「中国で農民を都市民に変える大実験」(ドキュメンタリー)
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「中国で農民を都市民に変える大実験」(ドキュメンタリー)

2013-10-23 23:52
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 ちょっと前にNHKスペシャルで「中国激動 空前の農民大移動」という番組を放送していて、結構興味深い内容だったので、そのまとめ。

 中国には“農民”という戸籍と“都市民”という戸籍があります。
 それぞれの特徴は、こんな感じ。
 農民:土地を耕作する権利があるが、都市部には住めない。
 都市民:都市に住めるようになり様々な保障が受けられるようになるが、農地を耕すコトはできなくなる。

 現在、中国では都市民4億人。農民9億人という割合です。それを2030年には、都市民10億人、農民3億人に変える予定なのだそうです。
 結構、急ピッチですね。

 中国に重慶という街があって、まずはそこで大量の農民を都市民に変えようとする実験が行われているそうです。それが上手くいったら、全国に広げていこう、と。

 基本的な計画としては、現在、農地になっている土地を再開発し、高いマンションをいくつも建て、農民として暮らしていた人たちに住んでもらいます。そうして、街の側に巨大な企業を誘致して、働いてもらうというもの。
 もちろん、農民として働いていた人たちには立ち退いてもらい、農業もやめて新しい仕事に就いてもらうコトになります。


 それが理想なんだけど、実際どうなってるかというと…
 企業の誘致があまり上手くいっていません。マンションは、着々と建設されていくんだけど、いくら住む場所ができても働く場所がなければ、どうしようもありません。


 また、農業を続けたいという人たちからも、不満の声が漏れ始めています。
 自分で畑を耕して農作物を育て、自給自足の生活をしていて、お酒なんかも自家製で作ったりしている人がいるんだけど。そういう人たちは、ほとんど全くお金を使わなくても生きていける。質素ではあるけれど、畑を耕して生きていきたいと思っている。いまさら、仕事を変えても適応できるとは限らない。まして、その仕事もあまりないという。

 特に、40代・50代といった年齢の高い人たちは、仕事にありつける可能性が非常に低い。前にも別の記事でちょっと書いたけれど、学生ですら就職先に困っている。まして、年齢の高い人たちは、仕事を選ばなくても働く場所がない。
 これでは、せっかく農民から都市民になったて、様々な保障を受けられるようになったとしても、収入が全くないので生きていけなくなるわけです。


 というわけで、今の所、あんまり上手くいっていないみたいです。
 さて、今後、どうなることやら?


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 面白い話ですね。変な戸籍制度ですね。

 農民といっても日本のように整備された農業をしているわけでもないでしょう。それをにわかに都市民、工場仕事に切り替わったところで、果たしてそれについて行けるほど順応性があるとは到底思えませんね。連日大気汚染や突貫工事による建造物の崩落、人の命の安さが耳に入ってきます。  中国はもっと根底から見直さないと進化出来ないと思います。
 
 質のいい農業改革や土地改良といった方面に目を向けてもらったほうがいいと私は思うのですが。無駄に人口多いし自国養うには苦労してるはず。日本人だって食料品に関して相当頼ってるわけですし。  国がかわれば考えも違ってくるのでなんとも言えませんけどね。
69ヶ月前
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 そうそう。中国の農業はまだまだ近代化していなくて、昔ながらの手作業で農地を耕している人も多いらしいです(中には大きな機械を使ったりして、大規模にやってる人もいるのかも知れないけど)
 ただ、日本みたいに効率のいい農業をやるようになれば、農業をやる人の人数はあまり要らなくなるはずなので、基本的な方針としては悪くないと思うんですよね。あまりにも急ピッチ過ぎるだけで。

 確かに、公害の問題や建築技術の問題も大きいですね。
 その辺も、国同士が仲良くして、日本が技術的したりすれば10年くらいで解決すると思うんだけど。他の国に攻めこむようなコトをしてるようじゃ、難しそうですね。
 中国は潜在的な可能性はかなりあると思うんだけど、根本的な政策に大きな穴があるように思います。
69ヶ月前
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NHKの大ドキュメンタリー「激流中国」から数年経って、今年は同じNHKスペシャルから「中国激動」シリーズが出てますね。去年の国交正常化特集もそうだったけど、NHKの中国ドキュメンタリーは一際気合いが入ってる印象w

①重慶市をめぐっては、農民の都市戸籍取得や外資の呼び込みを進めて高成長を達成した薄熙来(前重慶市党書記)を失脚させて、その経済社会政策の手法だけは大いに見習う(丸パクリ)どころか、全国の都市化モデルに応用しようとしています。②広東省では従来型の改革が進められていますが、改革開放の始まりの地で日本企業も進出しまくってるような超先進地域が、これから都市化を本格的に進めようとする中国「全土」の成長モデルになるかというと、よく分かりません。③最近話題の上海自由特区では、上の二つとは比較にならないほどの、自由化の大実験が行われています。

①と②は、どちらにしても戸籍制度の改革は必至でしょうが、これまで通り「超々先進地域」が全土を引っ張るか(限界気味)、それとも全土にそれなりに発展した大都市を多数作るかを選ぶための実験かもしれません。広東省に胡春華、重慶市に孫政才がそれぞれ党委書記に充てられており、より大きな成功を収めた方が、自らの成長モデルを引っ提げて2023年に国家主席になります。③は習近平主席の前任地なので、(江沢民の顔色を窺いながら)ある意味これまでの中国を否定するような、過激なイデオロギー的実験にも手が出せているようです。

農民を出稼ぎ労働者ではなく都市民として定住させるのなら、重慶市のモデル(薄熙来ー孫政才)に注目したいですけど、「中国激動」ではさっそく疑問符付けられてるんですね・・・。
69ヶ月前
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 「激流中国」もよかったね~!!「小皇帝」の回とか「病院大行列」の回とか、今でも覚えてる!

 さすがに、少数の都市で中国全部を支えるのは無理があるし、同じような都市をいくつも作ろうってコトなんじゃないかな~?でも、いきなり上手くいかない可能性もあるけど。
 農民の数を減らして、工場労働者なんかを増やそうっていう基本的な考え方自体はいいと思うんだけど。

 上海は、かなり発展してるらしいね。やっぱり、政策が上手くいってるんだろうね。あまりにも高いビルを建てすぎて、ちょっと恐くはあるけど。

 香港のドキュメンタリーも、よく見かけるんだけど、アレもおもしろいんだよね~
 元々、中国から離れて統治されてたから、文化とか考え方が全然違ってておもしいろい!中国本土の人たちよりも、日本とか他の国に考え方が近くて、よく対立を起こしてる。で、そこから協調を目指すんだけど、その辺の葛藤がいいよ~
69ヶ月前
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