アニメ制作のシステム化(アニメ哲学)
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アニメ制作のシステム化(アニメ哲学)

2016-10-05 18:29
     さて、今回は「100点中何点のカットをあげてきたら満足できるのか?」から、さらに話を進めてみましょう。

     「ラッシュルーム」の前回の放送でも、松浦さんがちょっと触れていますが…
    「50点の絵を作るようなシステムを作り上げても仕方がなくて、いかに100点に近い絵を常に作れるようなシステムを作り上げるのか?」
     これが重要になってくるわけです。

     この辺、サンジゲンはしっかりした会社で。

     アニメーターというのは、放っておくと上手い人とヘタな人の差がどんどん広がっていくと思うのですが。それを極力なくすというか、「最低限、誰もが一定のクオリティ(それも、かなりレベルが高い)を維持していて、技術力のある人は物凄く上手い!」ということが実現できている。
     つまり、人を育てるシステムを構築するのが上手い会社というわけです。

     この辺りのコトは、「アニメビジエンス」というアニメ専門誌のvol.10を読んでいただきたいのですが。これ、ページ数の割にちょっと値段が高いんですよね…
     でも、この号は松浦さんのインタビューがガッツリ載っていて、サンジゲンというアニメ制作会社のシステムがいかに優秀かということが詳細に説明されているので、ブブキファン・サンジゲンファンなら必携本です!他にもポリゴン・ピクチュアズの特集とかもあるので、CGアニメに興味ある人ならお買い得かと。

     
     で、“常に100点に近い絵(場合によっては100点以上)を作り続ける”には、何が大切なのか?
     1つには、環境だと思うんですよね。人々が安心して働ける環境。それは、フリーでなく正社員として雇うとか。福利厚生がしっかりしているとか。忙しい時期は仕方がないとしても、年間を通して労働時間が極端に長くならないようにするとか。ま、そういった環境作りです。
     やっぱり、心が安定していないと、仕事にも集中できないでしょうから。


     もう1つには、人を育てる仕組み。これも、ある意味で環境作りだと言えるのですが…
     “いかに得意分野を伸ばしてあげられるか?”
     “逆に、苦手分野を克服できるようになるか?”
     こういうのは、普段から意識してやっていないと、なかなかできないコトで。目の前の仕事をあげるのに精一杯という状態が続くと、ただ仕事をするだけになってしまいがちです。
     なので、アニメーター本人の意識もそうですし、いかに上の立場の人が目をかけてあげられるかにかかってくるでしょう。


     この辺を上手くシステム化しているアニメ制作会社が、これから伸びてくるのではないかと思います。

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