「歯の虫」(夢見市に伝わる恐い話)
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「歯の虫」(夢見市に伝わる恐い話)

2013-07-23 19:33
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 今回のお話は、別にむか~しむかしの話じゃありません。いま~いまのお話です。

 ヘイヨーさんは、毎年1度は歯医者さんに通っています。虫歯になったからではありません。虫歯にならないように通うのです。

 以前に、1度(…というか何度も)大きな虫歯になってしまって、痛い目に遭ったコトがあるからです。多い時には、3~4ヶ月に1度くらい歯医者さんに通っていました。虫歯にならない為。予防の為。検査と歯のお掃除の為に。
 それが、いつの間にか半年に1度になり、1年に1度になってしまいました。ちょっと油断してるかも?

 今回、そんなヘイヨーさんに活を入れる出来事がありました。
 歯医者さんの予約を取って、当日時間通りに(…というか、5分くらい前に)歯医者さんに到着しました。そこで、隣に座ったおばあさんに話しかけられました。
「お若いの。虫歯かい?」

「いえ、そういうわけじゃないんですけど。虫歯にならない為に検査と歯のお掃除をしてもらいに来たんです」
 そう、ヘイヨーさんは答えました。
「そうかい。それは、感心じゃね。わしゃ、若い頃に歯をおろそかにしたばっかりに、ホレ、こんな風になってしもうた」
 …と言って、あんぐりと開けたおばあさんの口の中を覗くと、あっちこっち虫歯の治療だらけ。
「こんなにならんように、気をつけなさいよ」
 そう、忠告されました。

 その後、歯医者さんに歯を診てもらってから、異常なしと診断されて、その話をしてみました。すると、歯医者さんから意外な答が。
「それは、まだマシな方だね」
「え?そうなんですか?」

「そうだよ。ほんとに恐いのは虫歯なんかじゃないからね。虫歯ならば、痛くなってから治療しても何とかなるコトが多い。でも、歯周病はそうはいかない。気づいた時には手遅れなんてコトもよくあるんだ。世の中にはね、虫歯になりにくい体質の人というのがいてね。そういう人が『自分は虫歯にはならないから』と言って油断して、全然、歯を磨かないでいると…」
 そう言って、歯医者さんが奥から取り出してきて見せてくれた写真は、目を背けたくなるようなものでした…
 それはもう悲惨なものでした。ボロボロになった歯の写真。歯ぐきは痩せ衰え、あちこちの歯が抜け落ち、手の施しようがない状態のものまで。
「もちろん、虫歯も恐いんだけど。こうならない為にも、ハミガキは大切なんだよ。それも、正しいやり方のハミガキがね」

 それを聞いて、ハミガキだけは正しく続けようと心に誓ったヘイヨーさんなのでした。

 最後に、歯医者さんの言葉でしめたいと思います。
「夢見市では、年に1度の歯科検診をおすすめしております。できれば、半年に1度程度は通った方がいいね」


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虫歯になりにくい人っているらしいですねぇ。唾液のアルカリ性が強いだとかなんとか。僕の唾液はさらさらしてるので虫歯になりやすかったりします。
虫歯にならないという傲りから、歯を磨かないで居るとボロボロになる。なんというか、うん、傲りから努力を怠るようになると、別の事でボディブロー食らう、そんな事を考えました。
73ヶ月前
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 なんか、聞いた話によると、子供の頃に虫歯菌をもらわなかった人は、一生虫歯にならないんだって。でも、歯周病にはなるみたい。
 何でも、そうだよね。油断してると、別の方向から攻撃を食らって沈んでしまう。常に油断せずに生きていくようにしないとね。
73ヶ月前
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