新しい時代のアニメの商売のあり方
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新しい時代のアニメの商売のあり方

2016-07-02 20:36
     さて、今回は、前回の「アニメの円盤商法の時代は終わりを告げるのか?」の続きになります。

     今のところはまだどうにかやっているブルーレイやDVDなど(いわゆる円盤)を売って利益をあげる方法ですが、これがいつ崩壊するかはわかりません。
     そうなる前に対策が必要でしょう。


     そして、その対策とは…
     ズバリ!インターネットを使ったアニメの有料配信です!
     ところが、これも当初はうまくいきませんでした。だって、高いんだもの。
     アニメ1話が50円や100円くらいなら見てくれる人もいるでしょうが、200円も300円もするとなると、1クール見るだけでも結構な額になります。1クールに何本もの作品を見ようと思ったら、それだけでも簡単に1万円を超えてしまいます。
     これでは、なかなかお客さんがつかないのも当然のことと言えるでしょう。


     そこで登場したのが、月額定額制のサービス!
     毎月いくらかのお金を払うだけで、配信されているアニメが見放題!これならば、負担はそんなに大きくないはず。


     考えてみると、これって凄くあたりまえのことだともいえるのです。
     たとえば、映画ならば、映画館に入る時に入場料を払いますよね?レンタルにしたって、先にお金を払ってから作品を見る。
     
     むしろ、これまでの方が異常だった。先に無料で見てもらって、気に入った人だけお金を払ってブルーレイやDVDを購入する。
     結果、少数の人たちが大勢の分まで負担する事態になってしまっていた。
     だから、不公平なことになってしまっていたわけです。

     これからはアニメを見るにもお金を払ってもらう時代!
     ただし、ほんのちょっとだけね。月に500円~1000円程度であれば、誰でも払うことができるでしょう。中学生や高校生のおこづかいでも大丈夫!
     これまで、1部のアニメファンが大勢の無料で見ている層の料金まで支払っていた状態を解消し、全員がちょっとずつお金を出すことで不公平さを改善できるわけです。


             *

     それでは、このやり方の利点をもうちょっと具体的に見ていきましょう。

     試しに月額の料金を400円として計算してみます。
     このサービスを500万人の会員が利用したと考えると?


     1クール3ヶ月として…
     400円×500万人×3ヶ月=60億円


     1クールのアニメを作るのにかかるお金が、大体2億円程度だそうです。60億円もあれば、2億円のアニメが30本作れる計算になります。
     もちろん、配信サイトにもいろいろと経費がかかるでしょうから、これらを全て使うことはできないでしょう。
     仮に配信サイトと制作会社で半分ずつにするとしても、30本のアニメ作品に1億円ずつ配れる計算になります。

     会員数が1000万人に達すれば、60本のアニメに1億円ずつ配れます。これは、現在1クールに作られているアニメ作品の数に匹敵します。

     ちなみにアニメ配信サイトのdアニメストアが、現在200万人を超える会員数。
     Netflix (ネットフリックス)は、アニメだけを配信しているわけではありませんが、全世界での会員数が6500万人だそうです。
     ね?結構現実的な数字に思えませんか?


     さらにいえば、そこからブルーレイやDVD、あるいは関連グッズなどを売って利益をあげれば、短期間に制作費を回収するのも夢ではないはず。
     つまり、これまでメインとしていた円盤商法の地位を定額のアニメ配信サービスに譲り、補助的な役割として収入を補う役割に代える。
     これならば、善意に頼った危うい商売ではなくなります。しかも、最低限の収入を確保しつつ、うまくすれば制作費を大きく上回る売り上げをあげることもできるはずです。


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