MikuMikuDanceを快適に動作させる上でどのようなスペックのパソコンを購入すればよいか?
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MikuMikuDanceを快適に動作させる上でどのようなスペックのパソコンを購入すればよいか?

2014-03-18 02:16
  • 3
結論から言うと、
「デスクトップのゲーミングパソコンを買う」ただ1行で済むのですが。

最近PCを組むに至ってかなり情報収集したので、
私がPCを組んだときに収集した情報を公開いたします。
  • ノートかデスクトップか
自作erとしてはデスクトップ(の、メーカー製ではなく
ゲーミングパソコンとして売られているショップブランドPC)を推奨します。
同価格帯だとゲーミングパソコンのほうがよいスコアを出すからです。
ただ、それ以上の理由はありません。
置き場所や外に持ち出す時間が長ければ当然ノートという選択肢もありです。
そこは各人の家庭の事情があるでしょう。

しかしながら、デスクトップの価格を知ってしまうと
ゲーミングノートを買う気がなくなるのもまた事実であって…
個人的には、おすすめいたしません。
今の世の中、外出先のみAmazon EC2上の
NVIDIA GRID機を借りるという手法もございます(後述)。

※こういう「仮想ゲーミングマシンを借りる」という手法が確立された以上、
「どのようなマシンを購入すればよいか?」という以前に、
「そもそもマシンを購入すべきか?自分の用途であれば一時的にマシンを借りるだけで済むのではないか?」と
検討すべきですが、ここでは割愛。


また、ノートパソコンはゲーミングノートといえど
バッテリーや発熱の問題でCPUの周波数が高いものはほとんど採用されず、
(30万円超えのデスクトップ向けCPUを採用したものが数種ある程度)
物理演算をCPUのシングルコアで計算しているMMDにとって
多頂点モデルを使用する場合デスクトップのほうが明らかに有利です。
(GPUについては、ものすごくお金を出せばデスクトップにとっての
ミドルハイ程度に持っていくことは可能。
一瞬だけ公開されていたマルチコアで物理演算を行うMMDを使用している方は除く)

なお、メーカー製デスクトップパソコンや液晶一体型パソコンは
言うまでもなく選択肢から外れます。
MMDはCPU、GPUともに性能を要求しますが、
メーカー製や液晶一体型はGPUがショボイものが多数あります。
むしろGPUがよいものを探すほうが難しい。

※特に液晶一体型パソコン。私はあれの存在意義がわかりません。
ノートパソコンと普通のディスプレイをHDMIでつないで、
ノートパソコンを100均の本立てにつなげば、
液晶一体型とほとんど同じ値段・ほとんど同じ設置面積で
・必要とあらばサブディスプレイが使えて
・さらに持ち運びも可能で
・停電してもバッテリーがあるから落ちない上に
・性能はほとんどかわらない
パソコンが手に入ります。
デスクトップと比べて拡張性が云々以前の問題です。


iMacは例外。MacのデスクトップでパワフルなマシンはあれかMac Proしか存在しないため。
しかもオプションでGPUをよいものに変更できます。
数少ない「一体型かつGPUがよい(ものに変更できる)マシン」と言えるでしょう。
  • 自作かショップブランドか
コストパフォーマンスは自作。
理由は自作erならおのずとわかるでしょう。
ショップブランドはパソコン全体に保証をかけなければならない上、
組み立ての手間賃がかかっているからです。
こればっかりはパーツを大量仕入れしても吸収しきれません。

逆を言うと、パーツ組み立て&保障にお金を払えるなら
何のためらいもなくショップブランドのゲーミングパソコンを買ってしまえばよいのです。
  • CPUはIntelかAMDか
前提知識…MMDは物理計算にCPUを使っています。
そして、その物理演算はマルチコアに対応していません。

長らく他のベンチマークによる類推だけでIntelが選ばれてきましたが、
最近その類推する材料が増えました。
てさぐれ!部活ものという3DCGアニメの公式サイトで
MMDで使えるモデルが配布されていますが、
これが1体14万~21万頂点という物理ベンチをするにはもってこいのモデルで、
MMD本体に付属するステージときしめんのモーションで4体を躍らせると

Phenom II X6 1090T+HD7970...22-25fps
i5 4670k@4.9GHz+HD7970...49-52fps
i7 4770k@4.2GHz+GTX780...49-58fps

となります。
現行のAMD FXシリーズはCPUコア単体の性能はアップしていないと
各種ベンチで判明していますので、わざわざAMDのCPUを選ぶ必要はありません。

出典…【コマ送り】MMDハードウェア関連スレ【もう増やせない】Part4
  • CPUは多コアか?2コアか?
不明です。
というのも、ショップとしては「ハイエンドCPUにはハイエンドGPU」
という組み合わせが最もよく売れるから
「格安CPU+ハイエンドGPU」という組み合わせを取り扱っておらず、
また多くの自作erは同時にPCゲーマーでもあるので、
CPU重視のゲームとGPU重視のゲームを両方遊びたい自作erは
「格安CPU+ハイエンドGPU」という組み合わせをしないからです。
結果として、「格安CPU+ハイエンドGPU」を組み合わせた人は
世の中にほとんど存在しません。
自然と情報は限られます。
少なくとも、私が探した限りでは「格安CPU+ハイエンドGPU」を組み合わせて
MMDを動かしている記事や動画を見つけることはできませんでした。

なお、よく「MMDはマルチコアに対応してない」という情報を見ますが、
その情報は間違いで、正しくは
「一部はマルチコア化されているが、物理演算はマルチコアに対応していない」です。
(MikuMikuDanceのReadme参照)
要するに、MMDはマルチコア化していない部分があるけど、
マルチコアしている部分もあります。
この辺は、実際にMMDを起動し適当なモーションを再生させて、
リソースモニターを監視すればよく分かります。



i7 3770のリソースモニタ。見事に全部のコアが働いています。


マルチコア化していなければ、
ユーザにVisualC++2008をインストールさせる必要はないということ。
ただ、多コアにしてどれだけfps向上がするか、
そのCPUにかける投資をGPUに回すのとどちらが効率的かは
自分が調べた限りでは情報皆無でした。

※1コアを除外している理由は、1コアと2コアの最廉価CPUを比較すると価格差が小さいので、
2コアを選択しない理由が存在しないため。

  • GPUのVRAMはどれだけ必要か

別記事にしました。
結論から言うと、MMEなしだと1GB、ありだと2GB、
M4Layer等で重ねがけを狙うなら3GB以上です。
なお、よく勘違いされますがVRAMとパソコン本体のメモリは別です。
VRAMは後から増設できません。
(デスクトップパソコンの場合グラフィックボード買い替え、
ノートパソコンの場合なんとパソコン本体買い替えになります)

  • パソコン本体のメモリはどれだけ必要か

AMD AX 7xxxシリーズのように、
「CPUとGPUのメモリが一致」してる特殊なパソコン以外は、
GPUの情報をCPUに引き渡すときにメモリコピーが行われます。
つまり、GPUのVRAMが大きいグラフィックボードを選べば、
それだけパソコン本体のメモリーを多くしなければなりません。

  • GPUはnVIDIAかAMDか
マリエルさんのfpsを見る限りは、どちらでもよいようです。
かつてAMDは動画出力する際極端に遅いというハンデがありましたが、
現在解消されています(MikuMikuDanceのReadme参照)。

MMDの開発者である樋口MはRadeonユーザーのようです。
MMEについては、正直よくわかりません。
私はよく使うエフェクトであるExcellentShadow2の開発者、そぼろさんが
Radeon使いということからRadeonに合わせました。
プレゼント企画のときも痛感しましたが、
ちまたで噂の「開発者がGeforceユーザーだから」という理由が
未だによくわかりません。あれの発端はなんなんでしょうね?

以下、具体的なスコアを列挙します。
値はすべてマリエルさん再現セット。
特に付記がない限りフルスクリーン、1920x1080。

Intel Corei7 2630QM+Radeon HD6570M...5fps(1366x768)
Intel Core i3+Geforce GT430...6fps(1680x1050)
AMD A8-3850...7fps(モニタサイズ不明)
Intel Core i5-750+GTX550Ti...16-17fps
AMD Phenom II X6 1090T+Radeon HD 5670...15-20fps
Intel Celeron 1610T+Radeon HD7750...17-25fps
AMD Athlon II X2 280+Radeon HD 7750...18-31fps
AMD Athlon II X2 280+Geforce GTX650...18-31fps
AMD Phenom II X2 550(3コア化3.1GHz)+Radeon HD 6670...10-20fps
Intel Core i7 3770+Radeon HD 7750...20-34fps
CPU不明+Geforce GTX580M...22-27fps
AMD Phenom II X6 1090T+Radeon HD 5870...22-33fps
Intel Core i7 2600K+Radeon HD 7770...33fps
Intel Xeon E5-2670+NVIDIA GRID K520...37-55fps
(仕様上バーチャルマシン上で30fps以上出ていても実際に見えるのは30fpsまで)
AMD Phenom II X6 1090T+Gefroce GTX580...40fpsくらい(モニタサイズ不明)
AMD Phenom II X6 1090T+Radeon HD 7850...42-46fps
Intel Xeon E5504@3.15GHz+Radeon HD7970@1000MHz...60-63fps
Intel Core i5 2500K+Radeon HD 7870@1100MHz...57-63fps
Intel Core i7 3770K+Geforce GTX680...50-75fps
Intel Core i7 4770+Geforce GTX780...68-88fps
Intel Core i7 3770+Radeon R9 290...89-92fps
Intel Core i7 4770K+Geforce GTX780...72-114fps

出典…
【コマ送り】MMDハードウェア関連スレ【もう増やせない】
【コマ送り】MMDハードウェア関連スレ【もう増やせない】Part2
【コマ送り】MMDハードウェア関連スレ【もう増やせない】Part3
【コマ送り】MMDハードウェア関連スレ【もう増やせない】Part4

まぁ、R9 290の値を書き込んだのは私ですけど。
Geforceだから、Radeonだからってスコアは見当たらないような気がします。
両社とも値段に見合ったグラボを出しているようなので、
同じクラスならショップで安いほうを選んじゃっていいんじゃないでしょうか。

きしめんではなくマリエルさん再現セットの値を重視するのは、
MMEなし、軽量モデル、軽量ステージより
MMEあり、重量級ステージのほうがより実用上リアルな数字が出ると思ったため。
最近の構成ですとミドルロー~ミドルレンジですらきしめん100fps以上たたき出し
常駐アプリによってかなり値が左右されてしまうというのもあります。

余談。

なぜMMDで動画をアップロードすることが少ない私がこのような記事を書けるのか?
それは私の趣味の一つに
「好きなモデル・好きなモーション・好きなエフェクトを組み合わせて
再生ボタンを押すだけ」というモデル鑑賞趣味があるからです。
世の中にはこれを動画として出力し、アップロードしている人もたくさんいますが
(いわゆる流し込み動画)私はその「動画にする」という行動が非常にめんどくさいのです。
エンコードに20分30分とかけたくない。
H.264で100MB以内という必ず劣化する手法でモデルを見たくない。
ただただ、モデル鑑賞をしていたい(それも、生データで)。

つまり、私は生粋のMMDerでないが故に、
作業に十分なfps(=15fps程度と言われています)では不足で、
できるだけ高いfpsを追い求めたい。
それも、鑑賞趣味としては外せないExcellentShadow2がかかった状態で高fpsを維持したい。
というMMD本来の目的からはややはずれた欲望を実現させたいがゆえに、
MMDが動作するうえでのベストなPCスペックとは何か…を追い求めていったのです。

現在の私のPCは以下の通り。
【CPU】Core i7 3770(3.4GHz x4 \30,480)
【GPU】Radeon R9 290(4GB GDDR5 Memory R9290-4GD5 \39,999)
【Memory】16GB(8GB x2 W3U1600HQ-8GC11 \16,980)
【HDD】1TB HDD(WD10EZEX \6,180)
【ODD】なし(ポータブルDVDドライブを所持していたため \0)
【M/B】 B75-Pro3-M(\6,690)
【Case】KUROBe 3(\6,360)
【Power】RA-750(750W@80+Silver 12Vシングル60A \7,526)
【OS】Windows 8 Pro(x64 \14,980)
【Total】\129,195

マリエルさん+美影+ExcellentShadow2(中品質)で46-67fps。
予算がないため、スコアに影響がでないであろう
SSDやらM/Bやら電源・ケースは徹底的にカット。
13万円未満にしては頑張ったほうだと思いますが、
290Xに突撃してたら60fps見えたかもと思うとちょっと後悔。
リファレンスファンで夏を乗り切れるか考えてヒヨった結果がこれです。
ただし、MMDは再生時GPUフルロードなので290ですらAfterBurnerでファン調整必須。


美影厨至福のひと時。マリエルさんかわいいなぁ!


AfterBurnerは一応このような設定です。70℃以下にしたいのです…

余談2 なぜ情報のないR9 290に突っ込んだのか?

普通ならハイエンド機であればGTX780をおとなしく買えばよいのです。
しかしながら以下のベンチマークが少し気になりました。

399ドルのハイエンドGPU「Radeon R9 290」をベンチマーク

このページのDirectX 9.0cのSM3.0の項目において、
GTX780をベンチマーク上上回っていたので、性能が悪ければ1万円以上安いのだしと
自分を納得させる材料もできるのでこっちにしてみよう、という気まぐれです。
ExcellentShadow2(=SM3.0使用エフェクト)を取り敢えず突っ込む私としては、
SM3.0の性能は非常に重要でした。

余談3 AmazonにあるNVIDIA GRID機って何?
今ハードウェアスレでちょっと話題になってる
「クラウド上にある仮想ゲーミングマシン」のことで、
Intel Xeon E5-2670+NVIDIA GRID K520を$1.06/hで借りることができます。
(Asia Pacificの場合。ロケーションにより利用料金が変動)
ここのスペックシートによると、
NVIDIA GRID K520とは、Keplerコア1536個@800MHz、
GDDR5 4GBのGPUx2というスペックらしいです。
私はAsia Pacific(Tokyo)上にあるマシンを借りました。
Amazon EC2 Windows Server 2012 with NVIDIA GRID GPU Driver

実際に使ってみると、家から接続する分にはラグはほとんどありません。
まぁクラウドゲーミングやるためのサービスなんで
ラグがあったらダメなんでしょうけど。
グラボメーカー特有の不具合に遭遇した場合の
予備マシンとして活用させていただきますw

追記…詳細をここに記載しました。
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Macの話が少なめなので、補足させてください。

Macを選ぶ場合の最大の問題は、スペックとお値段です。
iMacかMac Proから選びますが、iMacではスペックが不満で、Mac Proはいいお値段です。
ガッツリやらないならiMacでもいけますが、購入時に予算の許す限りGPUを盛って下さい。
(iMacのGPUを後から変更するのは一般には無理です。)
Mac Proは何も心配はいりません。ほぼ全てのWindows PCよりスペックが高いのです。
仕事で一度触ったことがありますが、呆然とするほど動画編集が早いです。

やっぱり、お金をかけずにガッツリやりたい人はWindowsのほうがよさそうです。
新しくMacを買うついでにMMDを始めてみたい人、MMDはそこそこ使えればいい人、
お金が余っている人なら、Macでも楽しくMMDできると思います。

ついでにMacでMMDする方法を簡単にまとめたので、興味があるかたはどうぞ。
http://ch.nicovideo.jp/vidro/blomaga/ar263710
59ヶ月前
×
私もMac使い(完成品はMac、自作はWin派)なので、補足させていただきます。

現状、MacProはFirePro D300/D500/D700というGPUを搭載できますが、このGPUはRadeon HDシリーズで言うところのHD7870/HD7950未満/HD7970(280X)が2枚セットになったものです。
MMDはデュアルGPUに対応していません(K520のベンチマークより)ので、
ことMMDにおいてはGPUまるまる1つ遊んでいる状態となり、宝の持ち腐れ。
となると、その1つしか働かないGPUの性能ですが、
これは私が今使用しているPCのGPU(R9 290)とFirePro D700を比較するとR9 290のほうが
・sp数が512多く
・メモリバスが128bit分広く
・帯域幅が80GB/s分広い
です。
Mac ProはFirePro D700を搭載すると最低\428,800しますが、
それだけのお金をかけてたった\129,195のWin機に負けているようでは
「ほぼ全てのWindows PCよりスペックが高い」とはいえず、
現状のMMDにおけるMac Proのポジションは
「GPU特盛でWindowsで言うところのミドルハイ~ハイエンド機程度」がせいぜいです。

MacProで動画編集が早いのは、編集ソフトがCPU主義だからでしょう。
大抵の編集ソフトの場合、GPUはせいぜいプレビュー時にしか使ってくれません。
機嫌が悪いときにはGPU機能を有効にすると落ちる始末…
業界は最近重い腰をあげてようやくGPU活用をやりだしたようですが、
MMDのように「GPUを活用し、なおかつプレビューそのまま出てくる」状態ではない場合がほとんど。
ただし、CPUを鬼構成にできるMacProはご存知のように編集ソフトを動かすにはもってこいです。
59ヶ月前
×
うわ、申し訳ない!
そういえばデュアルGPU非対応でしたね。
普段他のソフトでレンダリングしているので完全に忘れてました。
確かにそれだとMMDには微妙です。
素早いご指摘ありがとうございます。
ThunderboltのPCIe変換アダプタが一般に出回れば、
iMacや場合によってはMac miniも候補に入るんですが、
いつまで経っても人柱向けで、一体いつ出てくるのやら。

今のMacProで動画編集というと本家Final Cut Proが多いと思います。
リリース時に(今も?)デュアルGPU対応してるのがコレしかなかったので。
うちもそうですが、4K編集用の導入だと、GPU対応は必須です。
プレビューのみ対応のソフトが多いのは、まぁ、仕方がないというか、
動画レンダリングでMMDみたいにグラフィックAPIを使うととんでもないことになるので、
プレビューのみ対応するか、全部GPGPUで実装するかという話になります。
GPGPUはまだ安定しないので、各社様子見なんではないでしょうか。
それなりのスタジオだとレンダリングやエンコードは専用ハード任せなので必要ないですし。
その辺拘らなくていいフリーソフトのほうがGPU対応は早いかもしれません。
59ヶ月前
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