やさしい経営者
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

やさしい経営者

2018-12-14 17:44
    ヘイヨーさんには夢があります。
    「ブブキ・ブランキ」というアニメの続編を生きている間に見るという夢です。
    それも制作するのはサンジゲン。他のアニメ制作会社は考えられません。
    かつてのブブキのスタッフを総動員して、さらに新たにサンジゲンに加わった人たちと共に作られたスーパーパワーアップしたブブキの続編を死ぬまでに必ず見る!
    そういう夢です。

    人々は酔狂な夢だと笑うかもしれないけれど、ヘイヨーさんは心の底から本気でこの夢を信じています。その為の準備も(勝手に)着々と進めています。
    そして、サンジゲンという会社は夢を現実に変えられる会社です。人々の夢や情熱を原動力に、次々に不可能とも思える偉業を達成したきた会社。
    夢を見ることは誰にでもできるし、現実に社会に生きている人たちも大勢います。けれども、その両方を持った人や会社は数が少ない。その両方を持っているのがサンジゲンです。

    なので、その夢を信じて今日も待っています。
    ブブキの続編製作が発表される日を今か今かと待っています。

    ところが、最近その夢に対する雲行きがちょっぴり怪しくなってきました。
    サンジゲンを退職する人の数が増えてきているからです。ヘイヨーさんが知っているだけでも、この1年で3人はいます。それも有能な人ばかり。知らない人も入れれば、きっともっといるはずです。

    ここでヘイヨーさんが1つ勘違いしていたことがあります。
    「会社というのは、どんどん大きくなる一方で縮小することはない」というものです。
    ところが、実際にはそうではありませんでした。
    この3年の間にもサンジゲンを去っていく人たちが何人もいました。
    ブブキを作っていたスタッフがどんどん抜けていく現状はとても寂しいです。

    だからといって会社が危ないとかそういうことではありません。
    特にアニメ業界やゲーム業界は人の出入りが激しいと聞きます。だから、これが普通の現象なのでしょう。
    また心配する必要がない理由がもう1つあります。去っていく人がいる一方で、新しく才能あふれる人たちも大勢入ってきているからです。
    「会社は大きくなったり小さくなったりするものである」
    これが正解だったのです。

    サンジゲンのトップに立っている松浦さんは非常に優秀な経営者です。
    船にたとえるなら船長です。松浦船長を先頭に、サンジゲン号は人類未踏の地を目指して今日も順調に航海を続けています。きっと、これからも新しい島や大陸を次々と発見していくことでしょう。

    ただ、その過程で多くの船員が船を降りていっていることもまた事実。
    理由は様々でしょうが、みんな何かしらの不満があったのでしょう。
    おそらく、理由の内の1つは労働環境にあると思います。お給料が少ないとか、労働時間が長いとかそういったものです。

             *

    サンジゲンは創業時の夢は達成したといえます。
    「セルルックのCGアニメで、作画のアニメと同等かそれ以上の表現をする」という夢です。
    これから何を目指すのかはわかりませんが、松浦さんの夢の1つに「社員数1000人、アニメの制作ラインを20ラインにする」というものがあります。
    ただし、このままだとその夢を達成するには時間がかかるのではないかと思います。なぜかというと、入ってくる人がたくさんいる一方で出ていく人も大勢いるからです。
    会社が大きくなったり小さくなったりを繰り返しながら徐々に拡大していくのでは、どうしても時間がかかります。

    これから松浦さんは、やさしい経営者を目指すべきだと思います。
    おもしろい仕事をやるだけではなく、働いている人たちが負担なく働けて、持っている才能やパフォーマンスを100%発揮できる環境を作ってあげられる経営者です。
    そうすれば自然と人は集まってきます。必死になって募集などかけずとも、どこからか聞きつけてきた有能な人たちが大勢集まってくるはずです。

    「サンジゲン、最近は働きやすくなったらしいよ」という噂が広まれば、必ずやって来ます。会社を去っていった人たちも戻ってきてくれるかもしれません。

             *

    もう1つ個人的に、ブブキ・ブランキとサンジゲンと松浦さんにはこの3年間で多くのものを学ばせてもらいました。

    たとえば、インターネット上で配信されてきた「ウルトラスーパーチャンネル」「ラッシュルーム」それから松浦さんの著書「アニメを3D(サンジゲン)に! 」などです。

    そこには感謝しかありません。
    そして、「今こそ恩返しの時だ!」と感じたので、この文章を書きます。
    ただし、その過程で厳しいこともいくつか言わなければなりません。現在のサンジゲンの弱点も露呈することになります。

    未来の成功のためにという思いで書きますが、結果的には恩を仇で返すような事態になってしまうかもしれません。
    なので、書くかどうか1年近くも迷ったのですが、さすがに見過ごせない事態になってきたので、思い切って書かせていただきます。

    また今回の記事はヘイヨーさんが大好きだという理由でサンジゲンの話題が多めになっていますが、大なり小なり他の会社にも共通する問題点が含まれているはずです。アニメ制作会社やゲーム制作会社はもちろんのこと、全然別の業種も含めて。
    なので、全然関係ない人たちが読んでも何かしら考えたり学んだりできることがあると思います。

    それでは、前置きが長くなってしまいましたが、具体的な話は次回から始めます。
    超長い文章になると思うので覚悟しておいてください。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。