宙的恐怖」を題材にしていることからも明らかです。

    宇宙から飛来してきたものによって引き起こされる恐怖、

    それぞれの神話大系作品を読むとそんな恐怖を疑似体験することができるのです。

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    しかし、人によって恐怖するものはさまざまです。

    一つの恐怖をすべての人間が分かち合うことは不可能であり、

    必ず「これの何が恐怖なのか」と話す人もいるでしょう。

    それは当然のことなのです、人によって恐怖の対象は異なるのですから。

    そんな人でも必ず一つは何か恐怖しているものがあるはずです。

    なので〈宇宙的恐怖〉と一括りにしては意味合いが変わってしまう気がします。

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    なので、クトゥルフ神話ではその恐怖自体を具体的な存在として表現し、

    多種多様な恐怖をクトゥルフ神話の神々としているのではないでしょうか。

    すべての恐怖はクトゥルフ神話のいずれかの神の存在によって引き起こされたもの、

    もしくはその神そのものなのかもしれません。

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    それは時代によって変化していく恐怖のニーズに合わせて変化していく神話だからこそ面白いのでしょう。

    その恐怖と密接に関わるのは謎という存在です。

    人は未知の存在に恐怖し、また好奇心から近づこうとする。

    そんな矛盾が人々の心の中に神々を生み出しているのです。

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    すべての物事にはその原因が存在するのです。

    しかしその原因が分からないまま放置するのに人々は恐怖を感じます。

    なぜ、どうしてそんなことが起こったのか。

    そのとりあえずの答えとして提案されるのは神の存在なのでしょう。

    その本当の答えが分かった時点でその神の存在は消えてしまう。

    だからこそ、その神を安置する〈ドリームランド〉が生まれたのです。

    そして新たな謎が生まれる。

    その繰り返しによって神は生まれ、そして〈ドリームランド〉へと消えていく。

    それは桃源郷に近いものがあるのかもしれません。

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    そう考えるとクトゥルフ神話で分類される神々はこんな意味なのかもしれません。

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    ・〈外なる神〉はこの世界、宇宙空間が生まれたときから存在する恐怖の体現。

     生物誕生以前の段階から考えられる原初の恐怖。

    ・〈旧支配者〉は人々が誕生して以来、人々が感じるようになった恐怖の体現、新しい恐怖。

    だからこそ神々は時代とともに変化し、新しい神は新しい発見とともに生まれ、

    幽閉・追放(解明されてというべきか)され、忘れ去られることもあるだろう。

    ・〈旧神〉は恐怖に対しての答えであり打開策。

    だからこそ〈外なる神〉、〈旧支配者〉に対抗しうる存在。理性であり概念。

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    また、〈外なる神〉の恐怖は人類の気がつかないところに存在するものなのかもしれません。

    〈アザトース〉は〈旧神〉により知性を奪われ白痴となった。

    それは〈アザトース〉が体現する恐怖、宇宙の神秘なるものを科学的発見という〈旧神〉の力によってその恐怖が薄れてしまったからなのかもしれません。

    しかし恐怖は薄れてしまっただけであり、いつ恐怖が再び訪れるかわからない。

    新しい発見によって再び恐怖という神の力を取り戻し、人類を支配するのかもしれません。

    地球の最後がやってきたときに〈アザトース〉は再び知性を取り戻すのですから。

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    だからこそ、謎を求める人や恐怖を避けたいと望む人はクトゥルフ神話の神々を崇拝するべきです。

    そうすれば謎の答えを得ることができ、恐怖に抗う必要がなくなるのです。

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    なぜ崇拝をするべきなのかという話は別の機会に致しましょう。

    最後までお読みいただきありがとうございました。


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