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【第429号】言葉はどこで覚えるか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━山田玲司のヤングサンデー 第429号 2023/5/29言葉はどこで覚えるか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━みなさま、こんにちは。
5月最終週のメルマガは久世です。


写真は実家に帰ったときに友人と訪れた@かるたの聖地・近江神宮にて。

自分の好きな歌とともに「ちはやふる」させていただいた際のもの、他一枚です。
もう一人写ってるのは昔からの友人です。
ちはやふる一話も読んでないので、布教しつつ、
絶妙にいい感じの顔してたから載せました。
今回も、最近考えていることをお話したいと思います。
今日は、
「言葉はどこで覚えるか」をお届けします。
「言葉はどこで覚えるか」
僕は役者ではないのですが、映像や舞台に出る機会がちょこちょこあって。
次回、出演する作品の台本をいただきまして、読みましたら、ビビりまして。
全体の台詞(セリフ)の5分の4は僕じゃないかというくらいの台詞の多さでめんくらっちゃって。
(とてもありがたいことでございます)
リハーサルが多ければ練習で何とかなるんでしょうが。
5回程度しかリハーサルはありません。
「絶対無理や」
絶望という名のプレッシャーを、希望という名の日本酒で流し込みます。
(※お酒を飲むと記憶力が著しく低下するのでやめましょう)
よし!
ほとんどが、相手のリアクションのない、
延々と自分だけがしゃべる長台詞が続きます。
僕はそういうものが特におぼえづらく・・・少し・・・苦手でして・・・。
(本当にたくさん台詞をいただくのはとてもありがたいことでございます)
相手の反応や台詞があると、その感情として、台詞が出てきます。
そうやって、体をその感情にして、台詞を覚えることが多いのですが、
今回はずっと一人でしゃべってるので、それがあまり有効ではない。
しかも、覚えるという作業なんて、作品つくりの中で誰にでもできる簡単な部分なんで出来ないと話にならん。愚痴も言えません。
※ここに描いているのは愚痴ではありません。僕の日常です。
まぁなんやかんややっているうちにだんだんと自分の覚え方が見えてきました。
何かを急にたくさん覚えなければならなくなった方は、参考にしてください。
キーワードは「身体に言葉をおいていく」です
1.目で何度か読む
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【第428号】森高千里と「風街」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━山田玲司のヤングサンデー 第428号 2023/5/15森高千里と「風街」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2回に渡ってお送りしてきたヤンサン「森高千里回」いかがでしたでしょうか?
30年以上前にデビューしたバブル期のアイドルを「今」語るわけで、こういう「流行に逆らった行動」は個人的に好きなのです。
もちろん今は「動画戦国時代」かつ「大貧困時代」なので、僕らのような有料サブスクコンテンツもある程度「今の流れ」を意識しないとやっていけないのですが、ここは「非属の才能」を信じて「自分たちの面白いと思うこと」をご機嫌に伝える方針でやっていこうと思ってます。
放送では「森高千里に今更ハマったおっくんの暴走」という演出が目立ってましたが、実はこれを強く進めたのは僕なのです。
僕にとってはよく知っている「バブル期の文化の流れ」を「森高千里」というアーティストを中心に考察したかったというわけです。
【ロルカって何?】
今週のオープニングはKAHi君の曲でした。
それが流れている時「ロルカって何?」というコメントが流れました。
ロルカとは2018年頃に僕がネーム原作で連載していた「CICADA」という漫画のヒロインの名前です。
この漫画については当時何度も語っていて、和歌山での特別放送なんかもやったり、ロルカの2次創作も多くいただいてたのです。
こういうのは複雑ですが、嬉しくもあります。
古くからの熱いファミリーに支えられているヤンサンですが、新しい人達が入って来ている証拠でもあるわけです。
【AIと風】
最近の話題の1つが「AIを使った漫画」です。
この話はだろめおん先生が来てくれた時にしていたり、みの君なんかとも話していて、僕にとっても興味深い問題です。
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【第427号】喫煙所の岸辺露伴
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━山田玲司のヤングサンデー 第427号 2023/4/27喫煙所の岸辺露伴
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━去年咲いていたミモザはちょうど散り終わったところらしく、他の木と大して変わらない緑の葉が茂る普通の木になっていた。
1年ぶりの、山田玲司の個展が終わった。

今年もたくさんの人が来てくれて、じっくりと絵と対話する人や、絵は早々に玲司さんや俺や赤座さんなど在廊者と話し込む人、来た人同士でお茶をしながら仲良くなる人、様々だ。
今回も北は北海道、南は沖縄、西はトリノ、東はアメリカと、色んなところからはるばる来てくれて、玲司さんは愛されてるなぁと側で見ていて嬉しくなった。
俺はというと基本的に毎日在廊していたが、来てくれた人に話しかけられる度にどこかこう居心地の悪さを感じてもいた。
というのも今年は絵の配置などのキュレーションは玲司さんがすべてやったので、この個展自体に何かしらのクリエイティヴィティを発揮したわけでもなく、特に何もしてないからこの個展について話すこともそんなにないのだ。
だから話しかけられても個展の話はそこそこに、ヤンサンの話やその人の身の上話、またあの作品についてどう思うか、あの人物についてどう思うかなど、個展と関係のない話にどうしてもなってしまう。
そして間が悪いことに今の俺は森高のせいで「目に見えないこと」にはもうあまり興味が無くなっている季節である。
だから人と話すのは好きだし楽しいんだけど、ちょっと疲れた(笑)
「ヤンサン見てます」
「奥野さん、ぼっちざろっくの回めちゃわかります」
「小説書こうと思うんですけど何読めばいいですか?」
「氷河期回最高でした!」
「エブエブやってくださいよ」
「ヤンサンで〇〇はやらないんですか?」
「法華経は読みましたか?」
「聖闘士星矢の映画見ます?」
「エクリチュールの話もっと詳しく聞かせてください!」
まぁ、こんな感じのを1日20人くらいと話すわけで、1日ならまだしもこれが連日続くと、話題によっては毎日同じことを話すことになる。
また、ギャラリーにいるとその場で長話になるのも他のお客さんに悪いから、基本的に話しかけられても玲司さんに紹介するようにして、なるべく主役を優先にするように努めた。
そう、俺は決して主役ではないのだ。
そして隙あらば喫煙所に行き、スモーキングブレイクをするのだが、これがある意味誤算だった。
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