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新たなオーディオ沼「オペアンプ」の世界へ…
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新たなオーディオ沼「オペアンプ」の世界へ…

2017-07-22 01:15

    ご無沙汰しております…
    こんばんは、K-Yamaです。飛龍さんと結婚したい、K-Yamaです。

    さて、過日に某ネット通販で偶然見掛けたfinalのLAB1の凄さを伝えたくて突発的に始めたこのオーディオ関係のブログですが、ホントに久々の更新となります。

    前回の投稿から早数ヶ月…その間私は何をしていたかというと、もちろんオーディオ関係のものを色々買い集めたり試したりしていました。そして、あるオーディオ関係の“パーツ”の沼にハマってしまいました。











    写真中央に映っている、黒い、四角いICチップ。これこそが、今自分がハマっているパーツ「オペアンプ」です。オーディオ界隈ではソケット式オペアンプを採用しているヘッドホンアンプやDACでオペアンプを差し替えて音の違いを楽しむ方が居らっしゃいますが、自分もすっかりハマってしまいました。

    キッカケは「USB DAC」に興味を持ち始めたこと。finalの平面磁界振動板ヘッドホンが初お目見えした時の試聴会の環境が「MacBook + CHORD DAVE」というとてつもなくハイスペックな環境でした。それまで自分は、PCが高周波ノイズ源であること、そしてそれが音に悪影響を及ぼすことからUSB DACにあまり良い印象を持っていなかったのですが、その悪い印象が一気に音を立てて崩れた瞬間でした。

    こうしてUSB DACに興味を持ち始める中で、自分が買ったUSB DACが「FOSTEX HP-A3」でした。amazonで値引きされており、国産メーカーで比較的手軽に買える機種ということもありましたが、HP-A3を選んだ理由はもう一つありました。

    それこそが「オペアンプ交換ができる」ことでした。

    もちろん分解行為なので、メーカーのサポートは受けられなくなります。前々からオペアンプ交換は気になっていたけど、失敗して壊してしまうのも嫌だと思い「だったら安いので練習すれば良いじゃない」ということになり、色々と探していくうちにamazonで見つけたのが、先ほど冒頭で登場したFX-AUDIO製の「DAC-X4J」でした。いわゆる中華DACですが「DAC-X4J」については日本の「ノースフラットジャパン」というところが設計や品質管理を行なっていることもあり、それほど不安要素はありませんでした。ノイズが少なく、オペアンプを交換した音の変化も分かりやすく、思っていたよりもずっと素性の良いUSB DACでした。電源供給は基本ACアダプターですが、amazonなどで売っているUSBの5Vを12Vまで昇圧するアダプターがあれば、モバイルバッテリーと組み合わせてポータブルDACとしての運用も可能です。オススメです。




    さて…この積み上がったプラスチックケースの中には数多くのオペアンプが入っています。主に2回路ものですが、最近は1回路のオペアンプ2つを2回路に変換する基盤も手に入れたので1回路ものにも手を出しつつあります。現行品、オーディオ用はもちろん、オーディオ用ではない汎用品から今ではもう入手困難なディスコン品、ヴィンテージものまで…数えてみたら、手持ちのオペアンプの種類は既に90に達していましたw どうしてこうなったw







    手持ちのオペアンプをいくつか並べてみました。いくつかレアなものも入っています。




    写真左はエフェクターなどの業界でも評判の良い、新日本無線の「NJM4558(艶あり)」写真右、SONYのロゴがデカデカと刻まれたオペアンプが「CXA4558」です。「4558」は元々レイセオン社が作ったオペアンプでオーディオ用の一つの定番となっているのですが、定番故か各社が数多くのセカンドソース品(純粋なコピーではなく、スペックが改良されている場合もありますが)を作っています。


    この写真の手前に映っている日立の「HA17458」も、型番から4558ベースなのではないかと思われます。今日本のオペアンプメーカーは新日本無線など数少なくなってしまいましたが、先に登場したSONYを始め、Panasonic、東芝、日立、NEC、三菱、三洋など、かつては主要な家電メーカー各社が自社でオペアンプを作っていました。SONYは言わずもがな、オーディオ機器メーカーとして確固たるブランドを持っていますが、他にもPanasonicはTechnicsやRAMSA、東芝はAUREX、三菱はDIATONEと、オーディオ機器のブランドを持っているところがオペアンプを作っているという事実も興味深いところです。

    そんな数あるオペアンプの中で、自分を「オペアンプ沼」へと引き込んだ元凶となるオペアンプを紹介したいと思います。




    これです。これも4558シリーズの一つで、日本のROHM社が作っている2回路のオペアンプ「BA4558」です。自分がオペアンプ収集を始めたばかりの時、地元の小さな電子部品屋で「とにかく色々なオペアンプを試したい」と、電子部品や電子回路の知識ゼロの自分がスマホを片手に英語のスペックシートを見ながらオペアンプを漁っていた時に見つけたオペアンプの一つでした。

    正直このオペアンプは、評判等をネット上で検索を掛けても、まず出ることのないオペアンプです。オーディオ用としては新日本無線の「MUSESシリーズ」や、BarBrownの「OPA2604」、Analog Devicesの「OP275GP」などの方がずっとメジャーな存在…ROHMの「BA4558」はオペアンプの中でもかなりマイナーな存在だと思います。

    しかし、この「BA4558」には、他のオペアンプと比べても数少ない特長を持っていました。それは「サウンドステージの広さ」です。

    オペアンプ検証の際には基本的に、スタジオ用モニタヘッドホンの代表とも言える「SONY CD900ST」を用いて行っています。CD900STは元々がそれほどサウンドステージが広くないヘッドホンなのですが…そのCD900STで聴いた時も

    「音を左右限界まで振った時、ハウジングの外の辺りから聴こえる」

    ほどのサウンドステージの広さを発揮したのです。

    “オーディオはスペックも大事だが、スペックだけでは語れない部分もある。スペック一辺倒に陥ってはいけない。”

    finalのイヤホン組み立て教室などで得たオーディオ理論が頭にあった自分は、オペアンプにも同じことが言えるのではないかと思い、ネット上の評判等抜きで、とにかく色々なオペアンプを聴き比べるようになっていました。もちろん技術的な意味で、現行品のオペアンプの方がスペックの上では良いのは分かっています。しかしそんな中でこの「BA4558」と出会ったことで「やっぱりオペアンプにも隠れた名機があるんだ!」という確信が持てました。

    オペアンプにも色々な用途や種類がありますし、そもそも今回自分が集めた8PinのPDIPのICチップはオペアンプ以外にも色々あるので、時に失敗もしました。USB DACと相性が合わず音割れしてしまったり、オペアンプではなくて間違ってパワーアンプのICを買ってしまったり、オペアンプだと思っていたICチップが全然違う用途のチップで、取り付けたところものすごい発熱を起こして指を火傷したこともありましたw でも、田舎の小さな電子部品屋に通ったり、通販で昔のオペアンプを見つけ出してはUSB DACに差し替えて聴いてみる…この一連の行動は自分にとって「宝探し」のような楽しさがありました。

    「まだ誰も注目していないけど、素晴らしいオペアンプがきっとあるハズ…!」

    そんな気持ちでした。実際にBA4558以外にも素晴らしい特長を持ったオペアンプがいくつかありました。その話は、(あれば)また別の機会に…。

    …この記事を見て「オペアンプ交換をやってみたい!」と思われた方は、次のことに注意をした上で
    “自己責任で”
    楽しんで下さいね。

    1.オペアンプ交換はDACやヘッドホンアンプの筐体を分解する行為なので“メーカーのサポートが受けられなくなります”。

    2.最低限、交換しようとしているオペアンプの仕様(何Pinか、SOPやDIP、何回路入りか)は把握しておきましょう。

    3.オペアンプかどうか分からないチップは型番からググってスペックシートを読みましょう。ピンアサインと回路図が必ず載っています。高校程度の英語を心得ていると尚良いです(大半のスペックシートが英語表記のため)。

    4.ICチップは扱い方次第で発熱を起こしたりする可能性があり、最悪DACやヘッドホンアンプ自体はもちろん、意図せぬ大音量のノイズによりヘッドホン・イヤホンを破損させてしまう可能性があります。音が出なかったり「何かおかしい」と思ったらすぐにDACやヘッドホンアンプの電源を切って被害を最小限に抑えましょう(ちなみに、意図せぬ大きな入力が発生した場合にも耐えられるヘッドホンという意味でも、オペアンプ検証にはCD900STを使用しています)。

    …そんなわけで、これからもオペアンプ収集は続けようかと思いますが、キリの良いところで100まで行ったら一区切りかな…とも思っています。でもきっともうちょっと続けるんだろうな…だって、ヘッドホンやイヤホン変えるよりも単価が安いしスペースもそんなに取らないんだもん…。

    …ちなみに、オペアンプ収集をしてる方達のオフ会なんて…あるのかしらん。

    以上、K-Yamaでした。


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