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【ドキュメンタリストの穴】第124回 生放送を終えて【瀬々敬久】
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【ドキュメンタリストの穴】第124回 生放送を終えて【瀬々敬久】

2023-08-10 17:00
    ドキュメンタリストの穴

    第124回のタイムシフト視聴は下記日時まで視聴可能!
    下記よりお楽しみください!

    (※2023年10月3日 23時59分59秒まで視聴可)



    INDEX

    ■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

    ■お知らせ

    ■from スタッフ二号

    ■現場写真

    ***************

    ■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

    <番組について>
    □ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【ドキュ穴】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。


    <生放送>
    □月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。


    <ブロマガ>
    □最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。


    <料金>
    □【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額330円」ですべてお楽しみいただけます。


    <チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
    □対談生放送の【前半部分は無料】チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
    □対談生放送の【後半部分から有料】チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。

    □ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
    □ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。

    ***************

    ■お知らせ

    瀬々敬久監督の新作映画『春に散る』は2023年8月25日(金)~公開!
    ぜひ劇場にてお楽しみください!


    □映画『春に散る』 公式サイト
    https://gaga.ne.jp/harunichiru/

    □映画『春に散る』 公式twitter
    @haruchiru_movie

    ***************

    ■from スタッフ二号

    <第124回生放送を終えて>

    毎度おなじみ瀬々敬久監督!本日も元気です!
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    (撮影:森谷博)

    今回の【ドキュ穴】は新作映画『春に散る』の瀬々敬久監督がゲスト!

    新作発表のたびに(大体)ご出演してくださる瀬々監督。今回は一体どんな作品なのか、その見所を沢山お聞きしました!

    2023年8月25日(金)~公開の新作映画『春に散る』は沢木耕太郎さん原作。
    実は若かりし瀬々監督が上京した際、鞄に忍ばせていたのが同作家の小説『テロルの決算』でした。

    沢木作品に流れるテーマ「今を一生懸命生きることの大切さ」は今回の映画『春に散る』でもコンセプトとして活かされています。

    瀬「人はいつか死ぬし、映画にも小説にも終わりが必ず来る。人間のやるべきことは、未来の事を見据えて今を生きるということではなく、今、この生きている一瞬をいかに一生懸命生きるかだと思う」

    憧れた作家さんの作品を映画化する奇跡。
    沢木耕太郎×瀬々敬久 による渾身の一撃を、ぜひお楽しみに!

    注目なのは、「原作のいくつかのシーケンスは省略されているが、その部分は俳優部の演技によって意味や文脈が補完されている」ということ。

    瀬「台詞のない部分や表情などの芝居をぜひ観てほしいです」

    瀬々作品の特徴としてあげられる「余白を大切に撮る」ということが、鑑賞者の想像力を信頼した技法だということがわかります。
    俳優の表情から何を感じ取るか。心に響く気持ちが湧き起こるか。
    作品の完成とは、鑑賞者の心の内で起こることであり、そのラストピースを埋めるのは鑑賞者の感性、ということですね。

    横浜流星さん、佐藤浩市さんはじめ、豪華なキャスト陣も話題の本作。
    しかしキャスティングの本質は、豪華さそのものではなく俳優達の持つ実力と存在感が肝心。

    瀬「横浜流星くんの持つ人柄の良さが、役の端々に垣間見られる。台詞や動作の中にあるちょっとしたことが彼らしい表現になっています」

    宿敵を演じた窪田正孝さんは、実は一番最後にキャスティングが決まったのだそう。

    瀬「偶然ですが、ちょうど僕がボクシングの試合を観に行った時に彼も来ていたので、挨拶したのが始まりです。彼もボクシングをやっていると聞いていたので、ぜひお願いしたいということになりました」

    窪田さんの持つストイックな身体と精神力が魅力的だったとのこと。
    横浜さんとの試合のシーンは圧巻です!

    瀬「二人の動きが速すぎて、撮影してても全然見えないんですよ!(笑)カットがかけられないから、ボクシング監修の人に「どうして早くカットをかけないんだ!」と怒られました。え?今何やったの?全然見えなかった!っていうことが初期の頃はありましたね」

    横浜さんからオーダーを受けて撮影したカットもあったりと、俳優部の意識もかなり高かった様子。
    「それは難しいよ!」!というオーダーもあったようです。結局やらなかったとのことですが、それをやれるだけの自身も実力もある!というくらい俳優として仕上げてきた横浜さん、流石です。

    俳優部の話といえば、物語を楽しむ上でぜひおすすめしたいのが、片岡鶴太郎さんが現実に体験した出来事について。(物語の話ではなく、現実に起きた出来事です)

    かつて片岡鶴太郎さんは、ボクサーの鬼塚勝也さんのマネージャーをしていました。
    「疑惑の判定」と言われて勝ち続けた鬼塚さん。実は最後は「網膜剥離」になっており、選手としてのキャリアの終りが見えていました。「最後の闘い」まで病状を発表しなかった鬼塚さんは一世一代の勝負をします。そして、試合の結果は……
    「疑惑の判定」「網膜剥離」と言うこの作品で重要なキーワードをリアル社会で体現していたのが片岡鶴太郎さんなのです。監督の言う「俳優が背負っている滲み出てくる芝居以外の部分」とはそういうことなのかもしれません。

    かつて日本のボクシング界で実際に起こった出来事。
    その傍らで、全てを目撃していたのが、片岡鶴太郎さんでした。

    ヨガ、バラエティ、俳優と様々な面を持つ片岡さん。
    映画鑑賞前に”鬼塚勝也”でyoutube検索すると幾つかのまとまったヒストリーが出てくるのでオススメします。

    映画『春に散る』で描かれる横浜流星さん&佐藤浩市さんの物語を、現実で目撃した片岡さん。
    リアルがリアリティを補強する世界で、観る人はより深いドラマ性を感じるでしょう。
    二人を支える片岡鶴太郎さん&哀川翔さんペアもぜひ注目してご覧ください!

    ここからはとても重要な内容であり、横浜さん 
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