花は群生する ~人と協力することの偉大さを知っている人~
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花は群生する ~人と協力することの偉大さを知っている人~

2018-06-08 18:10
  • 5

今回も、アニメ制作会社「サンジゲン」を立ち上げた松浦さんのお話です。

サンジゲンの松浦さんの能力。それは「人と協力することを知っている」というものです。

その特性は植物。それも、木ではなく花や草。

花は群生します。つまり、自分1人ではなくて周りの人たちと協力して力を発揮するタイプ。

松浦さんも若い頃は1人で努力して、他の人の力を借りずにがんばっていたそうです。

ところが、現在では多くの人と力を合わせて会社を回す道を選んでいます。

きっと、人生のどこかの地点で1人の力の限界を感じたのでしょう。

そして、その選択はまさに大正解であったと言えます。なぜなら、松浦さんは「人の良い面を見るのが得意な人」だからです。

さらに、その人に足りないものを見抜き、その人の将来のために必要なマイルストーンを設置してあげることもできます。

そうやって他の人の成長を手助けし成功させてあげることで、松浦さん自身の評価も上がることを知っているのです。

         *

話は少し変わりますが、数日前に公開した「一流の人は、常に能力を上げ続けることを忘れない」という記事について。

コメント欄に「その行為は、人としてどうなんだ?」とか「人格者ではない」といった意見が散見されますが…

松浦さんは人格者ですよ。それも、かなりのものです。

そりゃ、ヘイヨーさんの文章の書き方も悪かったかもしれないけれど(ちょっと冗談めかしてエピソードの部分を大げさに語っちゃったので…)

実際には、皆さんの持っているイメージとはかなり違っています。

確かに、仕事大好き人間なのでいくらか家庭をないがしろにしていた部分はあるでしょう。おかげで、家族の方は寂しい思いをしていた時もあったはず。

けれども、これだけは声を大にして断言できます。

「松浦さんは人格者である!」と。

         *

松浦さんが人格者であることを証明するために、いくつかエピソードを紹介させていただきたいと思います。

たとえば、サンジゲンには「セルルックアニメの作り方を教えてください」と、他のアニメ制作会社の人がよくやって来るそうです。
※「セルルックアニメ」というのは、CGで作られているにも関わらず、さも手描きのアニメであるかのように表現するアニメの作り方。

そこで、断ることだってできるんですよ。

「いやいや、自社の秘密は明かせません。自分で研究してください」と。

だって、自分の会社の技術を他社に提供したら損だもの。

これまで長い年月と努力を重ねて蓄積してきた技術やノウハウを簡単に明かしてしまえば、短期間で差を詰められてしまいます。

そうしたら、サンジゲンに仕事が来なくなってしまうかもしれないし、単価だって安くなってしまう可能性もあるわけです。

ところが、松浦さんは惜しげもなく情報を提供する。知ってることをみんな教えてあげる。

それは「アニメ業界全体がレベルアップして欲しい」「各アニメ制作会社が作品のクオリティをアップして、みんながもっといいアニメを見れるようにして欲しい」という願いからですよ。

ムチャクチャスケールの大きな人です!


あるいは、毎週ラッシュルームを配信してくれてるのだってそうですよ。

この番組を作るのに、結構な時間と労力がかかっているはずです。それはイコールお金でもあります。

松浦さんのお給料がどのくらいかは知りませんが、時給に換算すれば数千円にはなるでしょう。他のスタッフだってそうです。

その時間を使って、自分の仕事をすればいいんだもの。その方がよっぽど自分の会社のためになるのだから。

ところが、わざわざ時間と労力とお金をさいてまで、無料の動画を毎週作って配信してくれている。

なぜか?

それは「若い人たちやこれからアニメ業界・CG業界を目指す人たち、あるいは一般のアニメファンの人たちに、ちょっとでもアニメについて学んで欲しい。成長して欲しい!」という思いからですよ。

この人が人格者でなくて、誰が人格者なのかと問いたい!

そりゃ、聖人君子とまではいかないかもしれないけれど、ちょっと周りを見渡してもここまでの人はそうはいませんよ。

そこだけは勘違いしないでいただきたいなと思います。


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私も会社の経営者でいろんな人と会うけど、残念ながら「良い人」なんて本当に一握り…
良い所を見て相手を信用して協力しようとしても、上手く騙して利用してポイ捨てすれば良いなんて人が多すぎるよ…
13ヶ月前
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友達なの?
13ヶ月前
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>☆みさちゅ☆さん
そうですね。そこのところは、なかなか難しいところで。
信じていた人に裏切られても、騙されても、また信じるというか。いろいろな人とつき合っていく内に本当に信じられる人を見つけていくのが良いのではないかと思います。

あと、全面的に信用しすぎるのもいけないのかも。
真の意味で相手を信用するというのは、「いや、待てよ」「どこか違うんじゃないか?」と疑うことも必要で。
信じたり疑ったりを繰り返している内に、徐々に信頼関係を築いていくものなのではないでしょうか?

>泡菜さん
友達…ではないですね。
なんというか、遠くにいるのにすごく近くにいるような。ある意味近くにいる人よりもよく気持ちがわかるというか。奇妙な縁です。
13ヶ月前
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そんなことしたら業界全体への作画要求圧力が更に高まってしまうのでは?
そんなことより、もういい加減クォリティは今のレベルでいいから、労力を削減するか人件費を上げるかアニメの本数減らす事を考えないとこの業界死ぬと思うんですけど。今中国の制作会社のレベルが急速に上がってますよね?松浦さんの公開した技術で成長した中国の会社が丸ごと日本の製作委員会から仕事を引き受けるようになったらどうするの?仕事なくなるよ?
善意の行いが必ずしも善行とは限らないよ・・・ってここで言ってもしょうがないか
13ヶ月前
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>風野妖一郎さん
これですね。時間の問題だと思うんですよ。
たとえば、電化製品など他の業界でもそうなんですけど。技術っていうのは、時と共にいずれは伝わってしまうものなのです。
だったら、さっさと公開してみんなで共有した方が実は賢いやり方かもしれなくて。
そうすることによって、お互いが切磋琢磨し合ってさらに技術力が上がる可能性の方が高いのです。

あと、アニメのクオリティを落とすとか本数を減らすというのは1つの手だとは思うのですが、それはまた別の問題で。
業界全体の技術レベルが上がってからでも、いくらでもできることなんですよね。

おそらく中国はこれからアニメをどんどん作っていくでしょう。
けれど、それも止められない流れであって、誰が技術を隠そうが公開しようがいずれはそうなりますよ。違いがあるとしてもわずか数年程度でしょうから。
それくらい現在の進歩のスピードは速くなっているのです。
13ヶ月前
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